著者
斎藤 綾乃 鈴木 浩明 藤浪 浩平 村越 暁子 松岡 茂樹 平井 俊江 斉藤 和彦 西垣 昌司
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.231-240, 2008-08-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
21
被引用文献数
2 3

列車の振動環境下における適切な縦手すりと吊り手の径を検討した. 79名の被験者を, 59歳以下 (非高齢群) と60歳以上 (高齢群) に分けた. 縦手すりの径5水準, 滑り止め加工3種類, 吊り手の径6水準を評価した. 縦手すりの使いやすい径はステンレス (SUS) では28~38mm程度であり, 滑り止め加工の場合は40mmも使いやすいと評価された. 使いやすい径は, 年齢による大きな違いはみられず, 手のサイズ (握り内径) による違いがみられた. 吊り手の使いやすい径は18~29mm程度で25mmが最良であり, 縦手すりより細かった.
著者
鈴木 啓三
出版者
京都大學經濟學會
雑誌
経済論叢 (ISSN:00130273)
巻号頁・発行日
vol.176, no.4, pp.559-561, 2005-10
著者
鈴木 達也 柴原 浩章
出版者
自治医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

抗透明帯抗体が不妊症の原因となるとの報告がある。本研究では抗透明帯抗体を保有する不妊女性の不妊機序を明らかにすることを目的とした。その結果、体外受精予定患者70名中4名(6%)を抗透明帯抗体陽性と判定した。さらに抗透明帯抗体陽性血清を用いてウエスタンブロッティングを行い、3種類の透明帯糖タンパクのうち、1種類(ZPB)にのみ反応を示した。抗透明帯抗体陽性4例の受精率は78±12%、陰性66例の受精率は87±21%であり、有意差を認めなかった。
著者
鈴木 浩
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:21888744)
巻号頁・発行日
vol.2017-GN-100, no.20, pp.1-5, 2017-01-13

紙相撲は,昔からあるペーパークラフトを利用した遊びである.従来の紙相撲の遊び方は,プレイヤーが手で土俵を叩いて振動を起こし,互いの紙力士を押し合うことで相撲のような動きが展開される.本研究では,この振動の発生を手で土俵を叩くのではなく,音声を利用して土俵を振動させ紙相撲が体験できる"SUMMO SONIC"を開発した.SUMMO SONICでは紙相撲の試合演出を高めるために,土俵の上部にプロジェクタとUSBカメラを設置し,紙力士にマーカを利用することで,AR技術を利用したリッチな演出を可能としている.本稿では,開発した"SUMMO SONOC"を子ども向けイベントで実施し,得られた知見を述べる.
著者
鈴木 克洋 中村 文彦 大塚 慈雨 正井 克俊 伊藤 勇太 杉浦 裕太 杉本 麻樹
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.379-389, 2017 (Released:2017-09-30)
参考文献数
17

The head-mounted displays (HMD) allow people to enjoy immersive VR experience. A virtual avatar can be the representative of a user in the virtual environment. However, the expression of the virtual avatar with a HMD user is constrained. A major problem of wearing an HMD is that a large portion of one's face is occluded, making facial recognition difficult in an HMD-based virtual environment. To overcome this problem, we propose a facial expression mapping technology using retro-reflective photoelectric sensors. The sensors attached inside the HMD measures the distance between sensors and a face. The distance values of five basic facial expressions (Neutral, Happy, Angry, Surprised, and Sad) are used for training the neural network to estimate the facial expression of a user. Our system can also reproduce facial expression change in real-time through an existing avatar by using regression.
著者
鈴木 貴美子 長江 美代子
出版者
日本赤十字豊田看護大学
雑誌
日本赤十字豊田看護大学紀要 (ISSN:13499556)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.133-144, 2012

統合的文献検討により友人関係のとり方とアイデンティティ確立の関係性について考察した。アイデンティティの確立がみられる青年は、他者への基本的信頼や関係調整能力が高く、友人に自己を表現するという共通点がみられるが、友人と密着している青年と、友人と関わることが少ない青年に分かれた。アイデンティティが確立できていない青年は、他者への基本的信頼感が低いことが共通で、他者からの評価懸念は低く友人との関わりが希薄である青年と、他者からの評価懸念や賞賛欲求が強く、表面的な形だけの友人関係を求めている青年に分かれた。自我の確立には自己の内面を表現することが重要であり、友人との関係の持ち方が表面的な青年は、本音で深く交流できる青年と比較すると、自己斉一性・連続性をもった主観的な自分と社会から見た自分との同一化の感覚が未熟である。この感覚は、表現することで自己を形づくり、友人の視線で自分を確かめながら確立されていく。
著者
鈴木 孝明
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.89.17319, (Released:2018-07-14)
参考文献数
18

This study investigated the processing and comprehension of thought questions typically used in the Japanese false-belief task. Word order variation in Japanese may affect processing and comprehension of thought questions, but there is no standardization for Japanese thought questions used in the false-belief task that examines children’s development of Theory of Mind. In this study, 30 adult participants were tested on five types of thought questions in an off-line judgment task and an on-line self-paced reading task. The results showed that there are indeed some differences in comprehension difficulties depending on word order for questions that express the same meaning. These results are discussed with regard to the syntactic properties of the question types and its implications for the assessment of children on the false-belief task.
著者
鈴木 常彦
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.1130-1133, 2018-11-15

自律分散協調を目指したインターネットは今や他律集中排他のネットワークへと変容し崩壊しつつある.イヴァン・イリイチの唱えたコンヴィヴィアリティ(自律共生)の哲学を理解した技術者を育てるべく大学や地域で筆者が行っている活動の紹介とあわせ,ネットワーク技術者教育のために開発した仮想ネットワーク構築ライブラリVITOCHAの解説と教育への応用事例も紹介する.
著者
鈴木 理央 岡 洋志 萬谷 直樹 渡邊 妙子 神山 博史 長崎 直美
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.250-254, 2017 (Released:2017-12-26)
参考文献数
18
被引用文献数
3

顔面痛のある38歳女性。三叉神経痛と診断され,カルバマゼピンで痛みはある程度軽減していたが,漢方治療を希望して来院した。30年前の事故で顔面を強打した既往を手掛かりに,治打撲一方をカルバマゼピンと併用したところ痛みは改善し,高木の圧痛点も軽減もしくは消失し,最終的にカルバマゼピンを廃薬できた。外傷の既往と高木の圧痛点を認める神経痛症例には,同薬を試みる価値があると思われた。
著者
北澤 啓雄 松下 弘幸 鈴木 敏昭 奥西 宏基
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.43, pp.5-8, 2002-06-27

BSジャパンでは、BSデジタル放送用の緊急速報スーパー装置を新規開発し、2000年12月1日の開局時から運用を開始した。本装置を開発することにより、地上アナログ放送で制作した素材をそのまま使用して放送できる合理的な運用を実現するとともに、テレビ放送をはじめラジオ放送やデータ放送を受信している全ての視聴者に公平に緊急情報を提供することができるようにした。
著者
鈴木 誠 吉川 大弘 古橋 武
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.387-387, 2017 (Released:2017-10-06)

日本感性工学会論文誌Vol.12, No.2,p.353(2013)の撤回記事は、異なる学会への2重投稿を行ったと誤解を招く可能性があるため、以下のとおり改訂いたします。<改訂前>著者より同内容の論文が英文誌International Journal of Affective Engineering, Vol.12, No.2, pp.89-94(2013)に掲載されているとの報告をうけ,重複を確認いたしました.用語に誤りが見られることから,著者の要望により,先に掲載した本論文を撤回いたします.<改訂後>著者より同内容の論文が日本感性工学会英文誌International Journal of Affective Engineering, Vol.12, No.2, pp.89-94(2013)に掲載されることになったとの報告をうけ,著者の要望により,先に掲載した本論文を撤回いたします.