著者
貝沼 世樹 鈴木 敦史 嶋村 延幸 河津 直樹 岡田 千丈 岡 巧 小磯 憲介 正垣 敦 矢ヶ崎 陽一 五ノ井 秀 市川 達也 上田 亨 水野 雅俊 杉岡 達也 森川 隆史 稲田 喜昭 若林 準人
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 = ITE technical report (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.39, no.16, pp.1-4, 2015-03

1/1.7型2000万画素積層型CMOSイメージセンサを開発した.本センサは,複数のAD変換器,圧縮回路,高速I/Fを搭載することで低ノイズ,高速読み出し,動画・静止画の同時キャプチャ機能を実現した.マルチサンプリング機能を用いた1.3e-rmsのランダムノイズ特性,16Mpixel 120fpsを2.3Gpbs/lane,8Laneでの出力,2Link構成での4Mpixelと16Mpixelの同時出力を達成している.積層構造による信号処理の搭載だけでなく,新規アーキテクチャによる高速・高画質・高機能化への活用として提案する.
著者
鈴木 栄幸 加藤 浩
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1_36-1_47, 1995-02-28 (Released:2008-10-03)
参考文献数
14
被引用文献数
2 1

In this paper, role of computer-based tools is discussed from a standpoint of situated learning theory, which considers learning as a process of enculturation to a community of practice. The authors propose utilizing computer-based tool for supporting collaborative learning and mention AlgoBlock, a tangible programming language developed by the authors, as an example of computer-based tools for facilitating learners' conversation and cooperation.AlgoBlock is a set of physical blocks. Each block corresponds to a command of a Logo-like programming language, therefore, learners can connect those tangible blocks manually to form a program and they can share commands and programs on physical work space. It works as an open tool that enables learners to monitor each other's intention, and to make use of eye lines and body movements as resources for collaboration control, thus this tool supports social interaction among learners. By using this tool within adequate classroom settings, the authors believe, learners can improve their skills for programming and logical thinking through conversation and cooperation. To show the positive effect of the tool on learners' collaboration, the result of observational sessions, in which elementary students engaged in group programming works using AlgoBlock, is described.
著者
青山 吉隆 松中 亮治 鈴木 彰一
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.47-55, 2000-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
13
被引用文献数
2 2

本研究では、歴史的文化財の有する総価値の計測を行う上で、CVMと選好顕示法を組み合わせて用いることにより、その信頼性の向上を測ることが可能であると考え、顕示選好による計測結果を利用できるような形で、CVMを実施した。すなわち、CVMにより歴史的文化財の総価値利用価値比を推計し、旅行費用法による計測結果と組み合わせることにより歴史的文化財の総価値を計測した。
著者
池谷 守司 岩澤 敏幸 鈴木 滋
出版者
静岡県中小家畜試験場
雑誌
静岡県中小家畜試験場研究報告 (ISSN:09146520)
巻号頁・発行日
no.16, pp.43-47, 2005-12
被引用文献数
1

ブタ未成熟卵母細胞はTCM-199中で卵核胞期の状態で保存可能であるが、本研究では保存した卵母細胞をレシピエントとした核移植を行い、活性化時間および胚盤胞までの発生率について調査した。と畜場由来ブタ卵巣から採取した未成熟卵母細胞は、20mMHepesおよび10%ウシ胎子血清添加Hanks塩TCM-199にて37℃、空気中で24~28時間保存培養後、NCSU37にて体外成熟培養を37~41時間行った(保存区)。保存培養せずに成熟培養したものを対照区とした。除核および体細胞核の移植は既報に準じ、デュロック種と金華豚の交雑種由来およびGFP遺伝子を導入した金華豚の細胞核を、ピエゾマイクロマニュピュレーターを用いて体外成熟卵子細胞質内に直接移植した。活性化処理は成熟培養開始から48(48時間区)または52時間(52時間区)後に行い、0.3%PVA添加PZMで110時間培養後の発生について観察後、借り腹豚に外科的移植を行った。桑実胚~胚盤胞への発生率は、保存区と対照区の両区で活性化時間による差は認められなかったが、DJ由来の核移植卵子では、48時間区で、保存区が、対照区より有意に高い発生率が得られた。産子は、対照区では、48時間区で1頭、保存区では、48時間区で1頭、52時間区で3頭得られた。TCM-199で一時的に保存したブタ卵母細胞をレシピエントとした核移植により、桑実~胚盤胞期肢を作出可能であることが明らかとなった。
著者
小沢 顕 鈴木 健 谷畑 勇夫
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.90-100, 2002-02-05
被引用文献数
1

相互作用断面積は,原子核の陽子数あるいは中性子数が反応で変化する過程に対する断面積であり,原子核の大きさに敏感な量である.相互作用断面積の測定は,不安定核ビーム(RIビーム)を用いた最初の実験として1980年代に行われ,以来,系統的な測定が行われている.相互作用断面積は比較的弱いビームでも測定が可能であり,近年のRIビーム生成分離技術の発展に伴い,酸素までの軽い原子核では,その測定は原子核の存在限界であるドリップ線に到達した.グラウバー模型により,相互作用断面積から平均自乗根核半径,核子密度分布が導出でき,さらには,最近の模型の発展により不安定核の殻構造に関する情報すら得られるようになった.ここでは,最近の相互作用断面積の測定の発展を振り返るとともに,測定結果が明らかにした不安定核の核構造について解説する.
著者
鈴木 紀子
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.335-345, 2013-07

本研究の目的は父親の育児休業取得前の思い,取得中・後の思いと行動を明らかにすることである。育児休業を取得した父親11名を対象に半構造化面接を実施した。育児休業取得前の思いでは,育児・育児休業に対する【興味・関心】や【父親でもできる育児に積極的参加】など10カテゴリーを抽出した。育児休業取得中の思いと行動のうち,「育児休業取得中の楽しかったこと」では【子どもと過ごす時間】【子どもの日々の成長・発達の確認】【育児・家事スキルの向上】【仕事ではできない経験】など9カテゴリーが抽出された。さらに「育児休業取得中の困ったこと/つらかったこと」では【不慣れな育児・家事】【子どものペースに合わせた育児】など11カテゴリーが抽出された。【同じ境遇の友人がいない】【自分が母乳を出せないこと】は男性特有の悩みであった。対象者は【子どもと過ごす時間】【子どもの日々の成長・発達の確認】を楽しかったと感じる一方,【不慣れな育児・家事】をつらかったと感じていた。これは産後の初産婦と同様の心理状態であることが示唆された。また,育児休業を取得したことで,取得後に【ワークライフバランスの調整】をすることが示唆された。
著者
鈴木 紀子
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.534-543, 2014-07

本研究の目的は,父親が育児休業を取得することに対する周囲の反応及びそれに対する父親の対応を明らかにすることである。育児休業を取得した父親11名を対象に半構造化面接を実施した。その結果「妻の反応」は【肯定的態度】【育児休業取得の理解と必要性についての葛藤】など6のカテゴリーを抽出した。「夫・妻の両親の反応」は【否定的な態度】【男性が育児休業を取得する必要性への問いかけ】など7のカテゴリーを抽出した。妻及び夫・妻の両親共に【キャリアのリスクに対する懸念】【経済のリスクに対する懸念】を抱いていた。「会社の反応」は【同僚・部下・子育て経験者からの理解】【上司の否定的な態度】など9のカテゴリーを抽出した。周囲の反応は年齢や性別により異なり取得しにくい雰囲気があることが示唆された。また「育児休業取得に否定や懸念を示す両親への対応」は【理解を得るために説明】など3のカテゴリーを抽出した。「育児休業取得にむけての会社への配慮」は【早い段階から育児休業取得の意思を伝えておく】【育児休業取得にむけた仕事の調整】のカテゴリーが抽出された。育児休業取得促進にむけての周囲への対応の在り方について一助となった。
著者
藤森 勝也 鈴木 栄一 荒川 正昭 下条 文武
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.48, no.7, pp.713-718, 1999
被引用文献数
4

慢性持続咳嗽は, 臨床上頻繁に遭遇する問題である。この鑑別診断における気道過敏性検査の臨床的意義について検討した。胸部単純X線写真および1秒率に異常のない慢性持続咳嗽症例に, アストグラフ法による気道過敏性検査を行い, 累積反応閾値のDminと年齢, %努力肺活量, %1秒量, 1秒率, %V_<50>, %V_<20>, 末梢血好酸球数, 血清IgE値との相関性を検討した。慢性持続咳嗽51例(男20例, 女31例, 平均年齢41歳)の原因疾患は, 咳喘息29例, かぜ症候群後持続咳嗽13例, アトピー咳嗽6例, その他3例であった。Dminと有意に相関したのは, %V_<25> (r=0.31, p=0.02)であった。Dmin 10単位未満を気道過敏性の亢進と判定した時, 咳喘息診断の感受性は93%, 特異性は87%であった。気道過敏性検査は, 他の検査では代用が難しく, 有用であるが, その診断限界があることを認識しておく必要がある。
著者
上杉 一秀 足達 義則 大曲 和寛 鈴木 昭二
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.202-207, 2002-03-01

ストレス解消のための新しい音楽生成システムを提案している。川のせせらぎ、虫の音、風鈴などいわゆる1/fゆらぎの音を聞くことはストレス解消に効果がある。特に虫の音や音声のトレモロ・ビブラート等にみられる8[Hz]のゆらぎはシューマン共振と呼ばれる自然現象に由来していることが知られている。そこで、音楽の中にシューマン共振波の8[Hz]のゆらぎを取り入れることでストレス解消ができる音楽生成装置の開発を行い、手首からの脈像情報からストレス解消効果を測定した。
著者
森田 直明 荻野 雅史 上野 貴大 戸塚 寛之 強瀬 敏正 高木 優一 須永 亮 佐々木 和人 鈴木 英二
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.DbPI1345-DbPI1345, 2011

【目的】高齢者の廃用症候群は多岐にわたり、筋力低下や可動域制限のみならず呼吸機能の低下も認め容易にADLの低下に繋がってしまう。呼吸機能の低下は、予てから体幹筋力、胸郭可動性等の体幹機能低下の関連性が示唆され、その重要性は周知の通りである。朝倉らによると、肺弾性収縮力の低下、呼気筋力、気道抵抗の増加、声門閉鎖不全及び中枢気道彎曲や偏位によって高齢者の咳嗽力が低下するとされている。よって、加齢による呼吸機能低下に加え、脳血管疾患等の疾病による身体機能低下が加わった高齢者においては、より呼吸機能の低下を生じ易い状況となる。このような例に対する理学療法介入をより効果的に行うために、特にどのような体幹機能に関連性が強いかを検討する必要がある。これについては過去にいくつかの報告を認めるが、依然として検討段階にある課題と考える。Kang SWらによると最大咳嗽力(Peak Cough Flow以下PCF)160ℓ/min以下では普段でも排痰困難や誤嚥を認め、それによる誤嚥性肺炎、急性呼吸不全、窒息の危険性を呈するといわれている。よって今回はPCF160ℓ/minを境界として、体幹可動域、筋力等の体幹機能の差について検討したので報告する。<BR>【方法】対象は、平成20年3月1日から平成21年2月28日までの期間で当院に入院しリハビリテーションを施行した70歳以上の脳血管疾患の既往を有する例のうち廃用症候群を呈した19例(男性7例、女性12例、平均年齢81.5±6.9歳)とした。対象に対し、胸椎、胸腰椎の屈曲、伸展可動域、体幹屈筋群と体幹伸筋群の筋力、PCFの測定を行った。測定は、それぞれ3回施行し、最大値を採用した。体幹の可動域は、Acumar Technology製、ACUMAR DIGITAL INCLINOMETERを使用し胸椎(Th3~Th12)の屈曲、伸展可動域、胸腰椎(Th12~S1)の屈曲、伸展可動域測定を自動運動、他動運動共に施行した。体幹筋力は、オージ-技研社製、MUSCULATORを使用し、椅子座位にて大腿部と骨盤帯を固定し、足底が浮いた状態での筋力測定を行った。PCFは、松吉医科機器株式会社製、Mini-WRIGHT Peak-flow Meterを用いて測定した。対象をPCFの結果から160ℓ/min以上をA群、160ℓ/min以下をB群に分類し、各群間での各体幹機能について比較検討をした。統計的検討にはSPSS for windows10を用い、Mann-WhitneyのU検定を行い、有意水準5%とした。<BR>【説明と同意】対象またはその家族に研究の趣旨を説明し、同意を得た上で検討を行った。<BR>【結果】各群の内分けは、A群10例(男性6例、女性4例、平均年齢82.8±7.9歳)、B群9例(男性1例、女性8例、平均年齢80.0±5.7歳)であった。各測定結果は、以下に示す。PCFでは、A群280.0±90.2ℓ/min、B群97.8±22.8ℓ/min、可動域測定では、胸椎自動屈曲、A群10.9±7.8°、B群18.2±21.0°、胸椎自動伸展、A群10.0±8.3°、B群17.3±21.2°、胸腰椎自動屈曲、A群11.7±8.5°、B群17.0±16.5°、胸腰椎自動伸展、A群12.8±8.8°、B群15.3±7.7°、胸椎他動屈曲、A群13.3±7.4°、B群18.3±20.0°、胸椎他動伸展、A群18.8±14.9°、B群25.0±17.9°、胸腰椎他動屈曲、A群17.1±11.8°、B群18.7±16.7°、胸腰椎他動伸展、A群19.6±5.3°、B群19.7±5.8°であった。筋力測定では、体幹屈筋群、A群3.0±1.1N/kg、B群2.0±0.5N/kg、体幹伸筋群、A群3.6±1.9N/kg、B群3.0±0.7N/kgであった。各群間における測定結果の比較検討では、体幹屈筋群の筋力に有意差を認める結果となった。体幹可動域の屈曲と伸展、体幹伸筋群の筋力には有意差を認めなかった。<BR>【考察】結果より、PCFが160ℓ/min以下の例は160ℓ/min以上の例よりも体幹屈筋群の筋力が低下していることが明らかになった。今回の検討では、対象を脳血管疾患の既往を有する例としたことで、脳血管疾患による咳嗽力の低下を起因として体幹屈筋群の筋力低下をきたしたのではないかと推察される。この体幹屈筋群の筋力低下を生じる可能性は、咳嗽力の強さに由来すると考えられ、その境界はPCF160ℓ/minとなっているのかもしれない。一般的に呼吸機能に対する理学療法介入では、呼吸筋や体幹のリラクゼーション、胸郭の柔軟性向上、腹圧強化、骨盤腰椎の運動が重要と考えられるが、今回の研究結果からは、体幹屈筋群の筋力強化がより重要であることが示唆された。<BR>【理学療法学研究としての意義】今回の研究より、呼吸機能の1つの指標となる咳嗽力が著明に低下している高齢者で、なおかつ脳血管疾患や廃用症候群を呈した例に対する理学療法介入に示唆を与える意味で意義あるものと考える。今後は、更なる可能性の呈示、適応等についての示唆を得るため治療方法等の検討をしていきたいと考える。<BR>
著者
鈴木 毅彦
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.99, no.2, pp.182-197, 1990-04-25 (Released:2009-11-12)
参考文献数
35
被引用文献数
6 6

Akagi volcano situated in the North Kanto district of central Japan is a Quaternary volcano. The eruptive history of this volcano during the last 200, 000 years is clarified by the tephrochronological study.The plinian pumice fall deposits derived from Akagi volcano are as follows in ascending order; the Moka Pumice (MoP), Akagi-Mizunuma Pumice-16. …-12, -10…-1 (MzP-16…-12, -10…-1), Namekawa Pumice-2, -1 (Nm-2, -1), Yunokuchi Pumice (UP) and Kanuma Pumice (KP) (Fig. 1). Stratigraphy, distributions and petrographic characteristics of these tephras are described (Figs. 5, 6, 8, 9 and Tables 1, 3).The MoP pumice fall deposit covering the most part of the eastern part of the North Kanto district, erupted in the penultimate glacial stage preceding the Last Interglacial Stage. Moreover, the stratigraphic relations of the MzP-10…-1, Nm-2, -1 and UP with the well dated widespread tephras, which are the K1P-7 (ca. 130 ka), DPm, On-Pm I (ca. 80 ka), K-Tz (ca. 75-80 ka), Aso-4 (ca.. 70 ka) and DKP (ca. 45-48 ka), are clarified (Fig. 7). These data can give the chronological framework for the eruptive history.The MzP series, Nm-2, Nm-1 and UP erupted during the stage called the younger stratovolcano (YS) of the Akagi volcano in previous work (Fig. 10). The total volume of the plinian pumice fall deposits from the MzP-10 to the UP amounts to 28 km3. This corresponds to the discharge rate of the pumice equivalent to 0.33 km3/1, 000 years and the frequency of the plinian eruption 0.15/1, 000 years.Before the formation of the central cone, it occurred the most eruptive episode of Akagi volcano. This is represented by the members : the KP pumice fall deposit (ca. 31-32 ka) and the Mizunuma lithic (chert lapilli) fall deposit (CLP). The volume of the KP deposit which amounts to 25 km3, is the largest volume of the plinian pumice fall deposits derived from Akagi volcano.
著者
鈴木 順子
出版者
日本フランス語フランス文学会
雑誌
フランス語フランス文学研究 (ISSN:04254929)
巻号頁・発行日
no.100, pp.239-253, 2012-03-14

Que Simone Weil soit l'une des premieres lectrices de Daisetz Suzuki en France est un fait peu connu. Cet article tentera de mettre en lumiere les caracteristiques de la lecture weilienne de Daisetz et l'influence que le bouddhisme zen a exercee sur Weil dans ses dernieres annees. Weil a lu en 1942 Essays in zen bouddhism 2^<nd> series de Daisetz, et a tout de suite copie tous les poemes bouddhistes dans ses essais. Elle en a ensuite traduit plusieurs en francais. Apres deux mois d'etude, elle a finalement ecrit ses reflexions sur les notions zen-bouddhistes et etabli des comparaisons avec la philosophie occidentale et les autres religions. Ainsi, son etude sur cette oeuvre a ete tres progressive, soigneuse et dense. Dans cette etude, Weil remarque particulierement la technique du <<Koan>>, et surtout sa force de destruction de la partie discursive et intelligente de Fame. Cette partie, d'apres Weil, n'est detruite que par une joie intense de pure contemplation (Mystere, experiences mystiques) ou par une douleur et un malheur extremes (Passion du Christ, Exercices Koan de bonzes). Apres cette destruction, dit-elle, les capacites intuitives sont acquises. Depuis 1938, Weil etudiait plusieurs religions, mythes et folklores et tentait de leur trouver un fondement commun. La rencontre avec Daisetz en 1942 a renforce sa conviction que c'est veritablement Dieu (personnel et aussi impersonnel) qui donne les souffrances et les malheurs aux hommes pour que cette destruction soit accomplie. Mais ii y a une grande divergence entre Weil et Daisetz. Alors que ce dernier souligne que cette destruction introduit le Satori (l'illumination) et amene les hommes au Jodo (la terre pure), la philosophe neglige ce theme. Tout en pensant que l'invocation au Bouddha est aussi efficace que l'invocation au Christ, Weil nie l'importance du Jodo. Cette lecture originale est fortement liee a l' indifference de Well envers la resurrection du Christ et la vie eternelle.
著者
鈴木清 著
出版者
裳華房
巻号頁・発行日
1925