著者
阿部 勝則
出版者
勉誠出版
雑誌
アジア遊学
巻号頁・発行日
no.102, pp.46-53, 2007-08
著者
島 裕也 中村 龍哉 松井 裕樹 山田 義博 宮内 啓成 橋本 聡司 阿部 一雄
出版者
Japan Society of Powder and Powder Metallurgy
雑誌
粉体および粉末冶金 (ISSN:05328799)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.729-733, 2010-11-15
参考文献数
13
被引用文献数
1

LiFePO<SUB>4</SUB>/C composite particles were prepared by gas-solid phase reaction. The reaction temperature had a detrimental effect on the purity of the composite particles. The suitable temperature was around 650°C, above and below which ferromagnetic impurities were found. The retention time influenced only the carbon deposition amount, but the excess amount of carbon caused the degradation of the electrochemical performance. The specimen prepared at the optimum conditions exhibited superior performances in both rate capability and cycle stability as well as less impedance growth during the cycling.
著者
阿部 邦昭 村田 浩
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.281-284, 1989-11-30 (Released:2017-02-10)
被引用文献数
1

空気中の物体の運動は放物線軌道からかなりずれるので,空気抵抗を無視して考えるわけにはいかない。ここではその例として,バトミントンのシャトルコック(羽根,シャトル)の運動をとりあげ,抵抗の大きさと軌跡について調べた。送風器を使った実験から,シャトルの受ける空気抵抗は速さの2乗に比例し,その無次元抗力係数は0.56となることがわかった。次にはね上げたシャトルの軌道をストロボ撮影し,その軌跡が,先に求めた抵抗値を運動方程式に導入して解いたものと一致することを示した。またこの抵抗値は自由落下するシャトルの終端速度から求めたそれとも一致する。
著者
藤原 徹 蔵 琢也 宮田 周平 阿部 麟太郎 神農 雅彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.479, pp.139-142, 2009-03-04
参考文献数
16
被引用文献数
6

樹木画(バウム)試験は、性格・心理状態を推測する心理検査として心療内科等で実施されている.この試験は投影法であるために、被験者の偏見や恣意に影響されにくいという利点がある反面、試験結果から直接に抑うつ状態等を知ることはできなかった.今回、描画された樹木画を画像解析し、その特徴量を計算して、被験者の抑うつ性尺度と比較したところ、樹木画の濃度値・描画量と抑うつ性尺度の間には一定の相関があることを見出した.この方法を用いることで樹木画試験から被験者の抑うつ性尺度を推定できるようになった.
著者
小島 康弘 中村 静香 阿部 公哉 高橋 修 塚田 英一 黒川 隆久
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. B, 電力・エネルギー部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. B, A publication of Power and Energy Society (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.125, no.2, pp.170-176, 2005-02-01
参考文献数
6
被引用文献数
4 2

This paper presents a newly developed EDC (Economic Dispatching Control) function for Tohoku EPCO's new EMS system. In this new EDC, we can minimize total fuel cost under system security constraints such as "AFC margin considering band width and ramp rate in future band changing schedule" and "power flow constraint considering future maintenance schedule". We formulate EDC problem as "continuous variable (generator output) optimization" under "combinatorial optimization of band schedule". To optimize this problem, Problem Space Search method and interior point QP method are adopted. Test results and the actual operation show that, this new EDC can follow against steep increase and decrease of electric demand cooperating with AFC. This EDC has been operating successfully in Tohoku EPCO since June 2003.
著者
山口 日吉 清野 弘明 三崎 麻子 坂田 芳之 北川 昌之 山崎 俊朗 菊池 宏明 阿部 隆三
出版者
THE JAPAN DIABETES SOCIETY
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.211-215, 2003

Imagawaらは, ケトアシドーシスにて発症し, 発症時のHbA1cが正常かもしくは軽度の上昇にとどまり, 膵β細胞の自己抗体が陰性で発症時にインスリン分泌能の著しく低下している例を非自己免疫性劇症1型糖尿病として疾患概念を提唱した. 当院において, この劇症1型糖尿病のスクリーニング基準を満たす7例の臨床像と6例のインスリン分泌能を経年的にグルカゴン負荷試験にて検討してきた. 発症時にグルカゴン負荷試験を検査しえた6例中5例で, グルカゴン負荷6分後の血清CPRは0.1ng/m<I>l</I>以下であり, 発症時に膵臓β細胞の完全破壊が示唆された. さらに, 発症後約6ヵ月ことにグルカゴン負荷試験を施行し, インスリン分泌能を経年的に最長7年間検討してきたが, 6例全例でグルカゴン負荷6分後の血清CPRは0.1ng/m<I>l</I>以下でありインスリン分泌能の回復を認めた例はいなかった.
著者
清野 弘明 大久保 健太郎 山口 日吉 木村 美奈子 宮口 修一 山崎 俊朗 三崎 麻子 菊池 宏明 阿部 隆三
出版者
THE JAPAN DIABETES SOCIETY
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.333-335, 2003-04-30
参考文献数
8
被引用文献数
3

症例は31歳の男性, 2002年5月12日より口渇感, 全身倦怠感が出現し5月15日に初診した. 初診時血糖値778mgd<SUB>l</SUB>, 尿ケトン体強陽性, 動脈血分析ではpH7.249, HCO<SUB>3</SUB>13.6mmo<I>l</I>, 血中総ケトン体9800μmol<I>l</I>で糖尿病性ケトアシドーシスと診断した. 入院時のHbA<SUB>1c</SUB>は6.1%であった.入院中3回測定した尿中CPRは (3.4, <1.0, <1.0μg/day) でグルカゴン負荷試験でも負荷前・負荷6分後の血清CPRは検出限界の0.2ng/m<I>l</I>以下でβ 細胞の完全破壊が示唆された. 以上より本例は劇症1型糖尿病のスクリーニング基準を満たしたが, 2回測定した抗GAD抗体は, 11.6Um<I>l</I>, 10.2Um<I>l</I>と陽性であった. 本例は劇症1型糖尿病と考えられるが, 抗GAD抗体が陽性であったことより自己免疫の関与が示唆される劇症1型糖尿病であり, 興味ある症例である.
著者
鈴木 与範 小磯 知之 阿部 洋丈 加藤 和彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.48, pp.9-14, 2005-05-25
参考文献数
16
被引用文献数
1

ネットワークやハードウェア,ソフトウェアなどの障害によって,ネットワーク上のサービスはしばしばサービス不能状態に陥ることがある.本研究の目的は,クライアントからの要求によってサーバの状態が更新されるような形態のインターネットサービスに対して,ハードウェア障害や通信障害などを自律的に乗り越えるシステムを設計することである.我々は自律的に環境変化を克服できるサービスをSustainable Serviceと呼んでいる.本稿では,仮想機械の技術とPeer-to-Peerネットワークを用いたSustainable Serviceの実現方式について述べ,さらにそれらを発展させた内容についても考察する.Network services sometimes fall into unavailable in some reason(network error, hardware error, software error, etc.). The objective of our research is to develop a system which can make survices on this system sustainable. Our system aims to cover not only static services but dynamic services. We describe a service as Sustainable Service when it can stand any error autonomically. In this paper, we introduce the method to realize Sustainable Service by using virtual machine technology and Peer-to-Peer networks. Moreover, we discuss advanced techniques for improving proposal system.
著者
阿部 利徳
出版者
日本育種学会
雑誌
育種学研究 (ISSN:13447629)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.1-10, 2011 (Released:2011-03-11)
参考文献数
13
被引用文献数
4 1

ダダチャマメ系の10品種の特性を2007年および2009年の両年にわたり解析した.ダダチャマメ系品種は夏ダイズ型に属し,ほとんどの品種は胚軸の色が緑で白花であったが,2品種は胚軸の色が紫を帯び紫花であった.成熟期のダダチャマメ系品種の種皮は褐色であり,粒形は扁楕円体で種皮に皺があるが,皺の程度には品種間差異が認められた.エダマメの調査は開花35日後(100粒重は成熟期の55日後)に行ったが,2007年と比較し2009年は開花が5~6日遅れ,また,収量に関係する形質は2009年の方が良好であり,さらに顕著な品種間差異が認められた.開花までの日数と収量に関係する形質,すなわち全重,莢付き重,1株莢数および1株莢重などの形質と高い有意な正の相関があった.また,主茎節数と全重や1株莢数などの形質との間にも有意な相関が認められた.中生の代表的な品種である白山ダダチャの1株莢重は140~185 g程度であった.食味に関係する成分として,エダマメ中の遊離アミノ酸および糖を分析した結果,遊離アミノ酸として, γ-アミノ酪酸(GABA),α-アミノ酪酸(AABA)およびオルニチンを含めて23種の遊離アミノ酸が検出された.分析に用いたダダチャマメ系品種のエダマメにはいずれの年にも,全遊離アミノ酸が新鮮重100 g当たり800 mg以上含まれ,ダダチャマメ系以外の2品種より多かった.遊離アミノ酸に占めるグルタミン酸,アスパラギンおよびアラニンの3種のアミノ酸の割合は55%であった.またエダマメに含まれる糖には,スクロース,グルコース,フルクトースおよびイノシトールの4種が認められた.このうちスクロースは平均して全糖の85%を占めた.ダダチャマメ系品種は,両年ともに新鮮重100 g当たり約4~5 gを含有していたが,ダダチャマメ系品種以外のエダマメの2品種は,3 g前後であり明らかな品種間差異が認められた.また,全遊離アミノ酸および全糖含量の間には高い正の相関が認められた.
著者
江川 新一 北村 洋 坂田 直昭 乙供 茂 阿部 永 赤田 昌紀 元井 冬彦 力山 敏樹 片寄 友 海野 倫明
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.466-472, 2009-05-01 (Released:2011-12-23)
参考文献数
6
被引用文献数
2 2

背景と目的:Frey手術は慢性膵炎に対して膵頭部芯抜きと膵管空腸側々吻合を行う侵襲が少なく疼痛改善効果の高い術式であるが,まれに再燃して再手術を要する.教室で行ったFrey手術後の長期経過中に慢性膵炎再燃に対して再手術を必要とした症例から適切な手術手技ならびに術後管理のあり方を考察する.対象と方法:1992年3月から2008年4月までの間に当科において慢性膵炎に対してFrey手術を施行した66例.術後早期合併症,再燃の形式と頻度,再手術までの時間,禁酒の有無,再手術手技を検討した.結果:術後早期の合併症発生率は10例(15.2%)で,1例は術後消化管出血のため再手術による止血を要した.術後在院日数中央値は19.5日であった.追跡対象62例(観察期間中央値45.5か月,追跡率83.9%)のうち慢性膵炎再燃による再手術は8例に施行され,1例に胆管十二指腸吻合,1例に膵頭十二指腸切除術が施行された.膵尾側の膵炎再燃・仮性嚢胞形成が最も多く,5例に膵尾部切除,1例に嚢胞空腸吻合が施行された.晩期の再手術例は特発性膵炎の1例を除き全例禁酒できない男性であり,再手術までの平均期間は約2年であった.膵尾部切除後に膵断端を空腸脚で被覆することが有効だった.考察:Frey手術後の再手術原因は膵尾部の炎症再燃が多く,飲酒と有意に相関する.炎症再燃を繰り返す場合は有効な再手術が必要である.
著者
阿部 康二
出版者
Societas Neurologica Japonica
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.11, pp.1348-1350, 2012
被引用文献数
1

2011年3月11日金曜日の東日本大震災・東北大津波から1年が経過したが,未だ被災地では復興がほとんど進んでいないのが現状である.被災直後は救命処置が主体のはずであったが,地震のみの被害とことなり津波被害のばあいはほとんどのケースがall or nothingで津波に飲み込まれての溺水死か,走り逃げてまったく身体的障害がなかったかに2極分化したことであった.一方,高齢者や認知症,神経難病など多くの神経内科疾患患者さんは災害弱者でもあって,地震や津波などの災害時における避難にはきわめて不利な立場にある.そこで日本神経学会ではIT化推進委員会が中心になって,2012年1月から今災害時の被災地支援意見交換メーリングリスト登録の先生方と共同で「日本神経学会災害支援プログラム」を策定する作業に入っている.その趣旨は今後予想されうる自然災害や人的災害に際して,日本神経学会として神経内科疾患全般の患者さん方への災害時の緊急受入れ体制ネットワークの整備や災害時医療支援チーム派遣の組織化などについて,IT技術も活用して構築することである.具体的には今後想定される災害やそれによる具体的被害,想定される神経内科疾患患者,災害時患者受入れ施設ネットワークの確立,災害時医療支援チーム派遣組織化,関連団体との折衝他について委員会案を作成中である.5月までに委員会案を神経学会ホームページに公開して,会員の皆様や患者さんからも広くパブリックコメントをいただいた上で,5月の学術大会終了後からプログラムに基づいて実際のネットワーク構築作業に入る予定である.本シンポジウムではこれまでの経過報告をさせていただき,参加者の皆様からご意見をいただきたいと考えている.<br>