著者
横田 隆史 大津 金光 古川 文人 馬場 敬信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.120, pp.81-86, 2005-11-30
参考文献数
5
被引用文献数
4

予測器は一般に対象の過去の挙動をもとにして,可能性のある選択肢のなかから最尤のものを次の状態として「予測」する任を担う.予測器があらかじめ与えられる情報なしに働くならば,予測対象とする系の性質・挙動が予測器の性能となって現れてくるはずである.我々は,系の挙動に見られる偏りやランダムさに着目し,エントロピーを測度として定量化することで,予測器の性能を表現することを試みた.系を2値のマルコフ情報源と考え,その情報源エントロピーを,予測に関して系が持つ情報量と考えた.また,予測器が内部にテーブル構造を持つとき,テーブルエントリごとの使用の多寡からもエントロピーを定義し検討対象とした.予測器の方式によってエントロピー値と予測成功率の間に明らかな相関性が認められる.Predictors are responsible for predicting the next state by means of past events. When a predictor works without any knowledge on the system, its prediction performance should be influenced by statistical characteristics of the system at some level. We focus our viewpoint on randomness in the system behavior and introduce an entropy concept so as to quantitatively measure the system behavior, i.e., randomness. We define information source entropy and reference entropy. These entropy values reveal prediction performance in some prediction methods.
著者
宮嵜 悟 石井 勝 馬場 吉弘
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.125, no.5, pp.544-550, 2005 (Released:2005-08-01)
参考文献数
17
被引用文献数
2 1

A lightning return stroke model is indispensable in calculating electromagnetic field associated with a return stroke. A lot of return stroke models have been proposed, however, no model has ever succeeded in reproducing all the features of typical electromagnetic field waveforms at various distances. In this paper, two return stroke models are proposed. One is a Transmission-Line type model, and the other is modification of Diendorfer-Uman model. These models successfully reproduce all the features of typical electromagnetic field observed on ground.

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著者
馬場 真理子
出版者
東京大学宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:02896400)
巻号頁・発行日
no.32, pp.239-241, 2014
著者
菅沼 岳史 螺澤 庸博 小野 康寛 伊東 令華 馬場 一美
出版者
Showa University Dental Society
雑誌
Dental Medicine Research (ISSN:18820719)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.111-116, 2012

本学では学生のコミュニケーション能力,自学自習能力,問題解決能力,臨床推論・判断能力などに代表される基礎的臨床能力を向上させるために,南カリフォルニア大学歯学部にて開発された仮想患者 Virtual Patient(以下VP)システムをべースにした VP システムを開発し,導入を進めている.このシステムは,学習者がいつでもどこからでもWebにより学内サーバにアクセスして学習することができ,テキストベースで行う医療面接,歯科基本セットから器具選択して行う診査部分と,検査法,診断,治療法の選択を行う5つのパートで構成されている.現在運用されているVP症例は,昭和大学教育研究推進事業として各講座,診療科に提出していただいた症例の中から,医療面接から治療法の選択までのフルバージョンの3症例と医療面接のみの5症例を作成,運用している.本稿では,最新版のシステムの概要と現在までの運用実績とその評価および今後の展開について紹介する.
著者
馬場 由成 大江 薫
出版者
宮崎大学学内合同研究
雑誌
地域産業とエコサイエンス : 環境の世紀-循環型社会をめざして : 研究成果報告書
巻号頁・発行日
pp.44-47, 2002 (Released:2008-02-01)

生体起源の吸着剤である竹炭、ヤシ殻活性炭を用いた硝酸性窒素の除去システムを構築するために、水圏からの硝酸性窒素の吸着挙動を調べた。各吸着剤における硝酸イオンの吸着はpH2-4の領域で最大を示した。吸着剤における硝酸イオンの吸着はLangmuir型を示し、吸着剤表面に単分子層吸着していることがわかった。Langmuir式に基づいて求めた竹炭、ヤシ殻活性炭の吸着平衡定数は2.45、2.72dm3/mmol、飽和吸着量は0.0598、0.266mmol/gであった。比表面積が竹炭の約3倍大きいヤシ殻活性炭が最も高い吸着量を示し、比表面積が硝酸イオン吸着に対して重要な因子であることを示唆している。竹炭、ヤシ殻活性炭の硝酸イオン吸着における微分吸着熱は小さく、硝酸イオンと吸着剤表面との結合は非常に弱いことが示唆される。
著者
遠藤 ルッカス良 馬場 雪乃 鹿島 久嗣
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

感性評価を不特定多数の人から大規模に収集するにはコストがかかるため、効率的に評価を収集する方法が求められる。本研究では、クラウドソーシングによる評価とベイズ最適化による次探索点予測を組み合わせ、タスク生成・評価・予測を繰り返しながら逐次的にワーカから評価を収集する方法を提案する。評価実験の結果、感覚的な評価に対しクラウドソーシングを活用して効率的に探索を行うことができるということが示された。
著者
秋田 大空 馬場 雪乃 鹿島 久嗣 世古 敦人
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

材料工学において,結晶化合物の物性を機械学習によって予測する場合,その特徴を適切に記述するためには,どのような元素から構成されているかだけでなく,それらの構造情報についても考慮する必要がある.既存手法として,単位立方体内の原子ペア間の距離情報に着目して特徴ベクトルを構成するなどが存在するが,本研究では構造情報を直接表現するためのカーネルを提案する.
著者
馬場 義雄
出版者
一般社団法人 軽金属学会
雑誌
軽金属 (ISSN:04515994)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.378-395, 1989-05-30 (Released:2008-10-30)
参考文献数
61
被引用文献数
1 5
著者
馬場 泰久 伊原 久裕
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.50, pp.200-201, 2003-05-01

To visualize information is growing important in order to humanize our experience on the internet. For this purpose this study addressed so-called "bookmark" information and tried to design the GUI of it. This GUI "Web Earth" which we named has appearance like sea map image. For visualizing the "Bookmark" information this study used the following three data : 1) category of sites where user accessed; 2) frequency of access per immediate a week; 3) amount of access count. Each sites are represented as points and arranged on polar coordinates according to three data. The center point of this coordinate means user's home page. By using "Web Earth" user can go through internet as if making sea map by themselves.
著者
高瀬 公三 馬場 守ジルベルト 西 理佳子 藤川 英雄 山田 進二
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.327-330, 1995
被引用文献数
1

発育鶏卵漿尿膜(CAM)及び鶏腎培養細胞(CK)由来の鶏アデノウイルス(FAV)寒天ゲル内沈降(AGP)抗原の反応性を実験感染鶏血清及び野外鶏血清を用いて比較し, 次の成績を得た. 実験感染鶏血清の両由来抗原による陽性率はFAVの株(血清型)の違いによって異なり, ヘテロ抗原での陽性率はホモ抗原でのそれに比べて低く, またヘテロ抗原での抗体価もホモ抗原の抗体価に比べて低い傾向を示した. さらに, CAM由来抗原を用いた方がCK由来抗原の場合よりも高い陽性率, 又は高い抗体価の得られる場合が多かった. CAM由来抗原を用いて野外鶏血清を検査したところ, 用いる抗原(血清型)によって抗体陽性率は異なったが, 複数の抗原を混合することにより, 陽性率は高まった. このことから, FAVの血清疫学調査にはCAM由来の複数の血清型のAGP抗原を用いて行うことが望ましいと考えられた.
著者
高瀬 公三 馬場 守 ジルベルト 有吉 理佳子 藤川 英雄
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.58, no.11, pp.1129-1131, 1996-11-25

SPF発育鶏胚の高度病原性伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(hv IBDV)F539株及びDV86株に対する感受性を, 3つの接種ルートで, 従来型IBDV G691株と比較しながら調べた. その結果, 鶏胚のhv IBDV 2株に対する感受性はG691株より高く, 感染胚のほぼ100%が死亡し, 算出された50%胚致死量は50%胚感染量とほぼ同値を示した. 鶏胚に対する高い致死性はhv IBDVに特徴的な性状と思われた.
著者
高瀬 公三 馬場 守 ジルベルト 有吉 理佳子 藤川 英雄
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.58, no.11, pp.1129-1131, 1996
被引用文献数
7

SPF発育鶏胚の高度病原性伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(hv IBDV)F539株及びDV86株に対する感受性を, 3つの接種ルートで, 従来型IBDV G691株と比較しながら調べた. その結果, 鶏胚のhv IBDV 2株に対する感受性はG691株より高く, 感染胚のほぼ100%が死亡し, 算出された50%胚致死量は50%胚感染量とほぼ同値を示した. 鶏胚に対する高い致死性はhv IBDVに特徴的な性状と思われた.