著者
高橋 襄
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究所
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.7-14, 2003 (Released:2011-03-05)
著者
宮崎 斉 高橋 桂太 金子 正秀
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.55-58, 2013-02-09

本論文では、人間とロボットが円滑なインタラクションを行うための手法を提案する。同伴対象である人間に対し、ロボットから積極的に「手つなぎ動作」を提案し、つないだ手で様々な行動をとることによって、的確に人間にロボットの意図を伝えることを可能とする。さらに「手つなぎ」状態を人間からロボットへの意思伝達手段にも利用し、人間の手の動きや接触の状態などをセンシングすることで速度調節などの人間側からの要望を即座にロボットに伝達する。このように人間からロボットへの意思伝達機能、ロボットから人間への意図伝達機能をもって、人間-ロボット間の相互的な意図の伝達を実現する。手法の応用例として案内ロボットについて述べる。
著者
川井 廉之 星 永進 高橋 伸政 池谷 朋彦 村井 克己
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.72, no.8, pp.1978-1981, 2011

症例は30歳,男性.前医にて緊張性気胸に対する胸腔ドレナージ後に血胸を呈し,医原性の血胸が疑われ当センターへ緊急搬送された.胸部X線写真にて右胸腔に大量胸水貯留を認め,ドレーンからの出血が続いていたため,血気胸の診断で胸腔鏡下緊急止血術を施行した.出血は肺尖部対側の胸壁の断裂した血管からであり,自然血気胸と診断した.術後,再膨張性肺水腫を発症したが,その後の経過は良好で,術後第7病日に軽快退院となった.自然血気胸の中には本例のように初回胸部X線写真で胸水貯留が認められない症例があり,早期の診断と治療のためには,ドレナージ後の注意深い経過観察が重要である.

2 0 0 0 OA 少年雅賞

著者
高橋省三 編
出版者
学齢館
巻号頁・発行日
1893
著者
高橋 昭公 渡邉 晃
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第10回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.99-104, 2013 (Released:2013-09-24)
参考文献数
10

新規用途開発の成否は優れたアイデアの発想が鍵となるので、その発想を支援する多くの提案・検討がなされていたが、今日なお主流となりうるような支援方法は見当たらない。効率的にアイデアを発想できる新規プロセスの実現をテーマに取り上げたOUGインターネット/ビジネス分科会において、アイデア発想の重要なステップである「資料の収集」などのステップに、発想の支援に優れた特徴を有するとされている JST のJ-GLOBAL を適用したアイデア発想支援システムを想定し、アイデア発想への効用が大きいことが推測できた。さらに、当該支援システムに Excel を用いた独自の工夫を加味して、絞込み検索の出力を可視化した結果、発想が豊富化し観点も多面化できる期待がもてた。
著者
高野 祐輝 安藤 類央 宇多 仁 高橋 健志 井上 朋哉
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J97-B, no.10, pp.873-889, 2014-10-01

DNSアンプ攻撃はDNSオープンリゾルバを踏み台として利用したDDoS攻撃であり,その増幅率は数十倍にのぼるため,少ないネットワーク帯域でも効果的に攻撃を行うことができるため大きな問題となっている.そこで我々は,DNSアンプ攻撃に利用されるオープンリゾルバの実態を調査するために,広域なアクティブ検索,サイレントモニタ運用,実オープンリゾルバ運用という三つの多角的な視点から観測を行った.我々が行ったアクティブ検索の結果,インターネット上に3,000万以上のDNSサーバが存在することが明らかとなり,そのうちの2,500万以上ものDNSサーバがオープンリゾルバであることが明らかとなった.また,サイレントモニタ運用,実オープンリゾルバの運用により,DNSサーバ探索にはAレコード問い合わせが,攻撃にはAレコード及びANYレコードの問い合わせが多く利用されることが明らかとなり,更に,これら情報とBGP情報を組み合わせることで,DNSアンプ攻撃の攻撃者が存在するネットワークを特定することが可能であることを示す.
著者
高橋 豪仁
出版者
日本スポーツ社会学会
雑誌
スポーツ社会学研究 (ISSN:09192751)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.79-88, 2014

「スポーツ基本法」において、法文上初めて「スポーツ権」が明記されたことは、憲法13条の幸福追求に対する国民の権利がスポーツの次元においても存在することを根拠づけるものではあるが、その保障内容については議論の余地がある。本研究では、下記の訴訟事件を、スポーツを見る側の権利の観点から検討し、この裁判の過程で問題となったプロ野球の公共性について考察を加えた。 また、こうした私設応援団の排除や応援不許可を、単に反社会的勢力の排除の一環であるという表層的な見方で説明するのではなく、その背景に存在するスタジアムにおける管理・監視システムの視点から検討する。<br> プロ野球暴力団等排除対策協議会は、2008年3月、ある私設応援団に所属する26人に排除命令、7つの応援団から構成される1団体には特別応援許可を出さないことを決定した。これに対して当該の応援団は、2008年6月、名古屋地方裁判所にNPB と12球団らを相手取り、入場券販売拒否と特別応援不許可の撤回を求める訴訟を起こした。<br> 原告らはプロ野球の公共性を根拠に「スポーツ権」を主張したが、プロ野球は営業の自由や契約自由の原則が適応される私的事業の領域であるとの理由でプロ野球の公共性は否定された。公的セクターには公共性があり、私的セクターにはそれがないとする判断であり、現在社会におけるスポーツのあり方を説明するには一面的である。また被告側の応援団や観客への関係性には自由な討論の場も公開性もなく、ハーバーマスの言う「市民的公共性」の観点から批判することができる。ここで取り上げた訴訟事件は、興行主である日本野球機構や球団が、プロシューマーである私設応援団を、データベース化と自己規律化に基づく管理によって、自らの生産活動の中に囲い込んでいるという構造を顕在化させている。
著者
沢村 一 高橋 武久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.548, pp.25-30, 2005-01-10
被引用文献数
1

我々は以前の論文[15]で多値議論の論理LMAを形式化した.これは知識表現言語として、拡張注釈付き論理型言語EALPを用い、不確実情報下におけるエージェント間議論を可能にするものであった.本論文では、このLMAを東洋論理を特徴づけるテトラレンマ(四句分別)に特殊化することを考える.そしてその表現能力や応用可能性を確認する.このために、LMAを、次のような東洋的、文化的な議論に適用する : 死刑制度の是非に関する多値議論、西洋と東洋の多元的な議論.これらを通して、西洋的あるいは東洋的議論の融合、表象をもたない議論の可能性について論じる.
著者
森実 飛鳥 高橋 淳
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.147, no.5, pp.264-268, 2016 (Released:2016-05-13)
参考文献数
27
被引用文献数
1

パーキンソン病の治療としてはL-dopaをはじめとした薬剤による内服治療が標準的である.薬剤治療は初期には有効であるが,4~5年を経過すると薬の有効性が減じ,ジスキネジアやon-off現象などの副作用が出現し,薬剤のみでの疾患コントロールが困難になってくる.補助的な治療の一つとして中絶胎児組織を使った中脳細胞移植治療が欧米で試験的に行われてきた.この胎児移植では一定の効果はあるものの,ドナー細胞の供給が難しく,そのために質の安定性が保たれないことなどから一般的な治療とはなっていない.この問題点を解決すべく,人工多能性幹細胞(iPS細胞)の応用が期待されている.我々はiPS細胞からドパミン神経前駆細胞を分化誘導し,パーキンソン病に対する細胞移植治療を目指して研究を行ってきた.すでに臨床応用可能な分化誘導のプロトコールを確立し,パーキンソン病モデル動物等を用いて前臨床試験を行っている.移植した細胞は脳内に生着し,モデル動物の機能回復に寄与することを確認している.iPS細胞利用の1つのアドバンテージとして自家移植の可能性が挙げられる.自家移植は拒絶反応が最小限に抑えられて理想的ではあるが,コストや時間の問題から臨床現場で普及するにはハードルが高い.次善の策として,健常者の細胞から臨床グレードで樹立された既存のiPS細胞を用いる方法が考えられる.京都大学で始まったiPS細胞ストックプロジェクトではヒト白血球型抗原(HLA)がホモ接合体である健常人ドナーの細胞から樹立したHLAホモiPS細胞を備蓄していき,各患者の種々な型のHLAと適合し易いiPS細胞を集めている.これが整備されると将来的には様々な領域でHLA適合移植が可能となる.我々はこのストックiPS細胞を利用し,パーキンソン病に対し他家(同種)移植を行う臨床治験を計画している.
著者
藤枝 郭俊 高橋 〓 藤田 敏美 岩崎 昭人 奥山 政広
出版者
The Visualization Society of Japan
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.197-200, 1990

Aircraft adopting USB(Upper Surface Blowing) concept as a powered lift system achieves powered lift augumentation by deflecting the engine exhaust flow over the wing and the extended USB flap by Coanda principles. To obtain higher powered lift, optimal engine exhaust nozzles design and engine allocation which enhance effectively exhaust flow turning performance are important factors.<BR>This report describes the exhaust flow characteristicsin the case of varying space between two engines installated on the semi-span USB powered lift model. Measurements of Exhaust flows behind two engines were made by a traversing wake rake with 5-holes pitot tube in NAL 2m×2m Gust Wind Tunnel.
著者
高橋 久仁子 宮村 小百合
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.1145-1151, 1994

学童のいる世帯の調理行動を類推するために食品の常備状況を調査した.<BR>群馬県内に居住する, 小学生を持つ世帯の調理担当者を対象に, 比較的保存性のある50食品の常備状況を質問した.<BR>有効回答票2,721部を集計した結果, 醤油, 味噌, 食塩, 米, 植物油は99%以上の世帯が常備していた.99%未満90%代の常備率は砂糖, 卵, コショウ, 酢, 海苔, 小麦粉, ジャガイモ, タマネギ, トマトケチャップ, 牛乳であり, 80%はワカメ, 片栗粉, マーガリン, カツオ節, 風味調味料, ニンジン, パン粉, 70%代にゴマがあった.60%代には固形スープの素, ネギ, うま味調味料, 天ぷら粉, 乾麺, カレールウが, 50%代にはバター, コンブ, ツナ缶, そして40%代にはショウガ, ニンニク, パン, 煮干し, 干し椎茸が並んだ.以下, チーズ, 市販麺つゆ, 素材冷凍食品 (30%代), 即席麺, 唐揚げ粉, ホットケーキミックス (20%代), 調理冷凍食品, 合わせ調味料, モチ米, チャーハンの素, 100%果汁飲料, 清涼飲料水 (10%代), そして最下位の炭酸飲料は7%であった.<BR>各種の調味・香辛料類を調理目的別に配合した調味用食品 (合わせ調味料) や用途を限定した小麦粉加工品, あるいは「~のもと」と称する, 簡便さを売り物にした食品類も高率ではないが世帯の常備品目に進出していることが確認された.<BR>洗浄, 切断, 加熱などの調理操作が必須な素材食品であるジャガイモ, タマネギ, ニンジンの常備率の高さや, 利用するには調理加工が必要な小麦粉, パン粉の常備率などから類推する現り, 学童がいる世帯において「まな板と包丁のない家庭がある」とは肯定し難い.しかし調理担当者が40歳代の家事専業多世代世帯では総じて食品の常備率が高く, 30歳代家事兼業二世代世帯では低いという結果は, 世帯のタイプにより調理行動の活発度に差があることを示唆している.<BR>回答者の負担が小さいこの方法により, 家庭の調理行動の概況を類推することは可能であると考える.
著者
稲垣 具志 藤澤 正一郎 高橋 和哉 池田 典弘 竹内 聖人 荻野 弘
出版者
一般社団法人 交通工学研究会
雑誌
交通工学論文集 (ISSN:21872929)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.A_166-A_173, 2016-02-05 (Released:2016-02-05)
参考文献数
12

市街地での移動制約が著しく高い視覚障害者の交差点横断を支援するために,視覚障害者誘導用ブロック,音響式信号機,エスコートゾーン等の施設の普及が全国各地で進んでいる.一方,横断時の方向定位の手がかりとなるこれらの支援施設や歩車道境界部の縁石等の信頼度が横断場面によって異なる状況は,当事者にとってむしろストレスを助長する要因にほかならず改善が急務の課題である. 本稿では,視覚障害者の道路横断時のより正確な方向定位を促す手法の構築を目指し,横断歩道口の視覚障害者誘導用ブロック付近へ敷設する方向定位ブロックの提案を目的として,全盲者を対象とした歩行実験を実施した.実験参加者の主観評価のヒアリングならびに歩行・方向定位状況の観察に基づき,支援性を最大限に高めるための仕様要件と敷設方法を抽出するに至った.
著者
高橋 浩一 山上 明子 石川 均 美馬 達夫
出版者
日本神経眼科学会
雑誌
神経眼科 (ISSN:02897024)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.283-286, 2016-09-25 (Released:2016-09-28)
参考文献数
11
被引用文献数
1
著者
高橋 秀直
出版者
神戸商科大学学術研究会
雑誌
人文論集 (ISSN:04541081)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.p367-391, 1991-03