著者
有賀 恭広 伊藤 成海 徳増 信之 砂川 宗一郎 森谷 友昭 高橋 時市郎
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿
巻号頁・発行日
vol.10, pp.57-60, 2011

近年普及著しいIR-センサや圧力センサを用いて様々な動作解析を行っている.その応用として,打楽器演奏システム,初心者向けカヌー体験シミュレータ,パラグライダー体験シミュレータのプロトタイプを試作している.本稿では,3 つのプロトタイプの機能とその構成法について述べる.(1) 打楽器演奏システムでは,エアドラムシステム"Imagination Drums"を開発している.IR-LED を取り付けたドラムスティックの動きをIR-センサで検出し,その動きに合わせて,強弱も含めて,ドラム音を出力できる.(2) 初心者向けカヌー体験シミュレータは,パドル型の自作コントローラを実際のカヌーのように陸上で漕ぐと,カヌーの進行方向と速度が決まり,実際にカヌーを漕いでいるかのような体験ができるシステムを目指している.(3) ライザーの操作によって変形するグライダーの形状を視覚的に捉え,初心者が実際にフライトする前に練習するパラグライダー体験システムを目指している.体重移動により操縦できる機能を構築中である.
著者
有賀 恭広 伊藤 成海 徳増 信之 砂川 宗一郎 森谷 友昭 高橋 時市郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.57-60, 2011
参考文献数
4

近年普及著しいIR-センサや圧力センサを用いて様々な動作解析を行っている.その応用として,打楽器演奏システム,初心者向けカヌー体験シミュレータ,パラグライダー体験シミュレータのプロトタイプを試作している.本稿では,3つのプロトタイプの機能とその構成法について述べる.(1)打楽器演奏システムでは,エアドラムシステム"Imagination Drums"を開発している.IR-LEDを取り付けたドラムスティックの動きをIR-センサで検出し,その動きに合わせて,強弱も含めて,ドラム音を出力できる.(2)初心者向けカヌー体験シミュレータは,パドル型の自作コントローラを実際のカヌーのように陸上で漕ぐと,カヌーの進行方向と速度が決まり,実際にカヌーを漕いでいるかのような体験ができるシステムを目指している.(3)ライザーの操作によって変形するグライダーの形状を視覚的に捉え,初心者が実際にフライトする前に練習するパラグライダー体験システムを目指している.体重移動により操縦できる機能を構築中である.

1 0 0 0 IR 所有論

著者
高橋 一行
出版者
明治大学
巻号頁・発行日
2011

identifier:http://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/handle/10291/17486
著者
岩瀬 真生 高橋 秀俊 中鉢 貴行 梶本 修身 志水 彰 武田 雅俊
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.1291-1296, 2003-12-15

はじめに Trail Making Test(TMT)とは,1枚の紙に書かれた1から25までの数字などの指標を順に鉛筆でなぞるという簡易な認知機能検査である4)。TMTは1950年代に開発され神経内科領域で主に前頭葉機能を評価するために使用されてきた。 TMTは従来脳障害の判定に有用であるといわれており,左半球障害者や前頭葉障害者などではカテゴリーチェンジのないTMT-Aに比してカテゴリーチェンジのあるTMT-Bの成績が極端に悪くなると考えられている。TMT-A,B課題双方ともに成績が低下する場合には,情報処理あるいは注意力の全般的機能障害が示唆される。統合失調症患者においてもA,B課題双方ともに成績が低下し,A課題の障害に比してB課題の障害が高度であるという報告が多い。 梶本らはタッチパネルディスプレイを用いてTMTをコンピュータ化したAdvanced Trail Making Test(ATMT)を開発した2)。ATMTは原版のTMTを改変して,visuospatial working memory(VWM)の定量評価を可能にした。ATMTは原版のTMTと比べいくつかの利点がある。(1)タッチパネル上に表示された数字ボタンに直接指で触れて課題を遂行するようにし,1回のボタン押しごとの反応時間測定を可能にした。(2)数字ボタンを25までに限定せず長時間の連続測定を可能にした。(3)数字ボタンの位置が固定され,VWMにより成績向上が可能な課題(ATMT-B課題)と数字ボタンの位置が1回のボタン押しごとに変化し,課題の遂行が視覚的探索のみによる課題(ATMT-C課題)とを作成し,両者の比較によりVWMの定量評価を可能にした。ATMTは短時間で大量かつ定量性の高いデータを得られる上に,課題の教示がほとんど不要なため容易に検査を施行でき,小児から高齢者までさまざまな精神疾患へ応用可能と考えられる。 本論文では,ATMTによるVWMの評価方法を概説する。さらに,健常者と統合失調症患者の少数例でVWMの評価を予備的に開始しており,その結果について述べる。
著者
佐々木 浩子 木下 教子 高橋 光彦 志渡 晃一
出版者
北翔大学
雑誌
北翔大学北方圏学術情報センター年報 = Bulletin of the Northern Regions Academic Information Center, Hokusho University (ISSN:21853096)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.9-16, 2013

大学生の睡眠の質と生活習慣及び精神的健康との関連を明らかにすることを目的として,北海道及び東北の大学生に「生活習慣と精神的健康状態に関する調査」を実施し,男女差及び睡眠障害の有無による比較及び検討を行った。 その結果,男子に比較して,女子では起床時刻が早く,食事の規則性などが良好で,喫煙や飲酒の習慣のある者や運動習慣のある者の割合が低いものの,ストレスの自覚の割合が高く,睡眠時間が短いなど男女の生活習慣に有意な差があることが明らかとなった。しかし,睡眠の質の評価としたPSQI-J の総得点および総得点により群分けした睡眠障害の有無の割合では男女差は認められなかった。 睡眠障害の有無による比較結果から,睡眠に関して問題をもつ者は,定期的運動習慣のある者の割合が低く,喫煙習慣のある者の割合が高く,遅い就床時刻,短い睡眠時間,長い入眠時間で,食生活に対する意識も低いなど,生活習慣においても良好な状態になく,同時に精神的な問題も抱えていることが示唆された。また,睡眠に関する問題は男女差なく,大学生の多くが共通して抱えている問題であることが明らかとなり,睡眠と生活のリズムに関する教育の必要性があるとの結論を得た。
著者
高橋 信明 杉本 諭 岡田 益男 本間 基文
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.113, no.4, pp.251-260, 1993
被引用文献数
1 6

Present work describes the magnetic properties of Nd-Fe-B melt-spun ribbons which have lower Nd content than the Nd<sub>2</sub>Fe<sub>14</sub>B compound. The studied alloys were (1) Nd<sub>x</sub>Fe<sub>94-x</sub>B<sub>6</sub>, (2) (Fe<sub>3</sub>B)<sub>1-x</sub>-(Nd<sub>2</sub>Fe<sub>14</sub>B)<sub>x</sub> and (3) Fe<sub>1-x</sub>-(Nd<sub>2</sub>Fe<sub>14</sub>B)<sub>x</sub>. The grain refinement were underwent by studying the conditions of annealing for crystallization. It results in disappearing noticeable knicks in the demagnetization curves, which is attributed to precipitations of &alpha;-Fe and Fe<sub>3</sub>B phases. The Nd<sub>8</sub>Fe<sub>86</sub>B<sub>6</sub> melt-spun ribbon annealed at 650&deg;C for 30 min exhibits the highest (<i>BH</i>)<sub>max</sub> of 126kJm<sup>-3</sup>(15.8MGOe). The V addition is effective for improving the coercivity.
著者
井口 元三 高橋 裕
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

自己免疫性下垂体疾患の患者を集積して、抗PIT-1抗体症候群で一例の男性症例と、世界で初めての女性症例一例を加え、合計5症例を報告した。また、IgG4関連下垂体炎が、IgG4関連自己免疫性膵炎症例の5%に合併することを明らかにした。抗PIT-1抗体症候群患者の全例に胸腺腫瘍を新たに見出し、胸腺腫瘍細胞中にPIT-1タンパクが異所性に発現していることが原因であることを証明した(Sci Rep.2017)。この事から、自己免疫性下垂体疾患の原因として。腫瘍随伴症候群のメカニズムが関与する「胸腺腫関連自己免疫性下垂体疾患」という全く新しい概念を提唱した。
著者
高橋 淳雄
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学水産学部紀要=Memoirs of Faculty of Fisheries Kagoshima University (ISSN:0453087X)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.133-140,

The origins of chlorine contained in the waters emitted from the hot springs nearthe sea coast in Kagoshima Prefecture are discussed, on the bases of the amounts ofchlorine, the deviations from the relative amounts of five major constituents of the seawater, and the hydrostatic pressure equilibrium. They are attributed to the present seawater, the sea water enclosed underground in the geological age, and the volcanicprocesses.鹿児島県海岸温泉を,海水混入の如何を主として調査した。Cl量の多少,泉温との関係,成分比の偏度,静水圧平衡を根拠として以下の如き結果が導かれた。(表9省略)海岸に近い温泉はすべて海水混入があり,Cl量が甚だ多く,且つ成分比は海水に類似して居り,その偏度は小さい。但し海水混入の様式は各温泉群によって相異している。海潟温泉,古里温泉は現海水の混入で説明されるが,阿久根温泉,鹿児島市温泉,指宿温泉は,地質時代の封入海水の混入或は火山性源も考えられる。海岸から離れた湯之元温泉,霧島温泉にも海水混入の疑がある。尚すべて以上の温泉は海水比以上のKを含有していることも注目される。以上の考察は海岸に近い温泉にCl量が多いという事実に着目し,主としてこれを海水源と見こしたのであるが,もし海岸からの遠近を論ぜず,すべてCl源は火山性であると考えれば如何になるか。海岸に近い温泉にCl量が多いという事実は,この考え方のみによれば海岸に近い火山の活動が強くて火山性のClを多く出したことに基くと見こすべきことになる。一方海岸から遠い場合は,火山性源のCl量多い温泉水が深所にあって,水圧弱くて地上に湧出し得ず,水蒸気のみが高地に迄上昇し得る状況にあると相像できる。Kの多いと云う事実は,かかる考え方に対する一つの支持を与えるが,しかし海岸に近い火山の活動が強いということは必ずしも当を得ない。従ってCl源は海水と火山性の両方にあると見こすことが出来る。
著者
高橋 知世 北神 慎司 宮代 こずゑ 原田 悦子 須藤 智
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.1-8, 2012-05-10

画像認証は,新しい電子的本人認証システムの1つである.このシステムの利用者は,思い出の写真やイラスト等を予め登録しておき,認証時に登録画像をディストラクタ画像の中から正しく選び出すことによって本人認証を行う.画像認証は従来のパスワード等と比べて,容易かつ強固な本人認証を実現できるものとして期待されている.画像認証のシステムの強度は登録画像の特性に大きく依存する.しかし,実際にどのような画像が登録されうるか,また,画像選択にどのような心理的要因が影響を及ぼすかについては未だ明らかにされていない.そこで本研究では,大学生47名に擬似的に認証画像の登録を求め,その後,個別の画像について登録の意思や登録への抵抗感を尋ね,画像への思い入れや認証画像としての適切性を自己評価させる質問紙調査を行った.その結果,画像を登録する意思には,登録画像の認証画像としての主観的な適切性,登録への抵抗感,画像への愛着,自分の登録画像であることの認識容易性といった要因が影響することが示された.したがって,画像認証システムの強度を向上させるためには,登録への抵抗感の低減させる必要があると考えられる.また,どのような画像が認証に適しているかについて,利用者への周知を行うべきであろう.The picture-authentication system is a new system that users can identify themselves in cyberspace by correctly picking out pictures registered by themselves. The picture-authentication is safer and easier to use than systems using a password because memorable photos and illustrations can be used instead of a letter string that are likely to be forgotten. However, no studies have revealed features of the pictures and psychological variables that may influence users' decision to choose the pictures. Thus, we asked participants (47 undergraduate students) to register their own pictures to a trial picture-authentication system, and examined their willingness to actually resister the pictures on the system after a two-months-interval. Results indicated that their willingness was positively related to the feelings of appropriateness, attachment, and identifiability of the pictures, and was negatively related to the feeling of resistance for the system. We suggest that it is important to reduce the resistance for registration and to popularize what kind of pictures are appropriate for the authentication.
著者
樋口 健治 高橋 秀年 平田 利英
出版者
社団法人 日本繊維機械学会
雑誌
繊維機械學會誌
巻号頁・発行日
vol.16, no.8, pp.609-616, 1963

<B>目的</B><BR> 1) サンプルカードによるローラカードの伝達関数の決定.<BR>2) ローラカードを閉ループで制御する際の最適調整条件の検討.<BR><B>方法</B><BR>1) 系の骨格は過渡応答法によって推測し, その時定数はフィードローラの回転を周期的に停転することによって長方形波入力を作り, その出力の分散より求める.<BR>2) ウエブむらが定常不規則でガウシャンノイズとした時の制御装置の最適調整値を求める. <BR><B>成果</B><BR> 1) ローラカードの伝達関数は, むだ時間をもつ1次比例系となった.<BR>2) ローラカードのように大きなむだ時間を持つ系にはPID制御がもっともよい.<BR>3) PD制御はP制御やPI制御よりむしろよい制御をする.
著者
安藤 千晶 菅野 雄介 鈴木 晶子 高橋 文代 小川 朝生
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.151-157, 2019 (Released:2019-06-27)
参考文献数
32
被引用文献数
1

訪問看護師が行っている,在宅で生活する認知症高齢者に対する疼痛マネジメントの内容を明らかにすることを目的とし,10名の訪問看護師を対象に半構造化インタビューを実施,質的帰納的に分析した.その結果24のサブカテゴリー,8のカテゴリーが得られた.訪問看護師は標準的な認知症高齢者の疼痛マネジメントに加え,在宅看護のヘルスアセスメントの特性から生活全体を視野に入れた疼痛マネジメントを実施していた.また自らの訪問時の情報に加え,家族や他職種から得た情報から,利用者の生活全体を想像し総合的にアセスメントする視点が重要であり,多職種でアセスメントの視点と情報を共有する工夫が求められていることが示唆された.さらに訪問看護師は疼痛の存在が明確でなくとも,疑われる場合は薬物・非薬物療法を実施し,平常時の日常生活の行動変化から疼痛評価を実施していた.今後全国調査により疼痛マネジメントの実際を明らかにする必要がある.