著者
高田 保之
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.43, no.178, pp.43-48, 2004 (Released:2010-12-16)
参考文献数
6
被引用文献数
1
著者
高田 真優子 西村 周泰 高田 和幸
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学会年会要旨集 第94回日本薬理学会年会 (ISSN:24354953)
巻号頁・発行日
pp.1-P1-21, 2021 (Released:2021-03-21)

Alzheimer’s disease (AD) is an age-related neurodegenerative disease that is characterized by formation of amyloid-β (Aβ) plaque and neurofibrillary tangle. These pathological events cause neural cell death and progressive cognitive impairment. While, microglia are the resident macrophages of central nervous system and have the function of Aβ phagocytosis. Although AD animal models have been used to investigate pathophysiology of AD, they show limitations on recapitulating the complexity of human brain microenvironment. Especially, interaction of neurons and microglia is still poorly understood in both normal and AD. Here we generated 3D co-culture organoid system mimicking human brain microenvironment with human induced pluripotent stem cell (iPSC)-derived cerebral organoid and primitive macrophages. First, we separately generated cerebral organoids and macrophage from iPSCs and co-cultured them in single dish. The organoid expressed cerebral cortex-specific genes and showed multi-layer structure, and primitive macrophages exhibited microglia-like morphology and interacted with the neurons in the organoid. Therefore, 3D co-culture system is useful model for greater understanding interaction of neurons and microglia. Our 3D co-culture model system will be also applicable for AD modeling and developing novel therapies against AD.
著者
杉本 達哉 高田 観月 高山 雄貴 髙木 朗義
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.4, pp.22-00115, 2023 (Released:2023-04-20)
参考文献数
34

近年,空間経済学に基づく理論の計量分析への応用が進められている.しかし,その分析枠組は,我が国の長期的な人口分布変化の傾向1)(e.g., 大都市の人口増加)とは真逆の“地域間輸送改善は必ず地方都市の人口を増加(大都市の人口を減少)させる”という結果しか出力しない2).これは,輸送改善の影響の適切な予測が不可能であることを意味する重要な課題である.本研究は,企業間の価格競争を考慮できる独占的競争理論3)を応用することで,この課題を解決する計量分析手法を開発する.そして,日本を対象とした計量分析により,本手法が“地域間輸送改善が大都市の人口を増加させる”という結果を出力できることを示す.
著者
浅雄 保宏 高田 啓介 武部 佐和子 前田 正人 真嶋 良昭
出版者
THE JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.11, no.5, pp.632-635, 1991-09-15 (Released:2008-12-11)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

われわれは気管内挿管下の全身麻酔による甲状腺良性腫瘍手術後に手術側の反対側に声帯麻痺をきたした症例を経験した.カフつきチューブの使用,頸部後屈などにより,気管に偏位やねじれが生じ,反回神経との位置関係が変化して左側の反回神経に牽引,圧迫が加わりやすくなって,反回神経の栄養血管の血流障害による神経麻痺をきたしたと考えられた.1ヵ月後には声帯麻痺は完全回復した.
著者
高田 陽介
雑誌
史論
巻号頁・発行日
vol.56, pp.1-21, 2003
著者
山野 亨 桐山 魁 岡本 修 猿渡 雄二 荒木 義則 森安 貞夫 高田 知典 河村 圭
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.3, pp.F3-0127, 2023 (Released:2023-03-20)
参考文献数
11

近年,多大な人的被害を及ぼす豪雨に伴う激甚な土砂災害が起こっている.土砂災害発生時には,迅速な土砂災害調査が必要である.そこで我々は,マルチバンド受信機を使用することで,作業効率や調査員の安全性の向上を目指す災害調査支援システムを開発している.本稿では,広島県の災害復旧現場において,開発するシステムに使用する受信機の測位性能を評価する.劣悪環境下における定点測位精度の確認を目的とした砂防堰堤における実験では,水平方向の測位結果のばらつきが22mm(2DRMS)以下であることを確認した.森林中の測位性能の確認を目的とした森林中における実験では,水平方向の測位結果のばらつきが0.65m(2DRMS)以下であることを確認した.この結果,土砂災害調査におけるマルチバンド受信機の有用性が確認できた.
著者
西村 惇 松原 豊 高田 広章
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB) (ISSN:2188868X)
巻号頁・発行日
vol.2023-EMB-62, no.48, pp.1-8, 2023-03-16

コンテナ型仮想化は,VM 型仮想化より資源効率や処理速度で優れており,組込みシステムを含め,多くの分野で利用が広まりつつある.コンテナを作成する低レベルランタイムはコンテナのアプリケーションの実行性能やセキュリティを大きく左右するため,最適な選択を行う必要がある.一方で,セキュリティ分野を筆頭に評価が十分になされておらず,評価方法も確立されていない.本研究では新たに評価ツールを実装し,x86_64 環境と ARM 環境で,アプリケーションの実行性能,リソース使用量,セキュリティの観点から,runc,crun,gVisor,Kata Containers の 4 つの低レベルランタイムの評価を行った.
著者
上田 早智江 高田 真史 東條 かおり 櫛田 拳 髙木 豊 樋口 和彦
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.25-34, 2023-03-20 (Released:2023-03-21)
参考文献数
18

COVID-19の感染拡大により,長時間の衛生マスク(以下,マスク)の着用が必要となった。そこで,この長期間のマスク着用による皮膚性状の変化を客観的に捉えるべく,本研究では,マスク内の温湿度環境を計測するとともに,マスク内の温湿度環境の角層への影響を評価した。また,長時間のマスク着用による皮膚性状の変化の実態を調査した。その結果,マスク内は高温多湿であり,マスクを外すことで急激な温湿度の変化が起こること,くわえて,軽度な運動負荷を伴ったマスク着用では,30分という短時間でも角層の質の変化を誘発していることが明らかとなった。長期間のマスク着用の影響解析においては,マスクの内側の皮膚性状は,外側の皮膚と比して,バリア機能が低く,ターンオーバーが亢進し,敏感な状態であることが明らかとなった。さらに,遊離脂肪酸の比率が高い皮脂が存在し,広範囲にマスクとの「こすれ」が生じることで,より皮膚性状が悪化する環境が形成されていることがわかった。
著者
松井 紳一郎 青木 豊次 高田 十志和
出版者
日本武道学会
雑誌
武道学研究 (ISSN:02879700)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.55-62, 1991-03-30 (Released:2012-11-27)
参考文献数
8
被引用文献数
2

Differences of physical construction between fighting Judo players often exert serious effects on the result of the match. However, some competitions in Japan are carried out regardless of considerating the constitutional differences, especially weight difference. It is important to examine the effects of constitutional differences on the match, since need of the open-weight class is discussed in the international Judo competitions.In this study, the effects of the constitutional differences (height and weight) on the Judo matches were investigated by analysing the success of the all Japan Judo championship competitions from Showa 55th (1980) to Heisei 1st (1989)The maior findings obtained were as follows:1. There was no significant difference in the number of victories between taller and shorter players in.32,2, matches in which difference of height was appreciated. Slight advantage was found in taller players, when the difference of body height was 6 cm or greater.2. When the difference of body weight was less than 20kg, there wes no effect on the success of the matches. In the matches with weight difference of 20-40kg, heavier players tended to be superior to lighter players, but the ratio of the success of match was 153: 128, indicating no significant difference. It is clear that when the weight difference was more than 40kg, heavier players was advantageous.3. Both the weight and the height differences show no effect on the success of the matches at the first half of the tournament (the 1st and 2nd tournaments), but at the second half of the tournament (from 3rd tournament to the final) heavior players were easier to win than lighter players.4. The main difference was observed in the number of “Ippon”, in the win of the matches between players with superior and inferior constitutions.In summary, it is suggested that most of participants (ca.74% of all) can have an equal opportunity of success in the all Japan championship competition. This may justify the existence of the Judo competition without distinction of weight.
著者
高田 瞬 馬場 洋一 岡元 満 柿澤 広美 伊藤 武
出版者
日本食品微生物学会
雑誌
日本食品微生物学会雑誌 (ISSN:13408267)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.40-44, 2017-03-30 (Released:2017-04-10)
参考文献数
15

筆者らは多数の食品従事者の糞便を対象に生物発光酵素免疫法(BLEIA法)に基づく高感度な全自動免疫測定システムと遺伝子検査法(RT-PCR法)の感度,特異性,検出率について検討し,本システムの有効性を評価した.今回対象とした2,427例中ノロウイルスの陽性率はBLEIA法が7.3%,RT-PCR法が6.3%であった.BLEIA法はRT-PCR法に対して,相対感度95.4%,相対特異度98.7%,一致率98.4%であったことから遺伝子検査法と同等の性能を有することが示唆された.BLEIA法は遺伝子検査法と比べて操作性と検査時間を大きく改善する方法であり,1検体あたり46 minでの迅速な測定ができ,処理能力は1 hrあたり120検体を可能としている.高いスクリーニング性能を有していることから,食品従事者の定期検査等の大量の検査に導入して,コスト,時間の削減につながることが期待できる.
著者
川口 麻衣 足立 茜 荒木 敬雄 大桑 由美 大納 英美 岡田 梨亜 金谷 妃佐子 北林 聖子 黒田 普美子 厳本 英 高田 圭美 谷元 直美 橋本 達矢 鶴亀 美幸 樋浦 絵美子 三島 準也 森岡 賢一 吉元 奈央子 斎藤 美智子 山本 和代 別府 清香
出版者
地方独立行政法人 神戸市民病院機構
雑誌
神戸市立病院紀要 (ISSN:0286455X)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.41-50, 2022 (Released:2022-04-25)
参考文献数
1

神戸市立医療センター西市民病院では、2020 年4月から新型コロナウイルス感染症患者の入院を受け入れた。コロナ専用病棟や発熱外来の開設、一般病棟の閉鎖、スタッフの異動など、すべての部署で様々な影響があった。その中で主任研修において各部署の主任看護師が、コロナ禍における自部署での経験や学びを発表する場を設けた。今回この学びをまとめることにより、主任看護師は普段から持っている力を非常事態の際にも発揮していたが、状況に合わせてその力を使い分けていることが分かった。
著者
高田 洋吾 荒木 良介 野々垣 元博 海老田 一章 石井 利長 脇坂 知行
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.76, no.764, pp.650-659, 2010-04-25 (Released:2017-06-09)
参考文献数
20
被引用文献数
3 2

Polymer electrolyte fuel cell (PEFC) is expected to applications for various usages such as a power source for small robots and personal computers because PEFC has high energy density and can generate electric power under low temperature environment. As the application, swimming fish robots with PEFC are useful for various usages such as ecological investigation in water etc. In the case that rechargeable batteries are used for supplying electricity to robots, they are not able to continue swimming for a long time because of low energy density of the batteries. Therefore, a small and ultra-light passive-type polymer electrolyte fuel cell called "Power Tube" has been developed. On the basis of this fuel cell technology, the authors have created low energy consumption small fish robots powered by Power Tubes on a float or a buoy. The fish robot with a float swims for approximately 50 minutes by only Power Tubes with a voltage booster and the other fish robot with a submersible system can also swim for about 50 minutes by a hybrid system of a lithium polymer battery and Power Tubes.
著者
高田 龍平 鈴木 洋史
出版者
公益社団法人 日本薬剤学会
雑誌
薬剤学 (ISSN:03727629)
巻号頁・発行日
vol.65, no.6, pp.375-380, 2005 (Released:2019-04-20)
参考文献数
16
被引用文献数
1
著者
高田茂著
出版者
立教出版会
巻号頁・発行日
1970
著者
辻野 睦 内田 基晴 手塚 尚明 高田 宜武
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.184-195, 2020-05-15 (Released:2020-05-29)
参考文献数
39
被引用文献数
2 2

全国12のアサリ漁場干潟における線虫類の分布と形態的特徴について底質環境およびマクロベントス現存量との関係を調べた。線虫類の生息密度は有機物量が多く粒径が細粒部に偏り,バクテリア生菌数が多く還元的な干潟で高いと言えた。線虫類の体長や体幅は底質の粒度組成および酸化還元電位といった物理化学的な環境と関係していることが示された。線虫類とマクロベントスの湿重量には正の相関関係があり,線虫類の現存量が高いと考えられる底質環境の干潟では,アサリを含むマクロベントス現存量も高くなる傾向が認められた。
著者
巻 直樹 髙橋 大知 仲田 敏明 長谷川 大吾 若山 修一 坂本 晴美 藤田 好彦 高田 祐 佐藤 幸夫 柳 久子
出版者
一般社団法人日本理学療法学会連合
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.138-144, 2017 (Released:2017-04-20)
参考文献数
42
被引用文献数
3

【目的】嚥下機能低下を呈した要介護認定高齢者を対象として,呼吸トレーニングにおける短期および長期的な効果を検証する。【方法】通所リハビリテーションを利用している65 歳以上の要介護認定高齢者を対象とした。同意が得られた31 名に呼吸トレーニングを2 ヵ月(8 週)行い,理学療法前後,follow-up 1 ヵ月後,6 ヵ月後に測定を行った。【結果】理学療法前と理学療法1ヵ月(4 週)評価との間では,呼吸機能,嚥下機能,QOL は有意に改善を示した。理学療法2 ヵ月(終了時)とfollow-up 6 ヵ月後との間で呼吸機能,QOL は有意に減少を示していた。【考察】要介護認定高齢者に対し,呼吸トレーニングを導入することにより,呼吸機能や嚥下障害,QOL を改善することが可能であった。
著者
伊藤 佳乃子 高田 暁
出版者
人間‐生活環境系学会
雑誌
人間‐生活環境系シンポジウム報告集 人間−生活環境系学会 (ISSN:24348007)
巻号頁・発行日
pp.61-64, 2021 (Released:2022-12-03)
参考文献数
12

マスク着用が眼近傍の気流性状および涙液層に及ぼす影響を明らかにするための予備的検討として、被験者1名を対象に、不織布、ナイロン布マスク着用時および非着用時の3条件について、気温28 °Cおよび23 °Cに設定された空調室で物理・生理測定を実施した。その結果、眼球表面近傍の気流速・絶対湿度および涙液蒸発速度推定値は、マスク着用により上昇する傾向が認められた。また、その度合いはマスクの通気性や顔へのフィッティングによって異なり、不織布マスクよりもナイロンマスクで上昇が大きかった。気流速は、マスク非着用時には0.2 m/s以下であったが、ナイロンマスク着用時には1 m/s以上の値がみられた。一方、眼近傍の気温は室温やマスク着用の条件にかかわらず27.5~31.5 °Cであった。眼球表面温度および瞬きパターンに関しては、マスク着用条件による差は明確でなかったものの、マスク着用時の方が瞬目後10 s間の眼球表面温度低下が大きい傾向があった。