著者
高田 和夫
出版者
九州大学
雑誌
法政研究 (ISSN:03872882)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.1-81, 1995-08-07
著者
田島 孝治 高田 智和
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.6, pp.1-6, 2010-07-24

本発表は,GPS とデジタルカメラを用いた景観文字調査において,目視による写真分類作業を効率的に行うために,撮影位置と Exif 情報中の 「レンズ焦点距離」 を活用する方法について効果と問題点を考察する.また,提案方法を搭載したツール開発の現状について報告する.We discuss the effectiveness and the problem abut classifying images using the focal length information in Exif tag for the linguistic and notational landscape survey with GPS and Digital cameras. And we explain the developing system that has proposed method for notational landscape survey.
著者
今関 雄人 高田 眞吾
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.3041-3051, 2009-12-15

Webアプリケーションは機能の追加や変更が非常に多いという特徴がある.このため,回帰テストが非常に重要である.Webアプリケーションの回帰テストを支援するツールとして,クライアントからの入力を保存し,それを再現してテストを再実行するものがある.さらに,これらのツールは再実行時の実行結果を検査することも可能である.しかしながら,これらのツールは,クライアントサイドの入出力にのみ着目しており,サーバサイドの入出力を扱うことができない.そこで,本論文ではサーバサイドの入出力を考慮したWebアプリケーションの回帰テスト支援ツールを提案する.本ツールは入出力としてHTTPリクエスト/レスポンス,データベース,セッション変数,サーバ時刻を扱う.本ツールはこれらの入力を保存し,それを再現してテストを再実行することができる.さらに,本ツールはこれらの出力を保存し,再実行時の出力と比較することにより,テスト結果を自動的に検査することができる.これらの機能により,Webアプリケーションの回帰テストを自動的に行うことができる.The regression testing of Web applications is very important because, compared with general applications, their requirements change more frequently. Some regression test support tools can save the input and re-execute previous tests by restoring saved input. Furthermore, these tools can automatically verify the re-executing output using assertion. However, these tools focus only on client side information and do not handle server side information. In this paper, we propose a regression test tool forWeb applications, which supports both server side and client side information. For input and output, our tool handles HTTP request/response, database, session variable, and server time. Our tool can save and restore these inputs, save the resulting outputs and compare previous outputs with re-executing outputs for verification. These functions make possible the automatic regression testing of Web applications.
著者
佐藤 聡 高田 真吾 徳田 聖子 平田 完 中山 知士 真中 孝行 新城 靖
雑誌
研究報告 インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.1-6, 2011-09-30

我々はキヨスク端末からインターネットの Web コンテンツへのアクセスの認可を制御するための認証部分をシングルサインオンにしたシステムの開発を行った.そのシステムを筑波大学附属図書館のキヨスク端末に対して運用を行う際に,ログアウト処理をどうするかが問題である.その解決策として,ログアウト処理を行うスクリーンセーバを提案し開発した.実際のキオスク端末に設定を行い実運用を行った.その運用の結果について報告する.We had developed an web access control system as Single Sign-On. When we operate this system for the kiosk terminal of University Library on University of Tsukuba, the correspondence of a user having forgotten logout processing becomes the important problem. We proposed this solution as a screensaver that worked to logout processing. We applied this screensaver to the kiosk terminal, and operated in real environment. We report a result of this operation and discuss a future work.
著者
坂元 昴 大西 文行 大橋 功 小田桐 忍 カレイラ松崎 順子 岸本 肇 光野 公司郎 近藤 俊明 末藤 美津子 出口 保行 藤後 悦子 馬場 伊美子 伴 浩美 福崎 淳子 益井 洋子 坂元 章 堀田 博史 松田 稔樹 磯 友輝子 岩崎 智史 高田 隆 高梨 珪子 坪井 寿子 鈴木 光男 田中 真奈美 竹内 貞一 山村 雅宏 齋藤 長行
出版者
東京未来大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、21世紀に生き、開拓する21世紀型能力を中核に、幼児・児童における未来型能力、幼児・児童における未来型能力の育成、未来型能力を指導できる指導者の育成の3段階にわたる研究を、既存研究の検討整理、独自の調査、研究を踏まえて、社会貢献する成果としてまとめた。初年度から2年度にかけて21世紀型の幼児像を様々な能力領域で明らかにし、2年度から3年度にかけて、各領域で、これらの能力を育成するシステムを設計試行評価し、さらに、能力育成を指導する指導者の教育システムを検討、整理、設計、試行実施した。
著者
片岡 喜代徳 梅川 徹 片山 孔一 石川 泰章 児玉 光正 高村 知諭 高田 昌彦 加藤 良成 郡 健二郎 井口 正典 栗田 学
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.82, no.5, pp.799-803, 1991-05-20
被引用文献数
1

上部尿路結石患者と健常人の尿中の蓚酸カルシウム結晶量と尿中諸物質濃度を測定し,重回帰分析することによりそれらの影響力を検討した.1.結石患者の尿では説明変数としては蓚酸,ナトリウム, カルシウム,尿酸,マグネシウムが採択されそれぞれの偏相関係数は0.67,0.28,0.18,0.18,-0.10であった.CaOx結晶量の回帰式はCaOx Crystal量(×10^6μm^3/ml)=3.59×10^2Ox(mM/ι)+4.72×10^<-3> Ca(mM/ι)+4.52x10^<-3>Na(mM/ι)+2.51×10^<-4>UA(mM/ι)-2.39x10^<-2>Mg(mM/ι)-1.65で,重相関係数は0.759であった.結石患者の尿では結晶形成は蓚酸濃度に最も依存し,ナトリウム,カルシウム,尿酸が結晶形成促進因子として働き,マグネシウムが阻止因子として作用していた.2.健常人の尿では説明変数として蓚酸と無機燐が採択されそれぞれの偏相関係数はO.51,-0.24であった.CaOx結晶量の回帰式はCaOx Crystal量 (×10^6μm^3/ml)=1.91×10^<-2>Ox(mM/ι)-3,43x10^<-4>P(mM/ι)+0.29で,重相関係数は0.525であった健常人の尿でも結晶形成は蔭酸濃度に依存していたが,他に促進因子 は明らかではなかった.阻止因子としての作用は無機燐に認められた.健常人では結石愚老に比べ重相関係数も低く,結晶形成に他の不明の多くの諸物質の関与が推察された.
著者
高田 和幸
出版者
東京電機大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2004

都市鉄道整備の事業評価を行う際には,旅行時間の短縮効果,車内混雑率の緩和効果を評価していた一方,予定した時刻に目的地に到着できるという所要時間の信頼性については定量的評価が殆どなされていなかった.そこで本研究では,鉄道の所要時間の信頼性を,事故等に伴う列車遅延による旅客の時間損失で評価した.鉄道旅客の損失時間については,データ制約もあり,これまで全く定量的な検証が為されていなかったが,『鉄道運転事故等届出書(平成14年度版)』をデータ化し,事故の発生現象(一日あたりの事故発生件数,発生時間,事故原因,事故発生路線など)の確率分布を特定化した.また事故が発生して乗車した列車が運行停止した際,旅客がどのような行動を取るのか(運転再開を待つ,代替路線で移動する,移動することをあきらめる)を,選好意識調査(SP調査)の結果を用いて分析し,選択行動モデルを推定した.先に特定化した事故現象に関する確率分布と,事故発生時の乗客の選択行動モデルを適用してモンテカルロ・シミュレーションを行い,鉄道旅客の損失時間の年間推計値とその確率分布を同定した.またアンケートでは,個々の被験者に,現在の年間損失時間を提示し,その減少分に対する金銭的な支払い意志額を別途調査した.この調査データを用いて,到着時間の信頼性向上に対する支払い時間の確率分布を求めた.ケーススタディとしてエイトライナーを取り上げ,この路線が整備された際に首都圏でどれだけ乗客の年間損失時間が減少するのかを算定し,さらに損失時間減少分の便益を求めた.
著者
高田 一 新谷 真功 松浦 慶総
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

人間(人体)は,実生活で種々の動的環境下にさらされている.この場合は作業性,たとえば,重機の運転・操作など,また振動・騒音を中心とした労働環境条件が問題となっている.これらは,作業者にとっては,(1)振動機械・工具などからの直接的外乱および,(2)視覚による外乱,つまり注視している対象物が揺れ動くことにより無意識の起こる人体の揺れ,あるいは,(3)聴覚による外乱,すなわち,まわりの音の強さが揺れることにより無意識に起こる人体の揺れ,などによる作業特性の低下などがあげられる.そこで,本研究では,視野が揺れることによる人体の振動(視覚的加振)および音源が揺れることによる人体の振動(聴覚的加振)を考え,人体の応答について,人体が直接,床振動により加速度入力され揺れる場合との比較を行う.また、人体の耐震機構を解明するため、人体モデルを樹脂とセンサ、アクチュエータで作製し、実験を行った。さらに、人体の姿勢制御を考慮して、人体の応答特性を持ったシミュレーションモデルを剛体リンクソフトにより作成した。この結果、人体の特性をよく表すモデルの作成に成功し、今後、種々の体勢での人体モデル作成の可能性が高まった。
著者
尾田 十八 高田 宏樹
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集 : JSME annual meeting
巻号頁・発行日
vol.2005, no.5, pp.131-132, 2005-09-18

It is hard to use the drill by bare-handed. We want to develop machine that the vibration or impact was suppressed. A woodpecker is enumerated as for repeatedly an impact. A woodpecker strikes its beak toward a tree repeatedly. But, the damage of the brain or the living body doesn't occur by this action. Therefore, it is predicted that the brain and body of woodpecker is protected from the shock by some methods. And it turns out that the woodpecker has the original mechanism that endures impact. In this study, from the structure of woodpecker (especially hyoid bone) makes a model. And the model is analyzed. It thinks about the endures impact from the result.
著者
星 正治 山本 政儀 遠藤 暁 高田 純 吉川 勲
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

セミパラチンスク核実験場近郊住民の被曝の影響調査に関して、文部科学省の科学研究費補助金で平成7年度より継続した研究を行ってきた。本研究は平成13年度と14年度にわたって行われた研究である。この研究は平成6年に原医研が改組されその際に研究テーマの一環として組み込まれ、その後平成14年度の改組においても引き続き推進することが認められた。セミパラチンスクでの被曝の特徴は、1.外部と内部被曝をほぼ半分ずつ含むこと、2.線量的にドロン村で1Gyと大きいこと、それから3.数週間から数ヶ月の低線量率被曝であることである。今回の調査では、従来通り、プルトニウム、セシウムなどの土壌汚染の測定、人体の骨や臓器の汚染、人の歯を使った外部被曝線量評価、煉瓦を使った外部被曝線量評価のうち相互比較を進めるための準備を進めてきた。これらから、たとえばドロン村では1Gy相当の被曝があったことを証明した。また人体影響の調査も進め、甲状腺の検診、血液中の甲状腺ホルモンの測定、血液の染色体異常の検出、個人被曝線量の評価のための準備なども進めた。甲状腺の検診では放射線の感受性があるとされている結節を多く検診し、リンパ球については小核と染色体異常を観察している。また平成14年9月にはセミパラチンスクで開催された放射線量評価の国際会議を開催したことが特筆される。主催はセミパラチンスクの放射線医学環境研究所と医学アカデミーであり、ドイツ、ロシア、イギリス、フィンランド、アメリカ、インドなどの代表が参加した。広島大学は会議を主導し、従来の被曝線量評価があまりにも違いが大きいのでこれを国際的に解決する目標を提案し承認された。放射線被曝の線量評価は疫学調査と合わせて低線量率被曝のリスクを求めることにある。したがってこの直接的にリスクに影響する。
著者
石田 亨 八槇 博史 溝口 理一郎 中小路 久美代 高田 司郎 中西 英之 荒井 幸代
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2003

セマンティックWebで提案されている基本技術は計算中心の技術であり,コンテンツを作成,利用するユーザ(人間側)への考察が欠けている.セマンティックWebの成功のためには,人間社会のWeb利用とセマンティックWebの計算中心のアプローチとのギャップを埋める人間中心の技術開発が必要である.このような問題意識に基づき,本研究では以下の三拠点に分かれて研究を展開した.京都大学では,厳密なオントロジーを人が記述することは容易でないとの立場から,人間が既に表現したコンテンツからオントロジーを抽出する研究を進めた.Web情報に関しては,既存データからのオントロジーの抽出に取り組み,カテゴリを特徴付けるキーワードの自動抽出や,表データからのオントロジーの抽出などを行った.また,既存オントロジーを整理して一覧とし,新しいオントロジーの設計を支援する研究を行った.大阪大学では,人間中心のセマンティックWebのためのオントロジー開発には小規模で分散したオントロジーを状況に応じてマージしたり,マッピングしたりする技術が不可欠であるとの考えから,オントロジー分散開発過程を包括的に支援する計算機環境を開発した.東京大学では,異なる「文化」に属するメンバ間の協調作業における,協調・交渉オントロジーの発現と発展に着目して研究が進められた.上記の研究と並行して,この分野を推進する活動も行った.人工知能学会にセマンティックWebとオントロジー研究会を継続的に発展させると共に,2004年にはセマンティックWeb国際会議(ISWC)をわが国で開催する中心的役割を果たした.また,2003年にElsevierから出版が始まったJournal of Web Semanticsの初代共同編集長を務めた.
著者
高田 賢一
出版者
青山学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

本研究の目的は、20世紀アメリカ児童文学における子ども像と自然環境意識の変容の歴史を解明することである。そこから得られた結論の第1は、自然環境の破壊と公害の先進国であるアメリカは、児童文学の分野において人間と自然環境の調和を真剣に考える先進国でもあるということである。結論の第2は、子どもが社会改革の可能性を秘めた存在であるという点である。第3の結論は、20世紀アメリカ児童文学、特に動物物語における子ども像と環境意識の歴史的変遷を『オズの魔法使い』を始めとする主要な作品に即して解明することにより、アメリカの児童文学が未来の社会を担う子どもたちに対して、新たな自然観、さらに自然環境への対応方法を提示してきたことが明らかとなった。すなわち、自然は人間が支配することのできない他者であるとの認識を持つことの必要性である。第4の結論は、児童文学に焦点を絞ることにより、自然・環境意識の変遷、レイチェル・カーソンのいう「驚きの感覚」を持つ子どもと自然環境との関連の歴史的特質、そして児童文学作家たちの環境意識の変容を明らかにしたことである。つまり本研究は、子どもと自然環境の角度から考察したアメリカ研究なのである。今後の課題は、子どもと自然環境の関わりを重視する新たなアメリカ児童文学史の構想であり、児童文学と環境教育との結びつきを視野に入れた研究へと幅を広げる必要性ではないだろうか。今後、このような考えに基づき、さらに多くの作家・作品を対象とすれば、その研究は国内外の最先端の研究と位置づけることが可能になると思われる。
著者
原 正昭 高田 綾 斎藤 一之 齋藤 一之 高田 綾
出版者
埼玉医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

テープに付着させた指紋試料からのShort Tandem Repeat(STR)解析を行ったところ、1個の指紋付着試料(約200mm^2大)からでも十分にSTR型判定が可能であることが判明した。次に、メンブレン付きスライドガラスに指紋を付着後、レーザーマイクロダイゼクション装置を用いて指紋の隆線部分を採取し、微量な隆線試料からのSTR型解析が可能であるか否かについて検討したところ、10×6mm大で12~6ローカス、7×4mm大で7~2ローカス、7×2mm大で4~1ローカスのSTR型が判定された。
著者
波多野 浩士 佐藤 元孝 辻本 裕一 高田 剛 本多 正人 松宮 清美 水谷 哲 藤岡 秀樹
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.52, no.8, pp.641-644, 2006-08

79歳男.前立腺肥大症と診断され,内服治療を行ったが,排尿悪化に伴い経尿道的前立腺切除術(TURP)を椎麻酔下で施行した.術後の著明な出血により術後7日目に尿道カテーテルを抜去したが39~40℃の発熱が持続し,E.cloacae,MRSAの検出をみた.9日目より腰痛を自覚しMRIでL4~5椎間腔の狭小化を認め,腰痛症又は腰椎ヘルニアを疑うが脊椎炎の所見は認めなかった.imipenem(IPM),teicoplanin(TEIC)を2週間CRPは陰性化しなかったが解熱,WBC低下と血液・尿培養の陰性化を受け,galifloxacin(GFLX)に変更したが再び発熱とWBC,CRPが上昇し,腰痛悪化で歩行困難となった.Gaシンチ施行により術後39日目に化膿性背椎炎と診断し,E.cloacaeが検出された.3週間治療内服後CRPの陰性化,腰痛は軽減し歩行可能となり術後6ヵ月目に退院したWe report a case of pyogenic spondylitis caused by Enterobacter cloacae as a rare complication of transurethral resection of the prostate (TURP). A 79-year-old man underwent TURP. Immediate after removal of urethral catheter on postoperative day (POD) 7, he developed high fever > 40 degrees C with increased acute inflammatory reaction. Urine and blood culture detected E. cloacae and methicillin-resistant Staplylococcus aureus. He complained of lumbago since POD 9. Two-week administration of imipenem and teicoplanin resulted in resolution of fever as well as laboratory data, so intravenous antibiotics were changed to oral gatifloxacin. However, his lumbago worsened and gait disturbance appeared. On POD 39, diagnosis of pyogenic spondylitis was finally obtained by Ga-scintigraphy and magnetic resonance imaging. Aspiration of the intervertebral disk (L4-5) revealed E. cloacae as the causative organism of pyogenic spondylitis. His condition improved after conservative treatment with teicoplanin, meropenem and ciplofloxacin for 9 weeks.
著者
高田 良宏 笠原 禎也 西澤 滋人 森 雅秀 内島 秀樹
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.251-263, 2009-10-28
被引用文献数
3 2

現在,各地で構築・運用されている機関リポジトリは,学術論文,紀要などの文献のみを対象としている場合が多い.一方,写真,動画,観測データをはじめとした文献以外の学術情報は,教育・研究上非常に有用なものでありながら対象外とされている場合が多い.本研究では,文献以外の学術情報をリポジトリ化する場合の問題点を整理し,その解決のため,メタデータの互換性,異種コンテンツの共存,大規模コンテンツの管理,コンテンツに関する位置情報を用いた可視化などを考案した.そして,既存リポジトリプラットフォームのDSpaceを拡張し,可視性と保守性に優れた汎用性の高い学術情報リポジトリの構築を行った.本稿では,構築したシステムの概要とその応用について述べる.
著者
桜井 裕也 高田 和典 室町 英治
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.85, no.3, pp.307-328, 2005-12-20
被引用文献数
1

コバルト酸化物超伝導体Na_xCo0_2・yH_2Oの発見[1]は、幸いにして多くの研究者の関心を集め、超伝導機構解明のための研究が盛んに行われている。これは、当初から指摘されていたように[1,2]銅酸化物高温超伝導体との関連が注目されたためであるが、他方で、誰にでも簡単に合成できるということも、研究の活性化に一役買っているように見える。現在までに、超伝導機構の解明に向けて様々な実験が行われてきたが、残念ながら多くの矛盾した結果が報告されている。少なくともその原因の一端は試料の同定がしっかり出来ていないことにあると思われる。本物質の超伝導特性は組成に大きく依存するが、そのことを明確に押えた研究は多くない。簡単に作れてしまうがゆえに、条件を精密に制御して試料を合成することの重要性が十分に認識されなかったという側面があるのかもしれない。また、ソフト化学という超伝導研究ではなじみの薄い合成法が用いられたため、何が重要なパラメーターであるかという検討が必ずしも容易でなかったという面もあるかもしれない。本稿では「化学からみた物性物理」というシリーズタイトルに鑑みて、合成と組成の関係、組成と超伝導特性の関係に重点をおいて今までの研究を概観してみたい。
著者
芦田 尚美 高田 雅美 木目沢 司 城 和貴
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.19, pp.205-208, 2009-02-26

国立国会図書館は,所蔵する明治から大正期にかけての近代書籍を近代デジタルライブラリーとしてWeb上で一般に公開している.公開されている書籍は全て画像としてデータ化されており,全文検索を用いて書籍内容の検索を行うことができないため,早急なテキストデータ化が求められている.しかし,旧字体を多く含み活字の種類が特定できない近代書籍はOCRソフトウェアによるテキスト化を適用できない.そこで,本研究では近代書籍に特化した活字認識の手法を提案する.National Diet Library has a public web site as Early-Modern Digital Library for books in Meiji and Taisho periods. Since the archive is digitalized as images, text search for the books is not applicable and, therefore, required. Conventional OCR systems are not a good tool for such modern books because they have various font sets and most of them are very noizy. In this paper, we propose a character recognition method for early-modern printed books.