著者
若原 俊彦 薗 都雄 中辻 裕一 清水 隆雄 松本 充司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.85, no.7, pp.626-634, 2002-07-01

本論文は,60GHz帯のミリ波無線伝送システムを用いて,キャンパスネットワークを構成するため,早稲田キャンパス内の各ビルにおけるケーブル配線方式の検討結果を報告するものである.この60GHzの周波数帯は2000年の8月に郵政省から省令改正により日本では初めて無免許で使用を認可されたものであり,これを用いて100Mbit/s高速キャンパスネットワークを構築する際のビル屋上及び屋内配線方式として2芯光ファイバを用いる場合と多芯光ファイバケーブルを用いる場合のコスト比較を行い,多芯ケーブルを用いる方が経済的であり,また工事の作業性なども容易であることが明らかとなった.
著者
若原 俊彦 松本 充司 薗 郁雄 中辻 裕一 大和 哲二 小原 英行 清水 隆雄 中谷 信樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFS, オフィスシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.43, pp.7-12, 2001-05-08

本論文は, 60GHz帯のミリ波無線伝送システムを用いて、キャンパスネットワークを構成するため、キャンパス内の各ビルにおけるケーブル配線方式の検討結果を報告するものである。この周波数帯は、昨年の8月に郵政省から省令改正により日本では初めて無免許で使用を認可されたものであり、これを用いて100Mbps高速キャンパスネットワークを構築する際のビル屋上および屋内配線方式として2芯光ファイバを用いる場合と多芯光ファイバケーブルを用いる場合のコスト比較を行い、多芯ケーブルを用いるほうが経済的であり、また工事の作業性なども容易であることが明らかとなった.
著者
Liu Shaoming Tanaka Eiichi Masuda Sumio
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
IEICE transactions on information and systems (ISSN:09168532)
巻号頁・発行日
vol.77, no.10, pp.1094-1105, 1994-10-25
被引用文献数
5

Several distances between trees have been proposed. However, most of the reports on distances have dealt with rooted and ordered trees. This paper proposes two distances between unrooted and cyclically ordered trees (CO-trees) and their computing methods. A CO-tree is a tree embedded in a plane. These distances are defined based on Tai's mapping (TM) and a strongly structure preserving mapping (SSPM) between CO-trees. The time complexities to compute the distances between two CO-trees T_a and T_b are O_T(N^aN^b) for the distance based on a TM and O_T(m_am_bN_aN_b) for that on an SSPM, respectively, where m_a(m_b) and N_a(N_b) are the largest degree of a vertex and the number of vertices of T_a(T_b), respectively. The space complexities of both methods are O_S(N_aN_b). Those distances can be applied to the clustering of CO-trees.
著者
川本 真一 田代 大輔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DC, ディペンダブルコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.339, pp.19-24, 2005-10-10
被引用文献数
1

J2EEアプリケーションは大規模化し、リソースリークなどのバグを完全に取り去ることは難しくなってきている。リソースリークは長時間実行の後に障害を引き起こす。リブートにより不要リソースを開放し、障害発生を予防する運用手法はあるが、計画停止や性能低下が発生する問題がある。リソースリークの原因はアプリケーションの一部のコンポーネントに偏在する。計画停止せずに障害発生を予防でき、かつ、ほとんど性能を低下させずにJ2EEアプリケーションを運用するため、アプリケーション全体ではなくコストの小さなコンポーネント単位で不要リソースを開放するマイクロリプレース方式を考案した。本稿では、マイクロリプレース方式を塔載したディペンダブルJ2EEアプリケーションサーバのアーキテクチャを提案する。
著者
和田 義毅 山田 浩太郎 ペチャラニン ナレート 田口 亮 曽禰 元隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

近年のパワーエレクトロニクス機器の普及に伴い増加している、家電、OA機器、産業機械から高調波電流により、機器の焼損、振動、騒音などの障害が生じている。この対策として、アクティブフィルタ(以下AF)により高調波電流を打ち消す方法が注目されている。AFにおいて、負荷電流波形から、高調波成分量を解析する手法としてリカレントニューラルネットワーク(以下RNN)を適用する。波形変換に優れた能力を持ち波形の解析機構を学習によって自動的に獲得する能力を持っているRNNを用いることで、高調波解析能力について研究する。
著者
安藤 桂 松崎 圭佑 五明 克規 タ トァン タン 中山 英太 谷藤 正一 亀田 卓 末松 憲治 高木 直 坪内 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.307, pp.81-86, 2010-11-18

小型・低コストのミリ波無線端末実現のため,90nm Si-CMOS (Complementary Metal 0xide Semiconductor)プロセスを用いて60GHz帯ブロードバンド通信用パワーアンプ(PA)の設計・試作を行った.現在,日本の60GHz帯特定小電力用帯域では最大10mWまで無免許で送信可能であることから,目標出力はシングルエンドで7dBm,プッシュプルで10dBmとした.またPAの高利得化のため,トランジスタサイズ最適化手法を用いて最終段トランジスタのゲート幅を決定した.この手法により最適ユニットゲート幅は2μm,最適フィンガー数は32本,すなわち全最適ゲート幅は64μmとなった.このトランジスタサイズを用いてシングルエンドPAと,これを差動化したプッシュプルPAを試作した.シングルエンドPAとしてはP_<sat>=10.2[dBm], P_<1dB>=7.3[dBm], Gain=10.9[dB](@63GHz),最大PAE=23.9[%], P_<1dB>で7dBmを超える帯城幅は8GHz以上と,高効率・広帯域な結果が得られた.プッシュプルPAとしては,P_<sat>=12.9[dBm], P_<1dB>=10.2[dBm], Gain=13.1[dB](@63GHz),最大PAE7=25.4[%]となった.また,10dBmを越える帯域幅は61〜71GHzの10GHzとなったことから,日本の60GHz帯特定小電力用帯域の帯域幅7GHzを超えた.以上より,60GHz帯ブロードバンド通信端末用PAとして十分適用可能な特性を得た.
著者
奥野 孝英 小澤 弘和 堀尾 喜彦 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.37, pp.37-42, 2003-05-01
被引用文献数
2

最大で1万ニューロン・1億シナプスを有する大規模カオスニューロコンピュータシステムの階層的構成要素である,「ボード」,「ユニット」,「システム」のそれぞれの実現法を提案すると共に,それらのハードウェア実装について詳しく述べる.ボード階層は,ニューロンボートとコントロールボードから成り,さらに,最大10枚のニューロンボードと1枚のコントロールボードによりユニット階層を構成する.システムは,ユニットを最大で100台,特別に設計したバケツリレー式バスにより接続して実装する.次に,2つのユニットから成る200ニューロン・40,000シナプスプロトタイプシステムを構築する.大規模カオスニューロコンピュータシステムの構成が階層的である事に加え,各階層を実装するハードウェアがモジュール化されているため,この2ユニットシステムの動作を検証する事により,1万ニューロンシステムの動作検証に代える事が可能である.2ユニットシステム全体の動作確認は,169個のニューロンから成る動的連想記憶ネットワークにより行なった.その結果,提案したカオスニュ一ロコンピュータプロトタイプシステムの正常な動作を確認した.
著者
小林 千織 堀尾 喜彦 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.464, pp.13-20, 2001-11-21
被引用文献数
7

1万個のカオスニューロンを1億個のシナプスで完全相互結合させた, 大規模カオスニューロンコンピュータを構築するためのカオスニューロン集積回路を提案する.この回路はスイッチトキャパシタ(SC)回路技術を用いており, 3つの内部状態を持つカオスニューロンモデルを実装している.ニューロンモデル内の全てのパラメータは, プログラマブルキャパシティブアレイ(PCA)によりディジタル信号で制御可能である.また, ニューロンの出力関数特性は双極あるいは単極のいずれかの特性を選択でき, その伝達特性は外部バイアス電圧により調節することができる.ニューロンのアナログ出力値は軸索伝搬関数回路により2値化し, 外部のディジタルシナプス集積回路へ伝達する.一方, シナプス回路で加算された重み付き加算値は符号付き8-bit信号としてニューロン回路に渡される.このディジタルプロセスを用いてニューロン回路を集積化し, その特性を測定した.その結果, 提案した回路の特性が1万ニューロンシステムに必要な仕様を満たしていることが確認された.
著者
小沢 弘和 中村 俊紀 堀尾 喜彦 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.609, pp.45-50, 2001-01-26
被引用文献数
4

一万ニューロン一億シナプスカオスニューロコンピュータを構築するため, スイッチト・キャパシタ(SC)カオスニューロン回路一万個を相互結合するディジタルシナプス集積回路を設計製作した.一万個の入力を可能とするため入力には時分割多重を用いた.さらに, 一万入力の重み付き加算を高速に計算するため, メモリベース構成を採用し, これに加算器も併用した.また完全な線形加算を行うため, 内部のデータ表現は22bitとした.さらに, SCカオスニューロンチップの入力仕様を満たすためのデータコンバータ回路を内臓した.また, チップの機能テストを行うための回路も内蔵した.このシナプスチップはVerilog-HDLにより設計し, ASICで実装した.さらにテストベンチを二種類製作し, シナプスチップの検査および評価を行った.
著者
中川 直之 中村 逸郎 大胡 高志 鬼沢 隆行 中川 栄治 大石 健司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPM, 電子部品・材料 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.360, pp.7-11, 2005-10-14

記憶容量の向上には多層構造ディスクの開発が不可欠である。例えば多層構造の特長を生かす方法としては、BD(Blu-ray Disc)の大容量とDVDの汎用性・互換性を両立し、BDとDVDの両規格に対応するディスクが考えられる。そこで新規の多層構造ディスクとして、BD単層とDVD2層から成る片面読み取り方式3層構造のハイブリッドROMディスクを開発した。
著者
前原 吾朗 田谷 修一郎 小島 治幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.328, pp.53-56, 2006-10-19
被引用文献数
2

後側頭部における形状マッチング課題、位置マッチング課題遂行中のヘモグロビン濃度変化を計測した。形状マッチング課題では、実験参加者は最初に呈示された刺激の形状を記憶し、その後に呈示される刺激の形状が記憶したものと同一であるかを判断した。位置マッチング課題では、最初に呈示された刺激の位置を記憶し、その後に呈示される刺激の位置が記憶したものと同一であるかを判断した。後側頭部における酸化ヘモグロビン濃度は、位置マッチング課題よりも形状マッチング課題遂行中の方が高かった。このことから、後側頭部の領野において形状認識に関る脳活動が存在したことが示唆された。本研究の結果は、fMRIやPETを用いた研究の結果と一致しており、近赤外分光分析が認知機能の計測に有用であることを示している。
著者
尾知 博 貴家 仁志 山田 洋士 高良 吉立 神林 紀嘉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.76, no.6, pp.810-817, 1993-06-25
被引用文献数
14

最近,フィルタバンクを用いたサブバンド適応フィルタが研究されている.しかし,エリアジングをキャンセルして完全再構成を実現している通常のフィルタバンクを用いると,エリアジングやサブバンド間のクロス項の影響を回避できないという問題がある.この問題を回避するために,離散周波数点でエリアジングの影響を回避し,クロス成分をもたない周波数サンプリングフィルタ(FSF)バンクが提案されている.本論文では,最初にFSFバンクのDFT(discrete Fourier transform)による効率的な実現法を示す.次に提案した実現法によるフィルタバンクを用いた,周波数サンプリング定理に基づく適応フィルタを提案する.提案した適応フィルタは,サブバンド間のクロス成分およびエリアジングの影響を受けていない,離散周波数における周波数サンプル値による未知システムの同定を実現している.更に,周波数領域適応アルゴリズムと提案したアルゴリズムの比較を行い,離散周波数点における情報から未知システムを推定する本手法の有効性を示す.
著者
久保村 千明 亀田 弘之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.418-428, 2003-03-01
被引用文献数
5

高度な情報検索システムは,文字表記の揺れ(異表記)に対応する能力を備えもつことが必要である.例えばキーワード「バイオリン」を検索した場合,情報検索システムはキーワードの異表記である「ヴァイオリン」をも検索できなければならない.しかしながら現在利用されている情報検索システムは,入力されたキーワードに対する異表記を十分に処理することは不可能である.また,1999年情報検索システムの評価プロジェクトの一環であるNTCIRワークショップにおいて,日本語検索における片仮名異表記の処理の必要性が指摘されている.このような状況にかんがみ,片仮名異表記処理能力を備えもつ情報検索システムを構築した.本論文では片仮名異表記処理能力を備えもつ情報検索システムに関して,片仮名異表記の分類・書換え規則,情報検索モデルとそれに基づく片仮名異表記処理能力を備えもつ情報検索システムの概要,システムの処理手順,最後にシステムの評価とその考察について述べる.
著者
西井 達也 西濱 瑛太 大柴 小枝子 松岡 義大 氏家 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.122, pp.57-61, 2011-07-04

可視光無線通信は、信号機や照明などのLED光源を用いて通信を行うもので、次世代通信インフラとして期待されている。しかし、太陽光などの背景光雑音やマルチアクセス干渉雑音(Multi Access Interference:MAI)による信号の劣化が問題となる。本報告では、二値符号拡散(Binary Spectrum Spread:BSS)変調方式を用いた可視光無線通信において、シミュレーションにより、マルチアクセス通信時における雑音耐性の検討を行った。さらに、実際の信号機を用いた実験を行うことで、BI-BSS方式を用いたMAI耐性の測定を行った。その結果、信号機から100mの距離を想定した場合において、10倍の強度の他チャンネル信号の影響を受けた場合でも、BER<10^<-3>が得られたので報告する。
著者
西村 駿人 数原 良彦 鷲崎 誠司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.367, pp.23-27, 2012-12-12

本研究では,Twitterユーザのプロフィールに記述されている居住地とユーザが投稿したツイートに出現する単語情報をもとに地域特徴語の選択手法を提案する.またTwitterユーザの居住地をラベル,ユーザが投稿した単語情報を素性とすることでマルチクラス分類を用いてユーザの居住地の推定を行う.日本語Twitterデータに対して評価実験を行い,提案手法が地域特徴語選択を行わないベースライン手法に比べて高い正解率で推定することを確認した.
著者
住谷 美登里 長岡 栄 天井 治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.250, pp.27-32, 2002-07-19
被引用文献数
2

洋上航空路の北太平洋ルートではADS(自動従属監視)システムが試験運用されている。ADSは機上で測定された位置情報等のデータをVHFまたは衛星を介して自動的に管制機関に送信して監視をおこなう技術である。このデータ通信の一方法として航空機間でVHF帯の通信を利用したデータリレー方式が検討されている。航空機がこの方式で通信できるかどうかは他機が通信覆域内に存在するかどうかによる。そこでまず実測データをもとに北太平洋ルートの特定空域内にいる航空機の数を調査した。次に通過時刻をもとに航空機の3次元位置を推定し、最も接近した航空機間の3次元距離を調査した。本稿ではその結果を報告する。
著者
顧 漢忠 高橋 治久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
巻号頁・発行日
vol.95, no.346, pp.63-70, 1995-10-28

本論文では、概念学習における学習曲線を評価するために仮説検定不等式を直接適用する近似手法を導入し、学習アルゴリズムの学習曲線の解析を行う。このため、最悪ではないが、Gibbs学習アルゴリズムよりも汎化性能において劣り、しかもoverfitting問題に関する評価に適するill-posed学習アルゴリズムを導入し、解析を行う。本文における学習曲線の上界の評価においてはVC次元ではなく、ネットワーク上でのパラメーター数以下の値を持つ係数(Regular Interpolation Dimension)が現れる。このためVC理論よりも良い上界となり、しかも、統計物理的な手法よりも一般的な結果が得られる。
著者
東田 学 下條 真司 湯淺 太一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CNR, クラウドネットワークロボット (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.178, pp.71-76, 2011-08-17

XSは、LEGO Mindstorms用の対話型プログラミング環境として開発された非常に小さなLisp処理系であり、LEGOブロックで組み上げたロボットにブロック型のモーターやセンサーを組み込んで高度に制御することができる。今回、ZigBee短距離無線通信センサブロック用のドライバを開発し、LEGOロボット間の協調的制御を可能にした。さらに、ZigBeeインターネットゲートウェイを開発しており、自律的に動作するLEGOロボット群をクラウドから介入的に制御する方法を模索している。