著者
田上 耕司
出版者
九州工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

完全2次再結晶化させた焼結タングステン細線中のバブルを走査型電子顕微鏡により観察した。粒界上には平均で23nmの径のバブルが10^<13>m^<-2>の高密度で存在する一方で、粒内のバブルの面密度は粒界の約5%にしか過ぎなかった。また、2次再結晶粒の形態を定量化し、それらの変化が高温クリープにどのような影響を及ぼすかについて調べた。粒の形態を粒形状に関するパラメーターの1つf_1で代表させることにより定量的に表すことができた。そして、粒の最適なインターロック状態にある組織を「粒界面積の急激な増加を示さない最小のアスペクト比を有する粒の形態」と定義し、その状態f^0_1からのズレ指数ΔI(=f_1-f^0_1)によって高温クリープを特徴付けることができた。変形機構図中のベキ乗則クリープ領域は粒が最適にインターロックされている状態のΔI=0で最も狭く、それからズレるにつれて拡大した。そして、同領域の変形は粒界すべりによって強く影響を受け、ΔI>0ではΔIが増加するにつれてさらに粒界キャビテーションによる影響が加わると考えられた。これらの研究成果については平成9〜10年度研究実績報告書の研究発表欄に示す論文にて公表した通りである。このように線材中に軸方向に並んで数多く存在するバブルは2次再結晶粒形状の制御という重要な役目を果たしており、高温での強度はバブルの分散状態こよって決定される粒の形態によって最も強く影響を受けることが分かった。従って、粒内のバブルによる変形応力への直接的な寄与、つまりバブルによる非熱成分的硬化は粒形態の変化のために隠されてしまうので、現在粒形態の寄与分の分離方法に付いて検討中である。
著者
前田 良三
出版者
立教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

1.ルートヴィヒ・クラーゲスの比喩論・言語論における美的身体性とメディアの問題:クラーゲスの『リズムの本質』が端的に示しているように、彼のリズム論は都市生活の機械的・無機的なタクト(拍子)に対するアンチテーゼとして構想されているが、それと同時に、19世紀的な個的・主観的身体性を超克する契機としての集団的リズムの発見という点において、複製技術的メディアによって可視化されたリズムの表象と通底している。2.ゲオルゲ派のメディア戦略と複製技術による自己演出:ゲオルゲの美的自己演出の戦略は、逆説的にも大都会的・技術メディア的な知覚が支配的になったヴァイマル期の視覚文化を前提としている。大衆文化とエリート文化がいわば同一平面上に並列的に展示され、「触覚的」(リーグル、ベンヤミン)な知覚の対象とされるとき、ゲオルゲ派の美学は自らの詩的世界のみならず、詩人としての社会的存在をも図(大衆文化)に対する文様=ゲシュタルトとして示そうとするものであり、この点においてすぐれて20世紀的といえる。3.伝統主義美学とメッセージの暗号技術:伝統主義者の美学において唐突に復活する「形式」という主題は、非大衆的メッセージ伝達形式として詩というメディアをあらたに発見する。そこでは日常的コミュニケーションに対する暗号として詩が表象されている。4.保守的文学者集団と技術者集団の男性同盟的組織原理:ゲオルゲ派にもっとも典型的に見られる男性同盟的かつカリスマ指導者+弟子という組織構造は、反近代主義的・宗教的な背景を有するが、同時に専門家集団としての技術者集団とその排他性・内的規律といった点で共通性をもつ。
著者
二瓶 智太郎 倉田 茂昭 近藤 行成 楳本 貢三 好野 則夫 寺中 敏夫
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.104-115, 2002-03-01
被引用文献数
10

シリカ/レジン界面のポリシロキサン層の耐水性を高めるために,3-メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(3-MPS)と3- {[1'-(ペルフルオロ-5-メチルヘキシル)メチル-2'-(メタクリロイルオキシ)]エトキシ}プロピルトリメトキシシラン(MA 7 bF)のような疎水性のフルオロアルキル基と重合性基を含む新規シランカップリング剤の混合シランの処理効果を調べた.各シラン溶液の濃度は,MAnbF(n=5, 7, 9, 11)を3-MPSに対し,10, 20, 30, 50, 70, 100質量%の割合で混合したもので,2質量%エタノール溶液として調整した.それら混合シランで処理したガラス面に対するレジンの引張接着強さやガラス面に対する混合レジンモノマー(50%Bis-GMA,50% TEGDMA)の接触角を測定した.その結果,MA 5 bFはすべての処理濃度で,MA 7 bF,MA 9 bF,MA 11 bFでは10〜30質量%混合のとき,3-MPS単独処理に比べ,高い接着強さと耐水性をもつカップリング層の生成に有効であった.
著者
小野寺 恒信
出版者
東北大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2007

本研究課題では、光触媒還元法を確立し、新規な有機・無機ハイブリッドナノ構造体を創製するとともに、有機・無機双方の特性を相乗的に活かした物性・機能を探求する。本年度は、作製した有機・高分子ナノ結晶をコアとする金属ナノシェル複合体の評価と、複合体の集積化を行った。1.有機・高分子ナノ結晶をコアとする金属ナノシェル複合体の評価ポリジアセチレンナノ結晶をコアとする金属ナノシェル複合体について、SEM/TEM観察および分光測定を行った。金属ナノシェルは、金属種によってシェルの凹凸に顕著な違いが認められた。その中でも、銀ナノ粒子は被覆率の違いと表面プラズモン吸収ピークのシフトに相関かおり、銀ナノ粒子間の双極子-双極子相互作用により議論できた。さらに、共同研究として単一粒子のレイリー散乱スペクトルの測定、特に偏光依存性を評価した結果、ポリジアセチレンナノ結晶の光学異方性に対応したスペクトルを観測すると共に、銀ナノ粒子の表面プラズモン吸収についてもコア結晶の屈折率の異方性に影響されたスペクトル変化が観測され、単一粒子レベルでコアーシェル間の相互作用を詳細に評価できた。これらは、複合体の構造と電場増強効果の相関解明に向け、重要なデータと成り得る。2.金属ナノシェル複合体の集積化交互積層法を用いて、複合体を35層まで積層し、非線形光学特性評価に必要な吸光度1程度の薄膜の作製に成功した。しかし、薄膜のSEM観察から、μmオーダーの凝集体が確認でき、より光学品質の高い薄膜を作製するには積層過程での複合体の分散安定性に留意する必要がある。以上のように、金属ナノシェル複合体の評価を行い複合化の特色を明確にすると共に、複合体の集積化を行うという当初の目標を達成できた。また、本研究の成果は学会および論文発表を行った。非線形光学材料・触媒・メタマテリアルなどの作製に貢献すると期待している。
著者
児玉 幸子 小池 英樹
出版者
電気通信大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2002

これまでの研究で、インタラクティブアートにおいては、展示会場に生じたイベントや鑑賞者が起こすイベントに対して、作品から効果的なインタラクションが返ったときに感じられるインタラクションの「つぼ」があることがわかってきた。本研究では、インタラクションが成功する争件を探るために、何種類かの入力デバイスを選び、タイミングなどの条件を変えて実験を行った。インタラクティブアートは、CGをモニタやプロジェクターに出力することが多いが、磁性流体ディスプレイを用いれば、CGの技術的制約から離れた実験が可能である。その特徴は,(i)微細な信号にも敏感かつダイナミックに反応するインタラクション、(ii)肌理細かなマテリアル性,(iii)液体であることに起因する形状変化(例:CGのモーフィングのような連続的変形。磁場に応じて、流動的状態や、スパイク状の突起をもつ何らかの形状を静止したまま保持する状態に移行できる)となる。芸術作品にはマティエールが重要と言われる。物質表面の肌理細やかな素材感は、芸術において極めて重要である。リアルタイムに3次元形状を変化させる場合、CGにおいでは画像の生成速度から生じる制約が大きく、テクスチャーの肌理はある程度犠牲にしなければ滑らかで自然なインタラクションは可能ではない。磁性流体ディスプレイを使えば、再現する形の制約はあるが、電気信号をほぼリアルタイムに液体形状の変化として反映できる。従って本研究では、まず磁性流体ディスプレイを中心に据えてリアルタイムのインタラクションの効果的技法を検討し、入出力の内容とタイミングをモデル化した。具体的には(a)画像認識を用いる手と形状のインタラクション(b)測音計を用いる音声と形状のインタラクションの2項目について実験した。その結果を最初に簡単なCGに反映させ、次に調整を加えて磁性流体ディスプレィに反映させて、独自のライブラリを構築した。今後複数の入力デバイスを統合的に用い、展示会場の画像・環境音、人間の動作等に連動して変化するダイナミックなインタラクティブアートを製作したい。
著者
丸峯 正吉 坂井 健吉
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.16, pp.4-6, 1961-04

最近甘藷では原料用高殿紛多収品種の早期育成が望まれている。このため従来の品種間交配によるほか,野生種,近縁種との交雑による種属間雑種の利用や自殖系統の利用など新しい方法が取上げられているが,X線照射による突然変異の利用もまた注目すべきものと考えられる。X線照射による甘藷の突然変異に関する研究は真島,佐藤氏(1958)のものを除き余りないようであるが,甘藷の品種は遺伝的にはきわめてヘテロであって,変異が現われ易いこと及びその変異は栄養繁殖によって瞳ちに利用することができるので,目的とする品種の早期育成には好都合である。前記真島民等は甘藷農林1号を用い,X_1まで観察した結果,藷の皮色,茎の形状にかなり多くの変異が現われたことを報告しているが,蔓や藷の収量及び澱粉歩留等所謂ポリジーン形質に関しては詳細な圃場試験が必要であると述べている。われわれはポリジーン形質に関する変異の程度をみることを主とし,合せて既成品種の中にある不良形質をX線照射により除去することができれば,その品種の価値を一層高めるものでもあるので,早掘用品種フクワセの皮色の淡紅を鮮紅もしくは赤に,原料用品種ナガムラサキの肉色にある紫最を除去することを従として両品種にX線を照射し,1958年より2ケ年各種形質の変異の状態を観察したのでその結果を報告する。

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著者
祖父江 義明 吉井 譲 井本 英夫
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学大学院理学系研究科・理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.41-18, 1997-03

木曽観測所でヘールボップ彗星を撮影/東京大学情報学リエゾン推進室発足式開催される/理学系研究科・理学部職員と留学生・外国人研究員との懇談会開かれる/理学系研究科長(理学部長)と理学部職員組合との交渉/人事異動報告/博士(理学)学位授与者/編集後記
著者
中川 一郎 中村 佳重郎 田中 寅夫 東 敏博 藤森 邦夫 竹本 修三
出版者
京都大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1991

ジオイドは、地球表面におけるさまざまな測地学的測定の基準面であるばかりでなく、その起伏が地球内部の構造と状態とを反映することから、ジオイドの精密決定は、測地学のみならず、地球物理学においても、きわめて重要で、かつ、基礎的な課題の一つである。本研究は、人工衛星アルチメトリィ・データや海上重力測定データや検潮データに加えて、陸上における重力測定やGPS精密測位および水準測量などのデータを総合し、西南日本におけるジオイドの起伏を精密に決定するとともに、得られたジオイドの起伏と地殻および上部マントルの密度異常との関係を明らかにし、その物理的な意義を解明することを目的として、つぎの研究を実施した。1.西南日本におけるジオイド面の起伏を精密に決定にするためのデータ・ベースとして、重力測定データ、水準測量データ、鉛直線偏差データならびに検潮データなどに加えて、トペックス・ポセイドン衛星のアルチメトリィ・データを収集した。2.近畿地方から九州地方にかけての東西約600kmの範囲内で選定された26地点において、可搬型GPS受信機6台を用いたGPS観測を実施し、これらの地点の楕円体比高を求めるとともに、水準測量によって標高を決定した。その結果、すでに得られている結果とあわせて、西南日本における合計57地点のジオイド比高が決定された。3.鳥取,別府,紀伊半島および西国の各地域におけるGPS観測点において、ラコスト重力計を用いた精密重力測定を実施した。4.気象庁および大学の地震観測データを用いて、西南日本の地震波速度異常の3次元的構造を決定することを試みた。5.ジオイド面ならびに3次元地震波速度構造の空間表示を行なうための面像処理プログラムの開発を行なった。

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著者
[著者名なし]
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学大学院理学系研究科・理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.28-34, 1996-03

理学系研究科長(理学部長)と理学部職員組合との交渉/人事異動報告/名誉教授との懇談会

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著者
[著者名なし]
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学大学院理学系研究科・理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.42-46, 1994-03

理学系研究科長と理学部職員組合との交渉,人事異動報告/訂正お記ぴについて/博士(理学)学位授与者
著者
末永 智一
出版者
東北大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2007

本研究の目的は, 「細胞の新規パターンニング法, 分離, 捕捉法を確立する」ことにある. 本年度は, 遺伝子組み換え細胞, バイオ微粒子を用いて, 誘電泳動による細胞捕捉と細胞アレイの作製, 捕捉された細胞の機能評価, 異種細胞のパターンニング等に関しても検討した.・単一細胞アレイの作製 : 誘電泳動により個々の微小ウェル中への細胞の捕捉することによる細胞アレイの構築に関して検討を行った. その結果, 直径30μm, 深さ25μmのウエルアレイを利用し, 1MHz, 3Vppの交流電圧を印加することにより, 効率的に単一細胞(HeLa細胞)ウエル中に捕捉することができ, 細胞アレイを構築できることが明らかとなった.・捕捉された細胞の活性評価 : 分泌型アルカリホスファターゼ(SEAP)をレポーター遺伝子として組み込んだHeLa細胞を作製し, 上記手法により誘電泳動により単一細胞アレイパターンを作製した. 発現したSEAP活性を電気化学顕微鏡により評価したところ, 単一細胞レベルでは遺伝子発現効率に大きな不均一性が認められた.・異種細胞のパターンニング : 誘電泳動パターニングデバイスを用いて細胞のパターニングを行なった. 本デバイスの利用により細胞に大きな損傷を与えることなく, 5分という極めて短時間に細胞をラインアンドスペース状に配列できることを明らかにした. さらにこのデバイスを利用することで, 異種細胞の異所領域へのパターニングが行なえることが明らかとなった.・バイオ微粒子のパターンニングと応用 : ITOマイクロアレイ電極上での誘電泳動を利用し、抗体固定化微粒子を抗体が固定されたPDMS表面の特性部分に集積させた. 集積化した微粒子量を蛍光計測することにより. マウスIgGを0.01ng/mLと高感度でしかも迅速に検出することに成功した. この手法を利用することにより, 各種細胞が混合した液から特定の細胞を分離できると考えている.
著者
呉 茂一
出版者
日本西洋古典学会
雑誌
西洋古典學研究 (ISSN:04479114)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.1-9, 1963-03-30

Pherekydes in Strabon XIV asserts the Ionian migration to be later than the Aeolian (according to XIII, ibid by 4 generations), its reputed leader being Androclos, son of Codros, a Neleid king of Athens from Pylos He founded Ephesos, while many other sons of Codros and the Pylians became founders of various Ionian cities As to its contingents, the land of Achaia is called by many authors their fatherland, its 12 cities being the pattern of the Ionian 12 , while it is curious that its inhabitants, the former Aigialeis, are propounded there as emigrants from overpopulated Athens, changed their name to the Ionians after Ion, and forced to evacuate the land by the Doric Achaeans, removed to Asia Minor This seems to be mere fiction, but the narrative of Herodotus 400 years earlier makes us think of the strength of such traditions and some truth implied in them On the other hand, the celebration of Pan-ionia at Cape Mycale, with its presiding god Poseidon Heliconios, the strongest bond of religious fraternity for Ionian cities, reminds us again of their connection with Achaia, as the appellation of the god was recognized universally as derived from Helike in Achaia, the episode of Eratosthenes testifying to such belief, though linguistically better to consider it a derivative of Helicon The consitution of the Ionian immigrants, too, calls for our attention, with its many Boiotian elements along with others (the so-called Ionians and Athenians excepted) Poseidon-cult was indeed very powerful in Boiotia, the Neleids of Pylos being a branch of Boiotian-S Thessalian Poseidonic rulers We have to examine the history of P -cult in Athens, how it, once strong as surmised from the remaining legend of his struggle with Athena over the guardianship of Acropolis or the existence of a month called Poseideon, faded to some scanty survivals, in the former case to a more name of P χαμαιξηλοζ or P Erechtheus, in the latter to nothing more than 8 th day offerings The P -cult in Boiotia must also be taken into consideration A difference in kind between the P -worship and that in Attica may then be recognized In short, Ionian P -cult may be due less to its constituent races than to the inclination of its ruling houses, viz religious kings, the decline of which was accompanied by the secularization of the feast The age-worn meaning of P as Earth-king had been disappearing long before The understanding of the close connection of Chios to Boiotia and S Thessaly will help to elucidate the origins of epic poems
著者
真下 節 柴田 政彦 井上 隆弥 阪上 学 中江 文 松田 陽一 住谷 昌彦 喜多 伸一
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

神経障害性疼痛モデルマウスでは疼痛出現後しばらくしてうつなどの情動異常が発症するが、うつ行動の発現にはα2Aアドレノ受容体が深く関与していることを明らかにした。さらに、モルヒネ耐性マウスではデクスメデトミジンの鎮痛効果が増強し、後根神経節のα2A、α2Cアドレノ受容体mRNAの発現増加がみられた。また、神経障害性疼痛モデルラットでは、セロトニン2C受容体のRNA編集が起こり、受容体作動薬の疼痛軽減効果が増強された
著者
高橋 俊和
出版者
二松學舎大学
雑誌
日本漢文学研究 (ISSN:18805914)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.119-141, 2008-03

Clearly, we can witness a major shift in the principles for annotation with subscripts 訓点 on original texts from pronunciation-based annotations to semantics-based annotations. A piece of significant evidence emerges from Keizan's 堀景山 revised subscripts on Norinaga's 本居宣長 annotated work Shunju Keiden Shikkai 春秋経伝集解, which was the third version of annotations on Norinaga's work. Keizan's annotations differ markedly from those annotations: He wrote the subscripts focusing attention on how the original lexical meanings and connotations should be read. Approximately one hundred years have elapsed since the method of reading the Chinese texts gradually changed. The representative works on reading the texts include Kaibara Ekiken's 貝原益軒 Tenrei, 点例 and Dazai Shundai's 太宰春台 Wadoku Youryou 倭読要領, both of which emphasize what the Chinese letters, words and sentences convey to readers. Annotations by Toyo 杜預 are the ones that were significantly influenced by the shift in the principles of annotation. It is assumed that Keizan probably adopted the interpretation from his ascendant and predecessor Kyouan 堀杏庵. However, the trend of the new method of annotation may have been strong enough to move Keizan to write the third annotated interpretation on the texts, where we observe two other types of annotations that are pronunciation-based.
著者
松井 正典 廣瀬 敬 肥後 祐司 舟越 賢一 真下 茂 佐多 永吉 入舩 徹男
出版者
兵庫県立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

高温での圧力スケールとして良く用いられるMgO,NaCl,Ar,Au,Ptについて、それらの常温常圧~高温高圧における温度-圧力-体積関係を、放射光高温高圧X線回折、高温高圧下における弾性波速度測定、衝撃圧縮実験、分子動力学法を用いた計算機シミュレーション等に基づいて、高精度で求めた。加えて、地球マントル遷移層から下部マントル、コア上部を想定した、温度1000~3000K、圧力20~150GPaにおける、高信頼度の圧力スケールを求めることに成功した。