1 0 0 0 OA 史籍集覧

著者
近藤瓶城 編
出版者
近藤活版所
巻号頁・発行日
vol.〔11〕 臥雲日件録抜尤(北禅), 1898
著者
小宮山 伴与志
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.66-72, 2012 (Released:2016-04-15)
参考文献数
28

ヒトにおける四肢によるリズミックな運動は多種多様であるが,最も基本的であり,生活を支える重要な基盤となる移動行動は歩行運動であろう.歩行運動は,大脳からの運動指令を受けて大脳基底核,小脳,脳幹,脊髄など様々な運動中枢が協調的に働くことにより実行される.特に,四足歩行動物では,上位運動中枢と末梢感覚入力なしに四肢の屈筋- 伸筋の活動交代を再現可能な中枢パターン発振器(central pattern generator, CPG) が存在することが確かめられている.また,CPG は,屈筋- 伸筋感のリズミックな活動交代を再現するだけではなく,歩行運動の円滑な遂行に必要な様々な反射の利得調整を行っている.ヒトにおけるCPG の存在とその機能的意義を証明することは実験的に困難であるが,現在まで様々な間接的な証拠が提出されている.本稿では,歩行運動,リハビリテーション,四肢の協調運動の基盤としてのCPG の神経機構ついて概観する.
著者
井口 君夫
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.194-203, 1981 (Released:2012-09-28)
参考文献数
11

情報管理を行ううえで, 「情報」をどう考えるかということはきわめて根本的な問題である。しかし, 現状では必ずしも明確であるとはいえない。そこで, 「情報」に関する定義および「情報」という言葉の使用の実態を調べ, 概括的な考察を行った。「情報」という言葉には, (1)物事についての知らせ, (2)情報源, (3)情報源の取り扱い方, または情報処理技術もしくは装置, (4)情報体系もしくは情報システム, などという意味があることが分かった。また, 従来の「情報」の定義が情報管理を考えるうえでふさわしくないと考え, 新たな定義を試みた。つまり, 「情報とは, 事象について認識を与える要素である」と。情報担当者は, 「情報」そのものでなく, その対象たる事象が目的と関連があるか判断すべきである。
著者
日本美術協会 編
出版者
日本美術協会
巻号頁・発行日
vol.第22輯(昭和6年10月), 1942

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著者
冬芽書房
出版者
冬芽書房
巻号頁・発行日
no.1, 1949-11
著者
田中 克 中坊 徹次 山下 洋 中山 耕至 益田 玲爾 上田 拓史
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2003

有明海筑後川河口域を中心に有明海産スズキの生態を種々の側面より調べるとともに,養殖場から逸散したタイリクスズキの成長,成熟,仔稚魚の分布などを宇和島海域を中心に調べた.得られた主な成果は以下のとおりである.筑後川河口域におけるかいあし類分布は,塩分1〜3psuにピークを持つ低塩分汽水性特産種Sinocalanus sinensisを優占種とする群と,塩分15〜20psu以上の下流域におけるAcartia omorii, Oithona davisae, Paracalanus parvusなどの沿岸性種より構成される群に分かれた.前者の分布は高濁度水と一致した.S. sinensisの消化管内容物からはフェオ色素が多く出現したが,A. omoriiなどの消化管よりはクロロフィルaが多く出現した.前者はデトリタス食物連鎖であることが推定された.低塩分汽水域にはスズキをはじめ,エツ・アリアケヒメシラウオ・ハゼクチ・ヤマノカミなどの有明海特産種の稚魚や当歳魚が集合し,S.sinensisを専食した.一方,塩分15〜20psu以上の河口下流域に出現するカタクチイワシやメバルなどは優占する多様なかいあし類を摂食した.実験的に確認したスズキ当歳魚のδ^<13>Cの濃縮係数や半減期をもとに,スズキの胃内容物と筋肉のδ^<13>Cを調べた結果,多くの個体は4月には淡水・低塩分域まで遡上し,5〜7月には中塩分域に,8月には高塩分域に移動することが確認された.一方,タイリクスズキの採集場所より,養殖が行われている近くに分布することが明らかとなり,成長は日本産のスズキを上回り,雌雄の生殖腺より11〜12月に生殖可能なことが予想された.しかし,卵や仔稚魚は採集されなかった.有明海で採集されたスズキの遺伝子を分析した結果,個体変異は大きかったもののいずれの個体もスズキとタイリクスズキの遺伝子を有していた.また,中国大陸沿岸域には南北で異なる地方個体群の存在が示唆された.本研究を通じて有明海湾奥部筑後川河口域上流部に,高濁度汽水-特産種かいあし類・アミ類-特産種稚魚・当歳魚間の強いつながりが確認され,この「大陸沿岸遺存生態系」の起原を求めて韓国西岸で調査することが必須と考えられた.
著者
中山 耕至
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2000-05-23

新制・課程博士
著者
桐村 豪文
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
vol.127, pp.177-187, 2022-03-29

90年代以降、とりわけ21世紀を迎えてから EBP を推進する勢いが世界的に増している。EBP の推進をめぐっては、とりわけ教育の世界では賛成と反対の立場の隔たりは著しく、その中間点を求める議論が求められる。そこで本稿では、「連続体の真ん中」に位置するというポスト実証主義という立場に着目した。まず第1節では、ポスト実証主義の立場に立った議論が米国における公的な議論に登場するに至った経緯について述べた。そして第2節では、権勢をふるっていた実証主義がポスト実証主義にとって代わるに至った背景を踏まえた上で、新たな立場であるポスト実証主義の思想的特徴について論じた。
著者
大川 一郎 上倉 安代 清水 良三 益子 洋人
出版者
日本老年行動科学会
雑誌
高齢者のケアと行動科学 (ISSN:18803474)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.41-56, 2021 (Released:2021-12-25)

このコロナ禍の中,高齢者施設等で行われていた体操やからだを使ったレクリエーション等が感染防止という目的の中で控えられている。また,世界中で会議・講演・講義・研修が Zoom や Microsoft teams 等のアプリケーションを用いて行われるようにもなってきている。このような現状を踏まえ,本研究では,高齢者支援する人を対象にして,健康動作法による心理的支援のための実習(講義・実技)をオンライン(同時双方向)で行う方法論について取扱説明書という形で提示することを目的とする。具体的には,説明と実技という実習形式で健康動作法を行うための方法を,その準備から説明,実技,参加者へのアンケートという一連の流れの中で構造化し,そのポイントを提示し,チェックリストを作成し,それらを取扱説明書としてまとめていく。併せて,高齢者に実施する際の支援者サイドの留意点についての考察も行う。
著者
Ichiji TASAKI Kunihiko IWASA Robert C. GIBBONS
出版者
THE PHYSIOLOGICAL SOCIETY OF JAPAN
雑誌
The Japanese Journal of Physiology (ISSN:0021521X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.897-905, 1980 (Released:2011-06-07)
参考文献数
13
被引用文献数
25 39

A nerve impulse travelling along a crustacean nerve was found to be accompanied by a small, rapid movement of the nerve surface.The movement was 10-20nm in amplitude and was concurrent with a rise in the “swelling pressure” of the order of 5mg/cm2 for a nerve bundle.Initiation of an action potential at the site of cathodal polarization was preceded by a small, slow mechanical change in the nerve fiber.Anodal polarization produced a large mechanical change of the opposite sign.Tetrodotoxin and procaine suppressed rapid mechanical changes.
著者
森 雄一
出版者
日本語学会
雑誌
日本語の研究 (ISSN:13495119)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.142-149, 2018-08-01 (Released:2019-01-01)
参考文献数
6
著者
塩野 裕之 桑原 修 前田 元 太田 三徳 宮崎 実
出版者
The Japanese Association for Chest Surgery
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.8, no.7, pp.773-778, 1994-11-15 (Released:2009-11-10)
参考文献数
10

国立療養所刀根山病院外科において縦隔郭清を伴う肺癌切除術 (以下, 肺癌切除術) 後の乳糜胸を10年間で8例経験した.4例は保存的に治癒したが, 残る4例は再開胸術を要した.後者では再開胸術前に脂肪を経口投与することにより, 胸管損傷部位が明らかとなった.そこで術後乳糜胸予防を目的として, 麻酔導入時に経鼻胃管より脂肪 (牛乳) を注入し, 胸管の流量を増加させ, 縦隔郭清時および術野洗浄時に胸管と乳糜瘻が容易に視認できるようにした.最近14ヵ月間の肺癌切除症例55例全例に対してこの方法を併用したところ, 術後乳糜胸の発症は認めず, また注入に伴う合併症はなく, 乳糜胸予防に有効と思われた.
著者
木村 亨 船越 康信 竹内 幸康 野尻 崇 前田 元
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.120-125, 2009-03-15 (Released:2009-12-14)
参考文献数
25
被引用文献数
3 3

1998年1月から2008年5月までに非小細胞肺癌に対して縦隔リンパ節郭清を伴う肺葉切除または肺全摘を施行した782例のうち,術後乳糜胸を来たした17例(2.2%)を対象とし,乳糜胸の診断,治療方法等につきretrospectiveに検討を行った.6例(35%)は脂肪制限食(A群),8例(47%)は絶食・高カロリー輸液(B群)で治癒したが,3例(18%)は胸管結紮術(C群)を必要とした.術後ドレーン排液量は術後5日間すべてC群で有意に多かった.脂肪制限解除時期(10.1±4.1日vs15.8±10.1日vs21.3±21.4日)はC群で遅く,ドレーン抜去時期(8.7±4.6日vs18.9±11.0日vs12.3±1.5日)と退院時期(28.1±9.9日vs43.8±17.6日vs77.0±66.3日)はA群で早い傾向にあった.術後乳糜胸は発生予防に留意するとともに,保存的治療にもかかわらず1000ml/日以上の排液が持続する場合は速やかな胸管結紮術を考慮すべきと考えられた.
著者
戸田貴久
雑誌
研究報告アルゴリズム(AL)
巻号頁・発行日
vol.2013-AL-145, no.3, pp.1-8, 2013-10-30

論理関数の CNF が与えられるとき,その論理式を表す二分決定グラフ BDD を構築するための新しい手法を提案する.CNF は従来から用いられている論理関数の伝統的な表現法の一つである.BDD には論理関数を操作するための様々な演算が備わっているので,CNF よりも BDD を用いる方が適切な多くの問題がある.しかし,CNF から BDD の構築は自明な計算ではない.本稿では,まず CNF を表す中間表現を計算し,それから BDD に変換する二段階の BDD 構築法を提案する.さらに,提案法で中間表現として用いられるデータ構造は,BDD 構築だけでなく,有向グラフ上の列挙問題など様々な問題に対して有用であることも示す.
著者
槙 俊明 野沢 峻一 神崎 秀 岡田 慧 稲葉 雅幸
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2008 (ISSN:24243124)
巻号頁・発行日
pp._2A1-D18_1-_2A1-D18_3, 2008-06-06 (Released:2017-06-19)

Humanoids are expected to expand their playing field outside the laboratory. To widen their appeal, environment contaction works such as door opening, object transport are something that must be done. Researches on environment contaction motion s that have been done are often premised physical parameters about unknonw objects. However, to manipulate unknonw objects in the unknown environment, acquisition of target's physical model by humanoids will be needed. In this paper, we firstly categorize model estimations required for unknonw object operation. Then, we estimate physical model of a door offline. And using this model, we realize door opening motion by HRP2-JSK.
著者
久米原 宏之 丸山 一男 津田 米雄 児玉 正博
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.45, no.540, pp.1492-1496, 1979-12-05 (Released:2009-06-30)
参考文献数
4
被引用文献数
1

In order to clarify the self-loosening mechanism of threaded joints which are subjected to ultrasonic vibration in the axial direction, the separating phenomena between the bearing surfaces are investigated experimentally and theoretically. The obtained conclusions are as follows : (1) The theoretical values of the amplitude on the assumption that the bearing surface may begin to separate when the amplitude of vibrational stress on the surfaces reaches the mean compressive stress by tightening force approximately agree with the experimental ones. Then the above-mentioned value, which is called “Critical Amplitude at the Separation between Bearing Surfaces”, is proposed as a criterion of self-loosening of threaded joints. (2) The separation between bearing surfaces is affected by lubricating condition. The critical amplitude with silicone grease is larger than that with machine oil or without lubricant in the range of this experimental conditions.