1 0 0 0 古事類苑

著者
神宮司廰編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
1976
著者
亀井孝 河野六郎 千野栄一編著
出版者
三省堂
巻号頁・発行日
1988
著者
横谷 明徳 赤松 憲 藤井 健太郎 渡邊 立子 漆原 あゆみ 鹿園 直哉
出版者
独立行政法人日本原子力研究開発機構
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

本研究では、放射線の直接効果によるDNAの損傷過程を、DNA中の特定元素を狙い撃ちができるシンクロトロン軟X線ビーム(以下軟X線)を用いることで解明することを目的としている。本年度はDNA塩基の蒸着薄膜試料を作成し、短寿命の塩基ラジカルをESRにより測定した。その結果、薄膜にわずかに水分子が吸着すると塩基ラジカルの収率が減少することを、窒素及び酸素のK吸収端の軟X線を利用することで新たに見出し、損傷過程においてDNAと配位水層との間の電荷交換相互作用が介在することが示された。一方、これまでに軟X線を用いて実験的に得られているDNAの1本鎖切断、2本鎖切断及びFpgなどの塩基除去修復酵素との反応で可視化された酸化的塩基損傷の収率について、モンテカルロシミュレーションによる理論的な解析を進め、特定元素の内殻吸収によりクラスター化した複雑なDNA損傷が生じることを明らかにした。さらに、軟X線と同様に高密度励起・電離を与えるイオンビームについても、研究当初には予定されていなかったが同様な実験を進め高LET放射線によるDNA損傷収率を得ることができた。また細胞レベルでの修復応答を調べるための新しい実験方法として、大腸菌の塩基除去修復酵素欠損株に損傷を含むDNAを適当なベクターで導入し、修復反応をさせた後に再び細胞からDNAを回収して損傷の修復度合いを測定する方法を確立した。この方法により、ふたつの塩基損傷からなるクラスター損傷により、修復欠損株では突然変異率が極めて増大することが明らかになった。さらにDNAとタンパク質がクロスリンクするタイプの損傷を調べる目的で、アミノ酸の薄膜に対する軟X線照射及びHPLC法による照射生成物の分析を行ない、光学異性アミノ酸に関する円偏光軟X線二色性スペクトルの測定に世界で初めて成功するとともに、アミノ酸同士が重合した二量体が生成することを確認した。
著者
横谷 明徳 渡辺 立子 秋光 信佳 岡 壽崇 鵜飼 正敏 福永 久典 藤井 健太郎 服部 佑哉 野口 実穂 泉 雄大 Hervé du Penhoat Marie-Anne
出版者
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで生じる多数の低速2次電子は、発生位置から数nm以上離れたところに塩基損傷を誘発し、修復過程を経てDNAの2本鎖切断に変換され得るクラスター損傷を生成することを示した。
著者
横谷 明徳 黒川 悠索 鵜飼 正敏
出版者
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

突然変異等など放射線による遺伝的変異の主要な要因であるDNAの分子損傷のメカニズムを、物理化学的観点から解明する。このため、DNAの電子状態に焦点を当て、ミクロな世界を支配する量子的性質と分子損傷の相関を実験と理論の両面から探る。特にハロゲンなど重い元素をDNAに取り込ませた生体に現れる高い放射線感受性のメカニズムを解明し、量子的観点から放射線増感剤の効果を制御するための技術開発に資する知見を得る。
著者
島田充房
出版者
大路儀右衛門
巻号頁・発行日
vol.[2], 1765
著者
松永 勝彦
出版者
日本海水学会
雑誌
日本海水学会誌 (ISSN:03694550)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.3-6, 2000 (Released:2013-02-19)
参考文献数
13
被引用文献数
1
著者
森下 満 柳田 良造 野口 孝博
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.592, pp.139-145, 2005-06-30

At the West Historic Quarter in Hakodate, the color of the townscape has been keeping a harmony though many western style houses have been used various paint colors and their color has often changed. This study aims to clarify the formation mechanism of this color of the townscape. As a result, we found that many residents have selected the color considering the relationship among of them, their houses and surrounding environment. In the background, there were several characteristics of the western style houses with ornaments, the port city, symbolic historical buildings, etc., in the quarter, where the interaction between paint colors and residents' life has occured. And residents have understood and felt strong attachment for the characteristics through their houses painting.
著者
河崎 美保 白水 始
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.13-26, 2011-03-30 (Released:2011-09-07)
参考文献数
25
被引用文献数
5 2

本研究では, 算数授業において発表された複数の解法を, 各自がそれでなぜ答えが求まるかを説明することによる学習促進効果を検討した。小学5年生を対象に算数文章題の授業を行い, 実験1では, 解法提示後に聞き手の児童に説明を求める条件と単に評価を行う条件, および, 非規範解法と規範解法という複数解法を提示するIF条件と規範解法のみを提示するFF条件とを組み合わせ, IF-説明条件, FF-説明条件, IF-評価条件, FF-評価条件の4条件を比較した。授業前後のテスト結果より, 規範解法の意味を高い割合で記述できるようになった児童がIF-説明条件では有意に多く, FF-説明条件では有意に少なかった。評価条件には複数解法提示の効果が見られなかった。実験2では, 説明活動をペアで行うIF条件とFF条件を検討し, 転移課題に複数解法提示の効果が見られた。この結果から複数解法提示は, 各自が内的に説明を考える活動と考えた結果を外化してペアで話し合う活動という内外相互作用の二要素を伴うときに最も学習促進効果を持つことが示唆された。説明活動が複数解法の対比を促し, 規範解法の重要な構成要素の把握を容易にするメカニズムをプロセスデータから考察した。