著者
深谷 美枝 FUKAYA Mie 柴田 実 SHIBATA Minoru
出版者
明治学院大学社会学部付属研究所
雑誌
明治学院大学社会学部付属研究所研究所年報 = Bulletin of Institute of Sociology and Social Work, Meiji Gakuin University (ISSN:09114831)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.45-54, 2013-03-14

本研究は継続研究として2009年度から2010年度にかけて全国のキリスト教系病院(10ヶ所)に勤務するチャプレン10名(全員、神学教育を受けた牧師職)を対象に主としてフィールドワークによるインタビュー調査を実施してきた。2011年度は九州地区二病院のフィールドワーク調査を行い、更にデーター収集を進めた。 本論においては九州地区のフィールドワーク調査のデーターに基づき、スピリチュアルケアの特徴を報告することを目的とする。
著者
廣津 昂 村田 伸 斎藤 正一 永友 知子 河端 博也
出版者
日本ヘルスプロモーション理学療法学会
雑誌
ヘルスプロモーション理学療法研究 (ISSN:21863741)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.167-172, 2022-02-28 (Released:2022-03-25)
参考文献数
22

本研究の目的は,上肢骨折患者21名(平均年齢63.6±14.6,男性5名,女性16名)を対象に,ペットボトルキャップテスト(PET bottle cap test;PCT)を縦断的に評価し,PCT が上肢機能の回復過程を反映するか否かを検証することである。その結果,PCT とHand20は初回と比べて1週後,および1週後に比べて1ヶ月後に有意差を認めた。また,ペグテスト,握力,ピンチ力の患側は初回と比較して1週後に有意差を認めたが,1ヶ月後に有意差を認めなかった。一方で,ボタンの留め外し時間と更衣時間は,初回と比べ1 週後には有意差が認められなかったが,1ヶ月後に有意差が認められた。以上より,PCT は上肢骨折患者の患側機能および両手の上肢操作能力の経時的変化を評価できる有用な評価法であることが示された。PCT は特別な測定機器を必要とせず,ペットボトルとストップウォッチのみで計測できる汎用性の高い評価法であり,臨床現場で使用できることが示唆された。
出版者
巻号頁・発行日
vol.[158],
著者
高西 淳夫 石井 裕之 橋本 健二 大谷 拓也
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2021-04-05

本研究は,既存の人型ロボットのエネルギー効率が低いという問題を解決するため,人間の身体構造および運動を参考に,『ロボット身体内保存力学的エネルギー活用運動』およびそれに適した身体構造により全身運動時の消費エネルギーを低減させることを目的とする.具体的には,力学的エネルギーの3形態変換を伴う消費エネルギー最小運動生成法を確立し,脱力・弾性の発揮が可能な高出力関節メカニズムおよび動力伝達機構を用いた人間規範軽量四肢構造,さらに消費エネルギー低減運動に最適化した等身大の人型ロボットを開発し,提案手法をロボット実機で評価する.
著者
星野 太
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

本研究課題「偽ロンギノス『崇高論』の研究:言葉とイメージによる共同体の「媒介」の問題を中心に」の二年目である平成21年度においては、主に17世紀および20世紀における「崇高」概念の研究を行った。本年度の前半は、18世紀から19世紀にかけてのイギリス美学史研究、とりわけエドマンド・バーク『崇高と美の観念の起源』(1757)の研究を論文として、学会誌『美学』に発表した。その後、ニコラ・ポワローによる偽ロンギノス『崇高論』の仏訳(1674)、およびその注解についての研究を2010年7月4日の表象文化論学会第五回大会にて口頭発表した。また、年度の後半には、20世紀後半の戦後美術における崇高概念についての研究を公にした。特に、アメリカの美術批評家ロバート・ローゼンブラムの著作「抽象的崇高」、『近代絵画と北方ロマン主義の伝統を、クレメント・グリーンバーグをはじめとする同時代のテクストと比較検討し、この成果を論文として発表した。国外においては、まず第18回国際美学会において、ジャン=フランソワ・リオタールの崇高概念についての発表を行った(北京大学、2010年8月13日)。次いで、国際会議ICCTワークショップにおいて、カントの啓蒙思想、および20世紀のフランス哲学(フーコー、デリダ)におけるその批判的検討を扱った発表を行った(北京大学)。いずれの発表も、大幅な加筆の上、論文として受理されている(前者は国際美学会の記録集に掲載予定、後者は発表済)。
著者
谷口 真理 上野 真太郎 三根 佳奈子 亀崎 直樹 角道 弘文
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画学会論文集 (ISSN:24360775)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.17-28, 2021 (Released:2021-06-25)
参考文献数
35

We developed and executed a management plan for the extermination of the invasive turtle Trachemys scripta elegans in a closed water body as a case study in the moats of Sasayama Castle, Tanbasasayama City, Hyogo Prefecture. We captured turtles using 150 traps baited with fish during 11 trapping intervals between July 2015 and September 2015, for a total of 1650 trap nights. We used the number of individuals caught per trap (Catch per Unit Effort, CPUE) as a measure of removal effectiveness and found that the CPUE of the baited traps decreased from 1.10 to 0.10 by the end of trapping in 2015. Since 2016, we used two types of traps, baited traps and basking traps, the latter designed to take advantage of basking behavior. The median CPUE of basking trapswas 1.15, whereas the median CPUE of baited traps was 0.15, indicating that the basking traps were more effective even when baited traps were present. We captured significantly more females than males with baited traps (Chi-squared test, p<0.05), while basking traps used in conjunction with baited traps captured more juveniles (plastron length less than 50 mm) than the total number of individuals captured by basking traps. These findings suggest that for the effective removal of T. s. elegans, it is important to use a combination of different trapping methods.
著者
鶴若 麻理 岡安 大仁
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.91-96, 2001-09-17 (Released:2017-04-27)
参考文献数
45
被引用文献数
1

近年、特にターミナルケアの分野で、スピリチュアルケアに関心が集まっている。「スピリチュアル」という概念が、わが国の文化や伝統の中で、どのように展開されていくのか、また患者の「スピリチュアリティ」を把握するために、日本での客観的な尺度を作成する必要があるなどの議論がなされている。しかしながら、それらの議論をより充実させるためには、まず、欧米のホスピスケア理念において、「スピリチュアル」という概念が、いかに展開されてきたのか、またどのようなスピリチュアルケアに関する研究がなされているのかを、改めて検討する必要があると考えられる。そこで本稿では、実際欧米では、ターミナルケアの領域を中心にして、どのようなスピリチュアルケアに関する研究が行われているのかを、文献を通して報告し、今後のわが国のスピリチュアルケア研究の一助とすることを目的とした。
著者
橋詰 謙
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会第二種研究会資料
巻号頁・発行日
vol.2012, no.12, 2012

<p>著者はトップアスリートの身体知(長年の経験によって身体に刻み込まれた知能)に興味を持っている.これまでに吉田孝久氏(陸上競技・走り高跳び・元日本記録保持者)と冨田洋之氏(体操競技・アテネ五輪団体金メダリスト)にインタビューを行ない,その要旨をこの研究会で発表してきた.今回は水泳競技の中西悠子氏の身体知を紹介する.彼女は165cmというさほど大きくない体格ながら,「楽に速く泳ぐ」をモットーに世界の強豪たちと戦ってきた.そこには従来の常識に囚われない泳法,すなわち自身の身体特性や身体感覚を活かした泳法があった.それは日々の練習において多くのことを強く意識(制御)する中で,カスタマイズされたものであった.</p>

1 0 0 0 藤原行成

著者
清水潔[著]
出版者
皇學館大學出版部
巻号頁・発行日
1996
著者
清水潔編
出版者
皇學館大學神道研究所
巻号頁・発行日
2002

1 0 0 0 地球回転

著者
若生康二郎編
出版者
恒星社厚生閣
巻号頁・発行日
1979
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1339, pp.112-115, 2006-05-01

いかにもスタミナがありそうな、がっちりした体形。どんな質問にも表情を変えず、よく通る声で冷静に答える胆力。再生と破綻の岐路に立つ三洋電機の最終防衛ラインを、たった1人の男が守っている。 前田孝一。2003年に三井住友銀行常務執行役員から米ゴールドマン・サックス証券などとの合弁会社「SMFG企業再生債権回収」の社長に転じた。

1 0 0 0 廓景色

著者
川野彰子著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1964

1 0 0 0 Viking選集

著者
廣重聰 黒住格 伊原秀夫編
出版者
風来舎
巻号頁・発行日
1997

1 0 0 0 廓育ち

著者
川野彰子著
出版者
文芸春秋新社
巻号頁・発行日
1964