13 0 0 0 OA 倭名類聚鈔 20巻

著者
源順 撰
出版者
那波道圓
巻号頁・発行日
vol.[7], 1617

13 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1885年12月22日, 1885-12-22
著者
溝尻 征 嶋村 耕平 横田 茂 福成 雅史 斎藤 輝夫 立松 芳典 山口 祐資
出版者
宇宙太陽発電学会
雑誌
宇宙太陽発電 (ISSN:24321060)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.24-26, 2019-04-01 (Released:2019-03-20)
参考文献数
5

サブテラヘルツ帯において303GHzレクテナを開発し,ジャイロトロンを用いた無線電力伝送試験を行った.アンテナはマイクロストリップアンテナを用い,導波管-マイクロストリップライン変換回路であるフィンラインを用いてアンテナを測定し,8.32dBiの利得が得られた.IRカメラを用いてビームプロファイルを測定し,レクテナへの入力電力を見積もることでRF-DC変換効率を評価した.最大DC出力電力およびレクテナ電力密度(単位面積当たりのDC電力)は,17.1mW, 3.43kW/m2であり,RF-DC変換効率は,342mWの入力電力と130Ωの負荷抵抗において,2.17%が得られた.
著者
平野 芳信
出版者
佛教大学国語国文学会
雑誌
京都語文 (ISSN:13424254)
巻号頁・発行日
no.27, pp.50-66, 2019-11-30

村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』で、語り手が多大な影響を受けたアメリカ人作家デレク・ハートフィールドは、周知のごとく、実在の作家ではない。一応、「ロバート・E・ハワード」と「ハワード・P・ラヴクラフト」、さらには「ヴォネガット」等々の作家像を混交したものという定説があるが、本稿は、この定説に一石を投じるものである。すなわち、かつてアメリカ進駐軍に接収されていた明治神宮球場で、アメリカ人選手が放ったヒットの快音を耳にして、小説を書こうと思いつきながら、どうしてもうまく小説が書けなかった春樹が、まず英語で書いてみて、それを日本語に翻訳することではじめて『風の歌を聴け』を書き上げることができたという、作者自身何度も述懐しているエピソードに留意した。さらには、それまでの禁を破るかのように身内について多くの情報をさらけ出したことで話題になった「文藝春秋」に発表されたエッセイ「猫を棄てる」において、春樹の祖父が「村上弁識」という僧侶であったことに着目し、「弁識」氏が「ハートフィールド」氏のもうひとりのモデルであった可能性を提案するものである。
著者
松坂 俊光
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血細胞治療学会誌 (ISSN:18813011)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.725-732, 2013 (Released:2013-10-24)
参考文献数
31
被引用文献数
2 6
著者
北山 千鶴 森田 健二 福地 広識 李 星愛 古米 弘明
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.59-68, 2021 (Released:2021-05-10)
参考文献数
31

合流式下水道雨天時越流水の影響により水浴判定基準を超える糞便性大腸菌群数が観測される都市の水辺において, 安全性を確保して海水浴を行うためには糞便汚染状況の予測が求められる。そこで大腸菌を指標として糞便汚染状況を予測し, お台場海浜公園において海水へ顔をつけることの可否判断を行うシステム構築と試行運用を実施した。降雨の時空間特性を考慮して東京都区部の過去10年間の降雨イベントを類型化した。類型化した降雨毎に3次元流動水質モデルでお台場海浜公園における大腸菌濃度を計算し, 濃度経時変化データベースを作成した。任意の降雨を類型化降雨にあてはめ, 対応する大腸菌濃度のデータベースを包絡する濃度変化曲線は, 降雨後のモデル計算結果の濃度上昇を再現することを確認した。このデータベースを包絡する濃度変化曲線を用いる方法で2018年の海水浴イベントにおいて予報システムの試行運用を実施し, その有効性を検証した。
著者
新田 孝行
出版者
日本音楽学会
雑誌
音楽学 (ISSN:00302597)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.86-100, 2017 (Released:2018-03-15)

現代オペラ演出は音楽学の新しい課題である。ドイツ語圏ではレジーテアター(演出演劇)がオペラ愛好家や理論家の間で議論を呼んできた。台本上の地理的・時代的設定や登場人物の役柄、プロットを変更する権限を演出家に認めるレジーテアターは、「作品への忠実さ」を尊重せず、こじつけ的解釈を好む演出家の横暴と批判されることも多い。しかし、これを擁護する側は、台本やスコアだけでなく上演もオペラに含まれるとする記号論的観点から、忠実さの要求が的外れにすぎないと主張する。 現代オペラ演出は、1990年代のアメリカで発展したニュー・ミュジコロジーと比較することができる。いずれも学問的‐芸術的実践に属する。前者が音楽学的に再検討されたオペラ上演ならば、後者は研究者による主観的・修辞的音楽言説である。両者はまた音楽作品の意味を動かそうとする。演出家は音楽家ではないが、演出によってオペラのイメージをつくりかえることができる。同じ目的のためニュー・ミュジコロジストは、ある楽曲をそれに新たなものを付け加えるような言語によって解釈する。 言い換えれば、現代オペラ演出とニュー・ミュジコロジーはともに解釈学的性格を有する。ドイツ文学者ゲアハルト・ノイマンは、それを通してオペラに秘められた矛盾した意味が明らかになる窓としてレジーテアターを定義した。似たような考えに基づいて、ニュー・ミュジコロジーを代表する一人のローレンス・クレイマーは、自らの音楽解釈学を「解釈学的窓」という観点から定義している(『文化的実践としての音楽』、1990年)。最終的に、現代オペラ演出はニュー・ミュジコロジーの演劇的で、より説得的なヴァージョンと言える。なぜなら、劇場では作品とその解釈を区別することができないからである。
著者
坂口 一夫 岩田 由美 堀内 暢子 市川 秀一
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.326-329, 2004-05-10 (Released:2011-03-04)
参考文献数
14

Iron is known to interact with various foods and drugs taken at the same time and since ascorbic acid generally seems to promote the intestinal absorption of iron, we performed a retrospective medical survey using medical charts to establish the effect of ascorbic acid on patients with iron deficiency anemia taking sodium ferrous citrate. The hemoglobin levels and hematocrits of patients with iron deficiency anemia were markedly improved after taking sodium ferrous citrate containing 50 mg of elemental iron alone for 4 to 8 weeks. However, there was no difference between the hemoglobin and hematocrit results for this group of patients and another group who took ascorbic acid (200mg) in addition to sodium ferrous citrate. These results suggest that ascorbic acid does not influence the efficacy of sodium ferrous citrate when these agents are administered together for the treatment of iron deficiency anemia.
著者
佐藤 方哉
出版者
三田哲學會
雑誌
哲学 (ISSN:05632099)
巻号頁・発行日
no.100, pp.275-299, 1996-03

100集記念号
著者
名取 良太
出版者
関西大学
雑誌
情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 (ISSN:1341156X)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.53-68, 2011-01-21

2009年東京都議会議員選挙では,民主党が大幅に議席を増やす一方で,自民・公明の与党は過半数の議席を獲得できなかった.そして,多くのメディアが,この選挙結果を“歴史的”と評した.しかし,都議選では,過去にも社会党や日本新党などが大きな勝利を収めた経験がある.そこで本稿では,選挙区レベルのデータ分析を通じて,2009年選挙における民主党勝利の構造を再検討した.その結果,定数の大きな選挙区における得票率に,過去とは異なる特徴が見いだされた.また別の分析では,過去から現在に至るまで,定数の大きな選挙区では所謂「M+ 1 ルール」が適用できないことも明らかにした. When the Democratic Party of Japan (DPJ) won 54 seats in the 2009 Tokyo metropolitan assembly election and became the first party in the Tokyo metropolitan assembly, the previous ruling coalition of the Liberal Democratic Party (LDP) and the Clean Government Party (CGP) lost the majority. The major media said that these electoral results are "historic," but a few parties (e.g., Japan Socialist Party in 1989, Japan New Party in 1993) already had huge electoral wins in recent elections.In this study, analyzing district level data, we reviewed the structure of DPJ's vote share in the 2009 election. The result, comparing recent elections, demonstrated that the features of the DPJ's electoral win are in the large magnitude. Additional analysis reveals that the "M+1 rule" is difficult to apply to the large magnitude.
著者
リード スティーブン•R
出版者
Japanese Association of Electoral Studies
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.17-29,186, 2000-02-28 (Released:2009-01-22)
参考文献数
23
被引用文献数
2

均衡状態というのは入りやすく,出にくい状態であるから,動態的な分析が最も適切と思われる。本論では,物理学のカオス理論で使われているリターン•マップを利用して,二つの均衡状態を分析する。一つは,筆者が提示した「M+1」法則で、有力候補者数が定数より一人だけ多い状態である。M+1の均衡状態がはっきりと出ているし,3人区により強く出て,定数が多くなるにつれて,均衡状態が弱くなる傾向を発見したのである。もう一つの均衡状態は,議席で計算した有力政党数と得票率で計算した有力政党数が一致する状態である。それは,論理的に整合的であるにもかかわらず,実証的な分析からは余りはっきりとは現れない。
著者
久保 亨 森内 浩幸 西村 秀一 森田 公一
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

肺炎は現在本邦での死因の第3位であり増加傾向にある。肺炎の治療において起因病原体の迅速な確定診断と薬剤耐性の有無の検索は非常に重要である。我々は、簡便で迅速な遺伝子増幅検査法であるリアルタイムPCR法を用いた結核およびその他の肺炎の簡易迅速確定診断・薬剤耐性判定システムの構築を行い、実臨床における有用性を示し、その地域医療への応用を行っている。この系を用いれば、より迅速に低コストで肺炎の鑑別診断と薬剤耐性の有無の推定が可能となり、地域の高齢化・医療過疎化の中でのより効率的な結核・呼吸器疾患コントロール対策モデル作りに繋がると考えられる。