著者
新井 洋 土井 康明 中島 卓司 陸田 秀実 三好 潤
出版者
社団法人 日本船舶海洋工学会
雑誌
日本船舶海洋工学会論文集 (ISSN:18803717)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.55-62, 2009 (Released:2009-10-08)
参考文献数
9
被引用文献数
7

The objective of the present study is to elucidate the ow mechanism of delaying stall by use of wavy leading edges. Experiments were carried out to examine the effects of variant wavy leading edges attached on NACA0018 section wing of aspect ratio 1.6. The Reynolds number based on the chord length is Rec = 1:38 × 105 for the experiments. For these tests, lift, drag, and moment of wings with and without wavy leading edges were measured in a circular water channel. Flow visualization on the surface of wings was also conducted in order to clarify the e ects of the wavy leading edges on the delaying stall. It is found that the wavy leading edges can control ow separation and delay stall, which in turn is good for producing large lift force at poststall angles of attack. Under the same height condition, the short width of wavy protuberance shows good performance of the wings compared with that of the long width. The wavy protuberance located near the wing tip does not enhance hydrodynamic performance.
著者
"ITONO Hiroshi"
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学水産学部紀要=Memoirs of Faculty of Fisheries Kagoshima University (ISSN:0453087X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.217-237,

"Some filamentous, minute red algae of the Callithamnieae and Compsothamnieae (Ceramiaceae, Rhodophyta) are described here. The species described are as follows : Callithamnion pedicellatum spec, nov., C. aglaothamnioides spec. nov. Aglaothamnion oosumiense spec, nov., A. cordatum, A. neglectum, Seirospora occidentalis, Pleonosporium japonicum spec, nov., P. polymorpha spec, nov., P. pusillum and Mesothamnion caribaeum."
著者
片山 雅一 橋本 信一郎 渡邊 理 細川 みえ 御領 政信 伊藤 裕和
出版者
鶏病研究会
雑誌
鶏病研究会報 (ISSN:0285709X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.275-284, 2013-02-25
参考文献数
33

1992年4月から食鳥検査が施行されている。また2003年5月には食鳥検査法が改正され,食鳥検査の対象疾病が,家畜伝染病予防法の規定する監視伝染病に改められた。これにより対象疾病が拡大され,より厳密な食鳥検査の必要性が高まった。一方,食鳥検査を振り返ると,マレック病,原虫性疾患等大きく減少したが,細菌性疾病が急増している。また,食鳥肉を介したカンピロバクターによる食中毒は減少せず,公衆衛生上大きな問題となっている。これらの課題を解決していくには各自治体で公衆衛生部局と農林部局の連携が必要であると考え,食鳥検査の実態を紹介するとともに連携事例について検討した。その結果,両者が連携することにより(1),伝染病の摘発,清浄化(2),農場の生産性向上(3),処理場での廃棄率減少(4),食中毒菌の汚染状況把握(5),正確な診断,法的措置等の成果がみられていた。食鳥検査の課題を解決するためには,今後も両者のより一層の連携が必要不可欠であると考えられた。
著者
大森 正子 和田 雅子 吉山 崇 内村 和広
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR TUBERCULOSIS
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.78, no.6, pp.435-442, 2003-06-15
参考文献数
19
被引用文献数
6

老人保健施設における結核の早期発見方策を検討する目的で, 1都4県358の老人保健施設にアンケート調査を実施し, 169 (47.2%) から回答を得た. 施設は併設病院あり36.1%, 診療所あり12.4%, どちらもなし51.5%で, 平均年齢は入所者83.2歳, 通所者79.6歳, 平均利用期間は入所者7ヵ月, 通所者13ヵ月だった. 施設利用時に胸部X線検査を実施していた施設は入所者42.6%, 通所者23.7%, 利用期間中に結核検診を実施していた施設は入所者45.6%, 通所者15.4%だった. 職員への定期結核検診は94.7%の施設で実施していた. 入所者の食欲低下や全身倦怠といった症状は, 67.5%の施設で毎日点検していると答えたが, 呼吸器症状は18.9%と少なかった. 2週間以上続く呼吸器症状で病院を受診させる際, 入所者では93.5%の施設が文書を持たせ, 63.9%が胸部X線と喀痰検査を依頼すると答えたが, 通所者では医療機関受診を勧めるだけで特に症状を説明する文書を持たせず結果を確認することもしないと答えた. 結核患者発生率は, 施設利用者10万対104.6で, 調査地域の一般住民 (同年齢) の結核発生率よりやや高かったが有意の差は見られなかった. 老人保健施設は医療機関とみなされ結核予防法で健診の対象にはなっていない. 法的措置の基に効果的な患者発見方策を確立する必要がある.
著者
押野 康夫 筑井 啓介 橘 秀樹
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.205-214, 1994-03-01
被引用文献数
28

市街地における道路交通騒音の予測では、特に信号交差点付近における自動車の過渡的な走行状態によるパワーレベルの変化が重要である。そこで本報(その1)では、一般道路における自動車の走行パターンを考慮したパワーレベルの推定方法について検討した。まず、テストコースにおける走行実験によってエンジン・排気系騒音とタイヤ騒音のパワーレベルを個別に推定するための実験式を作成した。その結果、エンジン・排気系騒音はエンジン回転数とアクセル開度から、またタイヤ騒音は速度から推定できることが分かった。次に一般道路における走行実験によって、速度、エンジン回転数、アクセル開度などの変動パターンを調査し、それらのモデル化について検討した。その結果、信号交差点付近における加減速時の速度パターンは、いずれの車種の場合も3次の多項式によってモデル化できることが分かった。更にエンジン回転数やアクセル開度は、車両の運動方程式を考慮することによって、速度のパターンから推定できることが分かった。最後に、推定したエンジン・排気系騒音とタイヤ騒音のパワーレベルを合成することによって、発進加速時の発生騒音が高い精度で予測できることを示した。なお、本報における検討結果をもとにして、新たな道路交通騒音の予測モデルを作成したが、これについては続報(その2)で述べる予定である。
著者
山本 真晴 Anh-TuanHoang 小出 哲士
雑誌
研究報告システムとLSIの設計技術(SLDM)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.18, pp.1-6, 2014-11-19

研究では,先進運転支援システム (ADAS) のためのコンパクトなハードウェアに実装可能で,リアルタイム (15~30fps) 処理可能な,速度標識認識処理における数字認識部分のハードウェア向けアルゴリズムと FPGA アーキテクチャの開発である.提案手法では,まず入力画像から速度標識候補領域の検出を行い,簡単な算術・論理演算で抽出可能な特徴量を用いることにより,FPGA 実装によるリアルタイムな速度標識認識を可能にした.また,認識精度については,昼間の標識で 99%以上,夜間 (雨天の夜間を含む) の難しい場合に対しても 94.2%の認識率を達成した.In this paper, we propose a hardware-oriented speed traffic-sign recognition algorithm and its FPGA architecture in which real-time processing is possible for Advanced Driving Assistant System (ADAS). The proposed algorithm performs the sign detection using binary images, which are converted from a grayscale input images. The proposed method enables real-time speed sign recognition for FPGA implementation by using run lengths of pixel within a candidate region and black and white pixel-histograms in the region which are easily calculated by simple arithmetic and logical operations. From the experimental results, the proposed method achieves the recognition accuracy up to more than a 99 % in daytimes and up to a 94.2 % at nights including rainy night situations.
著者
松浦 大祐 山内 仁 高橋 浩光
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.85, no.6, pp.1075-1083, 2002-06-01
被引用文献数
44

現在,高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems:ITS)及びその1構成システムであるAHS(Advanced cruise-assist Highway Systems)についての研究が盛んである.このAHSを構成する一つとして,道路カラー画像から道路標識を抽出・認識し運転者に注意を喚起するシステムが考えられている.本論文では,実用的な処理時間で円形道路標識を抽出可能な新しい手法を提案する.提案手法は,入力となる道路カラー画像から道路標識に使用されている色(特定色)を判別した後,その分布状況によって抽出処理の対象領域を限定することにより,処理時間の大幅な削減を図っている.更に,抽出領域に占める特定色の面積比率を利用することにより,抽出精度の向上と更なる処理時間の短縮を図っている.53枚の道路カラー画像を用いた評価実験の結果,94.7%の高抽出率を達成するとともに,平均処理時間が約2.18秒とほぼ実用的な処理時間を達成できることが示された.
著者
貴重図書複製会 編
出版者
貴重図書複製会
巻号頁・発行日
vol.巻第19, 1941
著者
萩原 詩子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.914, pp.34-37, 2009-12-14

もとは2階までが木工所で、3階と4階に経営者の家族が住んでいた小規模なビル。依頼主のUさんが育った場所だ。結婚後、両親との同居のために改修。木工所は1階のみに縮小し、2階に両親、3・4階にUさん夫妻が住むことになった。 建物は、工作機械の重みに耐えられるよう、鉄骨造で頑丈につくられていた。