11 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1944年03月20日, 1944-03-20
著者
加藤 政洋
出版者
立命館大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究では、主として東京・岐阜・大阪・神戸・那覇をフィールドに、昭和戦後期都市政策のなかで生み出された、さまざまな場所とその景観の社会的・地理的性格を検討することを通じ、都市の復興(再建)ならびにそれにつづく新たな都市建設に固有の理念と空間的論理を明らかにした。対象となった具体的な場所ないし景観は、戦災都市の食料品市場(自由市場、闇市など)、露店街、スクウォッター地区(引揚者の集住地区)、そして特殊飲食店街であり、いずれも敗戦後の都市空間に空隙を縫うようにして形成されたところばかりである。当初、それらは体系的な都市政策が実施されないなかで空地を占拠するかたちで確固たる地盤を築いていたものの、復興の進捗に合わせて取り払われるべき「不快」な景観として認識され、最終的には再開発すべき対象として都市政治の焦点となり、実際に移転ないし取り払われるまでの経緯を明らかにしている。
著者
志村 浩己 古屋 文彦 一條 昌志 一條 昌志
出版者
福島県立医科大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

新規に発見した微細緑藻類Parachlorella sp binos (Binos)は,福島第一原子力発電所事故にて環境中に放出された主な核種である放射性ヨウ素およびセシウム,ストロンチウム等の放射性陽イオンを高効率に取り込むことを明らかにした。さらに,二次元質量分析により,ヨウ素は細胞質内に取り込み,陽イオンはアルギン酸に富む細胞外マトリックスに結合することにより吸着することを明らかにした。さらに,ヨウ素は光合成により発生された活性酸素により能動輸送されることにより取り込まれることを明らかにした。本藻類を利用した環境中の放射性物質の除染方法は,現在,実際の福島県内の除染に利用されている。

11 0 0 0 IR オフ会の蜜と罠

著者
田中 研之輔
出版者
法政大学キャリアデザイン学部
雑誌
キャリアデザイン学部紀要 (ISSN:13493043)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.109-130, 2013-03

Informational communicative technologies and social networking servicebased on the Internet have enabled the emergence of new sorts ofcommunities and communicative practices of everyday life. This articleaddresses the phenomenon of Internet-based group, generally referred to asonline community. Analyzed through the lens of contemporary approach byan intensive fieldwork, online community study would contribute to debatesin the literature which seeks to the epistemological positionality ofresearcher different from the qualitative method about the face-to-facegroupings traditionally thought of as communities.
著者
鈴木 毅彦 村田 昌則 大石 雅之 山崎 晴雄 中山 俊雄 川島 眞一 川合 将文
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.103-199, 2008-04-01 (Released:2009-04-25)
参考文献数
36
被引用文献数
2 2

立川断層の活動史を明らかにするため,4本のコアと狭山丘陵を調査した.狭山丘陵に産出するテフラSGOはMTB1・武蔵村山コア中のテフラに対比される可能性があり,同じくSYG(1.7 Ma)はMTB1・武蔵村山コア中のテフラに,箱根ヶ崎テフラ群(約2.0 Ma)は武蔵村山・MTB2コア中のテフラに対比された.また,Ebs-Fukuda(1.75 Ma)がMTB1コア中に,Kd44(1.968~1.781 Ma)が武蔵村山・瑞穂コア中に,Tmg-R4(2.0 Ma)がMTB2コア中に検出された.三ツ木地区においては,SYG層準が約126mの北東側隆起の変位を受けている.SYGと箱根ヶ崎テフラ群の変位量には累積はなく,立川断層は2.0~1.7 Maの間は活動していなかった.断層は南東・北西セグメントからなる.従来,地下でのみ認定された瑞穂断層は北西セグメント南東部であり,両セグメントは約1.5kmの区間を並走している.南東セグメント内では北西端部ほど累積変位量が小さいが,並走する北西セグメントの累積変位量を加味すれば,断層全体では南東セグメント北西端で累積変位量は急減しない.
著者
金岡 晃
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.596-599, 2015-05-15
著者
貝原 亮 KAIHARA Ryo
出版者
名古屋大学高等研究教育センター
雑誌
名古屋高等教育研究 (ISSN:13482459)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.153-170, 2011-03 (Released:2011-04-04)

本稿の目的は、国立大学を例に、我が国の大学におけるティーチング・アシスタント(以下、TA)制度の問題点を、事務的側面から明らかにし、今後のTA 制度改革への一つの示唆を与えることである。TA に関する先行研究から明らかにした問題点は、TA の事務的取り扱いが多くの国立大学において限定的かつ画一的ともいえる運用になっていること。TA 制度自体が、一方的に各大学に与えられた制度であり、それに対する大学の姿勢が受身になっていることなどである。TA 制度の歴史的変遷をみると、TA の従事に対する意義が、「労働」 から「TA への教育効果」へ変化している。また、現在の制度にとらわれない新たな制度の設計が可能であることもわかった。新しいTA 制度を設計するには、各大学がTA の意義を再確認し、TA に対する教育効果を明確にすることが求められる。そしてTA への報酬の在り方を見直し、時間給制度にとらわれない支給方法を設定することも考慮するべきである。これらによりTA 制度そのものPDCA サイクルにあてはめて運用することが可能となる。The purpose of this paper is to clarify certain issues of the Teaching Assistant (TA) system in Japanese national universities from the viewpoint of the management governance in those universities and to suggest areas for TA system reform regarding those issues. This paper reveals some problems of TA system: the current management system for handling TAs has become limited and same at many universities. This system was unilaterally granted to national universities by the Ministry of Education. Examining the historical development of the TA system, it turned out that the reason behind the development of the TA system has changed from providing “Labor” to the “Educational effect of TAs.” Pursuing this line, it is possible to design a new system without the restrictions of the current system. If a new TA system is to be designed, the following three points must be considered in its design: (1) Universities must reconfirm the purpose of their TAs. (2) Universities must clarify what the educational effect [purpose?] of their TAs is. (3) Reexamine the payment system for TAs under this new system and not be restricted to a fixed hourly wage system. These considerations will enable the TA system to be applied to a PDCA cycle and be more rationally managed.
著者
嶋田 晋
出版者
東海地区大学図書館協議会
雑誌
東海地区大学図書館協議会誌 (ISSN:02872102)
巻号頁・発行日
no.55, pp.25-32, 2010-12

筑波大学附属図書館では、平成18(2006)年4月より「キャラクター」を導入している。ガマ(カエル)をモチーフにした「がまじゃんぱー」とチューリップ(花)をモチーフにした「ちゅーりっぷさん」である。筑波大学附属図書館ではこれらのキャラクターを活用することで、利用者からの注目を集めやすくなり、同時に職員の広報意識を高めることができた1)2)。また、図書館界隈で著名なブロガーがこのキャラクターに注目しブログで取り上げた3)ことにより、筑波大学附属図書館外での知名度も高まり、がまじゃんぱーとちゅーりっぷさんは名実ともに筑波大学附属図書館の「顔」となることができた。本稿では、キャラクター誕生の経緯や作成にあたって苦心した点、キャラクターの評判や今後の展開、また実際の活用例について解説する。
著者
西村 清和
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.1-14, 2003-03-31

In his film "Strike", Eisenstein abruptly cuts from a shot of the slaughter of workers to one of the slaughter of a steer. Such a cutting is understood as a typical example of film metaphor, while it has been not incontrovertible among theorists whether it is a real metaphor. Do film metaphors or, more generally, visual metaphors exist in the world? We could enumerate three types of traditional theories of metaphor, i.e. the substitution, the comparison, and the interaction theory. These have a conception in common that metaphor is, just like synecdoche and metonymy, a relation between two things referred to by two words. Meanwhile, influenced by Max Black's epistemological view of metaphor, philosophers often use the word 'metaphor' in the expanded sense including 'analog-model' or 'symbol'. It is sure that an analog-model is a mode of recognizing the world based on the relation between two things. But metaphor is, we claim, nothing other than a linguistic phenomenon of predicative modification of a subject. If it is true, it follows that metaphor in its proper form can not appear at the dimension of such visual images as paintings and films.
著者
相澤 彰子
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 = [O]perations research as a management science [r]esearch (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.52, no.11, pp.706-712, 2007-11-01
参考文献数
10
被引用文献数
1

情報を伝達するための文字の並びを「テキスト」と呼ぶ.テキスト中に出現するさまざまな構成要素は,その出現位置によって他の要素と関係づけられている.この要素どうしの関係が織りなす空間はどのようなものになるだろうか?言語処理の分野では,このような空間は「意味」と密接な関係があると考える.そして空間上での距離が近いものは,何らかの意味的な近さをもつという前提のもとに,さまざまな類似度尺度が適用される.本稿では,テキストをめぐるさまざまな「共起」事象について述べ,これらを扱うための統計的手法や適用事例を紹介する.
著者
下村 英雄 堀 洋元
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.93-105, 2004
被引用文献数
1

This study investigated the uses and impacts of information sources, such as web sites, alumni and friends, during college student job hunting. Forty-nine college students (27 males, 22 females) were surveyed longitudinally regarding the information they sought for. This information was categorized into four types: company characteristics, company impression, job hunting methods, and self during job hunting. Results showed that there was a specific information medium that enabled the participants to acquire the required information easily. In particular, participants indicated that the information obtained from alumni was useful, as well as generally fruitful. However, web sites and friends were not particularly effective information sources with regard to obtaining desired results.
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.508-508, 2015-04-15
著者
長谷川与三治 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
vol.欧洲之部, 1922

11 0 0 0 OA 蔵王火山

著者
伴 雅雄
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.119, no.Supplement, pp.S120-S133, 2013-08-15 (Released:2014-03-21)
参考文献数
31
被引用文献数
2

蔵王山は,東北日本火山フロントに位置する成層火山である.本コースでは,テフラや火口近傍の噴出物を観察することにより,蔵王山の最新期の噴火履歴を理解する.また最新期中最大の約3万年前の噴火によってもたらされた火砕岩の様々な岩相も観察する.