著者
竹下 輝和 青木 正夫
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
vol.358, pp.44-53, 1985-12-30 (Released:2017-12-25)

In Japanese nursery school, there is no standard of group formation of one-year-old children's class which can be seen in many foreign countries. In the existing circumstances, many classes respectively have large group formation, that is, each class consists of children whose range of growth is wide. In this study, in relation to the group formation of classes which is most important when a nursery room is planned, they is divided into the three conditions, that is, the group formation of the minimum age of 1 year and 6 months - the maximum age of 2 years and 7 months, that of the min. 1 year and 2 months - the max. 2 years, and that of the min. 1 year and 1 month-the max. 2 years and 7 months, and in each condition the experimental care is taken. After this, the influence on the one-year-old children and the nurse staffs is investigated and the suitable group formation is considered. As the result, this point is confirmed. In group formation of one-year-old children, conversions of nursery activities and nurse staffs' fatigue are relatively lightened in the nursery room planned so that each class may consist of children whose range of growth is narrow.
著者
高田 知紀 藪内 佳順 佐藤 祐太
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F6(安全問題)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.I_165-I_174, 2020
被引用文献数
1

<p> 本研究の目的は,神社空間を核とした防災コミュニティを形成するためのひとつの実践モデルを提示することである.そのために本研究では,和歌山市・伊達(いたて)神社において社会実験を展開した.伊達神社の位置する有功地区は,地震,津波,河川氾濫,土石流,斜面崩壊など多様な災害リスクにさらされている地域である.地域防災上の課題としては,地域住民が種々の災害リスクのポテンシャルを認識していない,地域内で実効性のある避難計画が周知されていない,古くからの集落と新興住宅街の住民が交流できていない,といった点があげられる.これらの課題を解決するために,伊達神社において,氏子やその他の地域住民と神職,絵地図アーティスト,学識経験者がワークショップとフィールドワークを繰り返し,地域内の史跡名所を巡ることでハザードエリアが把握できる「無病息災マップ」を作成するプロジェクトを展開した.</p>
著者
サイエンスウィンドウ編集部
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
サイエンスウィンドウ (ISSN:18817807)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.1-36, 2011

<p>サイエンスウィンドウ2011秋号の冊子体一式(PDF版)およびHTML版は下記のURLで閲覧できます。</p><p>https://sciencewindow.jst.go.jp/backnumbers/detail/56</p><p><b>目次</b></p><p><b>【特集】 放射線をどう教える?</b></p><p>p.06 放射線の性質とは? 生体にどう影響するか</p><p>p.08 細胞が放射線を浴びると、どうなる?</p><p>p.10 安全の基準値をどう設定しているのか</p><p>p.12 REPORT 1/「はかるくん」で放射線量を知る</p><p>p.14 REPORT 2/ 地域で「判断」ができるための応援</p><p>p.16 どう教える、放射線?</p><p>p.18 市民自ら判断できる英知を求めて</p><p><b>【連載/放射線関連】</b></p><p>p.20 人と大地:インド/ケララ州マラバル海岸</p><p>p.22 いにしえの心:温泉</p><p>p.23 タイムワープ夢飛翔:被ばくの世紀/それはX 線から始まった</p><p>p.28 イチから伝授実験法:暗い霧の中で放射線が飛び出す!</p><p>p.30 発見! 暮らしのなかの科学:意外と身近なX線という放射線</p><p>p.32 発見! 暮らしのなかの科学 番外編:放射線の利用──ジャガイモの芽止め</p><p>p.33 困難乗り越え世界に貢献を──キュリー夫人に学ぶ研究の意味</p><p>p.36 人と大地:解説</p><p><b>【連載/その他】</b></p><p>p.02 似姿違質:トチノキ VS ニホングリ</p><p>p.24 動物たちのないしょの話:ベニイロフラミンゴ(長野市茶臼山動物園)</p><p>p.26 ふるさと食の楽校:太巻き寿司(千葉県袖ケ浦市)</p><p>p.27 かがくを伝える舞台裏:玉川大学出版部『科学キャラクター図鑑』</p><p>p.34 せんせいクラブ</p>
著者
本田 順美 和田 せつ
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.81-83, 1957

牛肉のやわらかさについて予備的に機械的測定を行つた<BR>1) 牛肉の部位によるやわらかさについて-<BR>生の場合は部位によつてあまり差がみられないが、ビフテキ用肉中ヒレーは最もやわらかい。煮た場合にはこの程度の加熱時間では一般に市販のビフテキ用肉が煮込用肉に比べてやわらかいようである。焼いた場合はこの程度では大差ない。<BR>2) 調味料添加による牛肉のやわらかさについて-<BR>調味料添加により生肉のやわらかさが増し、特にテンダライザー・砂糖に於いて著しい。<BR>加熱した場合は、煮た場合も焼いた場合も三種類の肉を通じて醤油がやわらかさを増しているようである。又加熱による水分の減少は約20~30%前後にある。しかし醤油は全部の場合を通じてその減少は少く、20%以下であつた。
著者
北原 糺 久保 武
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.97, no.12, pp.1029-1039, 2004-12-01 (Released:2011-10-07)
参考文献数
55

Transient receptor potential cation channel subfamily V (TRPV) is a non-specific cation ion channel receptor family with six transmembrane domains. At first, TRPV1 was cloned in 1997 as a nociceptive receptor sensitive to capsaicin, an essence of hot chili pepper. So far, it has been revealed to be responsive to various kinds of nociceptive stimuli such as, heat, proton ion, low extracellular osmolarity and so on. That's why we, neuro-otologists, are quite interested in roles of this family in the inner ear. It might be possible that TRPV family in the inner ear is involved in the mechanism of caloric-induced nystagmus, the way of bicarbonate action against vertigo and the pathogenesis of endolymphatic hydrops syndrome including Meniere's disease. Here, we would like to review recent findings about TRPV family together with our data and suggest new insights for breaking through unsolved questions in neuro-otology.

1 0 0 0 蟲 : mushi

著者
奥田 和雅
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.14, pp.101-102, 2011-03-04

大人向けの邪道ヒーロー物を目指して制作を行ったバイオレンスアクション映画。
著者
錦戸 典子 田口 敦子 麻原 きよみ 安斎 由貴子 蔭山 正子 都筑 千景 永田 智子 有本 梓 松坂 由香里 武内 奈緒子 村嶋 幸代
出版者
一般社団法人 日本地域看護学会
雑誌
日本地域看護学会誌 (ISSN:13469657)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.46-52, 2005-09-15 (Released:2017-04-20)
被引用文献数
3

保健師の用いる支援技術として,グループを対象とした支援は日常的に用いられており,重要な支援技術であると言える.先行研究として,いくつかの質的研究や活動報告などがみられるものの,保健師によるグループ支援に共通の枠組みや具体的な支援技術については十分に明らかにされていない.本研究では,保健師によるグループ支援技術を体系的に整理するための端緒として,保健師によるグループ支援の方向性と特徴を明らかにすることを目的に,既存文献からの知見の統合,ならびにグループ支援に関する概念枠組みの検討を試みた.システマティックレビューに基づいて17文献を選択し,それぞれの文献中に記載されている保健師によるグループ支援の具体的な働きかけを表しているフレーズを抽出した.それらを統合し,さらに抽象度を上げて分析した結果,「グループの形成支援」,「グループの主体性獲得の支援」,「グループ活動の地域への発展の支援」の3つのカテゴリーが,保健師によるグループ支援の方向性として抽出された.このうち,主体性獲得の支援,ならびに,地域への発展の支援に関しては,保健師活動におけるグループ支援に特徴的な支援の方向性であると考えられた.保健師は,グループ支援活動を地域ニーズの中で捉え,地域全体のエンパワメントの視点で関わっている可能性が示唆された.
著者
高橋 伸一
出版者
佛教大学社会学部
雑誌
社会学部論集 (ISSN:09189424)
巻号頁・発行日
no.52, pp.85-98, 2011-03

本稿でとりあげる小島勝治は1914年に大阪市で生まれ,1944年には外地で戦病死する。その短い生涯において,民俗学,統計学,社会事業論の分野で優れた業績を顕した小島の仕事ぶりは,圧巻という以外にない。小島の研究は,彼の友人たちによって『日本統計文化史序説』(未来社,1972年),『統計文化論集』I-IV(未来社,1981-1985年)の5冊にまとめられ刊行されている。民俗学・郷土史,統計学,社会事業論の幅広い領域をカバーする小島の研究情熱はある意味で異常である。その異常の背景にあるものを小島が残した手記や日記,手紙等の生活史資料から浮かび上がらせたい。小島勝治統計文化民俗学

1 0 0 0 蟲-mushi-

著者
奥田 和雅
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿
巻号頁・発行日
vol.10, pp.101-102, 2011

大人向けの邪道ヒーロー物を目指して制作を行ったバイオレンスアクション映画。
著者
矢野 友久 小谷 住人
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会論文集 (ISSN:03872335)
巻号頁・発行日
vol.1986, no.126, pp.25-30,a1, 1986

大豆の日蒸発散量を計量型ライシメータによって測定した。実測値とペンマン法による計算値との相関は弱く,その比と葉面積指数との関係をロジスティック曲線で近似させることによって葉面積指数の関数として作物係数を表現した° この係数をペンマン法による計算値に乗ずることによって,日蒸発散位を比較的に精度よく推定できた。生育のピーク時期までは発芽後の日数を葉面積指数の代りに用いることも可能であった。
著者
下楠 昌哉
出版者
上智大学
雑誌
ソフィア (ISSN:04896432)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.96-103, 1999
著者
辻 富彦 山口 展正 森山 寛
出版者
Japanese Society of Otorhinolaryngology-Head and neck surgery
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.106, no.10, pp.1023-1029, 2003-10-20 (Released:2008-03-19)
参考文献数
13
被引用文献数
3 4

耳管開放症の成因として体重の減少,脱水,妊娠,疲労,中耳炎などが指摘されているが,詳細は明らかでない.我々は中耳炎に引き続いて起こる耳管開放症の症例につき検討を行い,中耳炎と耳管開放症との関連につき考察を加えた.当科受診の中耳炎罹患後に発症した耳管開放症12症例につき検討したところ,BMI低値,体重減少,基礎疾患を有する症例がそれぞれ数例ずつ認められた.しかしBMI低値,体重減少,基礎疾患有り.のいずれにも含まれない中耳炎後の耳管開放症症例が12例中5例存在した.先行する中耳疾患は2例が急性中耳炎から移行した滲出性中耳炎,1例は急性中耳炎,1例は急性乳突洞炎,その他の8症例は滲出性中耳炎であった.また当科で診察した耳管開放症症例の119例に対して,過去に耳鼻咽喉科を受診した際に中耳炎(急性中耳炎,滲出性中耳炎など)と診断されたことがあるかを検討したところ42例35.3%で中耳炎の既往がみられた.急性中耳炎や滲出性中耳炎の際は鼓室の炎症とともに,耳管粘膜にも炎症が生じ,耳管は狭窄傾向にある.中耳炎の治癒に伴って耳管粘膜の炎症も改善するが,その際炎症の消退の仕方によっては耳管粘膜の線維化が起こり病的な耳管の開放状態が生じると推測される.耳管開放症の成因についてはまだ不明な点が多いが,耳管開放症発症や顕在化の誘因の一つとして中耳炎が関与していることが強く示唆された.
著者
植田 康孝
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.4C11, 2017

<p>人工知能の進化により私たちの価値観や生き方が変わる。日本人は勤勉を尊ぶ価値観を根付かせて来たが、アニメ「おそ松さん」は6人兄弟が遊んで暮らす脱労働化生活を送る。「おそ松さん」的ライフスタイルとは、政府がベーシック・インカムを支給して物質的欲望を満たした場合、文化、芸術、旅行など「コト」についての関心を増やすことである。賃金が支払われるだけの労働を行う生き方に代わり、個性を大切にする生き方となる。</p>