1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1913年01月28日, 1913-01-28

1 0 0 0 機械化

出版者
山海堂出版部
巻号頁・発行日
vol.(3月號), 1944-03
著者
矢野 和成 森 秀樹 南川 清 上野 照剛 内田 詮三 長井 健生 戸田 実 増田 元保
出版者
水産庁西海区水産研究所
雑誌
西海区水産研究所研究報告 (ISSN:0582415X)
巻号頁・発行日
no.78, pp.13-30, 2000-06

電界印加実験および局部電界発生実験(電撃実験)を用いて,電気刺激に対するサメ類の反応について研究を行った。電界印加実験(EFE)は,クロトガリザメ,ネムリブカ,トラフザメの3種類で行った。実験方法は,直径7メートルの円形水槽の中心部と縁辺部に銅板電極を設置し,電流を流して実験魚の遊泳行動の観察を行った。実験は方形波パルスと60Hz正弦波交流を電力増幅し,電極間に印加した。電界印加実験は1回の実験につき10分間行い,ビデオカメラによる撮影と目視による行動観察を行った。3種類の実験魚の通常の遊泳行動は,円形水槽の縁に沿って遊泳していた。クロトガリザメとネムリブカは,電界印加を与えたところ,頭部を左右に振り急激な方向変換をし,その回数は通常の遊泳行動よりも多かった。そして,電極付近には近づかず,電極間もほとんど通過することがなく,これら2種は電界を嫌う行動が見られた。一方,トラフザメは電界印可を行っても遊泳行動に変化が現れることがなかった。局部電界発生実験(PEF)は,EFEの実験魚3種とイタチザメについて円形水槽で,ツマグロ,ドチザメ,ナヌカザメ,トラザメでは長方形水槽(180cm×120cm×70cm)で実験を行った。クロトガリザメ,ツマグロ,ネムリブカ,ドチザメは,電撃刺激に対して非常に強い逃避行動の反応がみられた。ナヌカザメとトラザメでは,電撃刺激に対して頭部をほんの僅か振る程度の非常に弱い反応があり,逃避行動もみられなかった。イタチザメとトラフザメは電撃刺激に対してまったく反応しなかった。以上のように電気刺激に対して非常に強い逃避行動がみられる種類もいるが,まったく反応しない種類もみられ,これら刺激に対する反応には種類別に違いがあることが判明した。そのため,電気刺激に対する反応が強い種類では,サメ類の人的被害防止あるいは漁業への食害防止のための電気刺激を利用できることが示唆された。
著者
中岡 史裕 清水 豊弘 田野井 真 冨田 桂 小林 麻子 林 猛 町田 芳恵 両角 悠作
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.55-59, 2017 (Released:2017-11-27)
参考文献数
8

「コシヒカリ」の祖先品種を栽培し,その栽培特性と食味特性を評価した.「コシヒカリ」の父系品種は早生~中生,母系品種の多くは晩生~極晩生で,明確に分類できた.「コシヒカリ」の栽培特性は両親と比べて中間的なものが多かった.食味は母系品種で「コシヒカリ」に近いものが多かった.父系品種は粘りが弱く硬いものが多く,業務用品種の交配母本として適する可能性があった.
著者
三原 孝太 丹野 拓史 坂上 真理
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.527-534, 2021-08-15 (Released:2021-08-15)
参考文献数
10

要旨:本報告の目的は,現状に絶望しベッドの中に塞ぎ込み,行いたい作業を聞き取れる状態にない高齢者が,自ら人との関係を大切にして過ごすまでに至った介入経過を振り返り,彼女に変化をもたらした要因を検討して報告することである.介入では,作業歴の面接で彼女が「人との関係」を重視することを捉え,過去と類似する経験ができるように相手の選択と共作業や日常生活場面の相互作用を促す環境設定を行い,彼女が重視する関係を段階的に作る支援をした.その結果,彼女の関係は重要他者との2者関係から,他の入院患者達との関係へと広がった.行いたい作業を聞き取れない場合でも,対象者にとって大切な経験を探り,作業に焦点を当てた支援が重要である.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1782, pp.40-43, 2015-03-09

2月中旬、奥野美紀さん(27歳)は流暢な英語でコマツ粟津工場(小松市)を案内していた。説明に耳を傾けたのは、南アフリカ共和国の販売代理店の面々。組み立て途中の建機に見入った。 奥野さんは小松市生まれで、関西の外国語大学に進学。
著者
田中 信行
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.68, pp.300_2, 2017

<p> パラリンピック競技大会(パラリンピック)では、オリンピック競技大会と異なり、女子選手の参加割合が非常に低い(田中2015)。この問題は、国際パラリンピック委員会(IPC)においても問題視されている。IPC会長は、女子選手の参加について1996年アトランタ大会で24%であった状況から、20年が経過する2016年リオ大会には、43%にすることを2013年のThe EU Conference on Gender Equality in Sport in Vilniusで示した。ただその検証結果は発表されていない(2017/5/18)。本研究は、IPC会長が示した20年間の女子選手の参加状況の概要を明らかにすると共に、障害者スポーツにおけるGender問題の要因について考察することを目的とした。女子選手の参加状況は、1996年アトランタ大会24.2%、2000年シドニー大会25.5%、2004年アテネ大会30.6%及び2008北京大会35.0%及びロンドン大会35.1%と上昇が確認された。リオ大会については、全登録選手名簿を元に女子選手の参加状況を競技別・地域別等に整理し、同大会のGender問題を報告する。</p>
著者
小出 秀雄
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.13, 2011

使用済みの財をごみとして排出する際に減量する消費者と、そのごみを引き取って適正処理(あるいは再資源化)する生産者の経済理論モデルの一例を示し、引取料金の符号に関わらず連続する需給曲線を導出する。そして、バッズをグッズ化する方向性の要因を3つ挙げ、それぞれの性質を分析する。
著者
舩越 拓
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.126-131, 2020-04-25 (Released:2020-05-29)
参考文献数
16

・高齢者であっても致死的疾患の除外が最優先となることは変わらない・高齢者の腹痛は症状やバイタル変化がでにくい
著者
出版者
一般社団法人 日本脳神経外傷学会
雑誌
神経外傷 (ISSN:24343900)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.121-128, 2017-12-20 (Released:2020-04-27)
参考文献数
24

Background: Children with minor head injury have a low, but serious risk of traumatic intracranial haemor­rhage. Medical research on criteria for head computerized tomo­graphy (CT) examinations for children is still inconclusive, because CT scanning is required to identify severe traumatic head injury, including acute epidural haematoma. However, radiation exposure is also an important problem.From the medical perspective the decision to take neuro-imaging, including CT examination, for children with minor head injury must be made carefully, because of the possibility of negative impact on cognitive abilities or an increased risk of cancer from ionizing radiation.From the legal perspective, when a pediatric patient with a minor head injury who did not have a CT head examination performed at the discretion of a doctor, but died several hours later from a traumatic intra­cranial haemorrhage, the doctor who had failed to order the head CT examination could be sued for medical malpractice. On the other hand, even if decreased cognitive abilities or an increased cancer risk occur more than a decade after that radiation exposure in a patient who had a head CT examina­tion during childhood because of minor head trauma, a doctor who ordered the CT examination is not at risk of being sued for medical malpractice.Conclusion: A balanced judgment between medical and legal problems of medical care must be made. In other words, medical issues related to society, like the criteria for the CT scanning of children with a minor head injury, must be considered carefully.
著者
榧根 勇
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.735-750, 1993
被引用文献数
3 1

文部省科学研究費補助金の分科細目の大幅変更を機に,特定地域の自然と人間との関係を研究する地理学の存在理由について,自然地理学の側から考えてみた. 17世紀に西洋で始まった近代科学は,差異の捨象と法則性の追求を主目的とし,個別事例の説明は法則による演繹で可能としてきた.かって自然地理学を構成していた地形学・気候学・水文学などは,このような近代科学の枠組みのなかで,それぞれ独立したディシプリンとしての基礎をかためた.近代科学の目的は,均質で比較的単純な系については達成されたが,人間と直接かかわる自然,すなわち不均質で時間とともに進化する複雑な系については未だしの感がある.自然地理学の存在理由は,たぶん自然の一部である人間がよりよい生を送るために必要な知の提供にある.その目的は地域情報を総合して自然史を編み上げることで達成できると思う.一例として,ヒマラヤ・チベットの隆起が第四紀後期の氷期一間氷期出現の原因になったというHT効果仮説について説明した.現在地球上に展開している人文現象の地域的差異の理解にとっても,地域の自然史は不可欠の情報である.
著者
広報委員会
出版者
奈良教育大学
雑誌
ならやま : 奈良教育大学広報誌
巻号頁・発行日
vol.42, 2013-03-22

特集 奈教の国際交流~国際感覚を持った教員になるために~/留学生レポート ブカレスト大学(ルーマニア)新谷太一さんとヴィシャン フロリナ ダニエラさん/クローズアップ~教員研究紹介~ 史料から読み解く歴史―平安時代史を研究する今正秀准教授/羅針盤~奈良教育大学の取り組み~ 京阪奈三教育大学連携~三大学の教育機能強化へ向けて~/ラボ・レター~研究室紹介~ 数理統計学 高木祥司研究室/ひと・あれ・これ~卒業生紹介~ 小学校の特別支援学級教諭として奮闘する猪澤由起子さん/なっきょん's CLUB企画 奈教のひみつ 番外編~大学公式ホームページ~/キラリ☆奈教生 ~キャンパスで輝く学生を紹介~ 自由に語り合って大学活性化~大学懇談会実行委員の取組~/ブカツ魂!:合唱団コールグレイス/活躍する奈教生/キャンパスニュース・附属学校園ニュース/奈良に息づく仲間たち:光るミミズ/奈教生に聞きました!:奈教で得たもの
著者
谷本 丈夫 豊田 武司 渡辺 富夫 飯田 滋生 苅住 昇 千葉 春美
出版者
森林総合研究所
雑誌
森林総合研究所研究報告 (ISSN:09164405)
巻号頁・発行日
no.369, pp.1-61, 1995-03

本研究は,熱帯・亜熱帯地域における造林技術,小笠原諸島の固有種と景観の保護,保全技術の確立に必要な基礎的情報を得ることを目的に,1971年に小笠原諸島父島に設定された林業試験場(現森林総合研究所)小笠原試験地において植生区分及び遷移,群落構造などについて固定試験地を中心に調査・解析を行った。父島における立地環境からみた自然植生は,海岸植生,山地風衝型植生など五つの型に分けられ,これらに加え導入種であるリュウキュウマツ,ギンネム林などの人為植生を併せて10型の植生型が認められた。小笠原試験地の植生は山地緩斜地型が多く,山地風衝型植生は少ない。防風林に取りまかれた畑地跡には,乾燥する尾根を中心に天然更新したリュウキュウマツ林が多く,人為的要素の強い群落が特徴的であった。マツノザイセンチュウ病によるマツ枯れは,これらの景観を一変させ,ウラジロエノキなどの陽樹,ヒメツバキ,キバンジロウなど母樹の多い樹種の侵入,タマシダなどの林床植生を繁茂させ,新たな種の侵入を阻害していた。マツ類は畑地放棄跡など新たに侵入定着できる立地環境が少なく,小規模な崩壊地などで生育するものと思われた。同じく導入種であるギンネムは,一度植栽されると容易には遷移が進行せず,林分が維持され分布の拡大は少なかったが,アカギは適潤地の林冠疎開地に容易に侵入していた。一方,母樹から遠い畑地の放棄地には,いまだにつる植物や草本に覆われているなど,遷移の進行に及ぼす母樹の位置,種子の散布力,結実量などの役割が評価できる資料が得られた。小笠原の自然植生は,戦中,戦後と急速な入為的影響を受け,特殊な立地環境とあいまって植物社会の成立過程が複雑であり,その維持と復元には積極的な更新補助手段を加えることが必要であることが示唆され,小笠原試験地の継続調査で得られる成果はその基礎的情報として重要な役割を果たす。