著者
宇野 康秀
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.36-40, 2006-04

有線放送とカラオケの事業で約200億円の営業利益を確保。光通信事業も加入者増で赤字幅が縮小。2006年8月期は、売上高1800億円、経常利益85億円を見込み、のれん代償却が一巡し最終黒字に。「変化しなければ存続しない」と、無料インターネット動画放送の「Gyao」など、新事業を積極展開中だ。
著者
山辺 武郎
出版者
日本海水学会
雑誌
日本塩学会誌 (ISSN:03695646)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.137-145, 1961 (Released:2013-05-17)
参考文献数
29
著者
山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.456, pp.34-38, 2006-02-15

NTTのトップ陣が,"インフラただ乗り論"を訴え始めた。「GyaO」や「Skype」が,設備投資を負担していないと糾弾したのだ。背景には,トラフィック増に悲鳴を上げるプロバイダの窮状が見え隠れする。プロバイダ・ビジネスが限界を超えるとき,その影響はユーザーに及ぶ。
著者
佐々木 淳
雑誌
一般社団法人日本老年歯科医学会 第32回学術大会
巻号頁・発行日
2021-05-19

「何かの時は入院できたら安心」と言われることがよくある。確かに病状が不安定となり、在宅生活の継続が困難であれば、一時的に入院するという選択肢はあってしかるべきである。しかし、在宅高齢者においては、入院によって身体機能・認知機能が低下する。これを「入院関連機能障害」という。フレイルの高齢者にとって、入院に伴う環境変化は心身ともにダメージが大きく、せん妄や認知機能低下が生じる。また食事制限がベッド上安静などによる急速な低栄養・廃用症候群の進行で、要介護度が悪化する。在宅高齢者の緊急入院の50%は肺炎と骨折による。肺炎で入院した在宅高齢者は経過中に約30%が死亡し、退院できたケースは要介護度が平均1.74悪化、骨折で入院したケースも合併症で約5%が死亡し、退院できたケースは要介護度が平均1.52悪化していた。命を守るために、入院は必要不可欠な選択肢である。しかし「入院できれば安心」というのは必ずしも事実ではない。入院が必要な事態がなるべく生じないよう、予防医学的な支援が重要になる。もちろん、加齢に伴い身体機能は低下する。しかし不適切な栄養管理により、低栄養、サルコペニア、フレイル、そして廃用症候群と負のスパイラルに陥り、老化のプロセスを加速させているケースが目立つ。これらは高齢者にとって要介護状態や死亡のリスクを高め、QOLを低下させる。在宅高齢者の健康を守るために、まずは低栄養という病態に対して地域住民や専門職に対する認知度を上げていかなければならない。在宅栄養サポートのターゲットは、その人の栄養状態だけではない。その人の生活であり、その人の人生そのものでもある。在宅医療を受けている患者の多くは治らない病気や障害とともに、人生の最終段階に近いところを生きている。生物学的な栄養改善という医学モデルに基づく介入のみならず、生活の楽しみ、人生への納得のための支援という側面も重要になる。そのアウトカムは必ずしも生存期間の延長だけではない。また、食事は生活の一部でもある。専門職に支配されるものであってはならない。家族の介護負担、経済的負担にも留意しながら、本人・家族が納得して食事を楽しみながら栄養管理ができる「自立した状況」にシフトしていくことを目標としなければならない。どんなに栄養価の高い食材も、単なる「栄養補給」では味気ない。個々の栄養成分の充足率ももちろん重要だが、それはよりよい生活・人生のための手段に過ぎない。また、誰と食べるかも非常に重要なファクターである。食はコミュニケーションでもあり、高齢者の場合には、人とのつながりがその人の予後を左右する。医科歯科介護の連携により、包括的な在宅での食支援を実現し、食べることの本来の意味を見直すきっかけを作りたい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.741, pp.26-32, 2009-10-14

8割の企業が「Vista」ではなく「XP」を使っているという結果を受けて、マイクロソフトが最初に取り組んだのは、これまで以上に顧客と向き合うことだった。世界中で顧客の不満や改善要望を収集し、7の仕様を固めた。動作性能、互換性、生産性、管理性という基本を見直した。 「お客様の声をとにかくたくさん聞いた。パソコンを使って何をしたいのか、何が不満なのか。
著者
Keiko Tadano-Aritomi Ineo Ishizuka
出版者
FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)
雑誌
Trends in Glycoscience and Glycotechnology (ISSN:09157352)
巻号頁・発行日
vol.15, no.81, pp.15-27, 2003-01-02 (Released:2010-01-05)
参考文献数
36
被引用文献数
5 5

硫酸化スフィンゴ糖脂質の代表であるガラクトシルスルファチド(SM4s)は神経系組織、特にミエリンの主要糖脂質であるが、次いで腎にも高濃度に発現されている。また、腎からはラクトシルスルファチド(SM3)を初めとする多種類のモノ硫酸化糖脂質やビス硫酸化糖脂質、さらに硫酸化ガングリオシドが見出され、尿細管におけるイオンバリアーとしての機能が示唆されている。一方、哺乳類の精巣には硫酸化グリセロ糖脂質であるセミノリピド(SM4g)が高濃度に存在することから、精子形成や受精における役割が議論されてきた。本稿ではこれら硫酸化糖脂質の分析法の進歩について述べるとともに、SM4sおよびSM4gの生合成に直接関与する酵素遺伝子のノックアウトマウスの解析結果を中心に解説し、硫酸化糖脂質の腎および精巣における機能について考察する。
著者
國定 俊之 尾崎 敏文 藤原 智洋
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

テロメラーゼ活性依存性に癌細胞内で増殖して細胞死を誘導する腫瘍選択的融解ウイルスを利用した治療は、単独で投与するよりも、放射線治療や化学療法と併用することで、より強力な抗腫瘍効果を認めた。さらに、相乗効果も確認でき、肉腫に対する新規療法となる可能性が示された。そこで、これらのウイルス治療を利用した実際の臨床応用では、単独投与ではなく、放射線治療との併用療法を考えていく。臨床応用へ向けた基礎研究は、ほぼ予定どおり行うことができた。肉腫患者へのウイルス治療の臨床試験が食道癌ですでに開始されており、今後は肉腫で早期臨床応用を開始できるように、プロトコールを作成していく。
著者
小宮 貴子 海瀬 博史 山田 公人 石川 孝 松村 一
出版者
一般社団法人 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
雑誌
Oncoplastic Breast Surgery
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.8-16, 2019

<p>乳頭乳輪 (Nipple-areolar complex : NAC) 再建は, 乳房再建の仕上げの手術である。NACは乳房の象徴でもあり, これを再建することで乳房は完成し, 患者の再建への満足度は高くなる。NAC再建では突出度・色・形・サイズ・質感・位置の左右対称性が求められる。再建方法には乳頭移植+乳輪tattoo, 乳頭局所皮弁+乳輪tattoo, 乳頭局所皮弁+大腿植皮, 乳頭移植+乳輪移植, 乳頭移植+鼠径部陰部植皮, three-dimensional tattoo (3D tattoo) の6パターンがある。健側NACの形態 (乳頭と乳輪の大きさ・形) と, 再建乳房の状態 (放射線照射・形態) から医学的に適応とされる術式を選択し, さらに患者の背景や希望 (授乳予定・メスを入れてよいか・費用と時間等) を加えて最善な術式を選択することで, 患者満足度はさらに上がる。</p>
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.337, pp.20-23, 2012-10

岐阜県関市で建材加工を手掛けるトマト工業は、社員11人の小さな会社だ。大手建材メーカーの下請けとして、2005年頃には3000万〜4000万円の売り上げがあったが、今から4年前のリーマン・ショックで倒産の危機に追い込まれた。 住宅業界が大きく冷え込み、建材加工の仕事は激減。09年9月期の売上高は2450万円で、640万円の経常赤字に沈み、実質的な債務超過に陥った。
著者
成田 光好 関口 秀夫
出版者
日本ベントス学会
雑誌
日本ベントス学会誌 (ISSN:1345112X)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1-12, 2002-06-27 (Released:2009-08-07)
参考文献数
37
被引用文献数
4 4

Sampling of megabenthos was conducted between 1997 and 1998 in Ise Bay, central Japan to examine the food habits of three dominant species of crabs: Charybdis bimaculata, Paradorippe granulata, Cancer gibbosulus. The degree of gut fullness as well as the frequencies of occurrence and the relative volumes of food items were investigated. In the summer when the oxygen-poor water conditions developed, frequencies of occurrence of food items were low and the degree of the guts fullness in most of crabs collected was <50%; in contrast, these values were high from the winter to spring of the following year, when the oxygen-poor water conditions did not develop. A comparison between frequencies of occurrence and relative volumes of food items in the gut showed that crustaceans, polychaetes, gastropods and bivalves were important foods for the crabs. The main components of the gut contents were different between the three species, though this is probably due to differences in spatial distribution patterns of crabs and their prey items.
出版者
日経BP
雑誌
日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.2032, pp.34-41, 2020-03-09

800点以上、簿記3級以上の資格を持っていることを条件に幹部候補生を募った。新卒年収1000万円ということもあってか約350人が応募。田中邦彦社長が自ら選んだ数人が今春入社する。 何よりも重視するのが育成スピード。
著者
五十嵐 敏晴
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.99-109, 1988

今回の試みは、入学前に基礎的な実力をつけることと一斉授業でCAIソフトを使う場合の利用方法の研究をその目的として実施した。その際、学習者こ対してアンケートをとり、その結果を次のようにまとめた。なお、今回便用したソフトは本校開発の「簿記入門編」と「簿記3級編」(第2巻4号48頁参照)である。
著者
君塚 大学
出版者
The Japan Sociological Society
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.2-16, 1981-09-30 (Released:2010-04-23)
参考文献数
35
被引用文献数
1

従来の権力構造論では、権力現象は、一元的な支配構造ではなく、その時々の争点や状況ごとに多様な形をとる多元的な構造をもつとみる見解が優越であった。しかし、最近の権力分析の傾向の一つは、こうした多様な権力現象を深部から支え、方向づける深層の構造を浮彫にしようとしている。この場合、選択し決定をくだす主体と、深層の構造という二つの要素を、理論図式の中でどう位置づけるかが重大な問題になる。S・ルークスは、構造の規定を蒙りつつもなお自由に選択しうる主体の行為として権力を想定している。これに対し、S・クレッグは、自由な選択とみられるものも深層の社会的な選択基準 (彼のいう「生活様式」) によって拘束されていると考え、しかもこの基準を一元的なものと捉えることによって主体性を排除している。この対立を架橋しうる一つの方途がM・フーコーの権力分析に見出される。彼は深層の基準 (彼のいう「知の原理」) を〈牧人型の権力〉の所産と捉え、主体性を拒んでいる。と同時に、その〈権力〉をのりこえる企てを異なった「知の原理」の体現と考えている。つまり、「知の原理」そのものに対抗的な多元性が示唆されている。そうだとするならば、権力における主体性の契機は、構造の枠内においてではなく、深層の選択基準そのものをめぐるコンフリクトの関係においてこそ成り立つ、という考え方が可能になるであろう。