著者
福田 照夫 宮河 君江 呂 清美
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.7, no.6, pp.508-513_1, 1966-12-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
8
被引用文献数
3 3

アスコルビン酸およびそのナトリウム塩のビタミン剤としてまた水溶性抗酸化剤としての効果の持続化の試みとして, 食品添加物のこれら水溶液の安定性に及ぼす影響を検討したところ, アルギン酸ナトリウムがその濃度32mg%付近に優秀な安定能を示したので, この安定能に及ぼす他の食品添加物および食品成分共存の影響を検討した. クエン酸の共存はきわめてよい結果を与えたが, 他の成分の共存は悪影響を及ぼすものが多かった.
著者
吉田 敏臣
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.32-36, 1979-04-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
1
被引用文献数
2
著者
秋池 篤 岩尾 俊兵
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.12, no.10, pp.699-716, 2013-10-25 (Released:2016-07-25)
参考文献数
22

本稿では経営学におけるイノベーション研究の嚆矢のひとつともいえるAbernathy and Clark (1985) を取り上げる。彼らはイノベーションに技術/生産の軸に加えて、市場/顧客の軸を導入し、イノベーションを四つに類型化した(変革力マップ)。これは、Christensen の一連の研究の基礎となっている。しかしながら、Abernathy and Clark (1985) では市場/顧客の観点にあまり重きを置いていなかった。本稿では、その後の主要な研究を紹介、Abernathy and Clark (1985) との対比をしていくことで、最終的に、Christensen によって市場/顧客の重要性が認識されるに至ったことを示す。その上で、あるべき変革力マップ像を提示する。
著者
雨宮 昭彦
出版者
岩波書店
雑誌
思想 (ISSN:03862755)
巻号頁・発行日
no.1032, pp.68-92, 2010-04
著者
泉田 一賢
出版者
東北大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2017-08-25

本研究では,PJD法に用いるHA粒子合成過程でフッ素を添加し,歯質上にフッ素化アパタイト(FHA)膜を生成することにより,フッ素徐放による齲蝕抑制,歯質強化等の機能を付与した新たな歯科治療開発に資するため,その基礎研究としてFHA粒子の合成方法および最適成膜条件を模索し,さらに擬似口腔内環境におけるFHA膜の特性を解明する.平成29年度は,FHA粒子の合成と最適FHA成膜条件の検討を行った.HAの前駆体である非晶質リン酸カルシウム(ACP)を用いて,ACPからHAへの転化の際にF-イオンを添加させてFHA粒子の合成を図った.pH 11.2の硝酸カルシウム・四水和物(Ca(NO3)2・4H2O)水溶液とpH 9.5のリン酸水素二アンモニウム((NH4)2HPO4)水溶液を,Ca/P = 1.67となるように混合し,沈殿生成後,濾過,アンモニア洗浄し,凍結乾燥してACP粒子を合成した.ACP粒子を異なる濃度(0-200 mM)のフッ化ナトリウム水溶液中に投入し,室温にて撹拌後,濾過,洗浄し,40 ℃で乾燥後に1200 ℃で焼成してFHA粒子を合成した.FHA粒子の物理化学的特性をXRDを用いた組成分析,SEMを用いた形態分析,電極法によりF濃度を測定した化学分析を行い,100mMのフッ化ナトリウム水溶液中に投入することで,最もフッ素徐放性の高いFHA粒子の合成に成功した.次年度の予定であった最適噴射条件の模索にも着手したが,噴射時にPJD装置およびホース内にFHA粒子の目詰まりが生じ,効率的な成膜が困難な状況にある.追加で計上したファイバースコープを用いたホース内の粒子の観察と、ANSYS FLUENTによるコンピュータシミュレーションにより、現在、目詰まりの原因究明を図っている.
著者
植木 雄志 高橋 剛史 太田 久幸 正道 隆介 山崎 恵介 梅津 哉 堀井 新
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.55-59, 2020 (Released:2020-06-16)
参考文献数
14

【症例】71歳女性。骨粗鬆症で加療を受けていたが高カルシウム血症を指摘され,当院に紹介となった。FDG-PETで副甲状腺腫瘍と骨への多数の集積を認め,99mTc-MIBIシンチグラフィでは左下副甲状腺への強い集積と,骨病変への弱い集積を認めた。シナカルセトを投与するも高カルシウム血症が改善しないため腫瘍摘出術を施行したところ,病理診断は副甲状腺癌であった。術後血清カルシウム,PTH-intactは正常化した。術後1年経過した時点でFDG-PET再検したところ,骨病変の集積は消退し,硬化性変化が進行していたため,Brown tumorの合併であったと判断した。【まとめ】副甲状腺癌とBrown tumorの合併はきわめて稀であるが,副甲状腺腫瘍に骨病変を伴う場合はBrown tumorを念頭に置き原発巣切除後の画像検査で骨病変の評価を行うことで,侵襲的な検査・治療を回避できる可能性が考えられた。
著者
板谷 敏正
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2010-02

制度:新 ; 報告番号:甲3028号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2010/2/25 ; 早大学位記番号:新5288
著者
新潮社 編
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
vol.第34巻 佛蘭西近代戲曲集, 1930
著者
東 潮
巻号頁・発行日
pp.1-17, 2012-03

4世紀末から5世紀代、広開土王・長寿王代に高句麗領域は遼東地域におよび、その版図内に高爾山城など高句麗山城が分布する。その時代の墓葬は遼寧省本渓や撫順市前屯・窪渾木墓群でみつかっていた(王増新1964)。2000年10月に遼寧省撫順市順城区で高句麗から渤海時代の墓群が発掘された。1号墓は壁画墓であった。さらに石台子山城周辺で高句麗晩期から渤海時代の墓葬が発掘された(瀋陽文考2006、遼寧文考2008)。 施家1号墓壁画の人物図像を分析し、高句麗・渤海の服飾、衣服制についてふれる。高句麗の平壌城を中心として五部五方の領域内の、北辺の遼寧省撫順施家壁画墓、そして南辺の小白山脈南麓の於宿知述干墓、さらに渤海の貞孝公主墓と比較する。
著者
妹尾 武治 清水 隆哉
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.553-556, 2017 (Released:2017-12-31)
参考文献数
14

We examined whether vection strength could be modulated by the difference in the conditions of observing eyes, i.e. monocular or binocular observations and also, dominant eye or non-dominant eye observations. The eyepatch was used for making the monocular observation. The dominant eye was determined using the Miles Method. Eleven naïve volunteers and the second author participated in this experiment. Three vection measures (latency, duration and magnitude) were obtained. Obtained vection latency was significantly longer in the non-dominant-eye observing condition, although there were no significant differences in vection duration and magnitude. We can conclude that vection can be affected by the conditions of observing eyes.
著者
前野 弘志
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

第一に,2010年にレバノン南部の都市ティール郊外の地下墓で発見された呪詛板の解読と研究成果を,レバノン文化省考古総局が発行する学術雑誌に掲載した(現在印刷中)。第二に,呪詛を含む魔術がなぜ「効く」と考えられたのか,その理論を,ギリシア語魔術パピルスを史料として,実証的に明らかにした。第三は,ローマにおける戦車競技の持つ豊穣呪術的機能とローマ国家の起源との関係を明らかにした。
著者
市田 憲司 武田 安恵
出版者
日経BP社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.310, pp.60-69, 2008-09

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