著者
小林 高根
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.41-50, 1992-02-15 (Released:2017-08-31)

平成3年5月宇宙開発事業団角田ロケット開発センターにおいて,水素ガス流し試験中に水素ガスの 爆発事故が発生した。 事業団では,即日団内に不具合対応組織を発足させ,さらに外部専門家による事故調査・検討委員会を設置し,互いに連携して速やかに原因の究明のための調査が行われた. 本稿は,その調査報告書にもとづいて事故原因と再発防止対策の概要を紹介したものである.

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著者
小泉憲貞 著
出版者
小泉憲貞
巻号頁・発行日
1900

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1900年04月27日, 1900-04-27
著者
白井 淳資 松村 栄治 萩原 信子
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.233-239, 2008-03-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
21
被引用文献数
1

超微細高密度オゾン水を用いて, エンベロープを有する4種類のウイルスおよび口蹄疫ウイルス (FMDV) と豚水胞病ウイルス (SVDV) に対する殺ウイルス効果を調べた. 本オゾン水は完全な効果を示すために最低100ml (4mg/l) を要したが, 混合直後に殺ウイルス効果を示した. エンベロープを有するウイルスおよびFMDVに対しては1mg/lのオゾン濃度で効果を示したが, SVDVに対しては3mg/lを要し, 有機物を混入した材料ではさらに1mg/l高い濃度4mg/lが必要であった. 生成後室温に開栓状態で放置したオゾン水はエンベロープを有するウイルスおよびFMDVに対し生成60分後でも効果を示したが, SVDVには効果が減弱した. このように本オゾン水は低濃度で即効性があるので, ウイルスの消毒に有効に利用できると思われる.
著者
田中 泉 田中 美香 石渡 明子 槫松 文子 佐藤 明子 鈴木 桂子 石原 弘
出版者
Journal of Radiation Research 編集委員会
雑誌
日本放射線影響学会大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.160, 2007

レトロトランスポゾンIntracisternal A-particle (IAP) DNA element は二つのLTRに挟まれたgag-pol遺伝子を所持するユニットであり、反復配列として正常マウスゲノムに数千コピー含まれている。これに由来するRNAは多くの正常細胞に含まれており、レトロトランスポジション機構により逆転写されてゲノムに組み込まれ、周囲の遺伝子に影響を及ぼす潜在性の内在変異原である。これまで我々はC3H/Heマウスにおける放射線誘発骨髄性白血病細胞においてIAP媒介性のゲノム異常の頻発することから放射線障害の過程においてレトロトランスポジションの頻発することを示唆してきた。細胞内には膨大な量のIAP類似核酸が存在するために、IAPの逆転写を解析することは困難であったが、IAP RNAの逆転写過程を解析するために逆転写レポーター遺伝子測定系を開発し、放射線による逆転写促進を見出したので報告する。<BR> 特殊なマーカー塩基配列を組み込んだIAP RNAを強制発現するようにデザインした逆転写解析用のトランスジーンを構築した。これを安定導入したRAW264.7細胞の核酸分析により、レトロトランスポジションの一連の過程の生成物であるtRNA-Pheをプライマーとした初期cDNA、逆転写中間過程のcDNA群、最終逆転写産物である完全長cDNAおよびcDNAの組み込まれたゲノム部位の同定により、レトロトランスポジションの発生を証明した。さらに、これらの逆転写中間過程のcDNA類のreal-time (RT-)PCRによる極微量定量技術の確立に成功した。この安定導入細胞に1-5GyのX線を照射したところ、線量にほぼ依存して逆転写物量が増加したが、RNA量に変動は見られなかった。このことからIAP RNAの逆転写過程が放射線により促進することが示された。
著者
村松 正道 喜多村 晃一 リャン グオシン
出版者
日本臨床免疫学会 = The Japan Society for clinical immunology
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 = Japanese journal of clinical immunology (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, 2008-08-31

我々はこれまで、活性化B細胞に特異的に発現する遺伝子Activation-induced cytidine deaminase (AID)を単離し、次にAIDが抗体遺伝子の2つの遺伝子改編(クラススイッチ組換えとsomatic hypermutation)のトリガーとなる事を示してきた。すなわち、生体が抗原刺激を受けた際、B細胞が活性化されAIDを新規に発現誘導し、AIDが抗体遺伝子にDNA切断を誘導する。S領域のDNA切断はクラススイッチ組換えにつながり、AIDが可変領域に作用するとsomatic hypermutationが起こる。実際、変異によりAIDの機能不全が起こると常染色体劣性遺伝の液性免疫不全症である高IgM症候群となる事がわかっている。その後の解析より、AIDによる抗体遺伝子座改編システムは、B細胞による獲得免疫の根幹を形成するメカニズムであるのみならず、そのシステムの些細なほころびが発がんのリスクとなる事もわかってきた。ここではAIDと発がんの関連に関する研究の一端を紹介する。 もう一つのトピックとしてAIDにまつわる新たな展開を紹介したい。AIDは、DNAやRNA上の塩基を修飾し塩基の遺伝情報を改変する活性を持つDNA/RNA deaminaseの1員である。この一群のdeaminaseは遺伝情報を再編集し生体の様々な局面に関わっている事が少しずつ明らかになってきた。AIDに最も近いdeaminaseメンバーであるAPOBEC3は、ここ数年HIVウイルスにhypermutationを導入することでHIVを不活性化する自然免疫のeffecter分子として注目されている。HIV以外のウイルスでも、このdeaminaseの働きが相次いで報告されている。AIDも含むdeaminaseの自然免疫における役割を考察する。
著者
長谷川 隆 西本 卓也 小野 順貴 嵯峨山 茂樹
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.1204-1215, 2012-03-15

本論文では,音楽から受ける「作曲家らしさ」の印象を説明し定量的に測定できる工学的手法を目指して,音楽学における様式分析手法の1つであるラルーらの綜合的様式分析において論じられている様々な定性的特徴に対応する特徴量を提案する.対象データはMIDIデータとし,音の厚み等の音楽的な表現語の意味を解釈し,楽譜情報から計算可能な量を検討する.正準判別分析の作曲家推測精度を求めることにより,提案した特徴量群による特徴空間上で同作曲家の楽曲が近接して配置されていることが,判別分析結果の階層クラスタ分析により,時代・文化が類似していて類似した印象を受けると考えられる作曲家の特徴重心が近接して配置されていることが示された.以上から,提案した特徴群は「作曲家らしさ」の尺度として妥当性を持つと考えられる.The purpose of this paper is to establish technique to explain and measure "composer-characteristic" impression extracted from music. For that purpose, musical features are proposed by quantifying various qualities stated in Style Analysis by LaRue et al., one of musicological analysis methods. Input is assumed to be MIDI data, and measurable features from sheet music information are investigated by elucidating musicological descriptors such as "sound thickness". Composer discrimination accuracy evaluated with canonical discriminant analysis showed points of music by the same composer in the feature space of proposed features are placed nearby. In addition, the result of hierarchical cluster analysis showed centroids of similar composers with homogenous chronological and cultural backgrounds are also placed nearby. Therefore, the proposed features are presumed to be feasible for measuring "composer-characteristic" impression.
著者
野口 順子
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.323-331, 2014-03

豚繁殖・呼吸障害症候群(porcine reproductive and respiratory syndrome: 以下PRRS)は1987年,北米において重篤な繁殖障害(流産,死産)および呼吸障害として初めて報告された。日本では1993年に肥育豚および死産子豚からPRRSウイルス(以下PRRSV)が単離されており,現在に至っても甚大な経済的損失の一要因となっている。PRRSVはアルテリウイルス属に分類されるエンベロープを有するRNAウイルスであり,感染豚の体内で容易に変異するため非常に高い遺伝的多様性を示すことが知られている。また抗原的多様性にも富んでいることから,市販ワクチンによる完全な制御は困難であると言わざるを得ない。さらにPRRSVはウイルス血症の状態が長く続く「持続感染」を引き起こすため,感染豚から非感染豚へ長期間に亘ってウイルスが供給されることになり,このことが農場からのPRRSV撲滅を困難にしている最大の要因となっている。
著者
見坂 武彦
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.64, 2015

種々の動物を宿主として自然界に広く分布するA型インフルエンザウイルスは,赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の亜型によって分類される.通常,宿主動物に固有の亜型があるが,水きん類ではその全てが存在する.トリインフルエンザウイルス(AIVs)は,変異により他の動物にも感染することがあり,その際,ゲノムとして保有する8つの分節RNAの一部が異種動物ウイルスのものと交雑し,抗原性が変化する.このため,AIVsは新型インフルエンザの出現に深く関与してきた.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Olsen B. <i>et al</i>., <i>Science</i>, 312, 384-388 (2006).<br>2) Miller G. D. <i>et al</i>., <i>Antarct.</i> <i>Sci</i>., 20, 455-461 (2008).<br>3) Hurt A. C. <i>et al</i>., <i>mBio</i>, 5, e01098-14 (2014).<br>4) Webster R. G. <i>et al</i>., <i>Microbiol. Rev</i>., 56, 152-179 (1992).
著者
長谷部 慶章 中村 真理
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.267-277, 2005-11-30 (Released:2017-07-28)

本研究は知的障害施設職員のバーンアウト傾向とその関連要因を明らかにすることを目的として、以下の尺度等を用いて調査を行った;バーンアウト尺度、属性、職場ストレッサー尺度、コーピング尺度、職場内指導・支援尺度。その結果、知的障害施設職員(η=997)のMBI得点から、彼らのバーンアウト傾向は他のヒューマンサービス従事者同様に高いことが示された。また、その傾向を高める要因として、属性では女性、30歳代、未婚、経験年数、労働時間の長さなどが挙げられた。職場ストレッサーでは「組織の運営管理」「職員間の関係」「多忙さ」が挙げられた。さらに、コーピングのうち「積極的な問題解決」はバーンアウト緩和要因として働いていた。スーパービジョンでは「情緒的支援」が個人的達成感を高めることが示された。以上より、職員の負担を軽減するために適正な職員配置の必要性や、施設におけるスーパービジョン提供体制の確立が求められると考えられた。
著者
加藤 陽二
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.313-318, 2017-04-20 (Released:2018-04-20)
参考文献数
21

食の偽装は世界的にも大きな問題である.産地偽装は今も昔も頻繁に起きており,輸入物を国産品と偽るなど,枚挙に暇がない.違う食材を用いる例も多い.エビの場合,ブラックタイガーを車エビ,バナメイエビを芝エビ,ロブスターを伊勢エビと偽って表示するなど,毎日のように新聞各紙に取り上げられていたことは記憶に新しい.食の偽装を防ぐために,さまざまな取り組みがなされているが,本稿では例として蜂蜜,なかでもマヌカ蜂蜜を主として取り上げ,偽装を防ぐための認証評価法について紹介する.マヌカ蜂蜜に限らず蜂蜜は,加糖(希釈)や加熱,産地のすり替えなど,以前より偽装が疑われる例の多い食材と言える.
著者
大塚 佳臣 中谷 隼 荒巻 俊也
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.71, no.6, pp.II_109-II_116, 2015 (Released:2016-06-01)
参考文献数
21
被引用文献数
1

荒川流域をモデルとして,流域圏全体を対象とした水利用システムに対する環境・社会・経済面にわたる様々な属性を網羅的に扱い,それらに対する住民の個人別選好をACBC(Adaptive Choice Based Conjoint Analysis)を用いて計測した上で,その多様性を評価するのと同時に,それらの選好を持つようになった背景について考察を行なった.その結果,属性間のバランス(41%),事業コスト(23%),地盤沈下(24%),水道水安全性(12%)をそれぞれ重視する4つの住民グループの存在が認められた.これらのグループは,性別,年齢層,居住地との関連はなく,環境問題全般,身近な水辺,水道水に関する意識といった心理的側面の特性を背景にそれぞれの選好を形成していることが明らかになった.