著者
佐藤 昌彦 杵淵 信
出版者
北海道教育大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

■「指針」の提示:3Dプリンター,IoT,AIなど,科学や技術が急速に発展する現代の状況を踏まえて,原点(手づくり)から先端(AIなど)まで,ものづくり全体の根底に人間の「責任」を位置づけた。■「規範」の提示:アイヌの人々の伝統的なものづくりを「規範」とした。ものをつくる際の基本的な考え方(人間は自然の一部であり,自然に支えられてこそ生きることができる)を学ぶことができる。■「創造モデル」の提示:ものづくりの全体で活用できる四つのポイントを提示した。第一は「基本形から発展形へ」。第二は「発想から形へ,そして形から発想へ」(双方向共存)。第三は「価値観の形成」。第四はものづくりの「責任」。
著者
番匠 一雅 二宮 幸太
雑誌
田園調布学園大学紀要
巻号頁・発行日
no.6, pp.95-115, 2011

筆者が所属する田園調布学園大学(川崎市麻生区)では、5才から15才までの子どもたちが”遊びを通して働く”体験をしながら子どもたちだけの仮想の”まちづくり”をする「ミニたまゆり」という取り組みを行っている。今年度で7回目を迎え毎年2日間で延べ2,000人以上の地域の子どもたち・地域住民・学生・教職員が参加をしている。本取り組みには人間福祉学部1年生の必修科目である「福祉マインド実践講座」のプログラムの一環で約200名の学生がボランティアスタッフとしての参加が義務付けられている。本稿では、「ミニたまゆり」という、大学と地域とが連携した特色的な教育プログラムを実施することによる、学生や子どもたちの教育活動および大学の地域貢献活動の可能性について事例報告をする。
著者
門田 利人
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本毒性学会学術年会
巻号頁・発行日
vol.45, pp.S4-1, 2018

<p> 1960~80年代(昭和の後半)、日本は薬害・公害の時代であった。ペニシリン/ショック、サリドマイド禍、コラルジル/リン脂質症、キノホルム/スモン病、有機水銀/水俣病、カドミウム/イタイイタイ病、ヒ素/ミルク事件、PCB/カネミ油症など枚挙にいとまがない。これらの痛ましい事故・事件の教訓から薬物安全性評価の充実が希求された。医薬品分野では、1984年「薬審第118号、医薬品の製造(輸入)申請に必要な毒性試験のガイドライン」が策定され、Minimum Requirementとして準拠が求められた。臨床適用以外の経路でも単回投与試験を実施し、LD50値や無影響量を算出する目的で数多くの動物が犠牲となった。ヒトへの外挿性が乏しいと知りつつも試験を実施した。これらへの反省は、国際調和という形で促された。1991年(平成3年)の効率的な新医薬品開発を目指した規制の国際調和会議(ICH)の設立である。日本は、ICHからの勧告を受け入れ、無影響量から無毒性量へと改めた。ICHでは、日本は欧州と共に非げっ歯類の長期反復投与試験の投与期間を最長6か月と主張したが、9か月で妥協・合意せざるを得ないという苦い経験もした。今日まで、S1(がん原性試験)からS11(小児用医薬品の毒性試験)まで、改訂を重ね、また、新たなトピックについて議論されてきた。このように、平成の30年間は、国際調和した規制・ガイドラインが策定・施行された時代であったが、平成時代の終わりとともに、ガイドラインに依存した画一的試験の時代から医薬品毎に熟考された多様な試験の時代となることを期待したい。</p><p> 核酸医薬品、遺伝子治療、再生医療などの革新的医療技術において、本当に従来型の毒性評価方法は通用するのか。50年間も医薬品の毒性評価に関わった経験から、新たな時代に毒性評価に携わる若い毒性研究者にとって参考になる情報を提供できたら幸いである。</p>
著者
堀田正敦 編
出版者
巻号頁・発行日
vol.[169],
著者
猪熊 雄治
出版者
昭和女子大学
雑誌
學苑 = GAKUEN (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.760, pp.45-71, 2004-01-01

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1909年03月02日, 1909-03-02

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1902年11月08日, 1902-11-08

1 0 0 0 OA 南路志

著者
武藤, 致和
出版者
巻号頁・発行日
vol.巻55,
著者
青山 栄一 廣垣 俊樹 井上 久弘 野辺 弘道 郡嶋 宗久 北原 洋爾 片山 傳生
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.577-581, 1996-05-15 (Released:2009-06-03)
参考文献数
7

This paper describes the hole quality of small diameter drilling in GFRP using two kinds of laser beam machines in order to invent a no-traditional process of drilling in printed wiring board (PWB) as no contact machining. Drilling is performed by a CO2 laser machine and a YAG laser machines and the drilling conditions (assisting gas, output power, irradiation time, wavelength) are varied in order to assess the effect on the hole quality, especially the damage appearing at the hole wall drilled by laser machines. From these results, it is shown that the application of CO2 laser beam is effective on smaller diameter drilling in GFRP. It is important to decrease the total laser irradiation time in order to improve the hole quality.
著者
神農 将史
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.450, pp.61-64, 2012-02

カフェなどの経営に携わった後、2002年にコンサルティング会社アンドワークスを設立。飲食店だけでなく、様々なサービス業で接客指導や開店サポートを行う 地下鉄・御堂筋線と南海電鉄などが通る大阪府堺市・中百舌鳥町。駅から徒歩2分、人通りが多い踏み切り近くに焼き鳥店「鶏小屋」はある。
著者
松岡 高輝 波部 斉 阿部 孝司 井口 信和
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.555-556, 2018-03-13

水産養殖場では,魚の健康を維持するために管理が必要不可欠である.特に,クロマグロを養殖するとき,稚魚の段階で死亡する割合は8~9割と非常に高い.クロマグロは外からの刺激に対して敏感であるため,刺激によってパニック状態となり,水槽の壁に衝突して死んでしてしまうこともある.人手に頼らず,瞬発遊泳の検知やその傾向の分析ができれば,魚をより適切に飼育する環境の構築に役立つことが期待される.そこで本研究では,カメラを用いてクロマグロ稚魚が遊泳する様子を撮影し,その映像からオプティカルフローを求めて群になって泳ぐ稚魚のマクロな動きを捉え,機械学習により瞬発遊泳の検出やその傾向の分析を行う.
出版者
国民図書
巻号頁・発行日
vol.第7巻 (近松門左衛門集 下), 1928
著者
芋川 浩 今浪 愛里
雑誌
福岡県立大学看護学研究紀要 (ISSN:13488104)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.63-70, 2014-03-31

精油のリラクゼーション効果については数多くの研究がなされている。それに対し、精油における抗菌効果については、数少ない研究のみしかなされていないのが現状である。そこで、抗菌効果があるという「精油」に注目して、その抗菌効果について検討をおこなった。リラクゼーションや抗菌効果の両方をもつ精油を見つけることは医療技術の改善や向上などに役立つものと考え、その抗菌効果について解析してみた。その結果、検討した精油の中でティートリーとラベンダーに高い抗菌効果があることがわかった。特にティートリーは、大腸菌・表皮ブドウ球菌に対して抗菌効果を示した。それに対し、ラベンダーの抗菌効果は、ブドウ球菌に対しては、ティートリーと同程度の抗菌効果を持つが、大腸菌に対しては抗菌効果がないという細菌種特異性のあることも明らかとなった。このことから、精油を組み合わせることで、特定の細菌種に対して効率的な抗菌効果を上げることができるのではないかと期待している。
著者
中村 達也 加藤 真希 雨宮 馨 鮎澤 浩一 小沢 浩
出版者
日本言語聴覚士協会
雑誌
言語聴覚研究 (ISSN:13495828)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.332-341, 2018-12-15

Angelman症候群(以下,AS)の児は,乳幼児期には哺乳障害や摂食嚥下障害を示し,学童期には未熟な咀嚼機能にとどまる場合が多い.しかし,離乳期AS児の摂食嚥下機能の獲得に関する報告は少なく,経過には不明な点が多い.今回,1歳から就学までの間,摂食指導を継続したAS児を経験した.症例の摂食嚥下機能の獲得時期を,粗大運動および認知・言語機能の発達の観点から診療録を後方視的に検討したところ,運動発達において四つ這い獲得後に舌挺出のない嚥下と捕食,伝い歩き獲得後に押しつぶし,独歩獲得後に咀嚼を獲得したが,口唇閉鎖が伴わず食塊形成は不十分であった.本児は定型発達とは異なり,運動発達が進んでから摂食嚥下機能を獲得したが,獲得された粗大運動は,両膝伸展位の座位や,手指屈曲位で手掌が接地しない四つ這いなど,定型発達とは質的な差があった.また,乳幼児期から口腔領域の感覚過敏が強く,就学前も感覚過敏は軽減したものの残存していた.