著者
松田 徹
出版者
麗澤大学
雑誌
中国研究 (ISSN:09194177)
巻号頁・発行日
pp.39-46, 1992-03
著者
田中 千穂子
出版者
医学書院
雑誌
保健婦雑誌 (ISSN:00471844)
巻号頁・発行日
vol.46, no.13, pp.1134-1137, 1990-12-10

訴えの背後にあるもの 私の勤務するクリニックには,よく子育てに対する漠然とした不安を抱えた母親が相談にみえます。子どもに何らかの症状があって来院される場合もありますが,一見,子どもにはあまり問題が感じられない場合も多いのです。そしてこのような母親たちは子育てに関し,「何かうまくいっていない」という思いを強くもっていますが,その思いをうまく説明できないという点が共通しています。 一般的に母親自身がひどい抑うつ状態であるとか,重篤な精神病理をもっている場合には,直ちに援助の手がさしのべられます。また,子どもが重い症状を呈している場合にも同様です。しかし問題が表面化していない場合には,このような訴えの受け皿はあまりありません。どこへいっても,「お母さん考えすぎですよ。子どもはちゃんと育っています。心配する必要はありません」と言われがちです。
著者
大谷 裕昭
出版者
法政大学
雑誌
日本文學誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.11-27, 1989-09-18
著者
有働 裕 小原 亜紀子
出版者
国立大学法人愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学教育創造開発機構紀要 (ISSN:21860793)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.55-61, 2014-03-31

本論では、音読を、文章理解、文章記憶に有効な活動と考え、聴解、黙読、つぶやき読みと比較検証した先行研究を考察している。その中で、音読活動は、他の活動と比較して、逐語記憶、音韻記憶、内容理解等において、それぞれ優位にあると認められる場合はあるものの、結果にばらつきがあり、検証の余地があるということが明らかになった。これは、対象が幼児から大人と幅広く、また、実験の課題として使用されている題材が単語から長文読解と多岐にわたるためであると考えられる。特に課題文の構造と音読の効果を検証することは、音読に適した教材選択につながると考える。また、音読の実践の状況を知るために、学校での音読授業の受け手の立場にあった学習者(大学学部生)を対象としたアンケートを実施した。その結果、学習者が受けてきた音読活動と音読指導に対して好意的に受け止められてはいるものの、「大きな声で読む」「適切なスピードで読む」等の形式に関する指導を受けた印象が強いという傾向が見られた。この好意的な受け止め方の要因をとらえるとともに、さらに内容理解に効果のある音読方法を模索したい。
著者
斎藤 信治
出版者
中央大学法学会 ; 1891-
雑誌
法学新報 (ISSN:00096296)
巻号頁・発行日
vol.122, no.1, pp.457-525, 2015-08

会社専務一家四人が惨殺・放火された袴田事件では、「残忍非道」・「鬼畜の所為」、反省もない等として、死刑が確定したが、冤罪との声も多かったところ(例、先駆的な高杉晋吾氏、緻密な本を書いた山本徹美氏、有益な本を編著の矢澤曻治氏)、弁護団・諸支援団体の粘り強い活動と大変な尽力もあり、平成二六年三月二七日に静岡地裁が再審開始(また、死刑及び拘置の執行停止)を決定し、袴田巌氏は四八年振りに釈放され、同氏を気丈に守り抜いてきた姉秀子氏の世話の下、快方に向かっている。このことは、問題が多く且つ深刻過ぎた静岡県警をかつて殆ど盲信したマスコミによって、明るいニュースのように報じられている。しかし、依然、今度は東京高裁を舞台に、再審開始の当否が、厳しく争われている。 本稿は、今日から見ると、袴田氏を有罪とした司法判断には極めて問題が多く、もはや維持できないことを、先行諸業績等に負いつつ、独断も交え、多岐にわたり詳説している。なお、疑問点も目立つ中、多くの令名ある法曹も関与しながら、なぜ死刑冤罪が三審一致で生まれ、久しく維持されたのかを考え、一つには、検察の在り方が根本から問われていることを指摘する。
出版者
巻号頁・発行日
vol.[89],

1 0 0 0 OA 黙魯庵漫録

著者
新藤黙魯庵 著
出版者
新藤地学文庫
巻号頁・発行日
vol.第6 (奈良の方言), 1931

1 0 0 0 OA 綱救外編

著者
岩崎灌園 著
出版者
巻号頁・発行日
vol.草部1上,
著者
安達 潤 貝崎 朋子
出版者
朝日大学
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 (ISSN:03850072)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.67-72, 2008-10-20

初診時年齢25歳3か月の左右第二大臼歯の交叉咬合を伴うAngleII級2類の成人症例に対し,第1期治療として上顎にバイトプレート付きリンガルアーチを用い交叉咬合を改善し,第2期治療として非抜歯で上下顎にMulti Bracket System にて治療を行った.動的治療期間は19か月,保定後12か月経過した現在,良好なオーバージェット,オーバーバイトも維持でき左右第二大臼歯の交叉咬合も改善している.また前歯の適切なアンテリアガイダンスの確立により咬合状態および顎関節にも異常が認められず本人も満足している.
著者
翠川 三郎 松岡 昌志 作川 孝一
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文報告集 (ISSN:09108025)
巻号頁・発行日
no.442, pp.71-78, 1992-12-30
被引用文献数
11

Site effects on peak ground acceleration and velocity observed during the 1987 Chiba-ken-toho-oki earthquake (M=6.7) were evaluated. Strong-motion records at 173 sites with different site conditions were used for the analysis. The results indicate that 1) the site effects are more significant on peak ground velocity than on peak acceleration, 2) geomorphological land classification is more appropriate for evaluating the site effects than soil profile type or surface geology, and 3) the average shear-wave velocity of ground is a useful predictor of ground motion amplification at specific sites.
著者
北村 倫夫 柴田 亜里沙 津川 佳子 張 静 池田 昌彦
出版者
北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院 = Graduate School of International Media, Communication, and Tourism Studies, Hokkaido University
雑誌
国際広報メディア・観光学ジャーナル
巻号頁・発行日
no.8, pp.67-88, 2009

It is vital for the New Chitose Airport to function not only as a node in itineraries of Hokkaido tourism from other countries but also as a last destination and medium of such tourism. This study was aimed at proposing strategy for raising the level of service (LOS) and enhancing the Hokkaido brand at the Airport's international flight passenger terminal, which is scheduled for construction in fiscal 2009. The study was based on interviews with 46 persons (mainly persons involved in inbound Hokkaido tourism, tour guides, and foreign residents of Sapporo). In light of the interview findings, it recommends improvement of arrangements for tourism consumption (i.e., sales of goods, food & beverage service, information provision, entertainment, and relaxation services) with a view to enhancing the Hokkaido brand, around key words such as "convenience", "comfort", "surprise", "enjoyment", and "impression".
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
pp.80-82, 2003-06-30

北海道由仁ゆに町は、新千歳空港から約30km、車で40分ほどの場所にある。人口は7000人弱、ピーク時の半分にまで減少した過疎の町だ。 この由仁町内に、周囲とは異彩を放つ一画がある。主に町外から移住してきた、年代も様々な8家族が住むコミュニティだ。もともとは農地だったところを町の土地開発公社が優良田園住宅地として分譲した。
著者
福井 翔 上野 博史 柄本 浩一 浜洲 拓 平山 和子 谷山 弘行 泉澤 康晴
出版者
日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.889-892, 2011-11-20
参考文献数
9

12歳齢,避妊雌,ゴールデンレトリーバーが頻回の全身性けいれん発作を主訴に来院した.頭部MRI検査により右側嗅葉部に腫瘤を認めた.経前頭洞開頭術により腫瘤を摘出し,病理組織検査に供したところ,組織球肉腫と診断された.ロムスチンを用いた化学療法を実施し,第195病日における頭部MRI検査では腫瘤の再増殖は認められなかった.しかしながら,第278病日に呼吸不全により死亡した.肺や四肢原発の組織球肉腫同様,頭蓋内原発の組織球肉腫に対しても外科的摘出後に化学療法を行うことで生存期間が延長する可能性が示唆された.