著者
山下 純隆
出版者
福岡県農業総合試験場
巻号頁・発行日
no.29, pp.10-12, 2010 (Released:2011-07-22)
著者
金澤 光 田崎 志郎
出版者
埼玉県水産試験場
巻号頁・発行日
no.49, pp.83-92, 1990 (Released:2011-03-05)
著者
大江 孝明 櫻井 直樹 山崎 哲弘 奥井 弥生 石原 紀恵 岡室 美絵子 細平 正人
出版者
園芸学会
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.273-279, 2012 (Released:2013-10-08)

ウメ果実の追熟条件の違いが梅酒中の香気成分および苦み成分に及ぼす影響について調査した。におい嗅ぎ分析により,熟した果実を原料とした梅酒の芳香香気に関与する成分の一部がγ-デカラクトン,δ-デカラクトン,酪酸エチル,酢酸ブチルであると判断された。これら芳香香気成分量は,より収穫を遅らせた果実を用いた方が多く,原料果実を20℃で4日,30℃で3日追熟すると高まった。梅酒の青っぽい香気に関与する成分と判断された安息香酸エチルは,20℃では5日以内,30および35℃では3日以内の追熟により,収穫直後に漬けた場合と比べて同程度かそれ以下で推移した。また,苦みに関与するプルナシンおよびシュウ酸含量は20℃で4日,30℃で3日追熟すると減少した。以上のことから,原料果実の収穫時期や貯蔵条件により梅酒加工品の香気成分および苦み成分が大きく変わることが確認され,芳香香気を高め,青っぽい香気成分や苦み成分を抑えるためには,より熟した果実を収穫して,20℃で4日もしくは30℃で3日追熟させてから加工するのが良いと考えられた。
著者
川路 則友 東條 一史 松岡 茂 高野 肇 北原 英治
出版者
森林総合研究所
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.271-350, 2003 (Released:2011-03-05)

森林総合研究所に所蔵してある数多くの鳥獣類標本のうち、仮剥製鳥類標本4,790点について、リストを作成、公表する。これら標本は、おもに1920年代から1930年代にかけて、当時の農林省鳥獣調査室によって収集されたものである。標本には、おもに渡り期に全国の灯台から収集された衝死鳥や千島列島からの収集品などが含まれる。
著者
吉田 光司 金澤 弓子 鈴木 貢次郎 根本 正之
出版者
日本雑草防除研究会
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.63-70, 2009 (Released:2011-03-05)

ナガミヒナゲシが国内で急速に帰化している原因を、実験によって求めた種子発芽特性から考察した。野外の播種実験の結果、6月の種子散布後、散布当年の秋季と翌春に多くの出芽をみた。次に室内で、異なる温度と水分条件に貯蔵した種子を定期的に取り出す発芽試験を行った。その結果、(1)種子を湿潤・暖温条件に2〜3ヶ月間貯蔵してから5℃で発芽させた場合、(2)湿潤・暖温条件に3ヶ月間貯蔵した後に湿潤・冷温条件に半月〜1ヶ月間貯蔵してから10〜20℃で発芽させた場合、(3)30℃/10℃の変温条件で発芽させた場合に高い発芽率を示した。これらの野外と室内の発芽実験の結果から、自然環境条件では夏季の暖温湿潤条件を経て地温が低くなる秋季と、冬季の冷温を経て地温が上昇する春季に多く発芽することが確かめられた。また、高温や室温の乾燥条件に約3年間貯蔵した種子や、暗条件ではほとんど発芽しなかったことから、土中では埋土種子となって長期間残ることが予測された。試験から得られたナガミヒナゲシの発芽条件から国内の分布を説明できた。また、同種が多く分布している国内外の地域の年平均気温と年間降水量は一致した。
著者
古市 崇雄 池内 隆夫 大矢 啓三
出版者
香川県農業試験場
巻号頁・発行日
no.56, pp.43-49, 2003 (Released:2011-03-05)

1.「さぬきのめざめ」は香川県農業試験場で選抜した雌株「No.17」と雄株「No.16」との単交配による交雑品種であり、萌芽が極めて早く、若茎の開頭が遅く、収量性の高い品種である。2002年7月に種苗法に基づき、品種登録の出願をおこなった。2.「昭和58年度種苗特性分類調査報告書:アスパラガス」による特性分類では、植物体の草丈、茎の第1側枝高の高さはやや高い。収穫若茎は茎色がやや淡緑、茎のアントシアニンの発現がやや多く、茎数が多い。若茎頭部の色は緑、頭部のしまりは緊、開頭の早晩は晩である。低温要求性は低く、萌芽の早晩は極早生、越冬性と低温伸長性は高い。3.「さぬきのめざめ」における春芽の萌芽は「ウェルカム」や「メリーワシントン500W」に比べて施設栽培で1週間、露地栽培で2か月早い。品薄・高単価な12月下旬から収穫が可能で、収穫期間を通じて収穫物の外観品質が優れることから、春芽どりの増収や夏芽の秀品率向上が期待できる。
著者
岩田 宗彦
出版者
農林水産技術情報協会
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.7-15, 1994 (Released:2011-03-05)
著者
高倉 直
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.83, no.9, pp.953-957, 2008 (Released:2011-12-19)

耕地からの蒸発散量を環境要因から算定するとき、そのすべてが耕地のエネルギー収支式から始まっていることは明らかである。すでにいくつかの手法が報告され、その改良法等も報告されている。歴史的に見れば、Penman-Monteithの式があまりにも有名である。50年以上も前にPenmanが植被のない状態での式を提案し、その後、Monteithが植被を含む場合にも適用できるように改良し、多くの論文や書籍等に紹介され、多くの研究に用いられてきた。このように、エネルギー収支式の残余項として求められることは明らかなことで、誰でも気が付くことであるが、最近放射温度測定が手軽になったにもかかわらず、この手法は意外に研究されていない。温室内や限られた面積の耕地の場合には、広大な面積に用いられる手法は適切とは言い難く、これまで水蒸気フラックスを測るPenman-Monteith法やボーエン比法が多く用いられているのが現状である。もう1点、重要なことは、蒸発散の算定は単に、耕地の微気象解析そのものが目的であるばかりでなく、それに基づく植物群落への灌水制御という側面があることである。そのためには、高価な測器を使うことなく、また限られた面積の植物群落にも適応出来る手法が望ましい。
著者
宮井 輝幸 秋山 正行 中川 稔 矢野 陽一郎 池田 三知男 市橋 信夫
出版者
日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.11, pp.591-594, 2012-11 (Released:2013-10-08)

コーヒー,紅茶および緑茶の各種試料に,Bacillus属細菌(B. cereus,B. subtilis,B. coagulans)芽胞を接種し,85℃30分間(食品衛生法におけるpH4.6以上の清涼飲料水の殺菌基準)加熱処理した後,その試料の保存中における生育挙動を調べた。コーヒー,紅茶試料では,牛乳を添加した場合,B. cereusとB. subtilisの菌数の増加がみられたが,牛乳を添加していないコーヒー,紅茶および緑茶の各種試料(pH調整の有無;コーヒーの焙煎度;紅茶の抽出温度;コーヒー,紅茶への砂糖添加)では,Bacillus属3菌種の菌数の減少がみられた。これらのことより,85℃30分間の加熱殺菌条件で製造した牛乳無添加の各種飲料中にBacillus属3菌種が生残していたとしても,コーヒー,紅茶および緑茶の抗菌性により商業的な無菌性が保証される可能性が示唆された。
著者
松本 精一
出版者
農林統計研究会
巻号頁・発行日
no.94, pp.1-12, 1999 (Released:2011-03-05)
著者
市川 あゆみ 市村 卓也 中村 明弘
出版者
愛知県農業総合試験場
雑誌
愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center (ISSN:03887995)
巻号頁・発行日
no.38, pp.175-180, 2006-12 (Released:2011-01-18)

遺伝子診断による性判別法の文鳥への利用を目的として、鶏及び他の鳥類において性判別の報告があるプライマー、鶏W染色体特異的繰返し配列Xho領域を標的とする2種類と、鳥類の性染色体上に存在するCHD(chrcmo-helicase-DNA binding proein)遺伝子を標的とする5種類について検討した。その結果、文鳥ではXhoに関してはDNAが増幅されず判別不可能であったが、CHDに関しては、複数のプライマーでDNAの増幅が認められた。そのうち3本のプライマーを用いた方法(Ellegren 1996)で性特異的なバンドが検出され、性判別が可能であった。この方法はスズメ目のシロエリヒタキ(collared flycacher)のCHD-Wの配列を基に設計されたプライマーを用いたものである。また、材料とするDNAの安全で簡便な採取方法を検討したところ、爪から採取した少量の血液から判別に必要なDNAを抽出することができ、4週齢以降の個体での性判別が可能となった。
著者
大津 正英
出版者
山形県立林業試験場
雑誌
研究報告 (ISSN:03889289)
巻号頁・発行日
no.18, pp.1-7, 1988-03 (Released:2011-03-05)
著者
辻井 弘忠
出版者
信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
雑誌
信州大学農学部AFC報告 (ISSN:13487892)
巻号頁・発行日
no.1, pp.95-99, 2003-03 (Released:2011-03-05)

鹿追町のエゾシカ牧場の概要について記述した。主な点は、野生鹿のエゾシカを飼育繁殖し、全国の鹿牧場のモデルとなるシカの健康管理および血液検査など実地している。雄シカの幼角(鹿茸)を毎年採取して健康酒の原料提供を行っている。また、鹿肉処理場を設置し冬場の農作業の余剰労力を使って、有害駆除で捕獲されるエゾシカの肉を解体し、部位別の肉の処理ならびにソーセージなどの肉加工を行い、全国向けに販売を行っているなどであった。
著者
瀬崎 啓次郎 小林 弘
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産學會誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.44, no.8, pp.851-854, 1978-08 (Released:2011-03-05)
著者
高畠 幸司
出版者
富山県農林水産総合技術センター[森林研究所]
雑誌
富山県農林水産総合技術センター森林研究所研究報告 (ISSN:18837298)
巻号頁・発行日
no.3, pp.1-7, 2011-03 (Released:2012-12-06)

カシナガキクイムシによるミズナラ被害材について,シイタケ・ナメコ菌床栽培の培地基材としての利用性を検討した。シイタケ菌床栽培では,ミズナラ被害材は,ブナ,健全材に比べて子実体収量,子実体発生個数が多くなった。ナメコ菌床栽培では,ミズナラ被害材は,子実体収量,子実体発生個数でブナに比べて劣ったが,健全材に比べて多くなった。これらのことから,ミズナラ被害材はシイタケ菌床栽培の培地基材として有用であること,ナメコ菌床栽培では健全なミズナラ材と同様に使用できることが明らかになった。
著者
高橋 襄
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究所
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.7-14, 2003 (Released:2011-03-05)
著者
田端 節子
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.129-138, 2012-06 (Released:2013-10-08)