1 0 0 0 台所太平記

著者
谷崎潤一郎著
出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
1963
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.50-56, 2009-10-19

全国の電力事業者の業界団体である電気事業連合会(電事連)は「既存の電力系統に連携できる太陽光発電の総出力は,全国で10GWが限界」と2008年9月に発表した。これは,全国の電力網の最大出力値である約180GWのうち,わずか約6%にすぎない。 ところが政府目標では,2020年度までに28GW(約15%),2030年度までに53.21GW(約25%)の太陽光発電を導入することになっている。
著者
郭 洋 齋藤 美穂 男座 慶一 時澤 健 永島 計
出版者
一般社団法人日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.15-26, 2013-01-01

本研究は色光が手掌冷水刺激における生理的・心理的反応に与える影響を検討した.実験は,20代女子大学生10人を被験者として,白,青,赤それぞれの色光環境で被験者の左手掌を15℃の水に3分間つけさせて冷水刺激を与えた.実験中は被験者の皮膚温,皮膚血流,血圧,心拍などの生理的指標を継続的に計測した.また,3色の色光に対する印象,実験時の気分,温度感覚,寒冷による不快感および体温回復の主観的な感覚などの心理的指標をSD法およびPOMSにより計測した.生理的指標の測定結果から,青の色光環境において,冷水刺激により低下した皮膚温の回復がより速く,冷却側の皮膚血管の収縮が軽減され,皮膚血流量の回復が早いことが明らかとなった.心理的指標の測定結果から,3色の色光の軽快感や寒暖感における印象に差が見られた.また,色光により,実験中の気分および温度感覚が異なることが示された.具体的には,冷たい色と評価された青は寒冷による不快感を増強し,心理的覚醒を喚起する一方,暖かい色と評価された赤は寒冷による心理的不快感を軽減した.本研究で青の色光に特徴として見られた心理的覚醒は,皮膚交感神経活動の低下に関連すると考える.本研究の結果は色光は認知過程を通して,気分と温度感覚を変化させ,自律性体温調節反応にも影響を及ぼすことを示唆した.

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出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会論文集 (ISSN:02884771)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.242-242, 1983 (Released:2009-12-10)
著者
Keisuke Nonaka Hiroshi Fujii Masayuki Kita Takehiko Shimada Tomoko Endo Terutaka Yoshioka Mitsuo Omura
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
The Horticulture Journal (ISSN:21890102)
巻号頁・発行日
pp.OKD-026, (Released:2016-10-04)
被引用文献数
14

To protect the rights of breeders of the major citrus cultivars developed under breeding programs by the national institute of Japan, we developed a method of cultivar identification based on cleaved amplified polymorphic sequence (CAPS) markers, and used it to evaluate their identity and parentage. We selected 19 CAPS markers that had a single-locus origin and moderate polymorphism, and used them to construct genotyping data for 59 citrus cultivars (including American accessions), local varieties, and selections. Of the 19 CAPS markers, 8 were sufficient to discriminate among all accessions except ‘Mato’ buntan (Citrus grandis Osbeck) and ‘Hirado’ buntan (Citrus grandis Osbeck). Among the 33 Japanese cultivars, the parentage of 30 agreed with that reported, but ‘Setoka’, ‘Southern Red’, and ‘Reikou’ had discrepancies at one or more loci. Using 15 to 18 CAPS markers to validate the putative parentage revealed that the seed parent of ‘Setoka’ was ‘KyEn No. 4’, not ‘Tsunonozomi’, and the pollen parent of ‘Southern Red’ was ‘Osceola’, not ponkan (C. reticulate Blanco). The seed parent of ‘Reikou’ remains unknown.
著者
森田 英嗣
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.1-13, 1994-09-20
被引用文献数
6

多桁減算の領域を対象にして,学習者が他者の犯す誤りから学ぶことを目指すコンピュータ利用の学習環境を設計した.この環境は,デバッギングの機会を保障するために,コンピュータにバグをもつ学び手の役割を担わせ,教え手としての学習者がコンピュータの演示する誤りを指摘・修正するという活動を導くものである.83名の小学二年生にグループ活動として適用した評価研究の結果,次のことが示唆された.すなわち,(1)システムとの型通りの形式的な相互作用だけでは効果が導かれない.(2)誤りを導く意図的な問題作成をなすこと,誤りの指摘・修正活動を通して誤った手続きの対象化をなすことが,効果を生む要因である.(3)活動の文脈がシステムの効果を決定する重要な要因になっている.(4)グループが協同的でない時は成員間に効果の差異が生じる,等が明らかにされた.最後に,環境改善のポイントが検討された.
著者
久松 敬弘
出版者
一般社団法人 表面技術協会
雑誌
金属表面技術 (ISSN:00260614)
巻号頁・発行日
vol.34, no.7, pp.354-360, 1983-07-01 (Released:2009-10-30)
参考文献数
16
被引用文献数
3 3
著者
田中 忠
出版者
アグネ技術センター
雑誌
金属 (ISSN:03686337)
巻号頁・発行日
vol.35, no.6, 1965-03
著者
赤川 果奈 下田 芳幸 石津 憲一郎
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.1-10, 2016-03-30

本研究は,中学生を対象とし,友人関係における評価懸念や友人関係満足度,そして内的適応感の指標である自尊感情として自己価値の随伴性と本来感を取り上げ,学校適応感(学校生活享受感情)との相互の関連性について,短期縦断調査によって検討したものである。中学1-3年生169名から得られた3ヶ月間隔の2回のデータについて,交差遅延効果モデルを用いて分析したところ,男子については,評価懸念から自己価値の随伴性に正の,自己価値の随伴性から本来感と学校適応感に負の,そして本来感から評価懸念,自己価値の随伴性,および学校適応感に負の影響が確認された。一方女子については,友人関係満足度から学校適応感に負の,本来感から評価懸念と自己価値の随伴性に負のパスが得られた。これらの結果を元に,中学生の友人関係,内的適応感,学校適応感の相互の関連性について考察した。
著者
大隅 良典 大隅 萬里子
出版者
岡崎国立共同研究機構
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1996

自食作用は、真核細胞に普遍的で重要な生理機能である。我々が見いだした酵母の自食作用をモデル系として、分子遺伝子学的手法により自食作用に関わる分子の同定と機能の解析を進めている。本年度に得られた主な成果は以下の通りである。これまで得られている14個の自食作用不能変異(apg)を相補することを指標にAPG遺伝子群のクローニングと構造解析を進め、本年度までに13個の遺伝子の同定に成功した。これらは全て新規の遺伝子であった。我々が開発したアルカリ性ホスファターゼを用いた自食作用の検出系を用いて、APG遺伝子間の相互作用を解析した結果、Apglタンパクキナーゼの過剰発現によってspg13が抑圧されること、APG7の過剰発現によってapg4が抑圧されることが見いだされた。APG13は、親水性のタンパク質をコードしており、興味深いことにApg13pは増殖期にはリン酸化されており、栄養飢餓下には脱リン酸化される。栄養条件で存在様式が速やかに変動するタンパク質としてはじめて同定されたタンパク質である。APG9は、構造から膜タンパク質であることが推定され、細胞分画法などによりこのことが確認された。自食作用におけるダイナミックな膜動態を解析する上で重要な指標タンパク質となることが期待される。APG7は飢餓条件に応答してその発現が著しく上昇する。現在までにApg1,4,6,7,8,9,13に対する特異抗体を作製し、遺伝子産物の同定と細胞内局在性の解析を進めている。栄養培地中でも、自食作用が誘導されるcsc1,csc2の解析を進め、2つの遺伝子を同定した。