著者
石野 洋二郎 手嶋 啓介 藤井 博之 山本 優作 齋木 悠
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集B編 (ISSN:18848346)
巻号頁・発行日
vol.79, no.805, pp.1805-1815, 2013 (Released:2013-09-25)
参考文献数
13

A novel rotational internal combustion engine has been investigated in this study. No eccentric rotational component is used in this engine, resulting in vibration-free operation. The engine consists of rotor casing and two types of rotor; cycloid rotor and trochoid rotor. The shape of the cycloid rotor is characterized by epicycloid surface, and the trochoid rotor also superior-epitrochoid surface. In this paper, first, the typical configuration was shown. Next, a procedure for designing the rotors were described in detail. Furthermore the design drawing and appearance of the prototype engine were given. Its cyclic behavior, the time variations of the chamber volume and the estimated pressure were also indicated. Additionally the flame behavior in the working volume of the prototype engine driven in motoring condition, was presented. Finally the compactness and S/V ratio of the engine was investigated.
著者
三宅 義明 山本 兼史 長崎 大 中井 直也 村上 太郎 下村 吉治
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.29-33, 2001-02-10 (Released:2009-12-10)
参考文献数
18
被引用文献数
3 3 2

持久運動後のレモン果汁とグルコースの混合液摂取がヒトの血液成分濃度に及ぼす影響を検討した。成人男性 (25-30歳) の被検者で, 自転車エルゴメータによる1時間の運動負荷後に, 500mLの (1) レモン果汁 (クエン酸として0.4g/kg体重) とグルコース (1.5g/kg体重) の混合液, (2) クエン酸 (0.4g/kg体重) とグルコースの混合液, もしくは (3) コントロールとしてグルコース溶液を摂取させ, 運動終了1時間後までの血液成分の変動を測定した。レモン果汁もしくはクエン酸摂取により, 血中のクエン酸濃度は有意に上昇した。運動により上昇した血中乳酸濃度は, レモン果汁もしくはクエン酸被験液摂取により運動終了後の回復期で減少が促進された。これらの結果より, 運動後のレモン果汁もしくはクエン酸摂取は, 血中乳酸の除去を促進することが明らかとなった。
著者
石原 直
出版者
東北福祉大学教職課程支援室
雑誌
教職研究
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.1-16, 2022-03-31

小学校算数科の内容は、量を根底としたものになっている。6歳という年齢から12歳までの児童にとって、日常生活に根差した内容は、理解しやすいといえる。しかし、本来数には量はない。数字の内容を見ればそれは明らかである。「数は量の抽象」という考え方と「数は量の比」という考え方を対比することで、算数科の学習を容易にできるかを考察する。
著者
山田 芙夕楓 川上 健太郎 栗原 康志 松田 一仁 田原 司睦
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21888841)
巻号頁・発行日
vol.2022-HPC-185, no.4, pp.1-6, 2022-07-20

Arm プロセッサ用の HPC 向け命令セットである SVE が開発され,スーパーコンピュータ「富岳」では,この命令セットを採用した Fujitsu Processor A64FX が使用されている.Python の数値演算ライブラリである NumPy は SVE に対応しておらず,A64FX の性能を十分に引き出せていない.そこで今回 NumPy を SVE 対応したので報告する.特に配列に対する超越関数の処理では,A64FX の性能を引き出すように ①SIMD 化と ②ループ 展開数の最適化の 2 つの工夫を行い,配列データに対する超越関数処理を 24 倍高速化した.
著者
熊澤 喜久雄
出版者
一般社団法人 日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料学雑誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.207-213, 1999-04-05 (Released:2017-06-28)
参考文献数
40
被引用文献数
41
著者
井原 奉明
雑誌
學苑 = GAKUEN (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.785, pp.A1-A9, 2006-03-01

5 0 0 0 圖書館雜誌

著者
日本文庫協會
出版者
日本文庫協會
巻号頁・発行日
1907
著者
GIKYO ITO
出版者
The Society for Near Eastern Studies in Japan
雑誌
Orient (ISSN:04733851)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.55-63, 1979 (Released:2009-02-12)
参考文献数
27
被引用文献数
1 2
著者
敷田 麻実
出版者
北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院 = Graduate School of International Media, Communication, and Tourism Studies, Hokkaido University
雑誌
国際広報メディア・観光学ジャーナル
巻号頁・発行日
vol.9, pp.79-100, 2009-09-01

Community development, one of critical elements of the sustainable community management, has been increasing its importance in local communities in Japan in recent years. A gradual shift toward decentralization, since in 2003, has been forcing communities to adopt more self-sustaining development policies. At the same time, along with the enactment of the NPO Act in 1998, a variety of actors, including those outside from the communities, have entered grass-rooted activities in local communities. Such an increased involvement of outsiders in the community development process means that they also play an ever-more significant role in the empowerment of the local community. Although most articles discuss the controversial points of outsiders, there have been only a few studies evaluating the positive perspectives. This paper examines the role of outsiders in the community development process by discussing the relations between the working process and outsiders. The result of this study implies that more openly the community is managed, more significantly outsiders can contribute to the community development.
著者
八木 良太
出版者
日本観光研究学会
雑誌
観光研究 (ISSN:13420208)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.37-44, 2019 (Released:2019-04-01)
参考文献数
24

ミュージックツーリズムは、さらなる成長が期待される日本の観光産業を後押しする切り札になると同時に、地域経済を活性化させる起爆剤にもなり得、低迷する音楽産業を救う事業戦略としての可能性をも秘めている。本稿は、次の4 つの課題に取り組む。第一に、ミュージックツーリズムの類型化を行い、ミュージックツーリズムの概念(特徴、影響・効果、意義)について考察する。第二に、ミュージックツーリズムの先駆的な取り組みを見せる英国の事例を取り上げながら、ミュージックツーリズムが音楽産業、観光産業、および国家に与える経済的影響について考察する。第三に、ミュージックツーリズムの日本導入の可能性を探る。そして最後に、ミュージックツーリズムを日本で振興する上での課題について検討する。
著者
塩田 隆比呂
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.16-33, 1989-02-07 (Released:2008-12-25)
参考文献数
50
著者
長谷川 素子 吉田 沙蘭
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.77-85, 2022 (Released:2022-07-20)
参考文献数
16

【目的】意思疎通のとりづらい終末期がん患者に対する家族の関わり行動とその支援について,医療者と家族の視点から明らかにすることである.【方法】緩和ケアに従事する医療者15名と遺族5名に対して,患者に対して家族が行った関わり行動と医療者が提供した支援について,インタビュー調査を実施した.得られたデータをもとに内容分析を行った.【結果】患者に対する関わり行動は〈従来の患者に対する関わりの継続〉〈患者の安心・安楽への働きかけ〉など三つの大カテゴリーが抽出された.関わり行動に対する支援としては〈関わり方の提案〉〈関わりに対する家族へのフィードバック〉など九つの大カテゴリーが抽出された.【考察】家族に対する支援として,家族自身が関わり方を選択し実行できるよう医療者が働きかける内容が示された.具体的には,関わり方をわかりやすく提案する,家族にフィードバックをする等が挙げられた.
著者
末田 啓二
出版者
学校法人 甲子園短期大学
雑誌
甲子園短期大学紀要 (ISSN:0912506X)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1-6, 2020-03-10 (Released:2020-04-24)
参考文献数
12

要 旨 著者らはアニミズム心性に関する一連の研究を通して、わが国ではアニミズム心性が幼児期特有の心性ではなく、児童から老年に至るまで全世代に共通したパーソナリティ特性であることを明らかにした。従来の発達研究ではアニミズム思考は幼児期特有の未熟な思考形態で、脱中心化が進むにつれて次第に消失していく思考と考えられてきた。 本論ではアニミズム心性が思考や認知能力の発達、さらには社会性や人格発達に伴って次第に低減するような未熟なパーソナリティ特性なのかどうかを、アニメ文化と関連づける中で論じた。その結果、アニミズム心性はアニメ文化と同様、未熟で幼児性の強い思考や感覚ではなく、成人が普遍的に所有する適応様式の一部分であることが示唆された。
著者
玉岡 晃
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.9, pp.2469-2475, 2011 (Released:2013-04-10)
参考文献数
55