著者
吉崎 静夫
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.17-22, 1999-08-20
被引用文献数
3

2002年から小・中学校の教育課程に新設される「総合的な学習の時間」には, 指導書も教科書もない.したがって, 各学校は総合的学習のカリキュラムを独自に開発し, そのカリキュラムにもとづいて, 総合的学習の授業設計を行う必要がある.では, どのような考え方や方法で, そのカリキュラム開発と授業設計を行ったらよいのだろうか.本稿では, 文部省研究開発学校の実践事例を取り上げながら, その考え方と方法を具体的に提案する.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1159, pp.88-90, 2002-09-23

寝苦しさで目が覚めてエアコンをつけたら、今度は寒くなってきたので慌ててスイッチを切ったのに、しばらく経ったらまた暑くて目が覚めた——。 この夏、こんなことを一晩に幾度となく繰り返し、熟睡できなかった経験がある人もいるのではないか。
著者
植田 宏昭 安成 哲三
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.199-215, 1998-03-31
参考文献数
14
被引用文献数
4

気候平均場に見られる150°Eでの7月下旬のconvection jump(対流活動の突然の強化)と梅雨明けとの関係を、1993/94年の日本付近の冷夏/暑夏時について調べた。Convection jumpを左右する25°N、150°E付近の7月上中旬の海面水温は、1993(94)年は29℃以下(以上)であった。このため1993年は顕著なconvection jumpが見られず、梅雨明けも明瞭ではない。一方1994年は7月上旬のフィリピン周辺の対流強化による熱源の影響が中緯度偏西風帯に及ぶことにより定常ロスビー波応答が生じ、同時に西南日本で梅雨明けした。続いて7月中旬のconvection jumpによって関東以北も梅雨明けが引き起こされ、偏西風の北上によって定常ロスビー波が消滅した。Convection jump領域を含む盛夏期の20°N付近での対流活動は、1994年は1993年に比べ相対的に活発で、これに伴う上昇流が日本上空で収束していた。
著者
一ノ渡 勝彦 三輪 眞木子 本橋 秀世 松山 禎憲 井手 添貢
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.32, no.7, pp.583-595, 1989 (Released:2012-03-23)
参考文献数
3

産業界における知的所有権への関心が高まっている現状を踏まえて, 昭和43年~62年まで20年間の特許の中から集合住宅計画に影響を及ぼす特許630件を抽出し, 集合住宅業界の技術動向を調査した。分析ツールとして, 大・中・小分類とキーワードから成る独自の分類体系を開発した。それを基に, 技術要素と達成課題, および出願人からみた出願傾向を分析した結果, 前者では住宅生産技術の変遷とほぼ一致する動向が, 後者では全体の2/3強をゼネコンと住宅関連企業が占める傾向が得られた。また, 調査対象特許をビジュアル化表現による冊子体の二次資料として編集し, 特許情報にアクセスしやすいツールを開発した。
著者
矢間 伸次
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.280-287, 2000 (Released:2001-04-01)
参考文献数
1

成熟期・衰退期における製品開発に必要なのは創造力である。創造力を生み出すには情報の収集・整理・分析が必要とされる。つまり,創造力とは情報を構造化することである。我々は課題を解決する手段は身に付けている。しかし,課題を見つけ出すことは不得意である。研究には実験研究と調査研究がある。コンセプトの良い研究テーマが見つかるまで実験研究をやるべきではない。じっくりと調査研究を繰り返し続けることである。調査研究には課題を解決する目的調査と課題を見つける探索調査がある。このレポートは探索調査に使うためのデータベース作りを述べたものである。併せて,各自の創造力を共有し伝承する知的プラットホームの構築を提言するものである。
著者
高畑 庄蔵 武蔵 博文
出版者
日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.13-23, 2000-01-30
被引用文献数
2

本研究は、なわとび運動を新たに習得した重度の知的障害を伴う自閉症児・ダウン症児各々1名と、既に習得している重度知的障害児1名の3名について、(1)なわとび運動の家庭・学校での長期的な経過を報告すること、(2)その自発・維持について検討を試み、家庭への支援のあり方を探ること、(3)地域での運動・スポーツとして適切であるか等の社会的妥当性の検討を行うことを目的とした。なわとび運動の習得と自発・維持を促進するために、生活技能支援ツール(武蔵・高畑,1997)として「フープとびなわ」「がんばりファイル」を家庭へ提供した。その結果、自閉症児・ダウン症児はなわとび運動を習得し、3名とも家庭・学校場面で2年から6年間にわたっての継続が確認された。また、家庭場面で自発的なお手伝い行動等が報告された。さらに社会的妥当性の評定では、なわとび運動や生活技能支援ツールに対して肯定的な評価が得られた。
著者
平野 裕司 新宮 彦助 木村 功 那須 吉郎 塩谷 彰秀 大浜 満
出版者
中国・四国整形外科学会
雑誌
中国・四国整形外科学会雑誌 (ISSN:09152695)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.221-226, 1995-09-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
5

We compared our cases with a nationwide epidemiological survey of spinal cord injuries in Japan from January 1990 to December 1992. We had 16 cases of cervical spine injury due to diving accidents which constituted 3% of all injuries and 54% of sports injuries. The average age of them was 24.1 years, ranging from 12 to 41 years. The nationwide epidemological survey included 114 cases of diving accidents which constituted 1% of all injuries and 22% of sports injuries. The average age of them was 22.1 years, ranging from 10 to 55 years.Since the greater part of both cases had severe clinical symptom, it was difficult to recover from the palsy and return to social life. And so we think that a wide educational program is essential in order to reduce the number of diving accidents.
著者
横山 寛
出版者
慶應義塾大学大学院法学研究科内『法学政治学論究』刊行会
雑誌
法学政治学論究 : 法律・政治・社会 (ISSN:0916278X)
巻号頁・発行日
no.104, pp.155-184, 2015

挿表一 はじめに二 議院法における両院協議会関係規則 (一) 両院協議会制度の導入 (二) 両院協議会の性質三 議院規則における両院協議会関係規則 (一) 衆議院規則と両議院関係規則の起草 (二) 総裁修正から確定まで四 第一議会における議院規則の制定 (一) 衆議院規則と貴族院規則の審議 (二) 両院協議会規程の成立五 おわりに
出版者
日経BP社
雑誌
日経ネットビジネス (ISSN:13450328)
巻号頁・発行日
no.66, pp.222-225, 2001-01

「心斎橋みや竹」。100年以上も続いた傘の老舗をたたまなければならない男がいた。1996年夏、インターネットに出会ったその男は真っ先にEC(電子商取引)の可能性にかけた。老舗を電子商店として見事に復活させた男が新たに見る夢とは・・・。(文中敬称略) "雨降って傘屋どっと混む"。
著者
伊藤 清光
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.23-32, 2004-02-25
被引用文献数
8 19

北海道で最近作付けされている「ほしのゆめ」の割れ籾発生率は、これまでに割れ籾発生率が高いとされている「イシカリ」に次いで、場所・年次にかかわらず安定して高く、相対的に「きらら397」「ゆきのひかり」は低かった。また、「ほしのゆめ」と「きらら397」では、両品種とも穂首抽出3-4週間後(糊熟期以降)から割れ籾が発生し始め、発生率は5-7週間後に安定した。次いで、アカヒゲホソミドリカスミカメの袋かけ放飼試験の結果から、開穎のない正常籾では、斑点米の発生が開花-乳熟期あるいは乳熟期をピークとしてその後は減少すること、玄米上の斑紋の位置は大部分が頂部にあることが示された。一方、割れ籾では、登熟が進んでも斑点米発生の大きな低下は認められず、正常籾と比較して加害を受けやすいものと考えられた。また玄米上の斑紋の位置は大部分が側部であり、さらに開穎部から吸汁加害されることが示された。これらのことから本種は、籾の鉤合部(特に頂部の鉤合部)あるいは開穎部から吸汁加害し、籾の登熟に伴いしだいに加害が困難になってくること、割れ籾の場合には玄米が硬くなる黄熟期以降であっても加害できるものと考えられた。
著者
永井 純也
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.126, no.5, pp.327-335, 2006 (Released:2006-05-01)
参考文献数
14
被引用文献数
5 13

Aminoglycoside antibiotics, such as gentamicin and amikacin, are a class of clinically important antibiotics used worldwide in the treatment of infections caused by Gram-positive and Gram-negative bacteria. However, nephrotoxicity and ototoxicity are serious problems in the use of aminoglycosides and are the major dose-limiting side effects. Most of the intravenously administered dose is excreted into the urine, whereas some of the aminoglycoside injected (about 10% of the dose) is selectively accumulated in the renal cortex, leading to renal injury. Aminoglycosides are taken up into the epithelial cells of the renal proximal tubules by an endocytic pathway. Acidic phospholipids, broadly distributed in the plasma membranes in various tissues, were considered to be the binding site of aminoglycosides. Recently, megalin, a giant endocytic receptor abundantly expressed in renal proximal tubules, has been reported to bind aminoglycosides. Therefore we first examined whether megalin plays an important role in the renal accumulation of aminoglycosides under in vivo and in vitro conditions. We then attempted to develop new strategies for preventing the nephrotoxicity of aminoglycosides based on the molecular mechanisms of aminoglycoside accumulation in the kidney. This review summarizes our recent findings ol the role of megalin in the renal accumulation of aminoglycosides and our approach to develop nonnephrotoxic aminoglycoside therapy.
著者
三木 盛登 入戸野 宏
出版者
Japanese Society for Physiological Psychology and Psychophysiology
雑誌
生理心理学と精神生理学 (ISSN:02892405)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.1-10, 2014

視聴者が動画に注意を向けるほど,動画とは無関係なプローブ刺激に対する事象関連電位のP3 (P300)成分の振幅が減衰する。本研究では,短い動画に対する主観的興味と脳波測度との相関を求めることにより,この知見を追試・拡張した。15名の大学生・大学院生が映画の予告編12本(<i>M</i>=143 s)を視聴した。視聴中に,痛みのない電気プローブ刺激(0.2 ms)を左手中指に5–7 s間隔で提示し,左手親指によるボタン押し反応を求めた。それぞれの予告編について印象評定を行った。6項目(興味ある,注意を引く,好き,快,目が覚めた,本編が見たい)のヴィジュアルアナログスケールの合成得点を"興味"得点として使用した。ステップワイズ回帰分析により,プローブ誘発P3振幅(β=-.20)と刺激が提示されない区間の後頭部アルファ帯域パワー(β=-.29)はどちらも興味得点を説明することが分かった。本研究により,単一電気プローブ刺激法が視聴者の興味を客観的に測る実験プロトコルとして有望であることが示された。
著者
礒部 道生
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.957, pp.92-94, 1998-09-14

夜中の3時過ぎにふと目が覚めることが多い。大病をわずらってから10時前後には床に就く習慣がついたからだろうか。そんな時、本庄正則は決まってベッドの横の小机から電卓を取り出し、ビールをゆっくりと流し込みながら窓の外が白むまでキーをたたく。 「役員会の当日などは、今日はどの役員に質問しようかと考えながら売り上げの伸び率などを計算する。これがまた楽しいんだ。