著者
武田 和義
出版者
日本育種学会
雑誌
育種学雑誌 (ISSN:05363683)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.75-88, 1989-03-01
被引用文献数
1

くびれ米を発生し易いL-45×アキミノリのF_2集団を青森から沖縄に至る14の地域で栽培したところ,くびれ米歩合の集団平均値は1.5〜58.3%の変異を示し,各地域における豊熟初期の温度と密接な負の相関々係にあった.このF_2集団と後代のF_9系統群を平均20℃の制御環境下で登熟させたところ,穎(Cl)と子房(Tl)の長さのアンバランス(Tl/Cl)とくびれ米歩合の相関は密接であり,子房の本来の長さが穎に比べて長すぎることによって,くびれ米が発生するとみられた.その後代の固定系統を様々な環境で栽培したところ,Tlが豊熟初期の温度と密接な負の関係にある反面,Clは出穂後の温度の影響を受けないために,Tl/Clが豊熟初期の温度によって変動し,それに伴ってくびれ米歩合が変化するという環境的な因果関係が明らかにされた.
著者
高橋 啓太 大須 悠季 李藤 ヘンドリー 安藤 公一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.205-206, 2010

多種多様な製造フィーチャを知識ライブラリに蓄積してとけば、工程設計などで用いる製造情報を自由に取り出すことができるようになる。本研究では、各種機械加工作業に用いられる多種多様な製造フィーチャを調査収集し、著者らが開発した製造フィーチャ認識手法が適用可能な表現形式で、ライブラリにまとめた。製造フィーチャライブラリは、開発中のフィーチャベースフレキシブル工程設計システムの中核に位置づけられる。
著者
南 和友
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.133-135, 2012-06

小学生の頃、4歳下の妹が心臓病で突然死したことをきっかけに医師を志す。京都府立医大に入学後、3年目(1968年)に大学紛争が激しさを増し、大学が封鎖されて休学となった。 休学中、社会勉強がてら海外に行こうかと考えた私に、父が欧州への片道分の旅費を出してくれました。旅先でアルバイトをしながら、欧州を転々としました。
著者
高野 陽太郎 田中 章浩
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.536-541, 2008 (Released:2010-02-15)
参考文献数
8
被引用文献数
8

This paper summarizes the explanation of mirror reversal based on the multi-process theory proposed by Takano (1997, 1998). It also presents some empirical evidence to prove that the left-right mirror reversal of a viewer' own and that of an alphanumeric character are produced by different underlying principles, respectively.
著者
吉岡 由喜子
出版者
太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.153-163, 2015-03

文献を用いて検討した結果,初期の認知症高齢者は,認知症症状の自覚があり,ゆらぎながらもその変化に適応し,他者への配慮の他,自己の可能性を見出す力をも持っていた。しかし,それは家族と職員が感じている負担感とギャップがあった。その要因は,知識不足により認知症高齢者の力を過小に認識している可能性,認知症になった高齢者の変化に関して家族の適応が遅れている可能性,[世間一般のあるべき姿の枠内での行動]を認知症高齢者にも自己にも要求している可能性,ゆとりの無い援助,否定的感情が安全に表出できていないこと,などが示唆された。今後の看護基礎教育では,それらに対応できる力を養う必要がある。

1 0 0 0 國學院雜誌

出版者
第一書房
巻号頁・発行日
1894
著者
磯田 豊 村山 達朗
出版者
日本海洋学会
雑誌
沿岸海洋研究ノート (ISSN:09143882)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.85-95, 1990-08-31

対馬暖流の分枝流の一つは南西日本海の日本沿岸に沿って存在し,地形性β効果によって海底斜面に制御された定常流である。我々は浜田沖の大陸棚を対象海域とし,成層期である1988年8月5日・10月31日,非成層期である1989年1月30日・3月27日の計年四回のSTD及びADCP観測を行った。浜田沖の底部冷水の存在は一年中認められ,成層期にその低温化の傾向は強くなることがわかった。日本沿岸に沿った対馬暖流はこの底部冷水の存在領域によく対応し,二分枝化の傾向を示している。すなわち,第一分枝流は底部冷水の南限から沿岸域にかけて存在するほぼ順圧的な流動構造を持っている。一方,第二分枝流は陸棚縁上に位置し,傾圧的な流動構造を持っている。特に注目すべき流動構造の特徴は,これら両分枝流の間に下層の底部冷水に近づくほど顕著な反流域が存在している点である。
著者
児玉 公信 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.52, pp.49-56, 2007-05-28
被引用文献数
2

ソフトウエア工学では,建築学のパタン・ランゲージをノウハウの記述形式という側面のみに注目して,デザイン・パターンやソフトウエア・アーキテクチャ・パターンといった大きな成果を産んだ.しかし,パタン・ランゲージのもう一つの側面である「たゆまざる道」という継続的な活動に着目すると,これは,情報システムの要求記述や設計制約を,組織学習として組み込んだ理想的な仕組みであることがわかる.本稿では,こうした観点から,企業情報システム構築のプロセスを,「情報システムサイクル」として規定し,これにパタン・ランゲージを組み込むことの意義と課題について議論する.Software engineering yielded the big fruits of the Design Patterns and POSA, etc using the Pattern Language of architectonics, but they only focused on the side of the format of the pattern as know-how description. Focusing on another side of the Pattern Language, "timeless way" as continuous activities, we can find that the Pattern Language is an ideal mechanism to incorporate the requirements and the design constraint of information sys-tems into itself as organization learning. In this paper, "The Information Systems Cycle" is provided for the building process of the enterprise information systems from such a viewpoint, and the meaning and the problem to incorporate the Pattern Language into the cycle are discussed.
著者
林 啓一
出版者
南山堂
雑誌
治療 (ISSN:00225207)
巻号頁・発行日
vol.93, no.4, pp.702-707, 2011-04
著者
盛岡高等農林学校 編
出版者
盛岡高等農林学校
巻号頁・発行日
vol.従大正4年至5年, 1926
著者
岡村 東洋光
出版者
東京大学経済学会
雑誌
經濟學論集 (ISSN:00229768)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.2-15, 2012-04

特集 : フィランスロピーの国際比較 : 公と私の間で
著者
谷垣 伸治 片山 素子 松島 実穂 橋本 玲子 岩下 光利
出版者
The Japan Society of Ultrasonics in Medicine
雑誌
超音波医学 (ISSN:13461176)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.413-420, 2011

救急外来では,全ての疾患を確定診断する必要はない.緊急を要する患者のみを抽出し,時期を逸せず専門医に委ねればよい.産婦人科救急外来に来院する患者の主訴の3分の2は,下腹部痛と性器出血であり,この二つへの対応をおさえておくことが肝要である.産婦人科領域において緊急を要する疾患は限定されている.当院において,救急外来での診察直後に緊急手術を要した疾患は,異所性(子宮外)妊娠,卵巣出血,卵巣腫瘍破裂・茎捻転,PID(pelvic inflammatory disease)のみであった.診断の第一歩は,妊娠反応である.妊娠の有無により,疾患を患者数から見て約半数否定することが出来る.ついで超音波断層法を行う.緊急を要する疾患の鑑別の為には,子宮内に妊娠しているか否か,卵巣腫瘍の有無,腹腔内出血の有無の確認のみで十分である.心配な症例は,時間をおいて繰返し検査する.超音波断層法は,他の検査に比し簡便かつ非侵襲であり,産婦人科救急において最も有用かつ必須な検査である.