著者
小林二郎 編
出版者
精華堂
巻号頁・発行日
1889

1 0 0 0 OA 茨城大観

著者
茨城県教育会 編
出版者
茨城県教育会
巻号頁・発行日
1924
著者
大藤 弘典
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集 日本認知心理学会第12回大会
巻号頁・発行日
pp.129, 2014 (Released:2014-10-05)

本研究では空間ワーキングメモリ能力と認知距離の歪みの関係について調べた。実験では、コルシーブロックテストを用いて実験参加者の空間ワーキングメモリ能力が測定された。次いで、彼らは記憶した地図を頼りに、対になった地点間の距離を推定した。2地点の間の通過点数は、0から2であった。推定距離は、空間ワーキングメモリ能力に関係なく、通過点数に応じて増加した。本結果は、先行研究において、視覚ワーキングメモリ能力が高い実験参加者の推定距離では通過点の効果が示されず、視覚ワーキングメモリの能力が低い実験参加者の推定距離では効果が示されたこととは対象的であった。これらの結果は、視覚ワーキングメモリは空間ワーキングメモリと比較して、視覚的に憶えた距離の認知により強く関わるという観点から考察された。
著者
ハードスターク ユージン
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.71-78, 1990
著者
加地 太一 大内 東
出版者
社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.364-372, 1994-03-15
被引用文献数
5

頂点が連続的な番号を保持し、始点が初期番号、終点が最終番号となり、両端点が異なるグラフをG(V、E)とする。本論文に右ける最適系列グラフ分割問題はグラフGに対して、各頂点に与えられた重みの総和がブロックサイズP(>0)以下であり、かつ、部分集合の頂点番号が連続的に保特される条件のもとで、カットされる辺のコストの和が最小となるよう分割する問題である。本問題の一つの応用例としては、プログラムを一定の大きさの単位で記億頒域に割当を行うぺ一シングの手法が考えられる。本論文では動的計算による最適系列分割問題に対して、探索法為よび限定操作の観点から改善の余地があるものと考え、分技限定法の手法を導入することによりて効率的算法を構成する。さらに得られた算法の数値実験にもとづいて算法の特性と性能評価を行い、理論的計算量についても論じる。以上より、漸近的計算量は等しいが、細分化禁止則、反復回数の減少、同レベルの優越関係による削除、下界値こよる限定などの探索空間の実際の絞り込みによって計算量の負担を軽減することが可能であることを示す。
著者
小林 敏雄 高木 清 大島 まり
出版者
東京大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2002

低温体療法は脳の一部に血液が流れなくなる虚血性血管障害型の脳卒中に有効であり、1980年代より試みられている。虚血性血管障害が起きると欠血により脳内温度が40度近くに上昇し、このため神経障害が起こり、最悪の場合には死に至る。低温体療法を用いて体を冷やすことで脳の温度を2度から3度下げることにより、発病後の回復経過が良好である症例が報告されている。しかし、現在行われている低温療法は全身を長時間にわたって冷やすため、患者の体力負担が増大し、かえって危険になる場合が起こり得る。そこで、頭と頸部だけを冷やすことにより効果的かつ患者の負担が軽減できるような選択的脳冷却療法が模索されている。本研究では脳内温度の調節のメカニズムを把握すると同時に効率的な選択的脳冷却療法の指針を構築するため、脳内の熱輸送のモデリングおよび数値解析を行った。以上より、本研究では以下の3つのテーマに重点を置いて研究を行った。(1)脳内熱輸送のモデリング(2)数値解析システムの開発(3)医用画像および臨床データとの比較・検証(1)では脳血管網において熱交換を行っていると考えられている、内頸動脈の海綿静脈洞を模擬した同軸円管における対向流型熱交換について、直円管モデルと屈曲管モデルでの数値解析を行った。(2)数値解析にはFIDAPを用い、動脈・静脈の入口に50mmの導入部を設けて安定化を図っている。それぞれの密度・比熱は血液および血管壁で等しく、伝熱方程式に熱拡散係数を与えることで温度の計算を行う。(3)実際の脳冷却を行う際には0.2℃から0.3℃の温度低下が必要とされ、今回の解析でその条件を満たすことが確認された。屈曲管は2次流れの影響により直円管よりも伝熱量が増加し、また拍動流入を与えることで温度境界層が壁面近傍だけでなくなり、より動脈の冷却が促進されることが分かった。
著者
小川 和夫 井上 潔
出版者
The Japanese Society of Fish Pathology
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.15-20, 1997-03-15
被引用文献数
16 24

稚魚期から出荷サイズまで同一魚群の養殖トラフグのヘテロボツリウム寄生を1年半にわたり隔月に調べた。寄生虫は初め鰓弁に認められたが, 鰓から鰓腔壁に移動した後に成熟した。夏では寿命は6カ月以内と推定された。寄生率と寄生数は季節や宿主固体差による変動が大きかったが, 水温上昇とともに増加傾向がみられた。魚によって, 鰓や鰓腔壁の寄生数に有意な左右差がみられる場合があり, 極端な場合, 虫体は片側にのみ偏在した。本観察例では寄生数が比較的低かったため, ヘテロボツリウム寄生は血液性状にはあまり影響しなかった。