1 0 0 0 日露戦争

著者
児島襄著
出版者
文芸春秋
巻号頁・発行日
1994
著者
新田次郎著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
1978
著者
太田 孝彦 林田 新 村木 桂子 森下 麻衣子 吉田 智美
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

従来、江戸時代絵画は様式を語るのが常で、筆法が果たす機能に注意することはなかった。筆法の機能に注目してみれば、「書と画」の南画家たちにとって筆法修得は「古人になる」王道であり、狩野派が語る粉本の重視は筆法の価値を取り戻そうとする試みだったと解釈できる。こうした筆法重視の観点からは新たなる江戸時代の絵画史が語られることになる。それは従来の「美術」の観点から語っていた江戸時代の絵画史とは別の面を見せることになるだろう。

1 0 0 0 燎東古墳

著者
服部宜昭編著
出版者
吉舎町教育委員会
巻号頁・発行日
1995
著者
古村 健太郎
出版者
Japan Society of Personality Psychology
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.199-212, 2014
被引用文献数
1

本研究の目的は,恋愛関係における接近コミットメントと回避コミットメントを測定する尺度を作成し,その信頼性と妥当性を検討することであった。接近コミットメントは"関係継続によって生じる報酬への接近目標"と定義され,回避コミットメントは"関係崩壊によって生じる罰からの回避目標"と定義された。サンプル1では133名,サンプル2では136名の恋人のいる調査参加者を対象に調査を行った。探索的因子分析では接近コミットメントと回避コミットメントの2因子が抽出され,十分な内的一貫性が確認された。確認的因子分析では,一因子構造よりも二因子構造の適合度が高かった。さらに,投資モデル尺度,BIS・BAS尺度,ECR-GO, IOSとの関連を検討した結果,接近・回避コミットメント尺度はそれぞれの尺度との間に理論的に予測される関連を示した。これらの結果から,接近・回避コミットメント尺度には一定の妥当性があることが確認された。
著者
稲垣 勉 大橋 健一 白坂 蕃
出版者
立教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は、宗主国によって植民地に建設された避暑地・ヒルステーションの現状を、領域横断的なアプローチで明らかにすることである。ヒルステーションはレジャーを通じた国際間の文化接触の先駆けであり、現在でも観光地として機能し続けている。リゾートの祖型のひとつであるヒルステーションの現状分析を通じて、新興国民国家における国内観光の社会的役割を明確化し、さらにグローバル化の下における、気候条件やより良い生活環境を求める「人の移動」を分析することで、ヒルステーションの現代的な意義を明らかにした。

1 0 0 0 OA 国史叢書

著者
国史研究会 編
出版者
国史研究会
巻号頁・発行日
1916
著者
金子 克美 加納 博文 東郷 秀雄 小西 健久 大場 友則 田中 秀樹 石井 千明
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2003

単層カーボンナノチューブ(SWCNT)、単層カーボンナノホーン(SWCNH)、ナノ細孔性配位高分子(MOF)の壁の柔らかさの特徴とそれら物質のナノ構造へのクリーンエネルギー貯蔵について研究した。上記物質以外のナノ細孔性カーボンも含めて超臨界水素吸着性を総合すると、室温での吸着量は1wt.%以下であるが、77K程度になると10wt.%程度のナノ構造炭素があること、吸着水素の密度は20Kでの液体水素密度に近いものもあることを明らかにした。硝酸と硫酸の混酸処理によりSWCNTのバンドル構造を制御すると0.7nm以下のウルトラミクロ孔が増え、水素吸着量がほぼ2倍にまで増加することを見出した。SWCNTについてはアルコールを吸着すると、チューブの同心方向の振動(RBM)が大きな影響をうけラマンバンドが高波数側にずれること、分子吸着がその振動に与える圧力効果は約1万気圧相当であることを発見した。モデルケースとして窒素分子の場合にナノスケールの曲率の符号が単分子層吸着構造にどのような影響を与えるかを検討し、曲率が負である内側チューブ表面上の窒素単分子層は、曲率が正である外側チューブ上の単分子層よりも長距離秩序性が優れていることを明らかにした。SWCNHのナノ細孔が電荷貯蔵能力に優れており、構造制御の仕方によってはスパーキャパシターとして有望であることが分かった。また、水素と重水素は古典的には同じ大きさであるが、分子量が小さいために低温では量子的振る舞いにより、重い重水素のほうが小さくなる。このために、40K程度では重水素の吸着量が5倍程度大きくなるMOFを見出し、その理論的根拠も示した。MOFについて2段階ゲート吸着を示す化合物を発見した。
著者
鎌田 由美子
出版者
早稲田大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2011

本研究では、17-18世紀にインド北部と南部で織られた絨毯には、どのような特徴があるのか、貿易品としてどのように国際流通し、各地で受容されたのかを、国内外での調査をもとに考察した。その結果、従来「ラホール絨毯」という名称で分類され、ムガル朝のもと、北インドで生産されてきたと考えられてきたインド絨毯のなかには、インド南部の絨毯生産地で、輸出先の好みと需要を反映して貿易用に織られたものが少なからず存在することが判明するとともに、絨毯そのものの価値に加えて、絨毯が受け入れられた社会的な文脈が新たな価値を生み出していく様子が明らかになった。
著者
高矢 昌紀 草間 裕介 西村 賢治 嶋 直樹 望月 孔二
出版者
沼津工業高等専門学校
雑誌
沼津工業高等専門学校研究報告 (ISSN:02862794)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.31-34, 2011-01-31

In this paper, Improvement of "first year experiences" in department of electric and electronics engineering is reported. In laboratory tours, students are given an assignment of a laboratory. Experiments of newly introduced are electronics crafts of bread-boards, original substrate fabrication and science experiments. Introduction of science experiments are reported in another article. As a result of questionary investigation, these modifications are evaluated faborably for students.
著者
黒木 康之 麻生 勤 中島 和子 堀 駿郎
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.11, no.5-6, pp.163-169, 1975-12-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
11

今回, われわれは, 22~29才の男子被験者18名を対象にして, 一般道路上の通常走行実験を行ない, 連続記録したEEG, ECGおよびEOG等より意識水準低下の出現傾向を調べた. その結果, 18名中6名の被験者に意識低下を表わす8~13Hzのα波の出現をみた. とくに, 昼食後に最も多く出現した精神的疲労, 慣れの現象による運転意欲の低下および日内生体リズム等が関与し, 一時的な精神弛緩状態を作り出すことが起因と考えられる. したがって, 運転者はこうした要因の複合化しないよう心掛ける必要があり, 運転態様の影響も重視してゆくべきだと考えられた.
著者
佐久間 華 戸矢崎 満雄 藤本 修三 藤山 哲朗 林 健太郎 大畑 幸恵 Hana SAKUMA Mitsuo TOYAZAKI Shuzo FUJIMOTO Tetsuro FUJIYAMA Kentaro HAYASHI Yukie OHATA
出版者
神戸芸術工科大学
雑誌
芸術工学2013
巻号頁・発行日
2013-11-25

本稿は、瀬戸内国際芸術祭2013 春の部(2013年3月20日[春分の日]~4月21日[日])の一環として参加した「沙弥島アートプロジェクト by 神戸芸術工科大学」で行われた全ての活動について、成果物の画像を交えながらその内容を述べたものである。成果物として挙げられるのは、次の4つ、①香川県坂出市沙弥島内3カ所(西ノ浜、ナカンダ浜、旧沙弥小中学校)を舞台にした本学の教員(助手・実習助手含む)6名による作品展示・建築作品の公開、②準備期間中に行った地元の子供・親子を対象にしたワークショップ、③会期中に行った一般客及び地元住人を対象にしたイベント、④大学院の選択科目のひとつである大学院総合プロジェクト「沙弥島アートプロジェクト」において、担当教員の指導のもと、学生が行ったポスターや周辺地図などの印刷物およびスタッフ用パーカーなどのグッズ企画・制作である。This report assesses all the activities carried out in 'Shamijima Art Project by Kobe Design University' which was held as a part of Setouchi Triennale 2013 Spring term (20th March and 21st April 2013), together with the images of the project outcomes. The following four types of work have been completed in the project; ① Works of art and architecture created by six teachers of KDU(including assistants and a research assistant) in three different venues (Nishinohama Beach, Nakandahama Beach and Fomer-Shami Elementary and Junior High School), ②Workshops for the local people held in the preparation period, ③ Events for both the local and general visitors during the Triennale period, and ④ Poster, map and other graphic design works and goods productions such as staff costume created by students under the supervision in the one of the Kobe Design University graduate school's optional subjects which is also called 'Shamijima Art Project'.

1 0 0 0 東日本661滝

著者
北中康文写真・文
出版者
山と渓谷社
巻号頁・発行日
2004
著者
服部 進 小野 徹
出版者
福山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

この研究の目的は平成13年から15年の3年間で,トンネルや斜面の変位を検知し,あるいは橋梁部材のような大きな構造物の変形を計測できるディジタル写真測量システムを開発することであった.システムの実現のために下記の課題を研究し,ほぼ当初の目的を達成した.以下研究結果の概要である.1.計測精度の向上-ディジタルカメラの低い解像度でトータルステーションの観測精度を実現するため,ターゲット,撮影法,画像座標計測法の改良を進め,10mで400μm以内の誤差の3次元精度を得た.2.計測速度の向上-100点の計測点,30枚の画像で1時間以内の計測を達成するため,画像点の自動ラベル付け,コードをつけたターゲットの開発,高速の調整計算法などを開発した.3.網設計の研究-計測は観測の網を作って精度を向上させるため,最適な網の設計が重要であった.ZODと呼ぶ基準形の問題を解決するとともに,変位検知のためのFOD(観測形態の最適化),SOD(観測の重みの最適化)を研究した.4.実用性の向上-トンネル,橋梁部材,コンクリート歪試験,斜面模型などの計測を通して,実用性を向上させた.5.遠方監視法-遠方の岩盤変位を監視するためには,望遠カメラが必要である.このため正射投影変換法を考案し標定法やキャリブレーション法を研究した.