著者
升島 努 津山 尚宏 水野 初 原田 隆範
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2008

細胞1ヶ生きた様子を見ながら、変化の瞬間、その細胞1ヶの中見たい所を吸引し、10分以内にその分子群を質量分析で網羅的に検出する事に世界で初めて成功した。本手法をアレルギー細胞の細胞質と小器官の一つ顆粒内の分子分布・代謝解析、神経分化細胞の分化時の分子変化、植物の光応答や機能分子生成、薬物の肝臓細胞での代謝直接分析、その超微量性を生かして、汗腺一滴の分子分析に応用し、その豊かな可能性を検証した。
著者
沼田 善子
巻号頁・発行日
2007

筑波大学博士 (言語学) 学位論文・平成19年1月31日授与 (乙第2250号)
著者
栗原 尚子
出版者
一橋大学
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.781-789, 1980-12-01

論文タイプ||資料紹介
著者
青木 達司 柴田 昌三 森本 幸裕
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.74, no.5, pp.447-450, 2011 (Released:2012-09-05)
参考文献数
10

The Katsura Hedge, a bamboo hedge, and its rear stand of Phyllostachys nigra var. Henonis at the Katsura Rikyu (the Katsura Imperial Villa) in Kyoto were investigated. For the hedge, the number of culms was 815, and the mean diameter at breast height (d.b.h.) of these culms was 4.3cm. The mean d.b.h. of culms at its rear stand was 5.0cm in 2004 and 5.1cm in 2005. The culms for the hedge were thinner than those at the rear stand irrespective of the location, perhaps this is because thinner culms are easy to make into the hedge. For the stand, the mean d.b.h. differed according to location, with culms at flat sites and slopes neighboring flat areas thicker than those on slopes not adjacent to flat sites. Different maintenance may be needed according to the location.

1 0 0 0 OA 織田信長

著者
岡成志 著
出版者
新正堂
巻号頁・発行日
1943
著者
森野 聡子
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、ウェールズ語の「グウェリン」こと民衆が、19世紀末においてウェールズ国民のアイコンとして構築されたイデオロギー的背景を考察した。グウェリンはジェントリ・資本家に対する労働者階級ではなく、前産業社会の農村共同体に生きる素朴な民衆という文化概念であり、ポスト産業社会に入った連合王国の構成員としてウェールズ人が体現すべき国民象として創造された。また、民衆の話し言葉をもとにウェールズ語の標準化や正字法の確立がめざされ、民衆向け雑誌を通じウェールズの歴史が編制され、ウェールズ文学作品が紹介されるなど、グウェリン言説がウェールズにおける国語・国文学の制度化に果たした役割も明らかになった。
著者
長島 伸一
出版者
現代社
雑誌
綜合看護 (ISSN:00380660)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.5-13, 2007-08
著者
真島 秀行
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

西田明則は江戸時代後期、若い頃に関流の数学の勉強をし、明治時代に国防のために尽くし、その和算蔵書がお茶の水女子大学にある。それらの本、関孝和の伝記と業績の研究を行った。関孝和は江戸初期の日本の数学者で、世界で初めて所謂「終結式と行列式」を研究したことで知られている。関の死後300周年の機会に、筆者は関家、特に養父や最初の仕官に関する重要な記録と事実を発見し、関孝和の履歴書を書けるようになった。関の円周率の計算、行列式についても新たな見解を提示した。
著者
Nagata Yasushi Miyakawa Masami Yokozawa Toshiyuki
出版者
一般社団法人日本品質管理学会
雑誌
品質 (ISSN:03868230)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.83-92, 2003-07-15
被引用文献数
2

複数の計測器の性能を比較する場合,入力と出力の間に単回帰モデルを想定して,回帰係数と誤差分散のそれぞれを比較することが考えられる。しかし,計測器の物理的なメカニズムが異なり,出力の単位が異なる場合は,このような比較には意味がない。そこで,出力の単位に依存せず,回帰係数と誤差分散の両方のかねあいをはかる尺度としてSN比が提案されている。このSN比の違いの検定は,統計学的には誤差に正規性を仮定すると,非心t分布の非心パラメータの検定問題に帰着する。厳密な検定は大変複雑になるので,本稿では非心t分布に分散安定化変換を適用することにより簡便な検定方式を導く。同じ問題に対してMiwaが別の検定方式を導いている。本稿では,2つ以上の計測器のSN比の一様性の検定に対して,両者の検定方式の性能を比較し,提案する検定方式は公称の値に近くて公称の値以下となる有意水準を持つこと,そして妥当な検出力を持つことを示す。
著者
下道 郁子
出版者
東京音楽大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

旧制第一高等学校の寮歌の研究を通して、戦前の日本人の音楽的感性が変化し、洋楽スタイルを指向したこと、また西洋音楽の受容と理論の学習が、これらの変化を進める要因となったことが考察された。そして教養教育による人間教育という教育理念の旧制高等学校においては、学友会や運動部による対抗試合等の課外活動が活発であり、この活動が寮歌という、音楽的にも社会的にも価値ある文化遺産を生み出したことが理解された。
著者
塩島 謙次 牧村 隆司 小杉 敏彦 末光 哲也 重川 直輝 廣木 正伸 横山 春喜
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.521, pp.41-44, 2006-01-12

SiC基板上0.15μmデュアルゲートAlGaN/GaNHEMTミキサーを作製し、DC、及び変調特性を評価した。T字0.15×300μmゲートデバイスは最大相互コンダクタンス40mS, オン耐圧30V以上、オフ耐圧86Vを示した。電源電圧30V、ローカル周波数10GHzにおいて、最大RF出力17dBm, 変換利得7.5dBの特性を示した。ローカル周波数が2GHzから10GHzに増加しても、最大RF出力、及び変換利得の低下はそれぞれ2dB、2.6dBに抑えたれた。これらの結果はゲート長短縮による周波数特性の改善で、AlGaN/GaNデュアルゲートHEMTがX帯までの応用を実現できることを示唆するものである。
著者
周東 智 嶋脇 健
出版者
北海道大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

cADPR(1)Ca2+動員を担うセカンドメッセンジャーであるcADPR(1)は非常に不安定であるので、申請者が先に開発したcADPRの安定等価体である炭素環アナログcADPcR(cADPR,2)をプロトタイプとして、ADPR標的タンパク質同定のためのバイオロジカルツールの創出を目指した。バイオロジカルツールを創出する上での鍵化合物として4"α-アジドcADPcR(3)を設計し、その合成を達成した。さらに、3が望みの生物学的機能を有することを確認した。
著者
原田 純
出版者
東海学院大学・東海女子短期大学
雑誌
東海女子大学紀要 (ISSN:02870525)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.51-64, 1996

This is a criticism to the surprise theory still current and authoritative since established half a century ago by a well-known hitorian of arts Yukio Yashiro on Botticelli's "the Annunciation" in the Uffizi Museum. The paper proposes a view of Virgin Mary's ecstatic moment she has just conceived the seed of God. The view is examined through the Renaissance Humanism, the painter's contemporary thought milieu, to reach the conclusion that the picture is the rare case of the happy unity of Humanism and Cathoric mysticism, and a masterpiece of the then dominant arts and literary theory ut pictura_poesis
著者
大石 久史 高橋 智
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究では、(1)膵内分泌細胞特異的大Maf群転写因子欠損マウス(MafA/MafB二重欠損マウス)を得るために必要な、floxed MafB マウスの作製。(2)In vivo imagingを使ったβ細胞の可視化による新生β細胞の定量的スクリーニング法の確立。(3)マウス肝組織からのインスリン産生細胞の誘導において、MafAとMafBの効果を比較し、MafAがより効率的に誘導可能であること の3つを明らかにした。
著者
河合 治 藤井 健男 加藤 義弘 根井 敏行 小鷲 悠典
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.698-703, 1993-12-28
被引用文献数
7 1

本研究の目的は,今金町の中学生における歯周疾患の罹患状態を調査し同時に行った口腔清掃指導の効果について,CPITNとGI, PlIを用い検討することである。診査部位は,左右上下顎第一・第二大臼歯,上顎左側及び下顎右側中切歯とした。調査および指導期間は,1987〜1991年の5年間で,延べ1839人であった。初年度の診査結果は,CPITNのコードは,0が42%,1が19%,2が32%,3が7%,4が0%であった。GI,PlIは,それぞれ平均1.56±0.97,1.68±0.64であった。CPITNのコードは3年目まで大きな変化は認められなかったが,4年目に悪化し,5年目にはコード0が59%,1が23%,2が15%,3が2%,4が0%となった。また,GI,PlIは,初めの3年間減少傾向が認められ,4年目には一時的に悪化したが5年目には,改善が認められた。以上の結果から,診査対象は既報の他地域の同世代を対象とした研究結果と比較すると,歯周組織の状態はやや良好な集団であり,著者らが行ったブラッシング指導を伴う検診のシステムが有効であると考えられた。