著者
山口 洋
出版者
佛教大学
雑誌
社会学部論集 (ISSN:09189424)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.105-119, 2003-03-01

個人間の社会ネットワークデータは,(1)主に質問紙(調査票)を用いて当事者に報告を求める,(2)研究者や調査員が当事者の行動を観察する,(3)既存の文献資料や記録を利用する,といった方法で収集されてきた。最も広く用いられてきたのは(1)の報告データである。しかし海外での方法論的実証研究を概観すると,通常の報告データは,客観的(行動的)紐帯および弱い紐帯を把握する際に,様々な問題をはらんでいることが分かる。しかも,その種の紐帯は一定の理論的意義を持つ。したがって客観的紐帯および弱い紐帯を把握すべく,通常の報告データだけでなく観察・記録データを併用したり,特殊な調査方法を工夫したりすることが,方法論的課題となるだろう。

1 0 0 0 OA 桂離宮

著者
和辻哲郎 著
出版者
[和辻哲郎]
巻号頁・発行日
1955

1 0 0 0 OA 小倉百人一首

著者
多田令子 書
出版者
崇文館[ほか]
巻号頁・発行日
1908
著者
Sekimoto S. Watanabe C. Minami H. Yamamoto T. Kashiwagi T. Klemm Richard A. Kadowaki K.
出版者
American Institute of Physics
雑誌
Applied physics letters (ISSN:00036951)
巻号頁・発行日
vol.103, no.18, pp.182601, 2013-10
被引用文献数
67 5

Using a modified mesa structure of high-Tc superconducting Bi2Sr2CaCu2O8+δ with a thin underlaying base superconductor (∼3 μm), the effective working temperature of the continuous and monochromatic terahertz emitter is extended up to 70 K, and the maximum power of ∼30 μW at 0.44 THz is achieved at the relatively high temperature of T b = 55 K in a low bias current retrapping region. The diverging behavior of the intensity occurring at 55 K in the low current regime without hot spot formation may provide us an important clue for the stronger THz radiation from intrinsic Josephson junction devices.
著者
Li Shuhong Sang Yaxin Zhu Dan Yang Yingnan Lei Zhongfang Zhang Zhenya
出版者
Elsevier
雑誌
Industrial crops and products (ISSN:09266690)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.666-672, 2013-10
被引用文献数
28

In this study, orthogonal experimental design and response surface methodology were employed to optimize the fermentation conditions for crude polysaccharides (MPS) production from the strain Morchella esculenta (M. esculenta) by soybean curd residue (SCR). The MPS yield varied depending on the nutrition contents added in SCR and fermentation time, fermentation temperature and inoculum size by M. esculenta during solid-state fermentation. The optimal fermentation conditions achieved for MPS production 95.82 ± 1.37 mg/g were glucose 4%, (NH4)2SO4 1.5%, water 75% and MgSO4·7H2O 0.2%, fermentation temperature 22.6 °C, fermentation time 21 days and inoculum size 2.67%, respectively. Furthermore, purified polysaccharides (PMPS) exhibited a positive antioxidant activity. The results provide a reference for large-scale production of polysaccharides by M. esculenta using SCR in the medical and food industries.
著者
西川長次郎 編
出版者
矢島誠進堂
巻号頁・発行日
1910
著者
岩田 具治 渡部 晋治 山田 武士 上田 修功
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.93, no.6, pp.978-987, 2010-06-01
被引用文献数
4

購買ログデータを用いて,時間変化するユーザの興味及び商品の流行を追跡するためのトピックモデルを提案する.提案モデルは,興味や流行の変わりやすさをデータから逐次推定するため,変化に柔軟に対応可能である.また,新たなデータが得られた際,過去のデータで既に推定された興味・流行に基づいて,現在の興味・流行を推定するため,過去のデータを保持する必要がなく記憶容量を削減でき,かつ計算効率も高い.実購買ログデータを用いた実験により,購買行動の予測精度及び推定の計算効率の観点で提案モデルの有効性を示す.
著者
長部 喜幸 治部 眞里
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.448-458, 2013-10-01 (Released:2013-10-01)
参考文献数
5
被引用文献数
7 10

日本版NIHや製薬企業における,政策決定・戦略立案に資するエビデンス提供のため,新しい指標に基づいた医薬品産業の現状俯瞰・将来予測を試みた。第1回目は,製薬企業等が有する研究開発パイプラインに着目した。パイプラインを研究開発段階ごとに整理し,すでに上市された医薬品数との比較などにより,各国の現在及び将来における研究開発能力が把握できることを示した。その結果,研究開発における米国の優位性,日本の特異性などが浮き彫りとなった。
著者
戸田 聡
出版者
一橋大学
雑誌
人文・自然研究 (ISSN:18824625)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.200-242, 2013-03-31
著者
高松宮家 編
出版者
高松宮
巻号頁・発行日
vol.第1輯, 1934

1 0 0 0 OA 岐阜県公報

出版者
岐阜県
巻号頁・発行日
2004-07-02
著者
公害等調整委員会
出版者
総務省
巻号頁・発行日
vol.平成22年度, 2010
著者
高橋 みや子 岡山 寧子 福本 惠 大平 政子
出版者
京都橘大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

目的:京都における近代から戦間期までの看護歴史の文献史料、写真を含む資料の発掘収集と利用可能な基礎的データの作成。研究方法:(1)京都看病婦学校(2)京都市立看護短期大学(3)看護史研究者故亀山美知子氏の業績・収集史料の整理とCD保存(4)京都府・市の看護関係、特に産婆、看護婦、保健婦の史料収集とPDF保存、(1)~(4)を分担し分担毎に研究を進めた。結果:原著、学会発表、CD・PDF作成を行い公表した。また、史史料の発掘・収集を行った。
著者
丸山 マサ美 吉田 眞一 小宗 静男 下川 元継 下川 元継
出版者
九州大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は、本学医学部の古い史料を現在の教育に活用することにあり、新しい教育方法論を模索することにあった。研究成果として、これまでに講義・討論を中心とする教育から、調査・整理、成果報告において、学生の積極的参画は、本研究目的の第一段階の達成とする。研究成果『九州大学医学部標本・史料集(ISBN 987-4-9944005-10-9)』は、九州大学学術情報リポジトリ-により、広く学内・外に公開した。 今後さらに、倫理教育における古い史料の位置づけ、教育への適性など量的・質的な視点からの評価・考察から新しい教育方法論は構築される。
著者
佐藤 賢一 福田 舞子
出版者
電気通信大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では近世日本科学史・自然災害史の史料に関する総合的研究を進め、以下の項目について成果を公開した。(1)和算家・石塚六郎兵衛と横川玄悦の事績を明らかにした。(2)近世日本の測量術におけるオランダ由来の技術の実態を解明した。(3)博物学者・田中芳男の史料群の構成を明らかにした。(4)仙台藩の和算の通史を刊行した。(5)宮城県の自治体史における災害記事の一覧を分析し、その歴史的背景を明らかにした。
著者
蒲生 英博
出版者
名古屋大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2011

1.研究目的本研究は、単独のMLA(Museum,Library,Archives)が内部に異種のMLA機能を持つ場合の相互の連携について調査し、得られた知見を元にして、名古屋大学附属図書館医学部分館(Library)内にある医学部史料室(Museum)を実践の場として、検証することを目的としている。2.研究方法最初に、MLA連携の全体像を整理するため、図書、雑誌等による文献調査とインターネットによる調査を行った。また、国内の単独館におけるMLA的機能の連携の事例調査を現地調査も含めて行った。次に、この調査結果をまとめ、適度な類型化を行い、実践方針を決定した。さらに、この実践方針に基づき、医学部史料室内の独自に電子化した史料と、附属図書館医学部分館の所蔵資料とをインターネットにより融合させ、単独館におけるMLA的機能の連携に取り組んだ。実践効果の検証は、広報用資料による利用調査と、インターネットによる利用分析を行った。3.研究成果実践の成果は、「近代医学の黎明デジタルアーカイブ」としてインターネットにより公開している。単独館においては、Museum機能を最大限活かすため、機関リポジトリも含めたLibrary機能と連携したインターネットの利用が現時点では最適と考えられる。なお、実践の過程や公開後において、医学部史料室の所蔵史料やデジタルアーカイブが、学内・学外の類縁のMLAでも活用された。
著者
辻野 泰之
出版者
徳島県立博物館
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

タイプ標本は、種を定義する上で基礎的な資料であり、学術的に重要である。しかしながら、日本の古生物学分野において、タイプ標本の所有者や保管場所の情報は、記載論文以降、更新されていない。その後、タイプ標本が行方不明になったケースや、収蔵場所が変更になったケースも少なくない。また、タイプ標本の観察は、主に分類学において不可欠であるが、タイプ標本の閲覧が容易でないため、若手研究者が分類学を敬遠する原因にもなっている。そこで本研究は,日本産白亜紀アンモナイトを例に古生物タイプ標本の所在を確認するとともに、3Dスキャニングを行い、タイプ標本の3Dデジタルデータベースの構築を試みた。