著者
藤田 拓也 安藤 由悦 佐藤 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.141, pp.29-34, 2011-07-09
被引用文献数
1

研究活動を進める上で,関連研究の動向を知るために学術論文などの文献の探索・調査は重要な作業である.研究室に所属する学生が論文を収集する場合,類似のテーマを研究していた先輩が過去に収集した文献情報は大いに活用できる.しかし,研究室において文献情報を共有資源として活用する場合,経年により陳腐化している可能性が考えられる.本研究では,文献情報の鮮度を保つために,論文の著者名や所属などの情報をもとに継続研究を自動的に検索する参考文献管理システムを提案し,そのプロトタイプを関発した.本稿では,システムの概要と開発したプロトタイプについて報告する.
著者
一色 竜也 片山 知史
出版者
神奈川県水産技術センター
雑誌
神奈川県水産技術センター研究報告 (ISSN:18808905)
巻号頁・発行日
no.2, pp.43-49, 2007-03

・ヒラメ種苗の胃のpHは胃内容物の有る場合は平均5.5(5.1-6.2)、無い場合は6.3(6.0-6.5)であった。・腸管は胃内容物の有る無しで差は認められず、そのpHは平均6.3(6.0-6.5)であった。・3種類の濃度(2mg/ml、10mg/ml、20mg/ml)ともALCを内包したマイクロカプセルの作成が可能であった。・MALC餌料区及びDALC餌料区において、耳石上に標識として十分に判別可能な個体が得られた。・MALC餌料区はDALC餌料区に比べ標識率(標識として判別できる個体の割合)が少なかった。・ALC溶液は作成後、10日間は標識力を保持していた。
著者
Ogawa Yukiyoshi 小川 幸持
出版者
Faculty of Bioresources, Mie University
雑誌
三重大学生物資源学部紀要 = The bulletin of the Faculty of Bioresources, Mie University (ISSN:09150471)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.89-95, 1993-01-29

Avena abyssinica seeds of 4 months old after harvest germinated well at a temperature range from 15°to 30℃. A. sativa seeds of the same age germinated to a lesser degree at 25°and 30℃, but A. fauta did not at both temperatures and that of 16 months old never germinated at 30℃. These results indicate that A. abyssinica seeds are not dormant, those of A. sativa are median dormant and those of A. fatua are highly dormant. α-Amylase production in half cut seeds, embryonated endosperms termed as embryonated halves and de-embryonated endosperms as endosperm halves, was examied in the absence or the presence of gibberellin A3 (GA3). The embryonated halves of A. abyssinica, irrespective of age, produced a certain amount of α-amylase even in the absence of GA3. The embryonated halves as well as the endosperm halves of this species produced a great amount of GA3-induced α-amylase. On the contrary, the embryonated halves of A. sativa and A. fatua praduced a less amount of GA3-induced α-amylase than the corresponding endosperm halves, increasing in both halves with the lengthening of after-ripening period. Among the three species, A. abyssinica produced the greatest amount of α-amylase, A. sativa did a median amount and A. fatua the least amount. This evidence indicates that behaviour of seed germination in each of these species is involved with the levels and the changes in the α-amylase production in the endosperms with the advancement of after-ripening.エンバク属,Avena abyssinica(4x,AsB), A. sativa cv. Victory (6x,ACD),およびA. fatua (6x,ACD)の収穫後4か月の種子(えい果)の各種温度における発芽を比較した。A. abyssinicaは,15℃から30℃の温度でよく発芽した。A. sativaの発芽は,15℃と20℃でよく発芽したが,25℃と30℃では減少した。また,A. fatuaは25℃と30℃で発芽しなかった。この実験結果は,A. abyssinicaの種子は休眠性がなく,A. sativaは中程度の休眠性を,A. fatuaは深い休眠性を示している。この3種の種子を横半分に切断して胚のある側と胚のない側に分けて,外生ジベレリンA3(GA3)の有る無しのそれぞれの場合のα-アミラーゼ生成を,後熟期間との関連で調べた。A. abyssinicaの胚のある側は,GA3がなくともα-アミラーゼを生成した。胚のある側も胚のない側もGA3誘導α-アミラーゼ生成は,後熱期間に関係なく多かった。これに反して,A. sativaとA. fatuaの胚のある側のGA3誘導α-アミラーゼ生成は,胚のない側に比べ少なかった,それぞれの側のGA3誘導α-アミラーゼ生成は,後熟期間に伴い増加した。この3種の間で,A. abyssinicaのアミラーゼ生成が最も多く,A. fatuaが最も少なく,A. sativaは両者の中間程度であった。上記の実験結果は,A. abyssinicaの胚は,胚乳のGA3誘導α-アミラーゼ生成に影響しないことを示している。これに対して,A. sativaの胚は,A. fatuaの場合と同様に.胚乳のGA3誘導α-アミラーゼ生成を抑制することを示している。上の各種エンバク属の種子の発芽休眠性の違いは,胚乳におけるα-アミラーゼ生成の多少,あるいは後熟に伴うα-アミラーゼ生成の変化と関係があることを示唆している。
著者
小川 幸持
出版者
三重大学生物資源学部
雑誌
三重大学生物資源学部紀要 (ISSN:09150471)
巻号頁・発行日
no.9, pp.p89-95, 1993-01

エンバク属,Avena abyssinica(4x,AsB), A. sativa cv. Victory (6x,ACD),およびA. fatua (6x,ACD)の収穫後4か月の種子(えい果)の各種温度における発芽を比較した。A. abyssinicaは,15℃から30℃の温度でよく発芽した。A. sativaの発芽は,15℃と20℃でよく発芽したが,25℃と30℃では減少した。また,A. fatuaは25℃と30℃で発芽しなかった。この実験結果は,A. abyssinicaの種子は休眠性がなく,A. sativaは中程度の休眠性を,A. fatuaは深い休眠性を示している。この3種の種子を横半分に切断して胚のある側と胚のない側に分けて,外生ジベレリン<special>A3(GA3)</special>の有る無しのそれぞれの場合のα-アミラーゼ生成を,後熟期間との関連で調べた。A. abyssinicaの胚のある側は,<special>GA3</special>がなくともα-アミラーゼを生成した。胚のある側も胚のない側も<special>GA3</special>誘導α-アミラーゼ生成は,後熱期間に関係なく多かった。これに反して,A. sativaとA. fatuaの胚のある側の<special>GA3</special>誘導α-アミラーゼ生成は,胚のない側に比べ少なかった,それぞれの側の<special>GA3</special>誘導α-アミラーゼ生成は,後熟期間に伴い増加した。この3種の間で,A. abyssinicaのアミラーゼ生成が最も多く,A. fatuaが最も少なく,A. sativaは両者の中間程度であった。上記の実験結果は,A. abyssinicaの胚は,胚乳の<special>GA3</special>誘導α-アミラーゼ生成に影響しないことを示している。これに対して,A. sativaの胚は,A. fatuaの場合と同様に.胚乳の<special>GA3</special>誘導α-アミラーゼ生成を抑制することを示している。上の各種エンバク属の種子の発芽休眠性の違いは,胚乳におけるα-アミラーゼ生成の多少,あるいは後熟に伴うα-アミラーゼ生成の変化と関係があることを示唆している。
著者
崎尾 昇
出版者
熊本大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2008

[目的]現在免疫不全動物の飲水における比較検討された報告は少なく、免疫不全マウスに適した飲水を見つけ出すことを目的に、ATP法を用いて比較検討を行った。〔材料および方法〕マウスは、ジャクソン研究所より入手したNOD/SCIDマウスを、当センターで繁殖し、7週齢・雄のマウスを使用した。飼料は、γ線滅菌飼料(CRF-1・オリエンタル工業)を自由摂取させ、温度22±1~2℃、人工照明12時間で通常の飼育室とは隔離された環境下で飼育を行った。マウスの飲水は、給水ビンを使用し、また飲水の種類は、滅菌水群・水道水群・塩酸を添加した酸性化水pH2群およびpH3~3.5群・塩素2~3ppm添加水群および塩素20~30ppm添加水群の6群に分けた.6種類の飲水は、給水ビンを上に向けたまま放置した時の給水ビン中ATP濃度の経日的比較、およびマウスを1匹飼育・3匹飼育・5匹飼育した群に分けた時の給水ビン中ATP濃度の経日的比較を行った。給水ビン中のATP濃度測定は、ルミテスターPD-10(キッコーマン)使用し、清浄度検査キットは、ルシパックワイド(キッコーマン)を使用した。〔結果および考察〕給水ビンを上に向けたまま放置した時の給水ビン中ATP濃度の経日的比較においては、滅菌水群・水道水群のATP濃度が上昇したのに対し、塩酸を添加した酸性化水群および塩素添加水群では、ATP濃度の上昇は、観られなかった。マウスを1匹飼育・3匹飼育・5匹飼育した群に分けた時の給水ビン中ATP濃度の経日的比較においては、滅菌水群・水道水群のATP濃度の上昇が高く、塩酸を添加した酸性化水群および塩素添加水群は、低くなる傾向があった。1日の飲水摂取量の比較において飲水の違いによる差は、認められなかった。これらの成績の結果、塩酸を添加した酸性化水および塩素添加水は、現在のところ免疫不全マウスに適していると思われる。
著者
松谷 信也 谷口 敬道 平野 大輔 藤岡 崇 杉原 素子
出版者
国際医療福祉大学学会
雑誌
国際医療福祉大学学会誌 (ISSN:21863652)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.50-57, 2013

本研究の目的は,「創造的作業」と「単純反復作業」実施時における前頭前野領域の脳賦活の違いについて検討することである.健常成人10名を対象に,レゴブロックを用いて作りたいものを自由に創造する課題aと,ブロックを繰り返し付け外す課題b実施時における前頭前野領域の脳賦活の様相について22チャンネルのfNIRS装置を用いて計測した.この結果,課題aは課題bに比べ,前頭前野領域の脳賦活が広範囲に認められた.このことから,作業活動の創造性は,前頭前野領域の脳賦活に影響し,作業活動選定時に考慮すべき一つの要素となり得ることが示唆された.
著者
ヴィンデルバント 著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1926
著者
野村 律夫
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.37, pp.139-148, 1992-03-15
被引用文献数
3

西南日本の内陸に分布する備北層群の有孔虫群集の変遷を明かにし, 日本海の拡大との関係を論議した。備北層群の中で最も顕著な群集変換面であるForam. Sharp Lineは, 14〜15 Maに相当し, 西南日本が時計回りの回転を起こしている時期と一致する。回転運動に伴った西南日本における地域間の差別的隆起・沈降は, 底層水の循環を悪化させ, 古日本海を還元的環境へと変化させている。Foram. Sharp Lineはこような環境の変化をとらえており, 中国地方の中央盆地(津山, 東城, 庄原, 三次の各堆積盆地)で特徴的にみられる。ODP Site797(大和海盆)でもForam. Sharp Lineが確認され, すくなくとも日本海西南部で同時期にこのイベントが起こっている。

1 0 0 0 OA 形而上学叙説

著者
ライプニツツ 著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1925
著者
知花 弘吉
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.69, no.576, pp.25-30, 2004
参考文献数
13
被引用文献数
3

This research is based on the results of the questionnaire survey on the relationship between the autistic person's behavioral disorder and their living space. The results are as follows.: (l).The Autistic person's behavioral disorder often accompanies damage to property.; (2).Guidance counsellors are unable to do preventative counselling. They are only able to counsel after the autistic person has behavioral problems.; (3).The autistic person is prone to accidents indoors. Most injuries involve fractures and laceration.; (4).Damaged areas are typically windows, doors and walls.; (5).The autistic person can only concentrate on places or objects he/she prefers.
著者
柴田 與志則
出版者
北海道教育大学
雑誌
情緒障害教育研究紀要 (ISSN:0287914X)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.71-78, 1996-03-15

筆者は27年間の通常の学級における実践の反省を踏まえ,一人ひとりに応じた教育の実現をめざし,あらたに知的障害児学級での実践に取り組んでいる。S子はまったく言葉のない子であるが,好きな所で好きなことを全て受容することで,S子が心を開き,思いや気持ちなど持っているものを表出し,行動の変容が見られ,コミュニケーションが深まり,よりS子を理解することができた。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1931年12月11日, 1931-12-11

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1933年08月26日, 1933-08-26