1 0 0 0 OA マルクス全集

著者
福田徳三 校註
出版者
大鐙閣
巻号頁・発行日
vol.第1巻 第2冊, 1924

1 0 0 0 OA 高等小學讀本

著者
文部省 著
出版者
日本書籍
巻号頁・発行日
vol.卷4, 1930
著者
青森県民謡
出版者
キングレコード
巻号頁・発行日
1954-08
著者
志賀 隆
出版者
新潟大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

絶滅危惧植物を中心に117 種555標本の標本種子の発芽試験と胚の酵素活性を調査したところ、73種(62%)、235標本(42%)において生存が確認された。生存が確認された最も古い標本種子は87 年前のヒメヒゴタイであった。12種類の標本作製方法と種子の生存の関係について検討した結果、40℃以下で乾燥処理を施すと高い生存率を示すことが明らかになった。発芽実生を得ることができたスズサイコについて、4つの標本由来の実生集団と採集元の野生集団の遺伝的多様性を比較した。実生集団の遺伝的多様性は著しく低かったが、野生集団から失われた対立遺伝子が確認された。
著者
白川 哲朗
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
大阪樟蔭女子大学学芸学部論集
巻号頁・発行日
vol.43, pp.230-244, 2006-03-08

本稿は、一九三六年(昭和一一)八月から一九三八年(昭和一三)三月までの間、樟蔭学園から発行された広報誌『樟蔭學報』を取り上げ、当時の樟蔭学園の状況について具体的に明らかにしようとしたものである。 まず、『樟蔭學報』創刊号冒頭に載せられた伊賀駒吉郎校長の「発刊の辞」、および『職員會誌』(樟蔭女専教授会議事録)一九三六年七月八日記事から、その発行の目的が、在学生とその保護者のみならず緑蔭会(高女同窓会)・緑翠会(女専同窓会)という二つの同窓会組織をも含み込む形で一体感を醸成し、樟蔭学園を支える集団としての結びつきの強化を目指したものであったことを指摘した。 次に、『樟蔭學報』全十九冊の表紙を一覧した。その中でまず、創刊号表紙のセーラー服と深緑色の袴を着した二人の女生徒の画像に注目し、それが昭和戦前期、とりわけ昭和一桁代の頃の樟蔭生の典型的なイメージを画像化したものであることを指摘した。さらに、第一巻第四号表紙に用いられた運動会の写真に注目し、『樟蔭學報』の運動会記事を検討することで、一九三七年七月の日中戦争勃発を境に、一九三六年度運動会に比べて一九三七年度運動会では極めて戦時色が強まることを明らかにした。 以上のように、『樟蔭學報』を検討することで、昭和戦前・戦中期の樟蔭学園の実態をより生き生きと描き出すことができる。そしてそれによって、当時の学校現場や女子教育の実態を考える上で重要な情報を提供することができるであろう。
著者
澤田 匡人
出版者
心理学評論刊行会
雑誌
心理学評論 (ISSN:03861058)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.110-123, 2010
著者
田中 恵海 高橋 謙輔 鳥海 不二夫 菅原 俊治
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) (ISSN:18827780)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.98-108, 2010-01-26
被引用文献数
2

本研究では,日本の中学校の一学級を対象とし,教師のいじめ対策行動の効果を検討するためのエージェントシミュレーションモデルを,ソシオン理論とハイダーの認知的均衡理論に基づいて作成し,教師のいじめ対策行動の効果を検討した.いじめは昨今の学級形成の重要な問題となっているが,その対策は十分確立できていない.教師による学級内のいじめ対策方法を確立するためにはその効果を確認する必要があるが,そのためには長期にわたる観測を行う必要があるため,難しい.本研究では,教師および生徒をエージェントとし,エージェント間の対人関係形成の変異をコンピュータによるエージェントシミュレーションで再現し,その効果を推定する.本研究では対策行動として「班行動,出席停止,予防活動」の3つをモデル化し,それぞれに対していじめ被害者および加害者の割合,全生徒間の好感度平均,教師に対する全生徒の好感度平均から各いじめ対策行動の効果と影響を検討した.本実験から,学級におけるいじめ対策行動として最も適切である学級運営手法は「予防活動」であるとの示唆を得た.We investigated the effect of a number of anti-bullying methods by teachers using the multi-agent simulation. Although bullying is a serious problem in school nowadays, the effective anti-bullying method is not established well. In addition, it requires the long-term observation to evaluate the effect of antibullying measures, so this is hardly possible. In this paper, we assumed a teacher and a student as agents and their inter-personal relationships are modelled according to the socion theory and Heider's balance theory. Then we observed the effects of a number of anti-bullying methods on the inter-personal relationships using our multi-agent simulation. We implemented three antibullying methods: group activities, suspension from school, prevention activity, and examined their influences on the relationships with each anti-bullying method. Our experiment suggested that prevention activity is the most effective method to avoid bullying at school.
著者
門野 潤 浜田 信男 海江田 衛 石崎 直樹 中村 登 福枝 幹雄 大井 恭代 生駒 明 坂田 隆造
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.605-609, 2001-06-01
被引用文献数
6

症例は69歳の女性. 主訴は右季肋部痛, 発熱. US, CT, MRIで胆嚢底部を中心とした嚢胞状病変を伴った壁肥厚と体部の隆起性病変が認められた. ERCPでは総胆管結石と胆嚢管の途絶が認められた. 血管造影で胆嚢底部の濃染が認められたが, 胆嚢動脈のencasementなどは認められなかった. 以上より, 胆嚢壁肥厚は黄色肉芽腫性胆嚢炎と診断されたが, 胆嚢癌の併存も考えられた. 全層胆嚢摘出術を行い, 迅速組織診て胆嚢壁肥厚部は黄色肉芽腫性胆嚢炎, 乳頭状腫瘍は深達度mpの胆嚢癌と診断された. 胆嚢, 総胆管内に色素石が認められ, 黄色肉芽腫性胆嚢炎の誘因と考えられた. 永久標本の組織診でも同様の所見で, 黄色肉芽腫性胆嚢炎は癌腫に波及しておらず, おのおの独立して発生していた. 黄色肉芽腫性胆嚢炎の術前診断に腹部US, CT, MRIが有効であったが, 胆嚢癌との鑑別は困難であった. 黄色肉芽腫性胆嚢炎では常に胆嚢癌を念頭に置いた慎重な術式の選択が望まれる.
著者
Kazuko NAMITOME Rui KANO Maiko SEKIGUCHI Toshiroh IWASAKI Takashi KANESHIMA Koji NISHIFUJI
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.73, no.7, pp.965-969, 2011 (Released:2011-07-30)
参考文献数
28
被引用文献数
3 3

An 8-year-old male Golden Retriever had lameness and claw abnormality in the second digit of the left forelimb. Radiography revealed osteomyelitis in the distal phalanx bone of the affected limb. Microscopic examination of the claw revealed numerous hyphae in the claw matrix. Fungal DNA fragments coding the ribosomal internal transcribed spacer region (ITS) were detected from the claw matrix as well as fungal colonies of the clinical isolates by PCR. Nucleotide sequencing revealed that the amplicons shared > 99% homology with Fusarium sp. Therapy including oral itraconazole resulted in regrowth of a new claw, in which no hyphae were detected. To the authors' knowledge, this is the first case report of canine onychomycosis in which Fusarium sp. was isolated from the affected claw.
著者
守田 美奈子 吉田 みつ子 川原 由佳里 樋口 康子 吾妻 知美 西村 ユミ 池川 清子 稲岡 文昭 坂本 成美
出版者
日本赤十字看護大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

本研究は、看護学の体系化に向けて最も重要な学的基盤としての看護哲学の確立をめざすことを目的とした。ここ数十年の間に、わが国においても看護の研究論文は増え、新たな看護の知も蓄積されつつある。看護という現象が、経験の中にうずもれ、学的な体系として整理されにくかった大きな理由は、看護という現象の複雑さや深みというものが、既存の理論や従来の科学的学問観で捉え、明らかにしていくことに困難さを伴うものであったからだといえる。しかし、その違和感を問うことに看護の学的基盤を創るエッセンスがあり、「看護とは一体何なのか、どのような現象なのか、どのような特徴があるのか」といった問いを追究することがことが必要なのである。本研究は、このような問題意識から始まり、これまでの看護理論家の思索の足跡をたどりながら、それを問い直し、対話をはかることによって次の各課題についての考察した。1.看護哲学の必要性(看護哲学の課題、わが国の看護哲学に求められているもの)2.看護のアート(「看護のアート」とは何か、看護のアートにおける「技術」の概念看護における全体性の概念、患者理解における直観概念の意義3.看護学の知のスタイル(看護のリアリティ、看護におけるアクチュアリティ)4.看護の科学と哲学(複雑系の科学の可能性、カオス理論と看護研究)