著者
中出 佳操 Frank Jerrold 丸岡 里香 百瀬 いづみ
出版者
北翔大学
雑誌
北翔大学北方圏学術情報センター年報 (ISSN:21853096)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.83-90, 2009

思春期は若者が健康な身体や生活習慣を築く上で大切な時期であるが,この時期は若者が容易に健康リスクにさらされる時期でもある。我々はこれまで若者が正しい知識を身につけ適切な行動を行うという目標のもとに若者に対するピアエデュケーションを実践し,効果が見られているが,今回,学校のスタッフのみならず若者の親も巻き込んだ思春期健康教育導入の必要性を感じたため,地域に思春期の若者と親の教育と相談のための健康センターを開設した。Adolescence is a crucial period in one's life in that young people build healthy body and lifestyles,however,young people are also easily exposed to health risk during this period.Although we have alreadyconducted a peer education for the young people with the goal that they have correct knowledge and actappropriately and have got the positive education effect,this time,we established a health center for theyoung people in a community because we felt the need to introduce adolescent health education which notonly school staff but also young people's parents are involve in.In this study,we examined the need for the education activity in a community as a new approach foradolescent health education and its future direction,through the results of the health education in a highschool by university students,study sessions between parent supporters and young people's parents in acommunity,and holding liaison conference among relevant people.

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著者
田中広太郎 著
出版者
良書普及会
巻号頁・発行日
1926
著者
藤崎 源二郎 木村 寛 北川 義久 藤平 秀行 落合 昭二 木村 茂
出版者
宇都宮大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1995

有限次代数体kのガロア拡大K/kのガロア群がp進整数環(p:素数)I_pのカロ法群に同型であるとき,K/kをI_p-拡大という.I_p-拡大K/kに対して中間体の列k=k,⊆k_1⊆…⊆k_n⊆…⊆K,k_n/kはp^u次巡回拡大,が唯一つ定まる.k_nのイデアル類群のp-シロ一群の位数をp^<en>とすれば,十分大きなすべてのnに対してe_n=λ_n+μp^n+vとなる整数の定数λ(≧0),μ(≧0),Vが定まる(岩澤類数公式).λ,μをI_p-拡大K/kの岩澤不変量という.有限次代数体kに1のpべき乗根すべてを添加した体k_∞はkのI_p-拡大体となる.k∞/kをkの円分I_p-拡大とよぶ.岩澤不変量λ,μの研究は代数的整数論における中心的課題の一つであり,とくに円分I_p-拡大のλ,μの研究は重要かつ興味あるものである.本研究ではとくに円分I_p-拡大のλについて考察した。すなわち,研究代表者藤崎はkが有理数体のあるガロア拡大(ガロア群が(2,2)型アーベル群,四元数群,二面体群など1のとき,kの円分I_p-拡大のλについてある結果(kの部分体のλとの関係)を得た.また,特別なpについて計算例を集めた。研究分担者木村茂はネバンリンナ理論の発展についての総合報告を執筆発表した。研究分担者木村寛は授業資料として計算機から電算機に至るまでの発達を文献対比により整理した.また,中学校の課題学習で扱う教材を事例毎に考察した.
著者
澤木 宣彦
出版者
名古屋大学
雑誌
萌芽的研究
巻号頁・発行日
1999

消費電力が大きな従来型の計算機システムの弱点を克服するための結合量子井戸構造における波動関数の変化を利用する新しい演算システムの構築の可能性を探ることを目的とする。1.結合ドット構造への電子波束の注入法を探るため、磁場中の量子ディスク、量子細線における電子波束の運動を詳しく検討した。磁場が強い場合には波束の崩壊は起こらないこと、磁場に直交する電界を印可すると、波束は横方向へのドリフト運動を行うことがわかった。2.電子線露光法により、砒化ガリウムにシリコンを原子層ドープした構造に微小電界効果トランジスタを作製した。チャネルの幅ならびに長さは100-500ナノメートルとし、サイドゲート構造とすることによりチャネルの伝導制御を試みた。ドレインには分岐点を設け、原子層ドープ構造におけるパーコレーション的な伝導の効果を見いだすことを試みた。しかし、今年度の実験ではそのような効果を見いだすことはできなかった。サイドゲートによるポテンシャル変調が十分でなかった可能性がある。3.結合ドット構造からの信号の光による入出力の方法として、プラズモンポラリトンを用いる方法の有効性を検討した。半導体量子井戸構造の試料の表面に電子線露光法によって金属膜グレーティングを作製した。ヘリウムネオンレーザの光を特定の角度から入射することによって、半導体表面にプラズモンが励起できた。ついで、この角度付近で、量子井戸からの発光の強度が増加することを見いだした。量子井戸の励起子系と表面に局在した電磁波との相互作用の可能性が実証された。
著者
福山 敏男
出版者
宗教問題研究所
雑誌
宗教公論
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.72-75, 1955-04
著者
伊神 正貫 阪 彩香
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.255-266, 2009 (Released:2009-08-01)
参考文献数
13
被引用文献数
2 2

サイエンスマップとは,注目を浴びている研究領域が,互いにどのような位置関係にあるのか(近いのか遠いのか,周辺にどのような研究があるのか)を示した科学研究の地図である。サイエンスマップは共引用分析を用いて論文のグループを生成した後,その位置関係を2次元平面にマッピングすることで作成される。共引用分析の利点は,論文グループを生成する際に,キーワードを用いない点である。頻繁に共に引用される論文のペアを作っていくことで,互いに何かしらの関係性がある論文のグループを生成する。これにより,科学研究全体を俯瞰できるようなマップの作成,科学の動的な変化の観測が可能となる。本稿では,まずサイエンスマップの作成手法について説明した後,サイエンスマップ2004と2006の比較から見える科学研究の変化について示す。また,サイエンスマップの応用例についても紹介する。
著者
大滝 隆行 土田 絢子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.124, pp.20-29, 2008-02-10

昨年4月からすべての薬局に「安全管理体制の整備」が課せられたが、業務手順書を作っただけで、調剤の仕方にまで踏み込んだ検討を行った薬局は少ないのではないか。濃度の異なる倍散を取り違え患者を死亡させたとして、薬剤師が業務上過失致死容疑で書類送検された事件は記憶に新しい。散剤や液剤の調製で誤りを犯したら、鑑査では発見しにくい。
著者
小林 久高 安藤 邦廣
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.14, no.27, pp.249-252, 2008-06-20
被引用文献数
1

In Tsushima Island, characteristic wooden stables are distributed. They are constructed with pillars shaped rectangle section. The distribution and the detail of the structure is investigated on this report. As a result it was realized that the researched stable of this area has simple constructing system using curved woods skillfully. The way of using woods becomes the precious reference on thinking about the utilization of future wood resources.
著者
吉田 叡禮
出版者
河原書店
雑誌
茶道雑誌 (ISSN:02890062)
巻号頁・発行日
vol.76, no.11, pp.36-49, 2012-11
著者
根本 和昭
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.545-547, 2001
被引用文献数
2

発色の異なるLEDは,発光する振動数に比例するエネルギー・ギャップを持つので,立上り電圧に達するまでは点灯させることが出来ない。そこで,数色のLEDの発光開始電圧(立上り電圧)を測定し,再結合の結果として放出される光子の持つエネルギーと振動数の関係をグラフに描くと,それらの傾きとしてプランク定数を求めることが出来る。量子分野の導入としては,3色程度の実験で充分であると考えられるが,ここでは8色のLEDを用いた測定を行った。