著者
中出 佳操 Frank Jerrold 丸岡 里香
出版者
北翔大学
雑誌
人間福祉研究 (ISSN:13440039)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.43-50, 2009

In order to maintain health throughout one's life time it is important to start in adolescence. Keeping good eating, sleeping, and exercise habits is key to a healthy life.Yet problems such as obesity or underweight caused by lack of sleep, exercise, or by unbalanced eating habits are increasing among young people. Educating young people tobe responsible for their own health is very important in solving these problems. It is not enough to depend on schools to educate children. Parents must also be partners in thisprocess. This paper reports on promoting parental participation in the education of young people in regard to health issues. This paper also reports on the results of a project inwhich students participated in peer education activities in local communities.
著者
栗田 佳江 池田 優子 杉原 喜代美 牧野 孝俊
出版者
高崎健康福祉大学
雑誌
高崎健康福祉大学紀要 (ISSN:13472259)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.51-66, 2007-03

群馬県では平成17年度に初めて思春期ピアカウンセラーを養成し、高校生に対してピアエデュケーション活動を展開している。本研究では、思春期ピアカウンセラーのピアカウンセラー養成セミナー受講からピアエデュケーション活動過程での体験と自己の変化を明らかにするために、思春期ピアカウンセラーを対象としたグループインタビューを実施した。思春期ピアカウセラーは、傾聴能力と自己表現の上達など自己の変化を感じていた。そして、彼らはピアエデュケーション活動過程において仲間同士の信頼と協同の重要性を感じていた。また、この活動過程で得た傾聴能力は、臨地実習において患者とのコミュニケーションに役立っていた。
著者
池田 優子 杉原 喜代美 栗田 佳江 牧野 孝俊 山下 博子 深沢 英子
出版者
高崎健康福祉大学
雑誌
高崎健康福祉大学紀要 (ISSN:13472259)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.169-183, 2007-03
被引用文献数
1

本研究の目的の第1は、ピアカウンセリングの歴史と活動を概括し、日本におけるピアカウンセリング・ピアエデュケーション活動に呼応して群馬県で初めて開催されたピアカウンセラー養成の概要を明らかにすることである。第2に、A高校で実施されたエデュケーションの効果について、受講した高校生からの評価及びピアカウンセラー自身による自己評価とピア活動の意味づけについて明らかにし、その継続性について考察する。質問紙調査の結果、エデュケーションは高校生から「面白く」「身近で」「分かりやすい」という評価を受けていた。学生達はエデュケーションを通して達成感と自信、更に仲間の力の素晴らしさを実感していた。そしてピア活動は自分を見つめなおし、成長させる場であることがわかった。またピアカウンセラー養成及びピアエデュケーションの効果的実施及び継続性を保証するものとして「地域におけるサポートネットワークの構築」「学生達のエンパワメントの持続」「大人達の継続的サポート体制」「エデュケーション側と高校側の連携」の必要性が示唆された。
著者
才津 祐美子
出版者
環境社会学会
雑誌
環境社会学研究
巻号頁・発行日
no.12, pp.23-40, 2006-10-31

世界遺産への登録を地域おこしの切札のように考えている地域は少なくない。実際現在日本各地で行われている世界遺産登録運動は,枚挙に暇がないほどである。しかし,世界遺産登録は,当該地域に望ましいことばかりをもたらすわけではない。本稿で事例として取り上げる「白川郷」では,近年特に,この文化遺産の骨子である景観に「変化」が生じていることが問題として指摘されている。この場合の変化は,観光客急増に起因した「悪化」という意味で使われることが多い。しかし,「白川郷」で起きている変化は,<景観の「悪化」>だけではない。修景行為に伴う<景観の「改善」>もまた「白川郷」で起きている変化だといえるからである。つまり,「白川郷」では,<景観の「悪化」>と<景観の「改善」>の両方に変化が生じているといえる。しかしながら,実は,個々の変化を「悪化」と見るか「改善」と見るかは,評者によって違うのである。そこで必然的に,誰がそれを判断するのか,ということが問題になってくる。また,<景観の「悪化」>であろうと<景観の「改善」>であろうと,それらの変化が「白川郷」に暮らす人々の生活に直結しているということも重要である。にもかかわらず,従来景観の変化が取り沙汰される場合,その点が軽視されがちであった。そこで本稿では,住民と「専門家」という二つの行為主体に関する考察を軸に,生活者である住民の視点に留意しつつ,現在における景観保全の在り方の問題点を明らかにした。その際これまでほとんど指摘されてこなかった,世界遺産登録後の<景観の「改善」>のための規制強化に着目し,検討を加えた。
著者
百々瀬 いづみ 山部 秀子
出版者
天使大学
雑誌
天使大学紀要 (ISSN:13464388)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.47-55, 2011-03-31

管理栄養士養成施設栄養学科の4年生が教育者となり、同学科1年生に対して栄養教育を行う「ピア・エデュケーション」を実施した。その結果、1年生にとっては、3年後の自分や、管理栄養士として働く将来像をイメージできるなどの好ましい感想が多く確認された。4年生にとっては、管理栄養士として社会で働く前に実際に栄養教育を行う貴重な経験や、他の学生が行う栄養教育を観察することから多くを学べる経験もできた。このことから、「ピア・エデュケーション」による栄養教育は両学年の学生にとって効果的な教育プログラムであることが確認できた。しかし、他者評価の得点と自己評価の得点との間に有意な得点差が認められたことから、客観的に評価できるスキルの向上も目指して、教育をしていくことも必要であることが示唆された。
著者
丸岡 里香 百々瀬 いづみ フランク J.J. 中出 佳操
出版者
北翔大学
雑誌
北翔大学北方圏学術情報センター年報 (ISSN:21853096)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.33-38, 2008

思春期の若者の健康は,次世代のわが国の健康レベルを左右する大きな問題である。しかし,若者が抱える多くの健康問題は今までの健康教育では解決できないものが多くあり知識教育以上のものが求められている。現在様々な方法による健康教育が試みられているが,われわれはそのひとつの方法として,近年行動変容に効果が認められている仲間同士の教育活動(ピア・エデュケーション活動)を継続的に高等学校の教育カリキュラムの中に組み入れ実践した。本研究はその結果を評価し,効果と課題を検討した。The health of adolescents' is an issue related to the health level of the next generation of our country.Many of the health problems that young people face today cannot simply be solved through education. Atpresent, many methods of health education are being tested and we have found that "peer education" hashad positive results in recent years as a way to educate young people in regard to health related issues.This study examines and evaluates the level of knowledge and changes in behaviors resulting from thepractice of "peer education" as it continues into higher education.
著者
木戸 久美子 林 隆 藤田 久美
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学社会福祉学部紀要 (ISSN:1341044X)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.123-130, 2007-03-20

There are many evidences supporting the lack of skills for living in the background of increasing artificial abortion and sex transmitted infection (STI) in adolescents of Japan. World health organization (WHO) has been proposed that educational programs about skill for living are effect for preventing AIDS in teenagers. Especially peer education is strongly recommended foe useful and good for youths. However, there is no report about the effectiveness of peer education in acquiring skills for living.The purpose of this study is to clarify the effectiveness of peer education about HIV/AIDS for acquiring the skill of living in high school students (i.e. : decision making, skill of communication, self esteem). Participants consisted of 12 female and 15 male high school students aged from 16 to 17 years. Also, the peer educators were university students. The results showed that 93.6% were positive answer for peer education technique. There was no statistically significant difference between pre and post peer education in the aspects of decision making, skill of communication, self esteem. There was significance in change of awareness about reproductive health rights (p=0.007). We conclude that only one trial of peer education may be hard to get the skill for living.
著者
劔 陽子 山本 美江子 松田 晋哉
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.257-269, 2002-09-01
被引用文献数
1

中学・高校生に対し効果的な性教育を行うこと,継続的にピア・エデュケーションを実施することとともに,医学生がヘルスプロモーションに関する実践能力を修得することを目的として,毎年産業医科大学医学部で行われる公衆衛生学の学外実習の機会を利用した,ピア・エデュケーションによる性教育を実施した.事前アンケート結果に基づいて,中学・高校においてピア・エデュケーションを計画・実施した.事後アンケートでは高校生,中学生の90%以上が大学生のカウンセラーと話すことに「興味が持てた」「まあまあ興味が持てた」と肯定的に答えていた.大学生からは,ヘルスプロモーションの技法の修得や自己効力感の増大を示唆するような感想が寄せられた.今後は毎年行われる学外実習の機会を利用することで,継続的にピア・エデュケーションによる性教育を行っていき,行動変容につながるかどうかなど,長期的な効果を見ていく必要がある.
著者
水野 基樹 田中 純夫 臺 有桂 北村 薫
出版者
順天堂大学
雑誌
医療看護研究 (ISSN:13498630)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.29-37, 2006-03

近年,思春期教育に対する取り組みが,学校での自己完結的な活動から保健所との協働による有機的な連携へとシフトしてきている。地域社会における関係機関が連携を図り,各々の役割や機能を明確化することで,家庭教育の支援や思春期に噴出する性の問題等への健全育成活動に資するシステムの構築が望まれているのである。本稿では,地域保健システムへの取り組み,とりわけピアエデュケーター養成セミナーを事例として取り上げ,セミナー運営の仕組みを境界としてではなくシステムとして組織を把握するという観点から組織論的に検討を加える。加えて,ピアエデュケーター(大学生)がコーディネートしたピアグループ活動に参加した中学生を対象にして,自己肯定意識尺度を用いた質問紙調査を実施して,思春期教育への介入成果を測定した。結果は,「対自己領域」の項目において,全国平均データよりも明らかに上回っていた。また,ピアエデュケーターに対する自由記述による質問紙調査からも,ピアグループ活動を支持する意見が多く聞かれた。よって今後は,地域保健システム構築のための手段として,ピアエデュケーター養成セミナーの充実を図ることが重要である。各分野の専門家が有機的に協働システムを構築して,組織の境界を超えた思春期教育を展開する必要があると考えられる。地域社会と学校教育機関が主体となった新たな協働の場の創出が求められているのである。
著者
入江 晶子 黒野 智子
出版者
聖隷クリストファー大学
雑誌
聖隷クリストファー大学看護学部紀要 (ISSN:13482017)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.115-122, 2005-03-31

近年、「思春期の保健対策の強化と健康教育の推進」対策が、様々な形で行われている。それらの中で、"同世代の仲間同士での知識の共有をはかる"、ピアエデュケーションの手法が注目されてきている。そこで今回、大学生と比較的年代の近い高等学校の1〜2年生を対象に、大学3年次の看護学生が健康教育の授業の一環として、「ダイエット」「喫煙と飲酒」「性教育」の3テーマで健康教育を実施する試みを行い、その効果について検討した。その結果、受講者の高校生において、健康教育の効果が見られた内容があった。また、健康教育を実施した看護学生も自分達の行ったことを肯定的に受け止めていた。これらから、今回の試みにおいて、対象者と実施者双方に成果があったことが示唆された。
著者
前田 ひとみ 高村 寿子 渡邉 至 大石 時子
出版者
宮崎大学
雑誌
南九州看護研究誌 (ISSN:13481894)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.11-18, 2007-03
被引用文献数
2

Objectives: In order to develop a peer counseling program as a new strategy for youth-to-youth sex education, we examined whether the program modified cognition and behaviors of high school students regarding sexuality.###Methods: We administered a questionnaire about sexuality to high school students who participated in a peer counseling program under the auspices of the health centre from December 2003 to July 2004. The questionnaire contained Questions about sexually transmitted diseases, contraception, decision-making related to sexual behaviors, self-efficacy and self-esteem. This peer counseling program provided information about sexuality and negotiation skills in face of sexual pressures, was provided for hig-h school students by university students who had finished the peer counselor course using an empowerment-evaluation approach. The data were collected before and three months after the peer counseling program.###Results: 125 high school students were enrolled the peer coungeling program. The data from all students were collected before the peer counseling program. Follow-up data from 86 high school students were collected three months later. We were able to analyze 77 paired data on the pre-to post-intervention questionnaire.### 94.1% of the high school students had a favorable impression of the peer counseling program. They learned communication skills, and they reported an improved ability to form good human relations after the program. In addition, they reported an increase in knowledge and recognition about their sexuality. Scores of self-efficacy and self-esteem were higher after the program compared with scores before the program. As a result, it was suggested that their decision-making about safer sexual behaviors was improved.###Conclusion: Peer counseling, which is a new strategy of youth-to-youth sex education, was effective###in providing information and empowerment about sexuality for high school students.

1 0 0 0 OA 仏国収税法

著者
抜的比 (バトビ) 著
出版者
大蔵省租税局
巻号頁・発行日
1878

1 0 0 0 OA 仏国直税法典

出版者
大蔵省主税局
巻号頁・発行日
1890
著者
百々瀬 いづみ 丸岡 里香 中出 佳操
出版者
天使大学
雑誌
天使大学紀要 (ISSN:13464388)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.33-42, 2009-06-30

現在、わが国の社会問題となっている生活習慣病の1つであるメタボリックシンドロームを予防するためには、より早期の年代から健康教育を行うことが重要である。著者らは、特に思春期世代への健康教育が必要であると考えている。そこで、大学生がピア・サポーターとなり、高校生に対して運動と食の教育をピア・エデュケーションの手法を用いて、楽しみながら知識の習得や実技体験を試みた。その結果、学習後には、意識や行動の変容につながったことが推察され、健康教育は効果的であったと考えられる。今後は、ピア・サポーターの育成と力量形成に向けた一層の取り組みを行うこと。加えて、ピア・エデュケーションを活用した思春期の若者とその親世代への食や運動の教育をより一層推進できるよう取り組んでいきたい。