1 0 0 0 日立鉱山史

著者
嘉屋実編
出版者
日本鉱業日立鉱業所
巻号頁・発行日
1953
著者
荻野 一郎 荒井 靖雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.4, no.30, pp.27-29, 1980-12

第1図は本装置のブロック図である。レベルコンパレータで, サンプル映像信号よりカラーバランス補正条件を満す画面領域を検出する。この領域のR-G信号, B-G信号をゲートして, 基準信号のGチャンネルとの差に等しい直流のR誤差信号, B誤差信号を作る。この誤差信号を主制御信号に加算してプロセス部を制御する。第2図は本装置の挿入系統である。本装置は本線信号と分離されており, 映像信号よりカラーバランスの誤差信号を得て直接ブロセス部を制御するので系統が簡単である。本装置は白バランス(AWB), ガンマバランス(AGB), 黒バランス(ABB)の3ブロックで構成されておりそれぞれの検出す範囲(THRESHOLD)を決めることができる。AWB, AGB, ABBはそれぞれ単独にON/OFFできる。
著者
大橋 一章 李 成市 小野 佳代 宇田 応之 光谷 拓実 片岡 直樹 肥田 路美 光谷 拓実 片岡 直樹 肥田 路美 宇田 応之 野呂 影勇 櫻庭 裕介 林 南壽
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

本研究は、中国から朝鮮半島を経て日本に伝播した仏教美術がいかなる様相でわが国に受容されたのかを、主に特定樹種木材の流通に着目することによって検証することを目指した。具体的には日本、韓国、中国産のクスノキに対してX線分析を行い、主要元素の含有量を調査し、さらに東アジアにおけるクスノキの流通経路を検討することによって、日本の仏教美術の源流は中国南朝に求められ、それが朝鮮半島の百済、さらに日本へと伝播したことを検証した。
著者
鈴木 桂子
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.116, no.9, pp.484-495, 2010 (Released:2010-12-22)
参考文献数
49
被引用文献数
1

大規模火砕流は様々な岩相の火砕流堆積物を形成し,ラグブレッチャーはバイエス型より漏斗型に多い.クレーターレイクカルデラでは,ラグブレッチャーのコンポーネント分析により大規模火砕流がリング割れ目系に沿った複数火口から噴出したと解釈される.ワイングラス溶結凝灰岩中に認められる絞り出しとウーズはカルデラ壁形成時に生じた構造であり,冷却速度計算によりカルデラ崩壊がワイングラス火砕流堆積から9日~11ヵ月以内に発生したと推定される.漏斗型カルデラでは,降下火砕物噴火で始まり,小規模火砕流または火砕サージの発生の後に大規模火砕流噴火に至るが,カルデラ陥没のタイミングで火砕流が噴出しているので,それぞれの体積の大小はカルデラ形成には関係ない.大規模火砕流の場合,フローユニットの数が少ないほど,噴出率が大きくなり,噴出率が大きいほど,マグマ溜まりの減圧速度が大きくなるので,カルデラ陥没が進行し易い.
著者
池田 智恵
出版者
早稲田大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2008

先年の研究により、翻訳を介して清末に中国へと流入した探偵小説が、中国人の手により創作きれるようになっていくのは、1917年前後であることが明らかになった。より詳しく中国において、いかに探偵小説が創作されるようになったのか、作者がいかなるものを「想像」して探偵小説を「創造」しようとしたかを明らかにすることにより、中国が外来のものをいかに「中国化」するかを解明することができ、これにより中国の近代化の一端を明らかにする意義があると思われる。当初、その解明の方法として1910年代末におけるエドガー・アラン・ポーやシャーロック・ホームズの受容を考える予定であったが、5月9日には台湾淡江大学にて、6月12日には上海において、1917年当時の中国における創作探偵小説の状況について発表し、研究者と討論を行ったところ、1910年代末に近代中国に流行した「黒幕」の存在が浮かび上がってきた。「黒幕」とは、1916年に『時事新報』の読者投稿として成り立ったコーナーであり、犯罪や犯罪に類するものを「暴露」するものであった。これは大ブームとなりその後「黒幕小説」というジャンルを生んでいく。この犯罪を題材とするという点で探偵小説と共通する「黒幕」が、探偵小説といかなる関係があるかを明らかにすることは、探偵小説の発生を考える上で大変大きな意味があると考え、夏季に上海にて『時事新報』の「黒幕」の全掲載状況を調査した。その結果、中国近代の1910年代末において、自国の犯罪を読み物とする「黒幕」が流行りながらも、探偵小説は「外国もの」を描くことを好んでいたことが明らかはなってきた。つまり、探偵小説はあくまでも「舶来」として創作されるのであって、それがなかなか本土化していかないという中国探偵小説の大きな特徴が明らかになった。これに基づき、10月に日本中国学会、2月に関西大学で学術発表を行った。
著者
奥野 英美 上里 一郎
出版者
一般社団法人 日本健康心理学会
雑誌
健康心理学研究 (ISSN:09173323)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.49-58, 2002
被引用文献数
1 1

To investigate the relationship between Atopic dermatitis (AD) related stressors, cognitive appraisals, coping strategies and psychological stress responses in adult patients with AD, we administered the AD Stressor Scale, Cognitive Appraisal Scale, Tri-axial Coping Scale 24, Stress Response Scale-18, and the Center for Epidemiologic Studies Depression Scale to 104 patients.<br>The results were as follows. (1) AD related stressors were positively correlated with psychological stress responses, (2) the "impact of stressors" appraisal was positively correlated with psychological stress responses, (3) "avoidance-like" coping was positively, and "positive thinking-distraction" coping was negatively correlated with psychological stress responses, (4) the "impact of stressors" appraisal was positively correlated with "problem solving-support seeking" coping and negatively correlated with "positive thinking-distraction" coping, and "controllability" appraisal was positively correlated with "problem solving-support seeking" coping.<br>The results of this study suggest that intervention to lower the "impact of stressors" appraisal and "avoidance-like" coping, and to raise "positive thinking-distraction" coping can improve psychological stress responses in adult patients with AD.
著者
南部 陽一郎 南部 陽一郎
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.329-343, 2006-06

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。研究会報告
著者
片山 泰久 徳岡 善助 山崎 和夫
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.80-93, 1955-05

Coesterの超量子化の方法を四次元量子化の観点から取りあげる目的で,通常の理論との対応関係を検討した。こゝで示した解釈に従えば,Coesterの理論は南部の第三量子化の方法と全く同等なものになる。
著者
加藤 耕一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.66, no.540, pp.295-300, 2001

This paper describes how the cathedral of Laon contributed to the progress in the early gothic style in the twelfth century. On the interior elevation of Laon, the shaft-rings placed on each cornice level seem to create the horizontal line drawn over the detached shafts. In the other early gothic cathedrals, the continuous horizontal lines of their cornices are broken by the detached shafts. On the contrary, in the "classic" cathedrals as Chartres, every cornice is drawn over the detached shafts. Therefore, it brings us to the conclusion that Laon had an effect on die horizontality of the "classic" cathedrals.
著者
山崎 尚
出版者
和歌山県立医科大学
雑誌
紀要 (ISSN:03852741)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.55-62, 1997

ヒキガエルBufo japonicus卵は紐状に繋がった卵塊として産卵される。卵の周囲は卵膜と4層のゼリー層に覆われている。卵はまず卵膜(vitelline coat)に覆われ、更にJ1、J2という2層のゼリー層により個々の卵が覆われる。更に、各卵は紐状に並び、J3、J4が覆っている(図1A)。卵膜は卵形成時に卵内で合成される糖蛋白質からなる非細胞性の構造で、ヒキガエルの場合、主として8種類の成分で構成されている。一方、ゼリー層は、卵が排卵されたのち、輸卵管を通過する際に付加される親水性の巨大糖タンパク質であり、約70%の糖質と30%のタンパク質からなっている。胚の[figure]図1 A. 産卵されたヒキガエル卵は個々の卵が二層(J1、J2)のゼリー層に包まれ、更にその外側を二層(J3、J4)のゼリー層により紐状に覆われている。B. 最初の孵化は外側のゼリー層からの孵化で、胚は依然、内側の二層のゼリー層と卵膜(図には書き入れてない)で覆われている。孵化はこれらのゼリー層及び卵膜から胚が抜け出ることを意味するが、この過程はヒキガエルでは2段階に分けることが出来る。第1段階は、紐状の卵塊からJ1とJ2、更に卵膜を伴った胚が抜け出る過程で、これは、Stage 20(神経管中期)前後に起こる(図1B)。この過程は胚の呼吸による二酸化炭素の産出の関与や孵化酵素の関与が示唆されている。第2段階は胚がJ1、J2、そして卵膜を抜け出る過程であり、Stage 23(尾芽胚中期)以降に起こる。Yamasaki, et. al.,では、ヒキガエル胚での孵化腺細胞の分化がStage 19以降に起こり、それに伴ってStage 18からStage 22にかけて、8種の卵膜構成糖タンパク質のうちの、62KDと58KD成分が選択的に分解されること、更にこの分解が胚から得た孵化液により起こることなどが明らかになった。両生類の孵化は、ヒキガエル以外にも、エゾアカガエル(Rana pirica)やアフリカツメガエル(Xenopus laevis)で研究されている。特に最近、ツメガエルでは遺伝子工学の手法を用いて、孵化酵素遺伝子の構造解析、胚での局在の様子や、酵素本体の精製などが行われており、両生類における孵化酵素の遺伝子、分子レベルの性質が初めて明確になりつつある。本研究ではヒキガエル胚の孵化に関係している孵化酵素の正体を明確にするため、孵化自体がどの様な阻害剤の影響を受けるのか、また孵化液中に含まれるタンパク質分解酵素の基質特異性を人工基質であるMCA基質を用いて調べた。更に、人工基質を分解する活性の阻害剤感受性を調べることで、ヒキガエル孵化液に基質特異性や阻害剤感受性の異なるタンパク質分解活性が少なくとも2種類存在することを示唆する結果を得たので報告する。この研究の多くは北海道大学理学部動物学教室で行った。また、MCA基質を用いた実験の一部には和歌山県立医科大学進学課程化学教室の蛍光光度計を使わせて戴いた。
著者
木村彰一著
出版者
白水社
巻号頁・発行日
1985
著者
江川 式部
出版者
明治大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究の目的は、中国における「礼」の社会への浸透を、唐代における具体的事例として把握分析することにあった。研究の結果「墓参り」「遷葬」などの具体例が明らかとなり、中国社会における礼の浸透については、唐代が画期となっていたことが鮮明になった。今後は唐代社会におけるこうした動きと、五代・宋以後の社会とのつながり、そして日本及び周辺諸国における唐礼の意義について考察することが可能となる。
著者
田中丸 治哉 多田 明夫
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は,河川水質モデルにおいて水量・水質の再現性を両立させるパラメータ同定法の確立を目指している.まずタンクモデルの最適化を対象として,多目的最適化手法の一つである妥協計画法の適応性について検討した.次いで,長短期流出両用モデルに流出成分別のLQ式ないしCQ式を組み合わせたモデルを用いて,奈良県五條市の山林小流域を対象としてナトリウムイオンの流出負荷量及び水質濃度の推定を行った.流出モデル定数及びLQ式ないしCQ式の決定には,妥協計画法を適用した.その結果,妥協計画法によれば,河川流量と流出負荷量の再現性,あるいは,河川流量と水質濃度の再現性を両立させたモデル定数が求められることが分かった.
著者
斎藤 喜夫 谷田 好通
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集 (ISSN:00290270)
巻号頁・発行日
vol.42, no.364, pp.3871-3880, 1976-12-25
被引用文献数
1
著者
田口 東
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.720-723, 2011-12-01

東日本大震災後の電力節減に対応するために,首都圏鉄道では運転本数が削減され激しい混雑が生じた.公共交通機関というだけあって,利用者はストレスなく路線を乗り継いでいる.一方,乗客の流れとそれを運んでいる電車の運行を,事業者単位では把握しているが,ネットワーク全体でみるという視点が平常時から欠けている.混雑を和らげる決め手は分散乗車である.ここでは,ネットワーク全体を対象として,分散乗車の詳細なシミュレーションを行い,その効果が実現目標として提示できることを示す.これは,各事業者が閉じた計画を立てたのでは,利用状況への影響が十分把握できず,偏った利用者負担による不公平感が生ずる可能性があること,事業者ごとの電力削減目標を基にした運転計画を総合してネットワーク全体の混雑を計算し,削減目標を調整するというプロセスが必要であると考えるからである.
著者
吉川 友也 斉藤 和巳 元田 浩 大原 剛三 木村 昌弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.94, no.11, pp.1899-1908, 2011-11-01
被引用文献数
2 5

本論文では,非同期時間遅れ付き独立カスケード(AsIC)モデルと非同期時間遅れ付き線形しきい値(AsLT)モデルのそれぞれの場合を仮定して,観測した単一の拡散系列から各時刻における期待影響度(期待影響度曲線)を高精度で推定する問題に取り組む.単純な方法として,観測した拡散系列のアクティブノード数を数えて期待影響度曲線とすることが考えられるが,拡散系列は情報拡散の確率的な動作によって多様な結果になるため,この方法での期待影響度曲線推定には本質的な限界がある.本論文の提案法では,観測した拡散系列から各モデルのパラメータをEMアルゴリズムによって学習し,学習したモデルパラメータを使って,シミュレーションによって期待影響度曲線を推定する.提案法を評価するために,現実のソーシャルネットワーク構造データを用いて人工的に拡散系列を生成して評価実験を行う.生成される拡散系列の長さは,同じ条件であっても多様な長さになる.我々は,提案法を使うことによって,多様な長さの拡散系列からでも期待影響度曲線を高精度で推定できることを示す.
著者
前田 一也 唐山 英明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.155, pp.5-10, 2011-07-16
被引用文献数
1

本研究は,従来のBCIの欠点であったユーザの身体拘束の緩和のため,携行性を持たせたウェアラブルブレインコンピュータインタフェースシステムを開発するのが目的である.そのために本研究では脳情報のみを用いて撮影することができるBCIカメラシステムを試作し,その性能を検証した.実験はラーニングフェイズとテストフェイズから成り,ラーニングフェイズでは,被験者は直立状態で2種類の聴覚刺激を用いたオドボール課題を行い,被験者のP300を計測した。ラーニングフェイズで計測した脳波を教師データとして,テストフェイズで被験者は屋外においてBCIカメラシステムを使って対象物を撮影する課題を行った,実験の結果,すべての被験者が課題を達成した.
著者
道関 隆国
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.188, pp.41-46, 2011-08-18

多数のセンサー群を人、物、環境中に配置し、各種の情報をセンシングするセンサーネットワークでは、各センサー群をネットワークに接続するための近距離無線端末が必要になる。これらの端末は電池交換のいらないメンテナンスフリーシステムにすることが有用となる。本論文では、微小ではあるが我々の身の回りに常に存在するアンビエント・エネエルギーを用いた自力発電型のバッテリレス・センサー端末を紹介する。先ず、バッテリレスシステムでは、発電技術に加えてシステムのパワーマネージメント技術が非常に重要となることを示す。次に、我々が最近試作した3つのバッテリレスシステムとして、照明光通信による音声受信機、LED発電を用いた自動スイッチ、および、尿発電電池を用いた尿漏れセンサーの特徴を述べる。最後に、今後のバッテリレスシステム開発においては、エネルギーの生成(発電技術)、変換(電源変換技術)、消費(極低電力LSI)を考慮したアプリケーション指向の総合的なシステム設計が重要となることを示す。