1 0 0 0 OA 国体論

出版者
藤田一郎
巻号頁・発行日
1887
著者
湯之上 英雄
出版者
大阪大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、少子高齢時代を迎えたわが国の公共政策、特に公共政策の主要な担い手である地方財政に注目して分析を行った。また、高齢人口の増加に伴い、介護保険費の増加が予想されており、どのように介護保険を提供するのかを分析した。
著者
柚木 貴和
出版者
九州大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究の目的は、ヒト膀胱平滑筋細胞のATP感受性カリウムチャネル(KATpチャネル)におけるKir及びSUR蛋白のサブタイプの決定を行い、膀胱平滑筋KATPチャネルの分子実体の解明を第一の研究目的とした。さらに現在開発中の膀胱選択性KATPチャネル開口薬や従来のKATPチャネル開口薬を用い、モルモット及びヒト膀胱平滑筋収縮に及ぼす効果を詳細に検討し過活動膀胱治療薬としての有効な薬剤を検索することを第二の研究目的とした。第一の研究目的であるが、ヒト膀胱平滑筋のKATpチャネルは電気生理学的実験および分子生物学的実験よりKir6.2+SUR2Bという構造が主に機能し、加えてKir6.2+SUR1という構造も一部機能していると考えられた。このようなサブタイプの組み合わせは血管平滑筋などの他の臓器のKATpチャネルとは明らかに異なっており、膀胱選択的なKATPチャネル開口薬の開発の可能性を期待させるものであった。第二の研究目的については、膀胱選択的といわれているZDO947と他の薬剤を比較しながら、さらに膀胱平滑筋と血管平滑筋を比較しながら検討した。その結果、ZDO947は他の薬剤より低濃度の領域から膀胱平滑筋のカルバコールによる収縮を抑制し、さらに血管との比較によって他の薬剤より優れた膀胱選択性を有することが明らかとなった。またこの膀胱選択性にはSUR1の発現が関与している可能性も示唆されたが、それについては現在検証中である。さらにKATPチャネル開口薬を臨床応用に近づけるために、現在過活動膀胱のモデル動物を作成し、それらにおける各種KATPチャネル開口薬の作用、副作用も検討する実験を試みている。
著者
飯田 全秀 志村 義雄
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.81-84, 1958-07-30

In Izu Peninsula, Histiopteris incisa J. SMITH is found on the western coast particularly both in the Shinden and Yagisawa districts of Toicho, Jinden, Kamo-mura, Kamo-gun, and also in the Kumomi district of Matsuzakicho (Fig. 1). As a result of our research, it has been proved that the Shinden district is the northernmost habitat of this fern in Japan as well as in Izu Peninsula. The mentioned four districts taken together occupy an area of about 1000m^2 ; such a large area of habitat is rarely found in Honshu. In Izu Peninsula, the habitats of this species are near streams, in swamps, by ditches, and in places influenced by springs or dripping water from cliffs. The floristic composition and structure of the community (in this paper, those of Yagisawa habitat are chosen) are presented in Table 1. It is a noticeable fact that so far as the distribution of the fern genera are concerned, these habitats are found on and near the line of annual mean temperature of 15.5℃, which corresponds to the mean temperature of 6℃ in these districts in winter (December, January and February).
著者
湯ノ口 万友 辻村 誠一 塗木 淳夫 塗木 淳夫
出版者
鹿児島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

近年、有訴者の症状で肩こりや腰痛は上位を占めるけれども、医療機関を受診する頻度は極端に低い現状である。そのため、申請者らはこの点に注目して、手軽に行える温熱と磁気刺激を組み込んだ筋疲労回復装置の開発を試みた。そして、筋疲労に対する温熱磁気刺激の回復効果を明確にすることを目指し、その結果、試作した温熱磁気刺激装置により、筋疲労の回復を促進させることが出来ることを確認した。測定には血流量、最大発揮筋力、皮膚温度および積分筋電図などのパラメータを用いた。温熱磁気刺激により血流量、最大発揮筋力、皮膚温度は増加傾向あり、一方積分筋電図の増加は抑制された。これらの結果は、温熱磁気刺激が筋疲労回復に有効であることを示唆している。これらの成果は、2編の論文と、7件の口頭発表にまとめた。
著者
迫田 昌宏
出版者
日本植物分類学会
雑誌
分類 : bunrui : 日本植物分類学会誌 (ISSN:13466852)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.75-76, 2002-08-31
著者
柚木 朋也
出版者
岸和田市立旭小学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2010

研究目的:本研究では、創造性に関わる研究の一つとして、創造性育成と大きくかかわる推論であるパースのアブダクションを明確にしようと試みた。そして、アブダクションに関わる理科教材の開発と指導についての分析を行うことで、論理的な思考の育成方法の開発を試みた。研究方法:創造性の育成については様々な見解があり、多くのアプローチがなされている。本研究では、創造性は推論あるいは論理的思考と強く結び付いていることを踏まえ、論理的思考の育成、特にアブダクションの解明とその活用に重点を置いた。具体的には、アブダクションの概念を明確にした上で、創造性を育成するための理科教材の開発について検討した。また、様々な授業、研修、地域における科学教室において使用した「振り子時計」、「映像を利用した天体」、「メッキの実験」などについて分析し、検討した。成果:アブダクションの基礎は、演繹にあり、探究の過程の中で他の推論とかかわり合いながら深められることが明確になった。そのため、論理的思考を高めるためには、それぞれの場面でどのような推論がなされるかを分析することが重要であると考えられる。実際に、「水撃ポンプ」や「フロッピーディスクケースを利用した燃料電池」などに関して分析を試みた結果、アブダクションの関与が明確になった。さらに、教材を使用した種々の実践を検討し、どのような思考の流れがなされるかの分析を行った結果、思考の流れを制御することで探究の過程をより効果的に行わせることが明らかになり、論理的思考や創造性を育成する視点を明確にすることができた。
著者
宮原 武恒
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.11-16, 1980-01-05
被引用文献数
4

銅(II)とカルセインブルー(H_3Cb)との錯体について検討した.基底状態におけるCuHCb及びCuCb-錯体の安定度定数(K_<CuHCb>=1.60×10^<12>,K_<CuCb>=1.88×10^<14>)を,又励起状態におけるCuCb-錯体の安定度定数(K^*_<CuCb>=1.70×10^<14>)をそれぞれ電位差法及びけい光光度法により決定した.これらの安定度定数から銅(II)によるH_3Cbの理論的消光変化を求め,実測のものと比較したところ,K^*_<CuCb>から得たものが一致した.K^*_<CuCb>はK_<CuCb>と同値であったが,H_3Cbのフユノール基が励起により強い酸となることにより励起状態の条件安定度定数が増大する.キレート滴定にけい光金属指示薬として利用されるH_3Cbと銅(II)との錯平衡は基底状態のものでなく,励起状態を含めた錯平衡であった.
著者
西沢 麦夫 山田 英俊 林 雄二
出版者
天然有機化合物討論会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
no.28, pp.370-376, 1986-09-09

A sweet principle of Phlomis betonicoides, baiyunoside (1a) reported by Tanaka, is a glycoside of 3-substituted furanoditerpene with labdane skeleton. During the series of our investigation dealing with a biomimetic olefin cyclization using mercury(III) triflate/N,N-dimethylaniline complex (2), we have examined the cyclization of some acyclic furano terpenoid, and observed that the cyclization of ambliofuran (3a) is mainly initiated from an internal double bond (Δ^<10>) to give 4 and 5, whereas the corresponding sulfone 3b affords terminal cyclization products 16, 17, and 18. The latter product 18 is a mixture of three isomeric olefins (Δ^<7,8>:Δ^<8,9>:Δ^<8,17>=9:4:3). Thus, the cyclization control of ambliofuran analog not only the initiation point but also the termination mode is essential in order to promote the selective total synthesis of (±)-baiyunol (1b), an aglycon of a sweet substance 1a. A furano ketone 3d is the best substrate to our purpose which gives Δ^<8,9> bicyclic product 28 in high yield. The resulting organomercuric ketone 28 is efficiently transformed to 1b, and which is identified with (+)-baiyunol derived from natural sweet glycoside. Glycosidation of (±)-baiyunol is currently undertaken.
著者
長峯 純一 湯之上 英雄
出版者
関西学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

1999年の合併特例法改正でスタートした平成の市町村合併を検証したところ,ほとんどの合併は財政支援を受けられる期限直前の駆け込みであった。それも合併への誘因を与えたのは,三位一体改革による交付税ショックであった。合併した自治体は行革に邁進しつつも,まちづくりをどう進めていくか,とりわけ旧役場や住民サービスをどうするか,職員の意欲をいかに高めていくかという課題に直面していることが明らかとなった。
著者
続 栄治 菓子野 政明 田崎 信生 宮元 秀樹 寺尾 寛行
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.58, pp.18-20, 1991-12-20

稀水酸化カリウム溶液に水稲葉身を浸漬する方法で香りの遺伝について検討し,次のような結果を得た。水酸化カリウム溶液に葉身を浸漬する方法によって香り有無の判定が可能と考えられた。水酸化カリウムの最適濃度は1.2〜1.7%にあると推察された。香り米6品種および普通米1品種(日本晴)の細かく刻んだ葉身を水酸化カリウム1.7%溶液に浸漬し,香りの強弱を判定した結果,在来香り米ユノヒラを除いた香り米は香りの強弱に対する判定が高く(平均値が1.0を越える),香り有と判定された。
著者
平野 宏文 岸田 昭世 有田 和徳 湯之上 俊二 岸田 想子 神野 真幸
出版者
鹿児島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

グリオーマ由来細胞におけるWntとFzの発現を調べ,Wnt-5a,-7,Fz-2,-6,-7の過剰発現を確認した.ヒト腫瘍組織でWnt-5a は, 79%に強発現しており,腫瘍の悪性度と相関していた.また,Wnt-5aの抑制は細胞の移動,浸潤能力の低下と共に,matrix metalloproteinase-2(MMP-2)の発現を低下させた.逆にWnt-5aは,細胞の移動,浸潤能力を刺激した.以上より,Wnt-5aは予後因子であるだけでなく,腫瘍浸潤に関与していることより,これを抑制することで抗腫瘍作用を期待しうる分子標的になる可能性があると考えられた.
著者
戸田 浩人 花岡 功大 江原 三恵 佐々木 龍一 生原 喜久雄 亀谷 行雄 崔 東寿
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.21-26, 2008-08-31
被引用文献数
3 2

2000年の噴火で森林植生に著しい被害のあった地域に,8箇所の植生調査区と3箇所の植栽試験地を設け,2003-2006年の植生変化と植栽木の成長を調査し,土壌の理化学性の影響について考察した。多量の火山灰が固結した地域では,地表面の火山灰にはN供給力がなく貧栄養であり,草本の侵入が抑制されるため,根粒菌と共生するオオバヤシャブシの成長が旺盛であった。火山灰に厚く覆われた鉱物土壌は,N供給力が高く保たれ,今後の緑化基盤として重要である。火山灰の薄い地域では,鉱物土壌が酸性化し,火山灰層・鉱物土壌層ともにN供給力が低く,ハチジョウススキやユノミネシダが繁茂したため,木本の侵入が遅れていた。
著者
柚木 彰 海野 泰裕
出版者
独立行政法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

前立腺がん治療に用いられるヨウ素125密封小線源について、その治療効果において重要なパラメータとなる線源の線量方向分布の測定を行った。大容量自由空気電離箱の製作を行い、測定結果を得た。補正係数及び測定不確かさの評価を行い、正確な測定データが得られることを示した。
著者
新藤 裕実子
雑誌
あたらしい眼科 = Journal of the eye (ISSN:09101810)
巻号頁・発行日
vol.23, no.12, pp.1543-1546, 2006-12-30
著者
上島 享 阿部 泰郎 伊藤 聡 石塚 晴通 大槻 信 武内 孝善 阿部 泰郎 伊藤 聡 石塚 晴通 大槻 信 末柄 豊 武内 孝善 近本 謙介 苫米地 誠一 藤原 重雄
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究では、諸分野の研究者が共同で勧修寺に現存する聖教・文書の調査を進めるとともに、勧修寺を中心に諸寺院間交流という共通テーマを掲げて、研究を行うことが目的である。勧修寺現蔵の聖教と中世文書の目録を完成させ、諸寺院間交流をめぐる諸論考をまとめることができ、本研究の目的は十分に達成されたと考える。