著者
清川 清 神原 誠之 佐藤 清秀 伴 好弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.584, pp.49-56, 2004-01-15

第2回複合現実感国際会議(ISMAR03: IEEE/ACM International Symposium on Mixed and Augmented Reality)が2003年10月7日〜10日に東京の学術総合センターで開催された.本報告では,本会議の主要論文について紹介し,複合現実感研究の最新動向を探る.
著者
大島 義清
出版者
一般社団法人日本エネルギー学会
雑誌
燃料協會誌 (ISSN:03693775)
巻号頁・発行日
vol.6, no.52, pp.四九-七五, 1927-01

余は昨年一〇月中旬急に本會議參列を命ぜられ何等の準備をなす暇なく出發漸く會議に列席するを得たり、幸にして船中「コールタール中に存するナフタリン生成の機構」及「日本に於ける低温乾餾工業現状」の二篇を草したるを以て此を提出し二篇共に受理せられ朗讀の榮を得たり(英文欄參照)左記は本會議の状況にして本會に提出せられたる諸論文の梗概を附記せり
著者
平野 三千代
出版者
岩手看護短期大学
雑誌
岩手女子看護短期大学紀要 (ISSN:13407058)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.7-15, 1996-09-30

近年,各方面において,健康運動が盛んとなっている。運動を通じて疾病予防を計り,病気になった人には運動療法によりできる限りの健康を維持させ,質の高い豊かな高齢化社会を迎えることを目的とし,運動が推進されている。一方,運動を実施するにあたり,運動時の安全の確認,運動処方の作成,運動効果の評価のために,メディカルチェックが必要とされ,バイタルサインや運動量及び動作解析,または日常生活における身体活動度モニターの必要性がたかまっている。今回,「加速度頻度-心拍数関連図」を用いて,本学の看護学生の日常生活中,特に学内において,体育実技中・講義受講中・看護実習中および昼休み時間の運動量・身体活動度を調べた。その結果,学生の学内での運動量・身体活動度は科目による特徴が得られた。自由時間の昼休み時間においては,学校行事などの制約があり,真のフリーラン状態ではないことなど興味ある結果を得たので報告する。
著者
江口 輝男 植田 利貞 中村 正彦 喜多島 豊三 岩井 重富
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.29, no.11, pp.2116-2121, 1996-11-01
被引用文献数
7

大腸癌イレウスの臨床病理学的特徴とその治療,特に緊急手術の適応について検討した.1976年から1994年までの大腸癌手術症例は252例で,そのうちイレウス症状を呈した症例(イレウス群)は31例(12.3%)であった.イレウス群は非イレウス群に比べ男性に多く,肉眼的には3型,全周性が,組織学的には深達度ss以上,n(+),ly(+),v(+)が多かった.肝転移,腹膜転移も多く,stage IIIa以上の進行癌が多かった.イレウス群のなかで1期的に切除しえた症例は分割手術が施行された症例よりも治癒切除率は高かった.当院ではチューブドレナージによる待期的な1期的吻合治癒切除をすすめているが,左側結腸では症例により緊急手術としている.その基準として,(1)イレウス発症から治療開始までに1週間が経過している,(2)局所に強い圧痛を持っている,(3)4日間のチューブドレナージで効果の現れないものとした.
著者
谷本 正智 水野 雅康 塚越 卓 田村 将良 磯山 明宏 渡邉 晶規
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.383-390, 2008 (Released:2008-07-28)
参考文献数
33
被引用文献数
1 1

〔目的〕不動による関節拘縮後の廃用性筋萎縮に対する持続伸張運動が電気生理学的所見に及ぼす影響を明らかにするため実験を行った。〔対象・方法〕8週齢のWistar系雄ラット30匹を無処置の対照群5匹(以下,C群)と膝関節を4週間内固定し拘縮モデルを作製する実験群25匹に分け,さらに実験群は,1)4週間の不動終了直後にデータを測定した廃用群(以下,D群),2)不動期間終了後,4週間の通常飼育後にデータを測定した4NS群,ならびに8週間通常飼育後にデータを測定した8NS群,3)不動期間終了後,通常飼育に加え徒手的な持続伸張運動を4週間実施した後にデータを測定した4S群,ならびに8週間持続伸張運動を実施した後にデータ測定する8S群の5群に分けた。各期間終了後,膝関節可動域,ハムストリングス筋線維径,電気生理学的所見として単一筋線維筋電図(Single Fiber Electromyography: 以下,SFEMG)の指標を用いて経時的変化を検討した。〔結果〕電気性理学的改善は,4S群と8S群にて有意に持続伸張運動の効果を認め,膝関節可動域と筋線維径は8S群のみに有意な改善を認めた。
著者
福嶋 政期 梶本 裕之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HCI, ヒューマンコンピュータインタラクション研究会報告 = IPSJ SIG technical reports (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.128, pp.A7-A8, 2008-05-21

2008年4月5日から10日の6日間、ACMSIGCHIが主催する国際会議CHI2008(Conference on Human Factor in Computing Systems)が開催された。CHIはHuman-Computer Interactionに関する最高峰の国際会議である。今年は、ルネサンス発祥の地として名高いイタリアのフィレンツェで開催された。フィレンツェは、町の至る所に美術館、教会、石像等があり、また、屋根は赤褐色で統一されており、町全体が一つの美術館のようであった。会場は、「バッソ要塞」(図1)と呼ばれる五角形の大建築物であった。今年の参加登者数は約2300人であった。会議内容の統計は以下通りである。全採択数は582件(全投稿数1969,採択率29.56%)、論文発表は157件(投稿件数714件,採択率22%)、ショートトーク61件(投稿件数341件、採択率18%)であった。なお、全投稿件数はこれまでで最多であった。6日間のうち初めの2日間はプリカンファレンス(Workshops, Doctoral Consortium等)であり、残り4日間がテクニカルプログラムであった。会議初日にはIrene McAra-McWilliam氏によるOpening Plenary、また、最終日には、Bill Boxton氏によるClosing Plenaryが行われた。会議は、毎日朝にその日のセッションの発表者が30秒で自分の発表の広告を行うCHI Madnessというイベントが行われた。その後はPapers/Notes, Case studies、Panel等に加え、デモ展示、企業展示、ポスター発表なども平行して行われた。筆者にとって初めての国際学会であったこともあり、休み時間の間は常にプログラムと睨みあっていた。また、3日目の夜はMicrosoft, Google等のHospitality Events(図2)が行われた。イベント会場内は多くの人で溢れかえっていた。個人的な話で恐縮であるが著者はMicrosoftのイベントでの抽選でZune(80GB)を頂いてしまった。今年は、ベストペーパー7件、ベストノート3件が選ばれた(プログラムの24ページに記載されている。http://www.chi2008.org/program.html) 。
著者
永井 真由美
出版者
日本老年看護学会
雑誌
老年看護学 : 日本老年看護学会誌 : journal of Japan Academy of Gerontological Nursing (ISSN:13469665)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.34-40, 2005-11-01

本研究では,認知症高齢者の家族介護力評価指標の作成とそれに関連する要因を明らかにすることを目的とした.家族の介護力について構成概念を規定し,42項目の質問肢を作成した.認知症高齢者の介護者123名に自記式質問紙調査を行い(4件法,0〜3得点化),回答に偏りの大きい項目,類似項目,項目-全体相関係数の低い項目,因子負荷量の少ない項目を削除し最終的に20項目を選定した.介護力合計得点と各項目の相関係数は0.483から0.813,Cronbachのα係数は0.921であった.因子分析では固有値1以上である認知症ケア能力,介護生活を安定させる能力,関係調整能九自己管理能九QOL向上能力の5因子を抽出し,累積因子寄与率は56.8%であった.これらの因子はあらかじめ規定した構成概念とほぼ一致していた.介護力得点の関連要因を分析した結果,介護者の健康状況,認知症高齢者の自立度,デイケア/デイサービスの利用,認知症の相談希望,認知障害の対処に関する相談,認知症介護に関する学習の機会の有無が認知症高齢者の家族介護力に関連することが推察された.
著者
大海 悠太 池上 高志
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.440-443, 2007-06-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。研究会報告