著者
小幡 明彦 高本 康明 木島 裕二 國藤 進 杉山 公造
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.32, pp.13-18, 2001-03-22

顧客中心の製品デザイン手法として、文脈における質問法というユーザ観察手法が関心を集めている。製品開発の担当者によって、ユーザが業務を遂行している現場に訪問し、業務の最中に割り込んで質問するなどの方法でインタビューを実施し、観察結果をもとにワークモデルの記述やKJ法を実施することによって製品アイデアを抽出する。しかし、製品担当者にインタビューの方法や、ワークモデルの分析方法を訓練する必要があり、どれだけ効果的にユーザ観察が実施できるのか明らかにされていない。本稿では、必要最小限の訓練で実施可能な文脈における質問法簡略版を提案し、従来のフォーカスグループとの比較により、その有効性を評価する。Contextual Inquiry method has been currently receiving increased attention as a method of customer focused design. Contextual Inquiry gets data from users by having product engineers interview users in their workplace as they do work, and then produces design ideas by analyzing work models and affinity diagrams. However, it requires engineers to be trained in interview techniques. Moreover, the effect of Contextual Inquiry is still unknown. In this paper, we proposed a discount method of Contextual Inquiry that requires minimal training, and evaluates the effectiveness of the method comparing with Focus Groups method.
著者
小松 孝至
出版者
日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.481-490, 2000-12-30
被引用文献数
1

本研究の目的は,幼児の幼稚園での経験に関する母子の日常的な会話の特徴を,母親が会話に見出す意義,母親から子どもへの働きかけ,および両者の関連から検討することである。質問紙を用いて,幼稚園児(3歳児クラス〜5歳児クラス)の母親581名から,会話に対する母親の意義付け(「情報収集」「教育・援助」「経験の共有」の3内容で合算),会話における母親から子どもへの働きかけ(質問する,なぐさめる他)などについて回答を得た。母親の会話への意義付けは全体的に高かったが,その中でも,3歳児の母親は5歳児の母親に比べ「情報収集」の意義付けを重視しているなどの差がみられた。また,特に長子と母親の会話において,質問やアドバイスといった母親からの働きかけが多く行われることも示唆された。さらに,会話への意義付けは,それと内容上関連を持つ働きかけとの間で正の相関を示した。これらの結果から,園と家庭の接点において,幼稚園での経験に関する会話が母親にとっての意味を付与され,実践されていることが示された。
著者
齋藤 文雄
出版者
日本幼稚園協会
雑誌
幼児の教育
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.2-4, 1954-11-01
著者
服部 孝治 畑 好昭 後藤 真一
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.980-992, 1996-10-01
被引用文献数
8 3

本研究は,市販12%金銀パラジウム合金のうち,銅20%を含む合金(GCW)および銅10%を含む合金(TKG)を用いて,歯科精密鋳造法に準じた方法で引張・硬さ・変色試験片および内壁に1/10テーパをもつ変形測定用試験片を作製し,歯冠修復物や鉤製作時の熱処理効果を検討した.試験片を700,750,800,850,900℃で10分加熱,溶体化処理したのち水中に投じて軟化熱処理を加えた.得られた測定値を溶体化処理温度について解析した結果,TypeIV鋳造用金合金に匹敵する強度を持たせるために最適の溶体化処理温度はGCW合金で700∼750℃,TKG合金で800∼850℃と推定され,12%金銀パラジウム合金では銅量の多い合金ほどより低温で溶体化処理したのち硬化熱処理を加えることが必要であることを明らかにしたものである.
著者
川手 進 六本木 隆 大和田 進
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.27, no.8, pp.1999-2002, 1994-08-01
被引用文献数
7

偶然に発見された巨大な大網嚢腫性リンパ管腫の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告した.患者は16歳の男性で,感冒様症状のため来院した際に,腹部の膨隆と波動を指摘され,精査加療のため入院した.腹部超音波および腹部CT検査で多房性の腫瘤を認め,大網嚢腫の診断で嚢腫剔出術を施行した.嚢腫は多房性で,大きさ32×23×15cm,重さ7,100gで,その表面は大網組織で覆われていた.病理組織学的に腫瘍は嚢腫性リンパ管腫であった.本症例は大網嚢腫の本邦報告例のうち最大であった.
著者
城田 農 真田 俊之 荒田 康弘 渡部 正夫 亀田 正治
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.73, no.726, pp.467-473, 2007-02-25
被引用文献数
3

The mechanism of a bubble production method using controlled gas pressure fluctuation, originally developed by Kariyasaki and Osaka [Trans. JSME, Series B, Vol.68, No.674, (2002)1, is further investigated using high-speed photography. We found out more appropriate pressure fluctuation than that of Kariyasaki and Osaka in producing single bubble. The radius of bubbles can be varied from about 0.3 to 0.8 mm with extremely small standard deviation of less than 1μm. Shrinking motion of a capillary bridge connecting a bubble and a nozzle was observed in detail. Force balance on a growing bubble which is based on a spherical bubble formation model is also estimated. As a result, we reveal that when gas pressure is decreased the capillary bridge is sucked down into a nozzle and upward added mass force is applied on a bubble, both of which cause the detachment of a bubble from a nozzle.
著者
シャウワー フレデリック 花見 常幸
出版者
創価大学
雑誌
創価法学 (ISSN:03883019)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.125-144, 1995-03
著者
根津 由喜夫
出版者
史学研究会
雑誌
史林 (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.469-471, 1997-05