3 0 0 0 OA 法令全書

出版者
内閣官報局
巻号頁・発行日
vol.明治18年 下巻, 1912
著者
明土 真也
出版者
日本音楽学会
雑誌
音楽学 (ISSN:00302597)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.1-14, 2012-10-15 (Released:2017-04-03)

In ancient China where people made much of the Five Elements Theory, there were meanings for musical pitches and it was thought that the correct musical pitches possessed "the power of the proper guidance". In this article, I call such a property "the signicity of the musical pitches". On the other hand, Essays in Idleness : section 220 was written about the musical pitch of bell of Shitenno-ji Temple, but there was not the person who translated it into living language from the viewpoint of the Five Elements Theory. However, Prince Shotoku who founded Shitenno-ji Temple established the official rank system called kani-jyunikai (冠位十二階) based on the Five Elements Theory. In addition, kangen-ongi (管絃音義) that showed the meaning of the pentatonic scale based on the Five Elements Theory was written in Shitenno-ji Temple in 1185, and it was copied afterwards there. In other words we should think that the court musicians of Shitenno-ji Temple learned kangen-ongi after 1185. And it shows that they regarded that the musical pitches have the meanings based on the Five Elements Theory as important. According to these, I interpreted Essays in Idleness: section 220 from the viewpoint of the Five Elements Theory in this article. For example, the reason that people called the pitch of kousho (黄鐘) "mutable pitch" is that it means the four seasons. In addition, humor the people who knew the Five Elements Theory understand is included in words called "the middle of kousho" so that kousho means the center.
著者
五味 政美
出版者
天文台アーカイブプロジェクト(京都大学総合博物館・研究資源アーカイブ+理学研究科附属天文台+理学研究科宇宙物理学教室)
雑誌
第5回天文台アーカイブプロジェクト報告会集録
巻号頁・発行日
vol.5, pp.42-53, 2015-01-15

研究資源アーカイブ映像ステーションイベント : 京都大学映像ステーション, 2014/8/6
著者
上田 章人
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.264-269, 2020-12-25 (Released:2020-12-25)
参考文献数
19

誤嚥に引き続いて起こる肺の障害には,・「口腔内や上気道に定着している微生物の誤嚥によって生じる細菌性肺炎」である誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)・「逆流した胃内容物の誤嚥によって生じる化学性肺臓炎」である誤嚥性肺臓炎(aspiration pneumonitis)・「異物を繰り返し誤嚥することにより引き起こされた細気管支の慢性炎症性反応」であるびまん性嚥下性細気管支炎(diffuse aspiration bronchiolitis: DAB)がある.これらはオーバーラップすることもあるが異なるものであり,経過や治療方針,再発予防に大きな違いがある.しかし,これらはしばしば混同される.誤嚥性肺炎,摂食嚥下障害を正しく学んだ多職種による連携が,さらなる治療・予防の質向上に寄与するであろう.
著者
渡辺照宏著
出版者
筑摩書房
巻号頁・発行日
1975
著者
馬渡 直子 刈茅 茂 山下 裕史朗 高嶋 幸男 松石 豊次郎
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.373-377, 2007-09-01 (Released:2011-12-12)
参考文献数
9
被引用文献数
2

福岡県南部において, 看護師配置のない養護学校では児童生徒の医療的ケアがどのように行われているかについて調査を行った.調査は養護学校4校の児童生徒633名を対象に担任教諭へのアンケートで行った. その結果, 全体の24%が何らかの医療的ケアを受けており, 特に医療三行為 (吸引, 経管栄養, 導尿) を要する児童生徒は訪問教育が主体であり, 通学する際には家族の常時付き添いが必要であった. また, 摂食嚥下や呼吸の問題に担任教諭が不安を抱いていること, 医療的ケアの必要な予備軍も存在し得ることが明らかとなった. 児童生徒の安全で健康的な学校生活のため, 医療, 療育スタッフの連携のもと, 医療的ケアの整備・拡大が急がれる.
著者
Hiroshi IWATA Yasuhiro TEZUKA Shigetoshi KADOTA Akira HIRATSUKA Tadashi WATABE
出版者
Medical and Pharmaceutical Society for WAKAN-YAKU
雑誌
Journal of Traditional Medicines (ISSN:18801447)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.281-286, 2004 (Released:2007-12-28)
参考文献数
14
被引用文献数
3

26 種の生薬のシトクロム P450 3A4 (CYP3A4) 及び 2D6 (CYP2D6) に対する阻害作用を調べた。 生薬エキス粉末から調製されたメタノール可溶性画分を NADPH 生成系存在下, ヒト肝ミクロソームとプレインキュベーションした後の CYP3A4 の残存活性 (erythromycin N-demethylation 活性) と CYP2D6 の残存活性 (dextromethorphan O-demethylation 活性) を測定した。 その結果, 16 種の生薬がCYP3A4 活性をプレインキュベーション時間依存的に低下させた。 中でも, 呉茱萸による CYP3A4 活性の低下作用が最も顕著であった (30 分間プレインキュベーションした後の活性の残存率は 22.3%)。 次いで, 蘇木, 羌活, 五味子, 牛蒡子, 白, 大黄が顕著な低下を示した (30 分間プレインキュベーションした後の活性の残存率は, それぞれ 40.6, 41.2, 53.4, 47.1, 53.4, 59.2%)。 これら 7 種生薬による CYP3A4 活性低下作用は, CYP3A4 に対する不可逆的阻害剤である troleandomycin による残存率 (49.4%) に匹敵した。 CYP2D6 活性に対してプレインキュベーション時間依存的な活性の低下を示した生薬は, 5 種であった。 最も CYP2D6 活性の低下作用が大きかった生薬は, 羌活であり, 30 分間プレインキュベーションした後の活性の残存率は 61.9%であった。 以上の結果から, 呉茱萸, 蘇木, 羌活, 五味子, 牛蒡子, 白芷, 大黄等の複数の生薬エキス中に, CYP3A4 に対する metabolism-dependent inhibitor が含まれていることが示唆された。
著者
冯骥才主编
出版者
中華書局
巻号頁・発行日
2005
著者
岡田 正彦
出版者
「宗教と社会」学会
雑誌
宗教と社会 (ISSN:13424726)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.71-90, 2001-06-17 (Released:2017-07-18)

文化7年(1810)、普門円通は主著である『仏国暦象編』を刊行し、自らの「仏教天文学」の学的組織を体系化した。「梵暦」あるいは「仏暦」と呼ばれる、この「仏教天文学」は、古今東西の天文学の知識をもとに仏典の天文に関する記述を渉猟し、最大公約数的な仏教天文学を体系化したものである。円通は天保5年(1834)年に没したが、その薫陶を受けた人々は「梵暦社」というネットワークをつくり、しばしば「梵暦運動」と呼ばれる思想運動を展開した。円通とその弟子たちの活動とその規模は、近世末期における仏教系の思想運動では特筆すべきものの一つである。ここでは、これまで省みられることの少なかった円通の門人たちによる理論を紹介し、仏教の各宗派に広く取り入れられながらも突然に姿を消した、梵暦運動の消滅とその後の「沈黙」の意味を考えたい。
著者
中田 はる佳
出版者
科学技術社会論学会
雑誌
科学技術社会論研究 (ISSN:13475843)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.161-176, 2020-04-30 (Released:2021-04-30)
参考文献数
46
被引用文献数
1

未承認薬利用制度を積極的に導入してきた米国で,Right to try( RTT)連邦法が成立した.本法下では,FDAなどの審査を経ずに,患者が製薬企業に未承認薬利用を要望できる.患者の治療選択肢が拡大したように思える一方,患者の身体・生命の保護が不十分との指摘や,未承認薬利用の費用補助について定めがなく,患者が未承認薬を「試す権利」の保護が不十分という指摘がある.患者や家族の間では,資金調達手段としてメディカルクラウドファンディングが注目されている.手軽に資金を募れる一方で,医療への不平等なアクセスが解消されない,患者や家族のプライバシーが過度に損なわれるなどの課題もある.日本では,欧米の制度を参考に,拡大治験と患者申出療養制度が導入された.これらの制度は「臨床試験の実施を求める権利」を患者に与えるが,個人の治療として未承認薬を「試す権利」を与えてはいないようにみえる.患者個人の治療選択肢の拡大とエビデンス集積のバランスのとり方は引き続きの検討が必要であろう.
著者
張 英裕 宮崎 清
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.1_1-1_10, 2013-05-31 (Released:2013-07-30)
参考文献数
10

台湾において寺廟の屋根は人間と神の境界線と、神への敬意が最も表現される場所である。故に、寺廟の屋根は民家、寺院、祠堂などの素朴な屋根と大きく異なり、そこには想像上の動物や熟知されている古典物語などが飾られている。大量尚且つ華麗な装飾を設置する事によって、人々は祈願が神に届き、達成されるようにとの願いを込めているのである。本稿は台湾雲林県北港鎮にある朝天宮で現地調査を行い、その結果,それらの装飾は華麗に見せるために設置されただけではなく、各自に意味がこめられ、一定な規則に沿って製作され、設置されることを明らかにしたものである。その装飾動機は1.構造の強化と美観の向上、2.凶事を避け吉事を招き入れる、3.理想境の追求と教化、4.神への表敬である。また装飾原則は1.地位序列原則、2.対称原則、3.地から天への原則、4.中央収束原則。加えて吉祥、教化、防災などを目的とする。

3 0 0 0 埴輪の世界

著者
朝霞市博物館編集発行
出版者
朝霞市博物館
巻号頁・発行日
2007

3 0 0 0 考古界

著者
考古學會 [編]
出版者
考古學會
巻号頁・発行日
1901
著者
国田 賢治 藤原 勝夫 渡辺 一志
出版者
札幌国際大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、(1)自発性瞬目の出現数の頚部前屈保持に伴う変化の運動経験による差異、(2)頚部前屈保持を伴う眼球運動反応トレーニング後の、眼球運動反応時間および自発性瞬目数の頚部前屈保持による変化、および(3)自発性瞬目及び随意性瞬目時の運動関連脳電位への頚部前屈保持による影響について検討した。検討の結果、以下のような知見を得た。(1)頚部前屈保持を伴う自発性瞬目数の減少は、高速ボール追従群でのみみられた。(2)頚部前屈を伴う眼球運動反応トレーニングを行うと、反応時間短縮効果がみられるようになったが、自発性瞬目数の減少効果はみられなかった。(3)随意性瞬目時のみ運動関連脳電位がみられ、その電位の立ち上がり先行時間は頚部前屈を保持すると短くなり、その電位のピークは大きくなった。