著者
山内 溥 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1086, pp.72-75, 2001-04-09

問 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が家庭用ゲーム機「プレイステーション2」を発売したのは昨年3月。SCEが圧勝した、と思っていたら、最近、ゲーム市場は縮小し、SCEの収益も苦しいと言います。では誰が儲けているかといえば、任天堂だと。ゲーム業界で何が起きているのか。さっぱりわかりません。
著者
恒次 祐子 芦谷 浩明 嶋田 真知子 上脇 達也 森川 岳 小島 隆矢 宮崎 良文
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.8, pp.347-354, 2005 (Released:2007-04-13)
参考文献数
11
被引用文献数
2 1

5種類の味と香りの異なるチョコレートに対する主観的快適感と被験者の性別およびパーソナリティの関係を検討したところ, 以下の結果が得られた.1) 女性群においては,i) チョコレート全体に対する快適感が男性群よりも有意に高いこと, ならびに個別のチョコレートについては, 苦みを強くしたチョコレートにおいて快適感が男性群よりも有意に高く, オーク材抽出物を添加したチョコレートにおいても高い傾向にあることが認められた.ii) 快適感に対する男性性ならびに女性性の有意な正の影響が認められた.2) 男性群においては,i) 快適感に対するタイプA型傾向の有意な正の影響が認められ, 特性不安の有意な負の影響が認められた.3) チョコレート別の快適感とパーソナリティとの関係について,i) 男性群においてはオーク材抽出物添加チョコレートの快適感と女性性との間に有意な正の相関が認められた.ii) 女性群においてはオーク材抽出物添加チョコレートならびに甘みを強くしたチョコレートの快適感と男性性との間に有意な正の相関が認められた.以上により, チョコレートの快適感に評価者個々人のパーソナリティが影響を与えていることが明らかとなった. 今後個人の価値観や好みを重視したチョコレートの創造を検討していく上で, 有用な示唆を与えるものと考えられる.
著者
大角 欣矢 花岡 千春 塚原 康子 片山 杜秀 土田 英三郎 橋本 久美子 信時 裕子 石田 桜子 大河内 文恵 三枝 まり 須藤 まりな 中津川 侑紗 仲辻 真帆 吉田 学史
出版者
東京藝術大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

近代日本の洋楽作曲家第一世代を代表する作曲家の一人、信時潔(1887~1965)に関する音楽学的な研究基盤を確立するため、以下の各項目を実施した。①全作品オリジナル資料の調査とデータベース化、②全作品の主要資料のデジタル画像化、③信時旧蔵出版譜・音楽関係図書目録の作成、④作品の放送記録調査(1925~1955年のJOAKによる信時作品の全放送記録)、⑤作品研究(特に《Variationen(越天楽)》と《海道東征》を中心に)、⑥明治後期における「国楽」創成を巡る言説研究、⑦伝記関係資料調査。このうち、①から⑤までの成果は、著作権保護期間内の画像を除き原則としてウェブにて公開の予定。
著者
酒井 亮爾
出版者
愛知学院大学
雑誌
愛知学院大学論叢. 心身科学部紀要 (ISSN:18805655)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.51-60, 2007-03-31

いじめは人権問題であるといわれているが,とくに学校におけるいじめ自殺はあってはならない問題である.最初にいじめが社会的な問題として取り上げられた1986年に起こったS君の「葬式ごっこ」事件であり,次には1994年に多額の現金をゆすられていたKO君の自殺事件であった.こうした事件の後,文部科学省や都府県でいじめ問題の抜本的な解決を目指した取り組みがなされてきた.しかし,2006年には小・中学校で相次いでいじめによる自殺が起った.いじめが社会問題化するたびに種々の対策が叫ばれ提案されてきたが,時間の経過とともにそうした対策が実効性をもたなくなってきた.ここでは2006年に中学校で起った2つのいじめ自殺事例を取り上げ,社会問題化する契機となった小学生のいじめ自殺も考慮にいれて,文部科学省の種々の提言を取り上げていった.
著者
角 隆一
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.151-160, 2017-07-28 (Released:2018-01-26)
参考文献数
15

NTT's laboratories were established in 1948 as the Electrical Communication Laboratories of the Ministry of Communication, four years later in 1952 became the Electrical Communication Laboratories of the Nippon Telephone and Telegraph Public Corporation. It continues to exist after privatization and reorganization.In this paper, we summarize the R & D strategy after 1952.Changes in NTT's R & D strategy were (1) monopoly era (1952–1985), (2) competition era (1985–1999), (3) era of open (1990–2014), (4) B 2 B 2 X era (2014 Year). And we introduce how to proceed R & D in each era, along with examples.
著者
渡辺 久子
出版者
国際基督教大学
雑誌
国際基督教大学学報. I-A 教育研究 = Educational Studies (ISSN:04523318)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.119-125, 2018-03-31

日本の英語教育は入試偏重で非効率であると批判されるが,その批判は大学入試研究が不十分なまま為されており,現実を反映しているとは言えない。本小論文では日本の英語教育背景の概要及び大学入試のもつ良い影響が考察される。大学入試の変化に対応するため授業も変わりつつあり,生徒は大学入試のために高いレベルの習得を目指している。大学入試に関する研究が深まれば英語教育の問題解決のヒントが与えられるのではないか。
著者
鈴木 博雄
出版者
横浜国立大学
雑誌
横浜国立大学教育紀要 (ISSN:05135656)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.1-34, 1962-03-30

This thesis tried to inquire the social background of the private schools in the feudal age from a historical stand of view. In middle age of Japan, there were few higher schools because of a internal war continued through the middle age. After the war, in the begininng of Tokugawa era, some private schools were appeared as a center of the movement for cultural and educational enlightenment. The typical schools in these private schools were Matunaga Sekigo's school which was established in 1637, Yamazaki Ansai's school which was established in 1655, Nakae Toju's school which was established in 1635 and Kinoshita Junan's school which was established in 1645. These typical school were founded in or near Kyoto which is a center of culture in the feudal age. In these school, Chinese Confucianism were taught as a moral teachings for not only warrior class but merchant and peasantry. In the middle of Tokugawa era, Ito Jinsai's school and Ogiu Sorai's school were most famous private schools. The former were established in Kyoto (1662) chiefly for merchant and peasantry. The latter were established in Tokyo (1709) chiefly for warrior class. They had a critical thought against Chu, Hsi (1130-1200)'s moral teachings which was most popular educational thought at that time. They improved educational methods, for example, Kaidoku-group reading methods-were used by both school at first. Teaching methods for the pronunciation of Chinese also improved by Ogiu Sorai's school.
著者
カビール ファッツル 高須 晃
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科学 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.183-192, 2010
参考文献数
34

四国中央部別子地域に分布するエクロジャイト質塩基性片岩には2回の独立した変成作用イベントが記録されている.すなわち,1回目のエクロジャイト変成作用イベントと2回目の藍閃石-バロワ閃石変成作用イベントである.エクロジャイト変成作用イベントのピーク変成作用は,エクロジャイト相の片理を形成する鉱物組み合わせ(ざくろ石,オンファス輝石,バロワ閃石,フェンジャイト,ルチル,石英)によって示される.この変成条件は,これまでの研究から610-640℃,12-14kbarと推定されている.ピーク変成作用の後,減圧を伴う降温期変成作用により緑れん石角閃岩相の条件(400-535℃,6-7kbar)となった.この変成条件は,エクロジャイト変成作用イベントのピーク変成作用を示す鉱物を置換する鉱物組み合わせにより示される.藍閃石-バロワ閃石変成作用イベントは,エクロジャイト相の鉱物組み合わせからなる片理を切って成長する顕著な累帯構造を示す角閃石の化学組成の変化から,緑れん石青色片岩相から緑れん石角閃岩相に至る昇温期の変成経路が復元できる.この変成作用は,エクロジャイト岩体周囲の三波川結晶片岩の昇温期変成作用と類似する.これらのことより,瀬場エクロジャイト質塩基性片岩は,エクロジャイト相のピーク変成作用の後,少なくとも藍閃石の安定な低温の変成条件の下で三波川結晶片岩と接合し,ともに昇温期変成作用を受けて緑れん石角閃岩相に達し,その後,現在の地表レベルにまで上昇したと考えられる.
著者
山口 匡
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.59-63, 2009-01-25 (Released:2011-08-25)
参考文献数
3
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション = Nikkei communications (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.636, pp.32-36, 2017-01-01

昨今、ロボットタクシーやロボネコヤマトなどの自動運転プロジェクトに力を入れるDeNAもDOCOMO R&D Open House 2016で5Gの通信回線を用いて、無人運転バスからの映像を遠隔監視するデモを披露していた(次ページの図2)。 今回のデモは仏EasyMileが開発した無人運…

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雑誌
人工知能 = journal of the Japanese Society for Artificial Intelligence (ISSN:21882266)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.145-146, 2015-01-01