3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1924年07月25日, 1924-07-25
著者
岸本 千佳司
雑誌
AGI Working Paper Series
巻号頁・発行日
vol.2016-10, pp.1-73, 2016-05

本研究は、台湾のIC(半導体集積回路)産業の中でも特に設計業(ファブレス)に焦点をあて、その発展動向と基本的な競争戦略、および主要企業の盛衰とそれを左右する要因について分析する。先ず、台湾IC ファブレスの競争戦略の様々な構成要素、即ち、垂直分業・専業化と二番手戦略、およびそこから派生する(あるいは、それとセットになっている)台湾企業の強み・特徴(標準品志向、製品開発プロセスにおける顧客との密接な協調、トータル・ソリューション、選択と集中など)について踏み込んだ分析を行う。こうした競争戦略の各構成要素がどのように関わりどのような競争優位に繋がっているかを出来るだけ体系的に分かり易く示すために、楠木(2010)『ストーリーとしての競争戦略』が提唱する競争戦略ストーリーを描き出す手法を採用する。また、台湾の特徴を浮き上がらせるために、近年凋落していると言われる日本半導体企業の戦略(不全)ストーリーを提示し対比させる。分析の結果、台湾ファブレスの戦略ストーリーは、相対的に楠木の言う「筋の良いストーリー」のイメージに近く、他方、日本半導体企業のそれは、むしろ戦略不全に陥るストーリー展開の可能性が多く見られることを示す。次に、同じ台湾ファブレスでも企業ごとに戦略や成長性が異なっていることに鑑みて、台湾の主要ファブレス10 社の事例分析を行う。上述の台湾ファブレス主要企業一般を念頭に置いた戦略ストーリーでは捉えきれない企業ごとの違いにも注目し、その盛衰を左右する要因を分析する。その結果、その時代ごとの主流である応用製品市場を上手く捉えられたかどうか、コア技術を技術シナジーを活かしながら複数の応用分野に巧く展開できたかどうか、単なる「me too」ではなく製品技術・マーケティングで独自の優位性を持っていたかどうか、などが成功要因として指摘される。
著者
立川談四楼著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
2001
著者
小林生央
出版者
日本弁理士会
雑誌
パテント
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, 2006-01-10
著者
松本 卓二 木村 友香子
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.1211-1214, 2017 (Released:2017-08-25)
参考文献数
14

【目的】本研究では、大腿骨近位部骨折患者において、リハビリテーション後に投与する栄養補助食品の効果の比較検討を行った。【対象と方法】大腿骨近位部骨折患者67例を対象とした (栄養補助食品群26例、オレンジジュース群41例) 。栄養補助食品群にビタミンD12.5μ g、BCAA2500mgを含んだ栄養補助食品をリハビリテーション後に投与した。アルブミン、末梢血リンパ球数、総コレステロール値から求めたタンパク代謝、免疫能、脂質代謝の指標であるCONUT値を栄養評価指標とし、入院時、手術1週後、4週後に比較検討を行った。【結果】CONUT値はオレンジジュース群では有意差を認めなかったが (入院時3.3、1週間5.4、4週間4.5) 、栄養補助食品群では入院後1週で悪化した値が、4週目では有意差をもって改善していることが確認された (入院時3.8、1週間5.7、4週間3.7、p<0.05) . 【結論】以上の結果から、ビタミンD、BCAAの強化に加え、カルシウム、脂質、炭水化物、微量元素等を含んだ栄養補助食品の投与は、手術的侵襲にて栄養状態が悪化する大腿骨近位部骨折患者に対して、栄養状態を改善することが確認された。

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1933年04月04日, 1933-04-04

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1932年04月02日, 1932-04-02
著者
伊田 政樹 中川 聖一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.96, no.92, pp.1-8, 1996-06-13
参考文献数
15
被引用文献数
4

音声認識システムの実用化には高精度認識と実時間処理という2つの課題がある。近年、より大規模な連続音声認識システムが求められており、全ての候補との照合を行なうことなく高精度かつ効率的な探索処理が必要となってきている。ここでは、ビームサーチ法とA^*探索法による認識性能の評価について述べる。認識実験より、ビームサーチ法は最適性が保証されていないが、適当なビーム幅と枝刈りのしきい値を与えることで、最適解を失う可能性は非常に小さくなり、枝刈りによって探索空間を大幅に削減できるために高速処理が可能となる。さらにここでは、ビーム幅の範囲内に最適バスが存在していることから、A^*探索法の探索空間をビーム幅で制限する方法について提案する。
著者
大久保 賢一 井口 貴道 石塚 誠之
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.68-85, 2015-02-25 (Released:2017-06-28)

研究の目的 本研究では、機能的アセスメントにおける情報収集と行動支援計画の立案を標的とした研修プログラムを実施し、その効果を検討した。研究計画 異なった順番で手続きを実施する2グループを設け、事前テスト、中間テスト、事後テスト、維持テストの結果から介入の各要素の効果を明らかにすることを試みた。場面 大学研究室において実施した。参加者 教員養成課程に在籍する6名の大学生が対象であった。介入 行動分析学に関する基礎的な内容、そして機能的アセスメントの実施と行動支援計画の立案に関する「講義」と、チェックリストとフィードバックを用いた「演習」を実施した。行動の指標 架空事例に対して参加者が収集した情報の分析、立案した支援計画における方略の種類と数、および妥当性、行動分析学に関する知識、そして研修プログラムに関する感想に関するデータを収集した。結果 ほぼ、すべての従属変数において改善がみられ、特に「結果事象」に関する情報収集と方略の立案においては事前テストからの大きな変化がみられた。結論 本研究において実施した研修プログラムによって全般的な改善がみられたが、グループ間によって異なる傾向がみられた。以上のことから、妥当性の高い行動支援計画を立案するためには、チェックリストやフィードバックを用いたトレーニングを行うだけでは不十分であり、行動分析学に関する基礎的な知識が前提条件となる可能性が示唆された。
著者
戸尾 祺明彦 金川 弘司 石川 恒
出版者
Japanese Society of Veterinary Cardiology
雑誌
家畜の心電図 (ISSN:02870762)
巻号頁・発行日
vol.6, no.6, pp.9-16, 1973 (Released:2009-09-17)
参考文献数
7

ペルシュロン種およびサラブレッド種雄馬の交配時の心電図をテレメータ装置により全経過にわたり連続記録した。心拍数および心電図波型の変化を観察しつぎのような成績をえた。1) ペンレシュロン種雄馬にこあっては, 心拍数の変化は厩舎内安静時では毎分30~40で, 種付場に向う常歩時および同場内周遊時は70前後に増数し, さらに乗駕とともにこ短時間内 (15~45秒) に150~170まで急増し射精にいたった。射精後から雌馬を離れるまでに心拍数はピークとなり, その後は120位まで急速に減数する。以降安静時の心拍数にもどるには, 交配ごとにことなるが, 約3~10分を必要とした。Sniffing にこよる不整脈, 乗駕時および射精後の休息中に心室性期外収縮の発現をみた。心電図ではTおよびST・Tの変化があった。2) サラブレッド種雄馬にあっては, 厩舎内安静時の心拍数は毎分50~60であるが, 近くを通過する雌馬のいななきにより一時的に130まで増数をみた。厩舎を出ることによりさらに170~180まで急騰し種付場内で雌馬の後方で待機時に最高となった。乗駕直前は115前後であるが乗駕とともに130と増数し, 射精後は80まで漸減した。心電図波型上P, TおよびST・Tに変化がみられた。
著者
上野 雄大 大堀 淳
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.1_191-1_210, 2012-01-26 (Released:2012-02-26)

本論文では,多相レコード計算のコンパイル方式を応用し軽量に実現可能な,型付き関数型言語の第一級オーバーロード方式を提案する.この方式の下では,オーバーロードされた関数は,オーバーロードされた型上のみを動く型変数で束縛された多相型を持つ第一級の関数として扱われる.本機能の実現に要求されるものは,型抽象におけるインスタンス変数の生成と,型適用におけるインスタンスの選択のみであり,これらは多相レコードコンパイルと同様の方式で達成できる.本方式はSML#コンパイラ上に実装され公開されている.
著者
上村 直己 上村 直己
出版者
熊本学園大学
雑誌
熊本学園大学論集「総合科学」 (ISSN:13410210)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.87-114, 2008-04
被引用文献数
1

今回訳出したのは、地質学者・地理学者フェルディナンド・フライヘル・フォン・リヒトホーフェン(Ferdinand Freiherr von Richthofen, 1833-1905)が幕末にオイレンブルク伯爵を団長としたプロイセン使節団の学術員(地質学)として来日した際の日本滞在日記の一部である。
著者
西村 健 岡本 彩那 藤崎 宣友 白井 邦博 山田 勇 中尾 篤典 小谷 穣治
出版者
一般社団法人 日本外傷学会
雑誌
日本外傷学会雑誌 (ISSN:13406264)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.17-23, 2017-01-20 (Released:2017-01-20)
参考文献数
18

心肺停止患者における胸骨圧迫は有効である一方,肋骨骨折や胸骨骨折,臓器障害などをきたしうる侵襲的処置である.我々は肺動脈塞栓症による心肺停止患者2症例を経験した.両例とも胸骨圧迫を含めた心肺蘇生法とveno-arterial Extracorporeal Membrane Oxygenation(VA-ECMO)を導入した後に撮像した造影CTにて横隔膜下肝損傷を認めた.1例は開腹止血術にて救命できたが,保存的加療を行った1例は出血により死亡した. 抗凝固薬を使用した患者では胸骨圧迫による合併症リスクが高まる.ダメージコントロール手術を含めた積極的加療が有効である可能性が示唆された.
著者
新田 梢 長谷川 [まさ]弘 三宅 崇 安元 暁子 矢原 徹一
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.100-106, 2007-03-31
被引用文献数
2

近年、理論と実証の両面から適応進化の過程を「微小な遺伝的変化の累積」とみなす従来の進化観に疑問がなげかけられている。我々は、対照的な送粉シンドロームを持ち、花の寿命が半日しかない夜咲き種と昼咲き種を材料に、少数の遺伝子座の変化による適応的進化の実証研究を進めている。本稿ではこれまでに得られている結果を要約したうえで、遺伝的基礎を探る研究の今後の課題について議論した。キスゲ属(Hemerocallis)のハマカンゾウは昼咲き種でチョウやハナバチ媒花、一方、キスゲ(ユウスゲ)は夜咲き種でスズメガ媒花である。開花パターンは、自然雑種集団では、昼咲きパターン、夜咲きパターン、1日咲きパターンが見られ、両親権の純粋な集団に比べ、大きな変異性を示した。人工雑種F1世代では、ほとんどが昼咲きパターンであった。ハマカンゾウの花では、アントシアニンが合成されるために花弁が赤い。キスゲでは、アントシアニンが合成されないため黄色になる。 FI雑種の花では、アントシアニンによる赤い色が見られない。キスゲとハマカンゾウの間に見られる開花時間と花色の違いは、少数の主要な遺伝子座に支配されている可能性が高いと考えられる。また、ESTをもとに相同性配列を検索し、花色の変化に関する遺伝子を調べた。 CHS遺伝子(アントシアニン合成系のカルコン合成酵素の遺伝子)では、ハマカンゾウとキスゲにおいて同義置換のみが見つかり、アミノ酸配列に違いはなかった。したがって、CHS遺伝子のアミノ酸置換によって花色が進化したという証拠は得られなかった。 MYB遺伝子は、ユリにおいて花のアントシアニン合成系の制御に関っているMYB遺伝子にもっとも近縁だった。今後は、適応的進化のシナリオを明らかにするために、形質分離解析やQTLマッピングを進めていく予定である。「微小な遺伝的変化の累積」を仮定した最適化モデルやESSモデルは、その限界を正しく評価し、形質進化に関与した主要な遺伝子を特定したうえで、主要遺伝子の特性を考慮に入れた仮説の提唱とモデル化を行う必要がある。
著者
緒方 幸代 藤田 孝輝 石神 博 原 耕三 寺田 厚 原 宏佳 藤森 勲 光岡 知足
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.317-323, 1993 (Released:2010-02-22)
参考文献数
26
被引用文献数
5 21 18

健常成人8名に4G-β-D-Galactosylsucrose (ラクトスクロース: LS) をはじめの1週間1g/日, 次いで1週間は2g/日, さらに, 2週後の1週間は3g/日を摂取させ, 少量LS摂取の腸内フローラおよび糞便の性状に及ぼす影響について検討した。その結果, LSの1g/日, 2g/日および3g/日の摂取のいずれにおいても, Bifidobacteriumが有意に増加し, C. perfringensを含むレシチナーゼ陽性ClostridiumおよびBacteroidaceaeの減少が認められた。糞便中のアンモニアおよび硫化物はLS 2g/日, 3g/日摂取で有意に減少した。糞便pHはLS 3g/摂取で低下し, 糞便重量および水分量はわずかな増加をした。以上の成績から, LSの最小有効摂取量は健康成人において1日当り1~2gと判断された。