著者
西之園 晴夫
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.183-190, 1998-03-20
被引用文献数
1
著者
山口 美弘 志田原 哲 井上 善博 松原 好宏 仙波 英之
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.252-256, 1994-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
5

Because of the increasing use of fluoroscopy in treating femoral neck fractures, we should recognize the radiation risk to orthopaedic surgeons and paramedical staff. Using a digital dosimeter, we directly measured the radiation exposure to the neck of the staff. Although the dose of radiation was low, cavalier use of fluoroscopy is to be condemned, because no one has yet accurately determined whether low-dose radiation is harmful.
著者
近藤 智善 広西 昌也
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.89, no.4, pp.629-633, 2000-04-10

振戦は安静時振戦,姿勢時振戦,企図振戦,動作時振戦に区別される.小脳性協調運動障害の現れと解される動作時振戦や代謝異常による振戦を除いて,小脳歯状核・赤核・視床を結ぶ経路のどこかの障害で振戦のリズムが発生し,振戦の性状の違いは筋トーヌスの差によるとの説がある.パーキンソン病の振戦と本態性振戦に対する薬物治療以外は特異的な内服療法はなく,視床Vim核の定位的破壊術の適用が考慮される症例がある.
著者
吉塚 弘 武内 麻子
出版者
一般社団法人大学英語教育学会
雑誌
JACET全国大会要綱
巻号頁・発行日
vol.36, pp.277-280, 1997-09-05

語学能力のみならず、習得した能力を正確に測定・評価することは、学習者にとって重要なことである。実際場面での運用を基本とする語学能力に関しては、これらの能力を測定するために通常ペーパーテストで代用されることが多い。しかしながら、それらが本来測定しようとしている測定目的を本当に測定しているか否か、という妥当性の検証に関し大規模に実施検討されることはまれである。特に語学能力の場合、構成能力の主要な一つと考えられるオーラルコミュニケーション力に関して、ペーパーテストでどの程度妥当性のある測定・評価が可能かは、テスト研究者のみならず、語学教育に関わる者にとって興味のあるところである。財団法人日本英語検定協会では、英検準2級から準1級の305名の日本人受験者サンプルを用いてこれらの検証を実行した。収集されたデータは、相関係数等の基本統計量が算出され、また因子分析の手法を応用して解析が実行された。これらの検証により、おおまかではあるが、オーラルコミュニケーション力を推定するのに代用可能なペーパーテストの形式に関する検討材料が供給された。
著者
飯田順一郎 [ほか] 編
出版者
朝倉書店
巻号頁・発行日
2013
著者
柏野 和佳子 奥村 学
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.1133-1161, 2014-12-15 (Released:2015-03-15)
参考文献数
33

従来の紙版の国語辞典はコンパクトにまとめることが優先され,用例の記述は厳選され,必要最小限にとどめられていた.しかし,電子化編集が容易になり,電子化された国語辞典データや種々のコーパスが活用できるようになった今,豊富な用例を増補した電子化版国語辞典の構築が可能になった.そうした電子化版国語辞典は,人にも計算機にも有用性の高いものと期待される.著者らはその用例記述の際に見出し語のもつ文体的特徴を明記する方法を提案し,より利用価値の高い,電子化版の「コーパスベース国語辞典」の構築を目指している.文体的特徴の記述は,語の理解を助け,文章作成時にはその語を用いる判断の指標になり得るため,作文指導や日本語教育,日本語生成処理といった観点からの期待も高い.本論文では,古さを帯びながらも現代語として用いられる「古風な語」を取り上げる.これに注目する理由は,三点ある.一点目は,現代語の中で用いられる「古風な語」は少なくないにも関わらず,「古語」にまぎれ辞書記述に取り上げ損なってしまう危険性のあるものであること.二点目は,その「古風な語」には,文語の活用形をもつなど,その文法的な扱いに注意の必要なものがあること.三点目は,「古さ」という文体的特徴を的確かつ,効果的に用いることができるよう,十分な用法説明が必要な語であるということ,である.そこで,本論文では,これら三点に留意して「古風な語」の用法をその使用実態に即して分析し,その辞書記述を提案する.はじめに,現行国語辞典5種における「古風な語」の扱いを概観する.次に,「古風な語」の使用実態を『現代日本語書き言葉均衡コーパス』に収録される図書館サブコーパスを用いて分析し,「古風な語」の使用を,(1) 古典の引用,(2) 明治期から戦前まで,(3) 時代・歴史小説,(4) 現代文脈,に4分類する.そして,その 4 分類に基づく「コーパスベース国語辞典」の辞書記述方法を提案する.このような辞書記述は例えば,作文指導や日本語教育,日本語生成処理の際の語選択の参考になるものと期待される.
著者
徳永 保
出版者
筑波大学大学研究センター
雑誌
大学研究 (ISSN:09160264)
巻号頁・発行日
no.29, pp.57-170, 2004-01

おはようございます。筑波大学の徳永です。今日はこの試行プログラムの第4回になります。最初に山本センター長の方からこの試行プログラムについてお話があったかと思いますし、また前回の合田さんのお話の中でもいろいろあったかと ...
著者
西原 稔
出版者
東京芸術大学
雑誌
東京芸術大学音楽学部年誌 (ISSN:02872048)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.29-53, 1983

Aufklarung erzeugte Asthetik. Diese Abhandlung betrachtet die Einflusse der Aufklarung, besonders Gedanken der Leibniz-Wolff-Schule auf die Entstehung der modernen Musikasthetik. Den musikalischen Theoretikern der Aufklarung, darunter wir J. A. Scheibe, J. Mattheson, Ch. G. Krause, J. A. Hiller, F. W. Marpurg, J. G. Sulzer, J. N. Forkel usw., die um 1730 bis 1790 tatig sind, nennen konnen, ist es gemeinsam, Musik im Zusammenhang mit gesamten menschlichen Tatigkeiten zu betrachten. Damit wird Musik nicht nur als technisches Problem, sondern im Zusammenhang mit Ethik, Religion, Schonheit und Wahrheit als Symbol der Vollkommenheit und Proportion diskutiert. Diese Aufgaben der Aufklarung wurden von J. A. Scheibe aus Leipzig zum erstenmal bestimmt. Scheibe ist, wie J. Birke sagt, der erste, der philosophische Methoden und Begriffe auf Musik anwandte. Man kann sagen, daβ Musikasthetik der Aufklarung zwei Hauptaufgaben hat. Erstens die Erweckung der innerlichen, empfindlichen subjektiven Momente, die die schopferische Einbildungskraft frei machen. Zweitens der Anspruch auf die allgemeingultigen, objektiven Momente, durch die wir Musik samt der schonen Kunste als "edle Wissenschaft" setzen und sie unter der ewigen Weltweisheit betrachten konnen. Eine Reihe von Problemen der Aufklarung, z. B. Naturnachahmung, Ausdruck, Einbildungskraft, Erfindung usw., werden durch die obenerwahnten zwei Momente theoretisiert. Man kann sagen, daβ Musikasthetik als Logik der musikalischen Empfindung bestimmt wird, und erstmals ihre eigene Grundlage als autonome Wissenschaft durch die Aufklarung findet. Das damalige musikalische Denken, das auf Ratio oder Logik der Empfindung zielt, verwirklicht sich konkret im Bereich der Melodielehre und Rhythmuslehre. Diese zwei Facher tragen verschiedene Probleme der Aufklarung. In der Melodielehre, darunter J. A. Scheibe und besonders J. Mattheson, der stolz der erste Melodie-Theoretiker ist, eine wichtige Rolle spielen, sind Hauptaufgaben der innere und freie Ausdruck und die Invention oder Erfindung, die den Hauptsatz der Komposition bestimmen. Dagegen zielt die Rhythmuslehre, die J. G. Sulzer entwickelt, auf reine Konstruktion der Tone durch Empfindung.
著者
Kohei OTOMO Terumasa HIBI Takashi MURATA Hirotaka WATANABE Ryosuke KAWAKAMI Hiroshi NAKAYAMA Mitsuyasu HASEBE Tomomi NEMOTO
出版者
(社)日本分析化学会
雑誌
Analytical Sciences (ISSN:09106340)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.307-313, 2015-04-10 (Released:2015-04-10)
参考文献数
28
被引用文献数
2 33

The temporal resolution of a two-photon excitation laser scanning microscopy (TPLSM) system is limited by the excitation laser beam’s scanning speed. To improve the temporal resolution, the TPLSM system is equipped with a spinning-disk confocal scanning unit. However, the insufficient energy of a conventional Ti:sapphire laser source restricts the field of view (FOV) for TPLSM images to a narrow region. Therefore, we introduced a high-peak-power Yb-based laser in order to enlarge the FOV. This system provided three-dimensional imaging of a sufficiently deep and wide region of fixed mouse brain slices, clear four-dimensional imaging of actin dynamics in live mammalian cells and microtubule dynamics during mitosis and cytokinesis in live plant cells.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1421, pp.40-43, 2007-12-17

任天堂には社是、社訓、あるいは文字に残された企業理念といったものが存在しない。創業家の山内溥が社長に就いたのは1949年。当時はまだ明治の時代から続く花札とトランプの会社に過ぎなかった。 家業を継いだ山内はその後、新手の玩具を次々と生み出し、やがてエレクトロニクスの分野へと傾倒していく。
著者
中野 敬一
出版者
家屋害虫研究会
雑誌
家屋害虫 (ISSN:0912974X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.131-138, 1995-12-01
参考文献数
19

1994年12月~1995年2月と1995年5~7月に,東京都内の地下鉄駅構内の排水溝において,昆虫と水生動物の生息の有無を確認した。その際,一部の排水の水温と水質を検査した。排水溝で生息を確認した昆虫は,セスジユスリカ幼虫,オオチョウバエ幼虫,ホシチョウバエ幼虫であり,水生動物は,サカマキガイ,ミズムシ,イトミミズであった。排水溝の周辺ではセスジュスリカ,オオチョウバエ,ホシチョウバエの各成虫とザトウムシが確認できた。水生動物が生息していた排水は,そうでない排水より有機物や窒素成分が多い傾向があった。排水溝で確認した昆虫と水生動物は,生物学的水質階級のα中腐水性から強腐水性に生息する種類であった。その侵入経路については都市河川や下水道が関係すると思われる。
著者
齊藤 貴浩 金 性希
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.339-350, 2009
被引用文献数
5

近年,高等教育の現場ではe-Learningが広く導入されてきている.それに応じてe-Learningの研究も盛んに行われているが,過去の研究で得られた知見が十分に共有され,また十分に活用されているとは言い難い.本研究では,高等教育におけるe-Learningに関する研究結果を収集し,それらを用いてe-Learningの効果に関する総合的分析を行った.収集した研究結果は過去12年間の136の論文であり,その中からメタ分析に使用可能な24の研究結果が抽出された.分析の結果,平均効果サイズは0.420であり,e-Learningには中程度の効果があることが明らかとなった.さらに,重回帰分析の結果,実験設定として動機付け関連度が高い方が,そしてメディア活用度が低い方が,学習効果が高いことが明らかになった.さらに,プレ・ポストの実験設計自体が実験・統制群の実験設計よりも効果サイズを高める影響を持っていることが明らかになった.
著者
石川 雅典 小野澤 章子
出版者
秋田桂城短期大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

本プロジェクトは、季節労働の供給変化と規定要因、ならびに供給変化と送出地域の社会経済構造との関係について、北海道内の沿岸漁業地域である椴法華村(現在の函館市椴法華地区)を対象として追究したものである。対象地における季節労働、とりわけ出稼ぎ労働の調査研究に基づいて知見を整理すると次のようになる。1.供給変化(減少)は、需要側における採用条件の厳格化が直接の要因であった。かつて供給側で広範にみられたグループ就労は小規模化・個人化がすすみ、地縁関係を契機とした社会空間とネットワーク形成の変容が示唆された。2.一方、需給のミスマッチが生じていて、供給側における送出母体の衰微がもう一つの要因として指摘できる。母体の衰微は対象地の基幹産業であり、戦後の送出母体であった沿岸漁業のあり方と深い関係がある。つくり育てる漁業が進展する中で、漁業資源の限界性と動力船の所有/非所有を境界とした漁業層の階層化とが一層顕著になり、沿岸漁業の縮小化がすすんでいる。在村する若年世代はほとんど漁業に就業しておらず、生活スタイルや地域への関心という点でも他の世代との差異が著しい。対象地は、沿岸漁業を中心とする多様で異質な地域へと移りつつある。3.筆者らはかつて漁業と出稼ぎとによる職業分化の状況を見出した。対象地の生活と地域はこれによって維持されてきた。しかし今日、対象地では職業分化とは次元の異なる局面を迎えつつある。この局面は展開次第によってはかなり以前より予測できたことではあったが、供給変化とともにあらわれた新たな局面は従来の枠組みによる漁業の存続や局地的地域社会の維持が困難になりつつあることを意味している。
著者
吉田 宏司 榊 剛史 松尾 豊
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本研究では,ソーシャルメディアを用いた支持獲得に関して分析と提案を行う.Google+とAKB48を事例として取り上げ,ソーシャルメディアでの支持者の観測可能性に関する分析と,支持者の獲得状況を俯瞰する支持者の類似ネットワークと遷移ネットワークの構築を行う.また,支持者の遷移ネットワークを用いた支持者獲得先の競合ユーザの選択手法の提案を行う.提案手法をAKB48に適用し,その有用性を評価する.