2 0 0 0 OA 武芸全書

著者
久松定基 著
出版者
又間安次郎[ほか]
巻号頁・発行日
vol.第1編, 1898
著者
山下 仁 形井 秀一 江川 雅人 石崎 直人 宮本 俊和 楳田 高士 今井 賢治
出版者
社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.2-15, 2007-02-01 (Released:2008-05-23)
参考文献数
31

より安全な鍼灸臨床を目指すためのアイデアを、ワークショップ参加者とともに考えることにした。当委員会が今回提示したテーマと各委員により提供された情報は、次のとおりである :1. 鍼の抜き忘れの防止 1) 防止法の工夫 2) インシデント報告システムの効果2. より清潔な押し手 1) 指サック・グローブ使用の長所と短所 2) 鍼体に触れない刺鍼法の試みの変遷 3) クリーンニードル開発の現状討論時間は十分でなかったものの、参加者からいくつかの貴重なアイデアをいただいた。また、新しく開発されたクリーンニードルに対する反響が大きかった。刺鍼に関するこのような新しい器具や手法が従来の伝統的な鍼灸臨床に浸透してゆく際の様々な影響についても討論してゆく必要があると思われる。今後さらに各関連施設や鍼灸院あるいは業団体など各方面からのアイデアや意見を集約していきたい。
著者
駒込 希
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.1-151, 2018

早大学位記番号:新8029
著者
一柳 昌義 高橋 浩晃 山口 照寛 東 龍介 山田 卓司 大園 真子 眞城 亮成 笠原 稔 谷岡 勇市郎
出版者
北海道大学大学院理学研究院
雑誌
北海道大学地球物理学研究報告 (ISSN:04393503)
巻号頁・発行日
vol.78, pp.37-51, 2015-03-19

An earthquake swarm begun at 15 July 2012 in Nakagawa town of northern Hokkaido. The largest earthquake with MJMA4.3 occurred on 16 July 2012. We carried out temporal seismic observation with seven stations from 18 July 2012 to the last October 2012. Hypocenters were calculated using the Double-Difference hypocenter determination procedure with a local one dimensional P-wave velocity structure. Precise hypocenter data indicated that epicenters were distributed in very narrow area of 2 km×2 km with shallow depth from 4 km to 7 km. Earthquakes after middle of August occurred only in southern part of the region and depth had got shallower with time. Hypocenters indicated no clear alignment in consistent with any nodal planes of major earthquakes. An independent hypocenter cluster with shallower than 2 km was observed above the main activity area. A slow slip event (SSE) with Mw 5.4 coincidentally detected by GNSS crustal deformation data during the swarm. This swarm was situated at the southeastern end of the fault of SSE. This fact suggested that seismic swarm might triggered SSE or was induced by SSE.
著者
西山 裕介
出版者
公益社団法人 日本顕微鏡学会
雑誌
顕微鏡 (ISSN:13490958)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.152-155, 2020-12-30 (Released:2021-01-13)
参考文献数
18

回折法と固体NMRを有機的に組み合わせるNMR crystallographyのアプローチおよびその基盤技術(microED,固体NMR,量子化学計算)の概略を紹介する.低分子医薬品における塩・共結晶問題への明瞭な解決策を提案する.microEDとの組み合わせは特に有効であり,微細な単結晶(1 μm以下)から水素原子位置も含めて結晶構造を解くことができる.
著者
森下 英理子
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.109, no.7, pp.1340-1346, 2020-07-10 (Released:2021-07-10)
参考文献数
6
著者
戸田 堅一郎
出版者
森林立地学会
雑誌
森林立地 (ISSN:03888673)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.75-79, 2014-12-25 (Released:2017-04-03)
被引用文献数
7

地形判読を容易にすることを目的として,数値標高モデルを用いた新たな立体図法(CS立体図)を開発した。CS立体図は, GISソフトを用いて標高値から傾斜と曲率を計算し,異なる色調で彩色し重ねて透過処理することにより作製する。山地崩壊危険地の予測を行う場合は,小縮尺と大縮尺のCS立体図を用意し,巨視的視点と微視的視点から地形判読を行うと,より的確な判断が可能になる。CS立体図を用いて地形判読を行い,現地調査を行うことで,山地崩壊危険地の予測精度と調査効率の向上が期待できる。
著者
飯嶋 一浩 竹内 将俊 Kazuhiro Iijima Takeuchi Masatoshi
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.16-22,

クロハナムグリの生活史を屋外飼育実験により推定した。その結果,本種は年1化性であり,成虫の活動期間は4月下旬から8月下旬であった。幼虫は3齢が終齢であった。産卵は初夏に行われ,8月中旬には新成虫となり地上に出現した。しかしながら,野外において晩夏から秋季にかけて成虫を発見できないことから,自然状態では新成虫は羽化後も朽木内に留まり,そのまま越冬すると考えられる。初年度の越冬態は成虫であり,翌春に休眠から覚めた成虫は地上に出現し,摂食活動と生殖活動を行った。なお,成虫の一部は2年間生存し,2回の繁殖期があった。野外においても体表が磨耗し2年間生存していると推測される個体が時折確認されることから,一部の個体は自然条件下においても多回繁殖を行っていると考えられる。成虫の寿命は1年から2年であった。これらの結果から本種の生活史型は,年1化・成虫越冬・多回繁殖型と言える。このように,クロハナムグリは一部の成虫による多回繁殖という戦略を持つことによって,朽木という数少ない餌資源を長期に探索し,次世代を残すことが可能な能力を備えていた。なお,成虫の訪花植物について調査した結果,1綱7目8科23種が確認された。
著者
米倉 二郎
出版者
地理科学学会
雑誌
地理科学 (ISSN:02864886)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.190-196, 1992
参考文献数
10

本編は第27回国際地理学会議(ワシントンD.C.)(1992年8月11日)での発表である。海洋を視座に据えて世界史を区分すれば,古代は地中海時代,中世は印度洋時代,近世は大西洋時代とすることができよう。ウォラースタインによれば,近世は資本主義的世界システムが成立して来た時代で,その中心となった指導国家もスペインからオランダ,ついでイギリスそして19世紀後半から米国へと移ってきた。資本主義経済は50年前後の周期で景気が変動するが今や米国の覇権にかげりが見えてきた。その後継者として日本とECが現れつつあり,このまま進めば2050年位に破局を迎えるであろう。なお資本主義は500年を経過して構造的矛盾に陥り他のシステムヘ転換すべき時であろうという。資本主義世界システムの最周辺を占めてきた太平洋もヨーロッパ列強により発見占領されて世界史の舞台に登場,太平洋戦争によって主戦場となった。その結果植民地は解放され一敗地にまみれた日本が急速に回復し,それに続いてNIES諸国が台頭してきた。来るべき時代は太平洋の時代となるようで21世紀は太平洋の世紀ということができよう。太平洋の世紀が解決しなければならぬ多くの課題の中でここでは太平洋諸島の開発と太平洋地域の非核化について述べる事とする。太平洋諸島は陸地面積は小さいが海洋面積が大きい。同じく島喚国として日本は太平洋諸島の開発に最も多く貢献することができよう。広島,長崎の原爆後太平洋は米英仏などの核開発の実験場となり自然や住民が汚染されてきた。わが国は早く非核三原則を国是としているが太平洋島喚国も1985年に非核条約を締結した。日本はこれら諸国と共に声を大にして沿岸諸国民に非核を訴えねばならぬ。これが来るべき世紀に実現されるならば文字通り太平洋の世紀ということができよう。
著者
長谷 正人
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

近年流行のドキュメンタリーバラエティ番組(アメリカでいうリアリティTV)は、「出演者」という問題を前景化したテレビ番組である。これが本研究のとりあえずの結論である。70年代までのテレビ番組は、「製作者」のものであった。いかに優れた番組が作られるかが人々にとって論じるべきことであり、出演者や視聴者は二次的な問題にすぎなかった。それに対して80年代に前景化されたのが「視聴者」の問題だった。「スチュワーデス物語」に代表されるように、製作者の意図とは距離を置いたところで、「視聴者」が解釈することによって番組のありようが決定される。そのような製作者と視聴者の微妙なずれでゲームが行われたのが80年代のテレビバラエティだった。これらに対して、『未来日記』や『あいのり』に代表される近年のドキュメンタリーバラエティ番組は、製作者の意図とも、視聴者の解釈とも違うところで、出演者がどのような役割を果たしているかが実験的に探求されたのである。メッセージの透明な伝達者ではなく、製作者の意図とも視聴者の欲望ともずれた不透明な身体を持った出演者。それはスターともアイドルともまったくちがう様態で私たちの社会に現れただろう。たとえば80年代のアイドルから90年代以降の女子アナへとテレビの主役が変わったことは、その典型的な徴候である。その出演者の不透明な身体からメディア社会の自閉性の向こう側を見通そうとしたのが、これらの番組だろう。しかしその自閉性は崩されないまま、テレビのシステムが出演者さえも飲み込んでしまったのが現代の状況である。
著者
桜庭 拓也 二瓶 泰雄 倉上 由貴 入江 美月
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B1(水工学) (ISSN:2185467X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.I_1297-I_1302, 2017 (Released:2018-02-28)
参考文献数
9

本研究では,2016年熊本地震とその後の洪水(熊本県木山川)による複合災害の実態や洪水氾濫メカニズムの検討を行うことを目的とする.具体的には,(1)木山川を含む緑川水系における地震時の堤防被害調査,(2)6月20日豪雨による木山川の堤防被害・洪水氾濫調査,という二つの現地調査を実施した.その結果,2016年熊本地震では,堤防の天端・表のり面の縦・横断亀裂や天端沈下が秋津川や木山川のような県管理区間でも広範囲に生じていた.木山川では,地震による天端沈下(10cm程度)と豪雨による堤防決壊・洪水氾濫が生じるという複合災害が発生した.そこでは,沈下対策に設置された土嚢上の越流に加えて,土嚢直下のパイピングによる土嚢の不安定化が決壊を助長した可能性が示唆された.
著者
金子 さゆり
雑誌
名古屋市立大学看護学部紀要 = Bulletin of Nagoya City University School of Nursing (ISSN:13464132)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.19-25, 2014-03

本研究は急性期病棟で働く看護師の抑うつ傾向の実態を明らかにし、抑うつ傾向にある看護師の離職意図ならびに医療安全への影響について検討することを目的に、臨床研修病院5施設に勤務する病棟看護師1197名を対象にCES-Dを用いた自記式調査を実施した。病棟看護師の54.0%が抑うつ傾向にあることが示され、経験年数別比較において抑うつ割合に差がみられた。抑うつ傾向による医療安全への影響を検討した結果、抑うつ傾向の有無とインシデント・アクシデントレポート提出数や有害事象発生と関連はみられなかった。一方、抑うつ傾向にある場合はない場合に比べて、薬剤関連のエラーやニアミスを起こす確率が約2倍に、トラブル遭遇頻度は2倍強に高まる可能性が示唆され、さらに離職意図は約2倍に高まることが示唆された。安全な医療を提供していくためにも、看護師の抑うつ状態についてスクリーニングを行い、抑うつ状態にある看護師へのメンタルサポートを充実させていく必要がある。
著者
佐久間 寛
出版者
日本アフリカ学会
雑誌
アフリカ研究 (ISSN:00654140)
巻号頁・発行日
vol.2018, no.94, pp.21-33, 2018-12-31 (Released:2019-12-31)
参考文献数
37
被引用文献数
1

本特集は,アフリカの脱植民地化に影響を及ぼしたことで知られる黒人文化総合誌『プレザンス・アフリケーヌ』創刊70周年に前後して同誌の共同研究を進めてきた文学・文化人類学の専門家による研究成果の集成である。『プレザンス・アフリケーヌ』誌は,A.セゼールやL.S.サンゴールといったカリブ・アフリカ出身の文化人にとってかけがえのない創作の場であったばかりでなく,政治,経済,歴史,教育等の専門家が集う学術分野を超えた集団討議の場でもあった。主要言語はフランス語であるが,英語圏からの執筆者もおおく,スペイン語やポルトガル語による作品も掲載された。また同誌は黒人のみに開かれていたわけではなく,創刊にはJ.-P.サルトルやA.ジッドといったフランスの白人知識人が参加した。またプレザンス・アフリケーヌは,アフリカ系知識人の作品を送りだしてきた出版社でもあり,第1回黒人作家芸術家会議をはじめとする歴史的イベントを組織した事業体でもある。序論である本稿では,言論媒体であると同時に多種多様な人々の交流と混淆を促す運動そのものでもあったプレザンス・アフリケーヌの相貌を概観し,この文化複合体を研究することの今日的意義を明らかにする。
著者
竹原 悟
出版者
The Japanese Society of Printing Science and Technology
雑誌
日本印刷学会論文集 (ISSN:00400874)
巻号頁・発行日
vol.6, no.14, pp.76-81, 1963-10-15 (Released:2010-09-27)
参考文献数
6

I have studied fiber structure and measured fiber length distribution of nine kinds of stereo flong which are on the market. In the last analysis, it was found that these pulp structure was only B. SP or mixture of B. SP Mean fiber length was 0.8-1.1mm, and the maximum frequency of fiber length was 0.6-0.8mm.In addition, I have made a preliminaly experiment on the interrelationship of viscoelasticity and plasticity of them. Visco-elastic properties were measured by vibrating reed method. Obtained results are considerable agreement between dynamic elasticity and plasticity of the flong, and between internal time scale and plasticity of the flong.