著者
山田 竜平 山本 幸生 桑村 潤 中村 吉雄
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.121-131, 2012-03

1969年から1977年にかけてNASAのアポロミッションで得られた月地震データは地球以外の天体で得られた最初の地震記録である.このデータは,取得以来40年経った現在でも解析が続けられており月の地球物理学研究において主要な役割を果たしている.一方で,得られた月地震データセットの全てが,現在のデータ公開機関でアーカイブされ,公開されているわけではない.また,多くの公開データのフォーマットが一般の地震学で使用されるものと異なるため,現状,ユーザーが必要なデータと情報を取得し,解析研究を行うのに敷居の高さを伴っている.そこで,本研究では,これまでよりも容易にユーザーが要求する月地震データとそのメタデータを取り出し,解析に供することができるApollo月地震データ公開システムを開発した.この開発のため,まず我々はほとんど全ての月地震データのアーカイブとデータ解析に必要となる情報の収集と整理を行った.そして,デコードしたデータから構成されるリレーショナル型データベースとデータベースへアクセスするアプリケーションを開発し,Web上でユーザーが要求する月地震データを検索して取得できるようにした.本研究で開発した公開システムを通して,より多くのユーザーが月地震データにアクセスできるようになり,解析研究を通して,月惑星科学を更に進展させていくことが期待される.
著者
荒瀬 輝夫 内田 泰三
出版者
JAPANESE SOCIETY OF REVEGETATION TECHNOLOGY
雑誌
日本緑化工学会誌 = Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.119-122, 2009-08-31

郷土種による切土のり面緑化を目的として,陸生スゲ類5種(コジュズスゲ,タガネソウ,ヒゴクサ,ミヤマカンスゲ,アズマナルコ)を植栽して群落を造成し,被度の変化を調査した。試験地は信州大学農学部構内,プロットサイズは1 m×1 m,実験配置は3反復の乱塊法とした。また葉の外部形態(葉幅と葉長)を自生地および試験地で比較した。植栽から4年間で,アズマナルコは大株化し群落内が空洞化した。コジュズスゲとミヤマカンスゲはのり面中下部において密な群落を維持した。ヒゴクサは地下茎により拡大したのち衰退した。タガネソウは植栽時の被度を維持した。葉の形態は植栽後,葉幅はやや広く葉長は伸長する傾向にあったが,タガネソウのみ葉幅が狭くなった。
著者
小野 英哲 三上 貴正 岩崎 淑子 横山 裕
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文報告集 (ISSN:09108025)
巻号頁・発行日
no.385, pp.1-7, 1988-03-30
被引用文献数
2

This study presents the evaluating method of hardness and slipperiness of aerobic dance floors from a viewpiont of comfortableness, fatigue, and safety. The evaluating indexes and evaluating method are established, based on the correspondence between the judgements of aerpobic dance instrutors and phisical values of aerobic dance floors measured by our original measuring devices.
著者
大島 未有希 鎗田 環
出版者
日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.313-314, 2001-12-01
著者
ISHIDA H.
出版者
Oxford Univ. Press
雑誌
Prehistoric Mongoloid Dispersals
巻号頁・発行日
pp.113-124, 1996
被引用文献数
2
著者
小松 裕
出版者
熊本大学
雑誌
文学部論叢 (ISSN:03887073)
巻号頁・発行日
vol.93, pp.23-41, 2007-03-05
著者
川端 俊一 川畑 匠朗 山田 正文 柳田 聖香 塗木 淳夫 湯ノ口 万友 Rothwell John
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.110, no.399, pp.121-124, 2011-01-20

人間は感覚情報をもとに外界からの刺激を感じ取り,自覚的な体験として処理する.この処理の際に,視覚や聴覚といった個々の感覚のみで処理するのではなく,感覚同士が必然的に相互作用し合って総合的に処理している.つまり,人間の認知処理の仕組みの解明に当たっては個々の感覚だけでなく感覚の相互作用の解明も重要であることが言える.本研究では,視覚刺激に触覚刺激と聴覚刺激を加え,視覚情報の認知に触覚と聴覚がどのような影響を及ぼすのかを調べた.その結果,それぞれの感覚の提示の種類や,提示時間によって,感覚の相互作用に差が生じることがわかった.
著者
西村 優紀美
出版者
富山大学
雑誌
学園の臨床研究 (ISSN:13464213)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.44-51, 2000-06-30