2 0 0 0 儀禮

著者
池田末利訳註
出版者
東海大学出版会
巻号頁・発行日
1973
著者
桂 瑠以
出版者
情報メディア学会
雑誌
情報メディア研究 (ISSN:13485857)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.32-40, 2018-01-08 (Released:2018-01-08)
参考文献数
30

本研究では,大学生 500 名を対象に,2時点のパネル調査を行い,LINE の使用が LINE での社会関係資本及びレジリエンスに及ぼす影響を検討することを目的とした.その結果,第 1 に,LINE の使用量が LINE での互酬性を高め,LINE の使用量,所属感が LINE での信頼感を高める効果が認められたことから,LINE の使用が LINE での社会関係資本を高める可能性があるといえる.第 2 に,LINE での互酬性がレジリエンスを高める効果が認められたことから,LINE での社会関係資本の一部はレジリエンスを高める可能性があるといえる.これらのことから,LINE の使用が LINE での社会関係資本を醸成し,LINE での社会関係資本が高いほど,使用者のレジリエンスが高まることが示唆された.
著者
森永 睦子 岡本 操 古川 聡子 河口 勝憲 末盛 晋一郎 通山 薫
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.282-289, 2016-05-25 (Released:2016-07-10)
参考文献数
12

救急医療の現場では,意識障害,ショック患者に薬毒物が関与している場合がある。原因検索の一手段として簡易法の薬物スクリーニング検査キットが利用されている。富士レビオ株式会社より国内販売されているINSTANT-VIEW® M-I(以下,INSTANT-VIEW)は覚せい剤(METH),大麻(THC),コカイン系麻薬(COC),ベンゾジアゼピン系(BZD),バルビツール酸系(BAR),三環系抗うつ薬(TCA)の6種類の薬物および薬物代謝産物の同時検出が可能である。また,操作法はワンステップと簡便であり,反応時間が7分と短い。しかし,判定方法がラインの消失をもって陽性となり,汎用の各種イムノクロマトグラフィー法とは反対であるため注意が必要である。健常人尿に各薬物の標準溶液を添加した模擬尿を用いた測定検出限界の検討では,添付書類の10倍以上の濃度でも検出されない薬物が確認された。今後,臨床検体での確認が必要と思われた。また,四環系抗うつ薬,抗精神病薬はTCAに対し交差反応を示した。INSTANT-VIEWを含むイムノクロマトグラフィー法では偽陽性や偽陰性反応を示す可能性があることを十分理解し判定結果を解釈することが重要である。
出版者
愛媛実業興信所
巻号頁・発行日
1929
著者
愛媛県商工団体聯合会 編
出版者
愛媛県商工団体聯合会
巻号頁・発行日
vol.昭和3年版, 1928
著者
森 ます美
出版者
昭和女子大学
雑誌
學苑 (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.868, pp.20-34, 2013-02-01

Non-regular workers have increased rapidly in the Japanese labor market over the past 15 years. The percentage of non-regular employment rose to 35.2% in 2011. Large wage inequality between regular and non-regular workers, and the low wages of non-regular workers have caused serious problems. Under these circumstances, for the past few years, the Worker Dispatching Act and the Labor Contract Act were amended in order to correct the differences in treatment of regular and non-regular workers, in order to bring about equal treatment. The revision of the Part-time Work Act is expected in 2013. These amended laws adopt legal principles that prohibit unequal working conditions for non-regular workers without objective reasons for those differences. However, these laws introduce personnel changes as "objective grounds." Personnel changes, therefore, will be used to justify treating regular workers and non-regular workers differently. In this article, I propose a wage system based on equal pay for work of equal value between regular and non-regular workers as the most reasonable method of eliminating wage inequality.

2 0 0 0 OA 海産植物学

著者
遠藤吉三郎 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1911
著者
佐仲 雅樹 安食 元 江川 直人 門馬 久美子
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.1462-1472, 2009 (Released:2012-07-17)
参考文献数
27

本稿では主として内視鏡初級者を対象に,以下の点を強調しながら,上部消化管出血に対する内視鏡止血の基本的手技を解説する.1)循環動態の評価と安定化が最優先される.初期輸液によって迅速に循環動態を安定させることが救命率向上につながる.循環動態が不安定な例では内視鏡は禁忌である.2)緊急であるからこそ,通常の検査以上に丁寧にスコープを操作する.嘔吐反射を誘発しないように過度な送気を慎む.3)適切な視野を確保することが内視鏡止血を成功させる鍵である.4)内視鏡止血が困難と判断したら,時期を逸することなくinterventional radiology(IVR)や緊急手術を選択する.
著者
今村 祐一朗 小嶋 圭介 廣佐古 進 平田 圭 東 美保子 柿本 裕貴 岡林 比呂子 濱田 昌平 渡邉 玲子 興梠 博次
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.273-276, 2016-08-31 (Released:2016-09-15)
参考文献数
7

慢性呼吸器疾患患者の排泄行動時の,酸素飽和度,息切れの程度の変化を検討した研究は少ない.本研究の目的は,排泄中の低酸素血症を客観的に評価することである.2015年2月から9月の期間に当診療科に入院した慢性呼吸器疾患患者15名に対して24時間 SpO2モニタリングを行い,排尿・排便中のSpO2値低下の程度を分析した.対象患者の平均年齢は61.2歳,男性9名,女性6名であり,基礎疾患は間質性肺炎 10名,慢性閉塞性肺疾患(COPD)2名,リンパ脈管筋腫症1名,また,肺切除術後患者が2名であった。SpO2値が90%未満となった患者割合は,排尿時 66.7%,排便時 71.4%であった.6分間歩行試験が行われていた7名の患者において,排泄時のSpO2値低下の程度は歩行時と同程度であった。排尿・排便時に歩行時以上のSpO2値低下を認める場合もあった.今後,排泄中の酸素吸入量の再設定や呼吸法の指導が必要である.
著者
壹岐 伸弥 大住 倫弘 赤口 諒 谷川 浩平 奥埜 博之
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.937-941, 2017

〔目的〕日常生活動作は概ね自立しているも在宅復帰に対する不安を強く訴えた症例の要因について明らかにすること.〔対象と方法〕対象は橋延髄梗塞によりWallenberg症候群を呈した患者 1 名.一般的な理学療法評価に合わせて,入院時から退院までの約150日間,1週間ごとに①10 m歩行試験,②自己効力感,③不安と抑うつ,④状態-特性不安の評価を実施した.〔結果〕10 m歩行試験と不安・状態不安,自己効力感と③・④との間に負の相関を認め,10 m歩行試験と自己効力感の間に正の相関を認めた.また,片脚立位時間の延長に伴いできる日常生活動作も拡大した.〔結語〕退院に向けて心身能力の改善が不十分であった症例に対して,前庭機能に着目した介入や心理面への考慮が必要であった可能性が示唆された.
著者
本間 健資
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.27-36, 1978 (Released:2007-03-29)
参考文献数
30
被引用文献数
3 4

マウスにmethamphetamine(MA)を40mg/kg i.p.投与して群居させると,1匹ずつ,隔離した時に比べて死亡率が大幅に上昇した.この死亡率は,同居する他のマウスがMAを投与されているか否かにより変化しなかった.マウスを1匹ずつ透明ケージに入れて並べても完全隔離マウスに比べて死亡率は高かった.群居マウスを収容するケ一ジの面積を大きくしても,死亡率はほとんど下がらなかった.Neurolepticsはいずれも少量でMA群居毒性に拮抗したが,clozapineは作用が弱く,sulpirideは無効であった.αおよびβ遮断薬のうちでphentolamineとpropranololが高い投与量で群居毒性に拮抗した.Reserpineとtetrabenazineの前処置は明らかに群居毒性に拮抗した.Tyrosine hydroxylase阻害薬であるH44/68は強力な拮抗作用を示したが,dopamine-β-hydroxylase阻害薬であるDDC,U-14,624,FLA63の拮抗作用はやや弱かった,MAを5mg/kg i.p.投与して群居させたマウスの死亡率は約3%であった.Reserpineの同時投与,clonidine,L-DOPA,MAO阻害薬であるtranylcypromine,atropine sulfate,methysergide,cyproheptadine,benzodiazepine系抗不安薬などは,MA5mg/kg i.p.投与時の群居毒性を増強した.Apomorphincは増強しなかった.MAを120mg/kg i.p.投与すると隔離マウスの死亡率は約90%であった.これに対しpropranololがわずかに抑制作用を示した他は,phentolaminc,chlorpromazine,haloperidolは大量投与でも全く抑制しなかった.以上の結果から,マウスはMAを投与された状態では他のマウスの存在を認識することが死亡率の上昇をもたらし,この現象には,catecholamine特にnorepinephrineの役割りが重要であるように思われる.Neurolepticsは,主に中枢におけるα遮断作用により群居毒性に拮抗する事が示唆された.
著者
大坪 天平
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.14-20, 2003-02-28 (Released:2010-09-09)
参考文献数
33