著者
Hung Thai Do Dong Thanh Nguyen Lan Anh Thi Nguyen Duong Huy Do Huy Xuan Le Xuan Mai Thi Trinh Hong Vy Nu Ton Ikumi Sawada Noriko Kitamura Nhat Minh Le Keisuke Yoshihara Thu Huong Thi Phan Chien Trong Bui Koya Ariyoshi Lay Myint Yoshida
出版者
国立感染症研究所 Japanese Journal of Infectious Diseases 編集委員会
雑誌
Japanese Journal of Infectious Diseases (ISSN:13446304)
巻号頁・発行日
pp.JJID.2016.512, (Released:2017-09-11)
参考文献数
24
被引用文献数
7

We investigated the prevalence of HIV drug resistance among high risk groups such as injecting drug user (IDU), female sex worker (FSW) and men having sex with men (MSM) in central Vietnam. We used HIV positive samples from 2012-2013 sentinel surveillance surveys. Study subjects were screened for HIV infection by standardized screening assays and the positive samples were further tested for HIV viral load and drug resistant mutations by in-house assays. Drug resistant mutations (DRMs) were determined using the Stanford University online sequence analysis tool. Their risk behaviors were also investigated. During the study period, 6,016 subjects were screened and 97 were positive (IDU: N=63, 3%, FSW: N=24, 0.8% and MSM: N=10, 1%). Ninety-two samples (45 from 2012 and 47 from 2013) were available for further testing. HIV viral load was detected in 56 (60.9%) samples and drug resistant genotyping was successfully performed in 40 (71.4%) samples. All were CRF01_AE, except for one (2.5%) IDU with subtype B. Thirteen individuals (32.5%) were carrying HIV virus with at least one HIV DRM: 9 IDUs, 1 FSW and 3 MSM. The HIV seroprevalence among high risk individuals in central Vietnam was low however high proportion of drug resistant HIV-1 was observed in high risk group.
著者
大橋 広和 高橋 裕樹 小原 美琴子 鈴木 知佐子 山本 元久 山本 博幸 牧口 祐介 玉川 光春 嵯峨 賢次 村上 理絵子 今井 浩三
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.407-413, 2004 (Released:2005-02-22)
参考文献数
23
被引用文献数
1 4

症例は40歳,女性.1995年5月頃より下腿浮腫が出現し膜性腎症によるネフローゼ症候群と診断,ステロイド大量投与により不全寛解を得た.また,同時期に頭部から四肢に拡大する角化性紅斑を認めた.1996年当院皮膚科にて毛孔性紅色粃糠疹(以下PRP)と診断されたが,治療抵抗性であった.1999年7月手指関節炎が出現,2000年4月に再び蛋白尿が出現し,同年8月当科入院となった.入院時,両手指遠位指節間(以下DIP)関節と右第4指近位指節間(以下PIP)関節に著明な腫脹を認めた.抗核抗体,リウマトイド因子,HLA-B27は陰性.関節X線上DIP・PIP関節の破壊を認め,関節MRIにて滑膜炎が確認された.加えて骨シンチグラフィーでは両中足趾節関節と左仙腸関節に集積をみた.関節症の特徴が乾癬性関節炎に類似しており,乾癬と同様皮膚の異常角化を主徴とするPRPに伴う関節炎と診断した.膜性腎症に対してステロイド大量投与を施行後,いったん関節症状は改善したが,手指関節の破壊は急速に進行した.2002年4月よりシクロスポリンAを併用し,関節炎の消退傾向を認めている.PRPに合併する関節症の報告例は少なく,その病態解析には今後の症例の蓄積が必要である.

2 0 0 0 OA 証詞の百合花

著者
山本静也 (伊方亭主人) 著
出版者
文港堂
巻号頁・発行日
1889
著者
Marie OMORI Shingo MAEDA Hirotaka IGARASHI Koichi OHNO Kosei SAKAI Tomohiro YONEZAWA Ayako HORIGOME Toshitaka ODAMAKI Naoaki MATSUKI
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.17-0045, (Released:2017-10-06)
被引用文献数
34

Although alteration of commensal microbiota is associated with chronic gastrointestinal (GI) diseases such as inflammatory bowel disease (IBD) in dogs, the microbiota composition in intestinal lymphoma, an important differential diagnosis of canine IBD, has not been investigated. The objective of this study was to compare the fecal microbiota in dogs with IBD, dogs with intestinal lymphoma, and healthy dogs. Eight dogs with IBD, eight dogs with intestinal lymphoma, and fifteen healthy dogs were included in the study. Fecal samples were analyzed by 16S rRNA gene next-generation sequencing. Rarefaction analysis failed to reveal any difference in bacterial diversity among healthy dogs and diseased dogs. Based on PCoA plots of unweighted UniFrac distances, the bacterial composition in dogs with intestinal lymphoma was different from those observed in dogs with IBD and healthy dogs. When compared with healthy dogs, intestinal lymphoma subjects showed significant increases in organisms belonging to the Eubacteriaceae family. The proportion of the family Paraprevotellaceae and the genus Porphyromonas was significantly higher in dogs with IBD compared to healthy dogs. These observations suggest that dysbiosis is associated with intestinal lymphoma as well as IBD in dogs.
著者
前嶋 和弘
出版者
Japanese Association of Electoral Studies
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.203-213,259, 2003

本論文は,連邦議会で2002年春,可決された選挙資金改革法案の決定要因を計量的に解明し,政治資金制度はどのような力学で決定されているか,分析する。同法は,現行の1974年連邦選挙運動法を改正し,党勢拡大を名目とする政党向け献金などを含めた現行の政治資金規制を受けない「ソフトマネー」を規制する一方で,個人献金の上限をこれまでの2倍に拡大する点などがうたわれている。分析では,「得票マージン差が少なく激戦区であるほど,法案に反対する」とした仮説などが実証された。しかし,「在職年数が長ければ長いほど,反対票を投じる確率が高い」とする仮説については,民主党の議員の場合には,検証されたが,共和党の議員の場合,在職年数につれて,法案に賛成する確率が高くなるなど,仮説で捉え切れなかった議員の論理などもいくつか,明らかになった。
著者
Strauss Leo 石崎 嘉彦
出版者
青土社
雑誌
現代思想
巻号頁・発行日
vol.24, no.14, pp.185-197, 1996-11
著者
近藤 存志
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.125-138, 2007-03-30

イギリス国会議事堂が1834年に焼失したことから,その翌年,ゴシック様式ないしはエリザベス朝様式による議事堂の再建に向けた設計競技が開催された。審査を経て1836年の1月に発表された当選案は,新古典主義の建築家として知られたチャールズ・バリーのゴシック様式でまとめられた設計案であった。この設計競技でのバリーの勝因をめぐっては,若いゴシック・リヴァイヴァリスト,オーガスタス・ウェルビー・ノースモア・ピュージンを「アシスタント」として雇用したことが功を奏したと考えられている。しかしこのピュージンの雇用をめぐっては,「単なるアシスタント」から「影の建築家」まで,その具体的な役割についてこれまで諸説伝えられてきた。19世紀当時のイギリスにおいても,ピュージンの働きは装飾のデザインや設計図面の作成を担当する補助的なものであったと考える人々がいた一方で,新古典主義建築を得意とするバリーに変わって,実際の設計はほとんどすべてピュージンの手によるものであったと主張する人々もいた。そしてこの二人の関係は後に,「新しいイギリス国会議事堂の本当の建築家は誰であったか」という前代未聞の,そして未だに明確な答えが得られていない論争を生み出すことになった。本稿は,ピュージンとバリーの死後,主としてピュージンの息子で自らもゴシック・リヴァイヴァルの建築家であったエドワード・ピュージンとチャールズ・バリーの息子で後にシドニー主教となったアルフレッド・バリーの間で繰り広げられた「イギリス国会議事堂の本当の建築家は誰であったか」をめぐる論争の全容を明らかにしようとするものである。その際,特にエドワード・ピュージンとアルフレッド・バリーが1860年代に相次いで出版した3冊の小冊子,すなわち1867年にエドワード・ピュージンが出した『イギリス国会議事堂の本当の建築家は誰か─チャールズ・バリー卿の手紙とオーガスタス・ウェルビー・ピュージンの日記に見出される真実の記録』(Who Was the Art Architect of the Houses of Parliament: A Statement of Facts, Founded on the Letters of Sir Charles Barry and the Diaries of Augustus Welby Pugin)とアルフレッド・バリーがこれに対する反論としてその翌年に出版した『新ウェストミンスター宮殿の建築家─エドワード・ピュージン氏への回答』(The Architect of the New Palace at Westminster: A Reply to the Statements of Mr. E. Pugin),そしてさらにこれに応じる形でエドワード・ピュージンが同じ年に出版した『イギリス国会議事堂に関するE・W・ピュージンの「見当違いな主張」に対してアルフレッド・バリー司祭が示した回答について』(Notes on the Reply of the Rev. Alfred Barry, D.D. to the "Infatuated Statements" Made by E. W. Pugin, on the Houses of Parliament)の内容を中心に検討している。
著者
甲田 雅一 福原 淳子 竹内 美香 大川原 正文 松崎 廣子 遠井 初子 古畑 紀子 丸山 美樹 佐々木 希実 沢辺 悦子 池田 昭 鈴木 ツル 佐藤 仁美 高橋 一郎 木村 冨美子 野村 久子 小野 恵美
出版者
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
雑誌
The Japanese Journal of Antibiotics (ISSN:03682781)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.458-468, 1999

<I>Pseudomonas aeruginosa</I>に対する各種抗生物質の抗菌力は分離施設の使用抗生物質の種類や量により影響されることが多く, ある施設で有効とされる抗生物質が他の施設でも有効とは限らない。真に抗菌力に優れる抗生物質とはMICが低く, 薬剤耐性が進行し難い薬剤であり, そのような抗生物質こそ, どの施設からの分離菌に対しても有効と言えるであろう。著者らは薬剤耐性が進行し易い抗生物質ではMICの施設間差が大きいと考え, 6施設から分離した<I>P.aeruginosa</I>に対する各種抗生物質のMICとMICの施設間差を調査し, その結果をスコア化して, 総合的に抗菌力を評価する試みを行った。その結果, 真に<I>P.aeruginosa</I>に対する抗菌力に優れる抗生物質はimipenem, cefozopran, ceftazidime, cefsulodin, amikacinなどであると考えられた。本報告で提案した解析方法は, 入院患者の細菌感染症に対する優れた抗生物質の評価のための一方法になり得ると考える。
著者
中 真生
出版者
神戸大学
雑誌
紀要 (ISSN:02885808)
巻号頁・発行日
no.41, pp.19*-52*, 2014-03-10
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.243, pp.41-43, 2004-12

人が同じ過ちを繰り返すのは、なぜなのか。東京大学の名誉教授で、「失敗学」の権威でもある畑村洋太郎教授は、「『なぜ失敗したのか』という原因を分析しないからだ」と話す。 自らの失敗を分析し、原因を見つけ出す。簡単そうな作業に思えるが、意外と難しい。人間は、「嫌なものからは目を背けたがる」からだ。 日常的なちょっとした過ちなら、それも許される。
著者
Kazuo FUJITA
出版者
プシコロギア会
雑誌
PSYCHOLOGIA (ISSN:00332852)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2-3, pp.71-72, 2016 (Released:2017-09-21)
参考文献数
11