著者
王 笑寒 Oky Dicky Ardiansyah PRIMA 伊藤 久祥 今渕 貴志 蛇穴 祐稀
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.705-706, 2015-03-17

近年,パンフレットや商品などに対する顧客の注目部分を計測し,その分析結果をマーケティングへ応用することが盛んに行われている.注目部分の計測において,複数人の視線を同時に推定したり,常に移動する人物の視線を追尾することは困難である.本研究では,単眼カメラを利用して,様々な照明条件下での複数人の顔向きを推定し,3次元仮想空間においてそれぞれの顔向きのベクトルを延長して対象の商品にヒートマップを描画する技術を開発し,実時間における顧客の注目領域を収集するシステムの開発を試みる.実験の結果,通常の65°画角を持つWebカメラにより最大3人の顔向きと注目領域のヒートマップを実時間で生成することに成功した.

1 0 0 0 OA 馬祖大師の禅

著者
伊藤 古鑑
出版者
禅学研究会
雑誌
禅学研究
巻号頁・発行日
vol.26, pp.8-35, 1936-12-25
著者
和田 悟朗 伊藤 千賀子
出版者
The Chemical Society of Japan
雑誌
日本化學雜誌 (ISSN:03695387)
巻号頁・発行日
vol.78, no.11, pp.1694-1699, 1957

非電解質の水溶液に対する電解質の塩析作用をあらわす式としてさきに本文(1)式をみちびいたが,本報ではこの式の低用例として16種類の1-1型電解質水溶液へのジエチルエーテルの溶解度の測定値と計算置との比較を行った。電解質の塩析作用の大きさの順は本文(4)の順となる。またMillerの求めた電解質の水和数hおよびイオン接近距離αの値を用い,パラメーターΔS1を適当にえらんで計算した溶解度は電解質のmolality m=0.1~1.0の範囲内では0.1の誤差範囲内で実測値とよく一致するが,電解質の高濃度で乃をそのまま用いると,溶媒の全本秀子がすべてイオン水和水になるという矛盾を生じ,(1)式は物理的意義を失い,計算値は負の浩解度を示すだけでなく,イオン水和層内における局部溶解度S1も負となる。Si=Oとなるようなイオン水和数hoを定義してみると,種々のイオンのhoはアルカリ金属イオン,ハロゲンイオンに関して規則性を示し,前者ではイオン水和エネルギーの小さいほど,後者ではイオン水和エネルギーの大きいほど大きい値を有し,電解質の塩析作用の程度を予想することができる。
著者
原田 亜季 伊藤 さやか 馬場 きみ江 好田 稔規 水津 智樹 藤嶽 美穂代 山口 敬子 藤田 芳一
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 = Japan analyst (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.58, no.8, pp.681-686, 2009-08-05
参考文献数
23

アシタバ含有カルコン誘導体の4-Hydroxyderricin(以後{Hy}とする)及びXanthoangelol(以後{Xa}とする)を用いるチタン(IV)の新規吸光光度法を開発した.{Hy}の場合,モル吸光係数(&epsilon;)は,&epsilon;=6.24×10<sup>4</sup> L mol<sup>-1</sup> cm<sup>-1</sup>,相対標準偏差(RSD)は0.65%(<i>n</i>=6),{Xa}の場合&epsilon;=6.02×10<sup>4</sup> L mol<sup>-1</sup> cm<sup>-1</sup>,RSD=0.53%(<i>n</i>=6)であった.{Hy}と{Xa}は共に,従来のチタン(IV)吸光光度法に比べ,共存物質の影響も極めて受けにくく,選択性にも優れている.また,本法を,酸化チタン含有用品中のチタン(IV)分析に応用したところ,測定値,回収率とも良好な結果が得ることができた.これらの天然色素が分析用有機試薬として十分利用できることを認めた.
著者
穐山 浩 高木 彩 井之上 浩一 鈴木 美成 伊藤 里恵 涌井 宣行 浅井 麻弓 杉浦 淳吉
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.187-192, 2021-12-25 (Released:2021-12-25)
参考文献数
9
被引用文献数
1

食品中の残留農薬に関する正確な知識を促進するために,残留農薬のリスクコミュニケーションに関するシンポジウムプログラムをWeb開催した.リスクコミュニケーションプログラムは,プログラム前後のオンラインアンケート調査を使用して統計学的に評価した.105名の有効な参加者のアンケートを回収した.リスクコミュニケーションプログラムは,プログラム後のアンケート結果の分析により,プログラム後の理解と関心の点において効果的であったことが示された.プログラム前の残留農薬のリスク認知や安全性評価の認知は,残留農薬の基準値を確立に関する認識と有意に正の相関性があった.プログラム後のリスク認知はプログラム前よりも有意に高く,プログラムによりリスク認識が増加したことが示唆された.重回帰分析では,プログラム前に残留農薬の安全性評価に関する意識や基準値設定に対する認知が高い参加者ほど,プログラム後の理解度やリスク認知が高くなることが示唆された.
著者
伊藤 聖子 成田 真由美 加藤 陽治
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.104, pp.105-110, 2010-10-20

ツルアラメは,独特の苦味や不快なえぐ味をもつが,海藻特有の粘質多糖類を含むことから豊富な食物繊維の給源と考え,食物繊維が不足しがちな肉料理のなかでも,中学校家庭科で必ずとりあげられるメニューであるハンバーグにツルアラメを添加,調理加工法について検討した。青森県大間町沿岸で採取されたツルアラメを材料にハンバーグを作成,ツルアラメの食感を活かしつつ,独特のえぐ味やぬめりを感じさせないミキサー破砕物を添加したものが,最も高い評価が得られた。一般的な一人分のハンバーグ生地に,ミキサー破砕したツルアラメを4g 添加することで,1日の食物繊維摂取目標の約10.4% を占める2.6gの食物繊維を摂取できることがわかった。
著者
鈴永 紗也 藤田 和之 白井 僚 伊藤 雄一
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.230-240, 2021-12-24 (Released:2021-12-24)
参考文献数
30

We propose CoiLED Display, a stripe-shaped flexible display that can be wound around various objects. CoiLED Display is composed of a large number of chip LEDs arranged in a row, and the object wound by CoiLED can display image information. To recognize the configuration of display units wound around an object, the system conducts calibration by capturing the lighting of the LEDs with a camera and obtaining their relative positions with image processing. We evaluated the performance of the prototyped CoiLED Display from four aspects: processing time, refresh rate, power consumption, and physical flexibility. We then conducted a design study to evaluate the usability of the CoiLED Display and explored its application design space. The results suggest that the participants generally accepted our system, including the calibration process. In addition, the participants came up with a wide range of application area (e.g. wearable displays, public displays).
著者
治田 将 難波 陽介 内山 京子 伊藤 昌彦 佐々木 慎二 絹川 将史
出版者
公益社団法人 日本繁殖生物学会
雑誌
日本繁殖生物学会 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.114, pp.P-14-P-14, 2021

<p>【目的】精巣に微小石灰化が起こり,精液性状が不良になる黒毛和種種雄牛が確認されている。これらの種雄牛は,近い血縁にあり,精巣の造精機能に遺伝的な異常を抱える可能性がある。本研究では,精巣微小石灰化に関する遺伝的な要因を明らかにするため,精液性状,精巣組織の形態学的解析,RNA-seqによる精巣内遺伝子発現の網羅的解析を行った。【方法】精液および精巣は,家畜改良事業団繋養の黒毛和種種雄牛8頭(正常牛6頭,精巣微小石灰化発症牛2頭)から採取した。射出精液は,繋養開始時(0歳または1歳)から精巣採取時まで断続的に採取した。精巣の採取時年齢は,正常牛は5~14歳,発症牛は8歳および10歳であった。精液性状は,射出精液の精液量,精子濃度,総精子数,精子活力,凍結精液の融解後の精子活力で確認した。精巣組織の形態は,ブアン固定後にパラフィン包埋切片を作製し,HE染色で確認した。RNA-seqは,シーケンスリードを牛リファレンスゲノム(ARS-UCD1.2)にマッピングした後,RSEMおよびedgeRを用いて相対量の解析および統計処理を行った。【結果】2頭の発症牛は,6歳または8歳で精子濃度および総精子数が低下し,続いて精子活力が急激に低下する経過を辿った。精巣採取時点におけるこれらの種雄牛の精巣の精細管内腔には精細胞が少なく,2頭とも同様な精巣内構造の異常所見が確認された。2頭の発症牛は半兄弟であり,ほぼ同様の経過を辿っていることから,同一の遺伝的な要因の影響が示唆された。発症牛の精巣mRNA相対発現量は,1324種に有意な変動が確認された(FDR<0.01)。そのうち発現量が増加した遺伝子は1087種であり,TRH,AMDHD1,CLCC1等があった。低下した遺伝子は237種であり,PSMD1,AKAP11,SSR1等があった。また,スプライシングバリアント間の発現変動も検出された。これらの遺伝子は,精巣微小石灰化への関与が示唆された。本研究はJRA畜産振興事業による助成を受けて実施した。</p>
著者
遠藤 俊毅 伊藤 明 冨永 悌二
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1151-1159, 2021-11-10

Point・脊髄脊椎外科の魅力は,正しい診断と手術により患者の症状を劇的に改善できることにある.・画像を直すのではなく,患者を治す.そのために,神経診察により患者症状の責任病変を絞り込むことが大切である.・画像所見はあくまでも神経診察による診断を確認するために使用する.その際,同一椎間板レベルにおける神経根と脊髄髄節レベルの「ずれ」に注意する.・患者の訴えを聴き,姿勢や動きによる症状の変化に注目する.
著者
伊藤 有気 長尾 智晴
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.239-240, 2019-02-28

少ない試行回数でも効率的に最適解を発見できる手法として,ベイズ最適化が近年注目を集めている.しかし,既知の探索点が極端に少ない場合には探索性能が悪化するという欠点がある.本研究では,実験コストが高く試行回数に強い制約があるケースに対して,次の探索点を既知の探索点の周辺に制限する改良手法を提案する.ベンチマーク関数を対象とした実験ではより安定して高精度な解を獲得することに成功した.また,本手法を人工光型植物工場での作物の重量最大化問題に適用した.6変数で約10試行という限られた実験回数ながら,従来よりも成長量の大きい環境条件を発見することに成功した.
著者
伊藤 嘉浩
出版者
山形大学人文学部
雑誌
山形大学大学院社会文化システム研究科紀要
巻号頁・発行日
no.10, pp.21-31, 2013-10

This paper examines and analyzes case studies from Yamagata Prefecture of corporate and organizational management in the Great East Japan Earthquake. Specifically, it employs interviews to identify the kinds of problems that arose for 11 major companies and organizations in Yamagata Prefecture, a neighboring prefecture to Fukushima Prefecture, in the Great East Japan Earthquake, and how top management of each company or organization managed such problems. In doing so, it elucidates some aspects of corporate and organizational management in the Great East Japan Earthquake that had not been identified before.
著者
橋本 知幸 伊藤 靖忠
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.53-59, 2007
参考文献数
12
被引用文献数
1

チャバネゴキブリの日周性や薬剤処理面への忌避行動の自動観察のための装置を,レーザー光センサーを用いて構築した.光条件を14L:10Dに設定して,雄成虫を自由に活動させたところ,暗時間帯におけるセンサ一部での通過数は,明時聞に比べて有意に多く(<i>p</i><0.01),これまでに知られていたゴキブリ類の夜間活動性を確認することができた.この傾向は雌成虫や1齢幼虫でも見られた.また雄成虫を24Dないし24Lの光条件に馴化させた場合,本来の日周性が乱れる傾向が観察された.ディートとペルメトリンをベニヤ板に処理した場合の,処理面上の通過数を観察した結果,ディートでは4 g/m<sup>2</sup>処理区でほぼ完全に通過忌避が認められたものの,ペルメトリンでは0.8 g/m<sup>2</sup>処理区で処理1日後に30%以上の平均ノックダウン率が認められたにもかかわらず,対照区との間で通過数に有意差は認められなかった.