著者
神末 武彦 加藤 彰 Takehiko Kozue Kato Akira
巻号頁・発行日
vol.12, pp.101-118, 2014-03-31

2011 年に宮古空港にスカイマークが低価格運賃戦略を持って就航した。それまで既存の日本トランスオーシャン航空と全日本空輸の2 つの航空会社で高留まり傾向にあった航空運賃がこれを機に下落して低運賃競争に転じ、熾烈な戦いが繰り広げられるところとなった。この地域の入域者はほぼ航空輸送に頼っており、那覇・宮古の航空路線を検証することによって、運賃の低価格化が宮古島への航空需要喚起と観光客を増加させ、それら観光客がもたらす宮古島への経済波及効果が高まり地域経済の活性化をもたらしたのかを検証することができる。スカイマークの参入により航空機を利用する人数は総体で増加したものの、宮古地域に入域者する観光客数と経済波及効果について大きく影響したとはいえない。これらを検証するため、沖縄県、宮古島市や航空会社から集めた実績や予測と担当者へのインタビューを通して、総合的に集約・分析して研究をまとめた。
著者
植田 圭輔 高見澤 悠 岩本 伸一 加藤 義之 島津 昌之
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. B, 電力・エネルギー部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. B, A publication of Power and Energy Society (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.131, no.2, pp.175-180, 2011-02-01
参考文献数
10
被引用文献数
1

With the high economic growth era until 1990s, the power demand increased sharply year by year. Therefore, the electric power utilities installed many electric power facilities along with the predicted demand. However, in recent years, fewer infrastructures have been installed because electric power demand growth is saturated due to low economic growth. Therefore, in electric power facilities planning, it has been necessary to form a rational renewal planning which also considers social influence factors such as the construction quantity. In this paper, we propose a new transmission renewal planning method using Supply-end Reserves and Line Flow Sensitivities. We carry out simulations for the IEEJ EAST 10-machine -O/V model system and determine the transmission planning priority order to confirm the validity of the proposed method.

1 0 0 0 腸チフス

著者
加藤 貞治
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.170-176, 1976-03-01

概念 Salmonella typhiの感染によって起こる熱性の全身感染症で,消化器のリンパ組織に特異な病変を生じ,菌血症,高熱,比較的徐脈,バラ疹,脾腫,白血球減少を主徴とする急性法定伝染病である.
著者
加藤 駿平 金井 純子 中野 晋 湯浅 恭史 徳永 雅彦
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F6(安全問題)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.I_131-I_139, 2020

<p> 平成30年7月豪雨では広島県の沼田川流域で堤防からの溢水や決壊が生じ,三原市内の複数の高齢者施設で浸水被害が発生した.そこで,被災した3施設を対象に被害状況,水害発生時の避難行動,被災後の業務再開状況等について聞き取り調査を実施した.また,聞き取り調査から得られた浸水過程や避難行動を確認し,詳細分析を行うため,各施設周辺の浸水痕跡調査及び沼田川流域を対象とした河川氾濫数値解析も実施した.浸水エリア内の微高地に立地する施設では臨時の避難場所の役割を果たしたが,避難者との連携が課題となった.深刻な床上浸水被害を受けた施設では緊急時の職員参集体制,近隣の支援者の確保など,水害を想定した具体的な避難計画の作成が急務であることが明らかとなった.また,災害休業時における雇用対策も事業継続上重要な課題であることがわかった.</p>
著者
加藤 善一郎
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.974-977, 2020

開発当時使用されていた銅鉛合金を使用してマイクログルーブ軸受の検討をしていたので、検討結果を報告する。エンジンテストベンチでのマイクログルーブ軸受の磨耗試験で溝の深さに対する幅の比の最適値が明らかになる。適正に設計されたマイクログルーブ軸受の摩擦損失トルクは、平滑軸受と比べてわずかに低減している。その分、オイルクリアランスの上限が縮小可能と考える。適正に設計されたマイクログルーブ軸受の耐久試験で焼付き・疲労など全く見られず摩耗についても良好な結果が得られた。マイクログルーブ軸受の最適な溝寸法は、溝の深さ2.5~4.5μmそして溝の幅0.15~0.25mmである。
著者
竹島 未紗 喜多 千草 加藤 隆 吉野 孝 山本 里美
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.397-398, 2015-03-17

現代の日本では、今後ますます少子高齢化が進むと予想されている。人生の最期を自分の望むように自分で準備する、「終活」という言葉も生み出され、2012年には新語・流行語大賞に選出されるほど注目を浴びた。しかし、「終活」の一環であるエンディングノートの利用率、及び記入率は、その認知度の高さと比べて低く、6.0パーセント程度(ライフメディアリサーチバンク調べ)であるとの調査結果もある。そこで本研究では、既存のエンディングノートや終末期医療のプランニング(Advance Care Planning)の作成フォームを調査し、それらをユーザ視点から検索しやすいシステムを構築し、老後の医療や人生の終わり方についての文書作成を支援することを目指す。
著者
中田 誠司 増田 広 佐藤 仁 清水 信明 鈴木 和浩 今井 強一 山中 英壽 斉藤 浩樹 中村 敏之 加藤 宣雄 高橋 修 矢嶋 久徳 梅山 和一 篠崎 忠利 大竹 伸明 関原 哲夫 猿木 和久 鈴木 慶二
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.86, no.9, pp.1483-1487, 1995-09-20
参考文献数
18
被引用文献数
2 2

(背景と目的) 同一家系内に発生した前立腺癌患者の臨床病理学的特徴について検討した.<br>(対象と方法) 親子または兄弟に発生した7組 (14例, 親子2組, 兄弟5組) の前立腺癌患者 (F群) と, 1987~1993年の間に群馬県およびその近郊の病院で, 未治療の状態で発見された前立腺癌患者1,741例 (G群) を比較検討した. 両群の平均年齢が異なるため, 生存率は相対生存率を求めた.<br>(結果) 診断時年齢は, F群が54~86歳まで分布し, 平均68.1±8.5 (S. D.)歳, G群が47~97歳まで分布し, 平均74.2±8.3歳で, F群で平均年齢が低い傾向であった. 臨床病期, 組織学的分化度は, F群で早期癌の占める割合が高く, 低分化癌の占める割合が低い傾向であった. 予後は, 3年および5年相対生存率はF群で82.4%, 57.6%, G群で84.3%, 73.9%で, 5年の時点ではF群の生存率が低い傾向であったが, 全体的には両群の間にほとんど差はみられなかった. F群では死因の明らかな6例のうち4例 (66.7%) が前立腺癌死であるのに対し, G群では死因の明かな398例のうち前立腺癌死は224例 (56.3%) であった.家系の病歴に関しては, F群で前立腺癌の2人を除いた他の癌患者がいたのは6家系中3家系であった.<br>(結論) 家族性前立腺癌は, 診断時年齢が若く, 早期癌が多く, 低分化癌が少ない傾向であった.
著者
古沢 照幸 加藤 義明
出版者
東京都立大学都市研究センター
雑誌
総合都市研究 (ISSN:03863506)
巻号頁・発行日
no.37, pp.p121-133, 1989-09

石垣,白河,稚内,東京の4地域の小学生,中学生,高校生,大人(小,中,高の親)を対象とし,56の東京へのイメージ項目,東京への知識度,東京の情報をどれだけ欲しいかという情報獲得度や性別,年齢などの基本的属性について質問した。56の項目の因子分析(factor analysis) の結果,東京砂漠, Enjoy東京,先進都市,きたない,便利,ビジネス都市の因子構造を確認した。確認された結果は次の通りである。地区別ではネガティヴイメージ(東京砂漠,きたない)で地方サンプルが高く,ポジティヴイメージ(Enjoy東京,便利)で東京サンプルのイメージ得点が高かった。ポジティヴイメージである先進都市ではこの通りではなかった。知識度については知識度低群でポジティヴイメージが低く,ネガティヴイメージが逆に高い。地区別の結果にこの知識度の影響も考えられる。地方サンプルでの東京へ"行ったことがない","行ったことがある","住んだことがある"という経験要因では経験あり群の方が各イメージ得点が高くなる傾向にあった(ネガティヴ.ポジティヴ共)。きたないイメージでは地方サンプルと東京サンプルとの得点差を開く要因となっている。また東京砂漠イメージでは"住んだことがある"より"行ったことがある"方が高い得点を示した。地方サンプルでは情報獲得の各イメージへの影響が知識度より大きかったが,東京サンプルではこの傾向は見られなかった。発達的には地方サンプルで発達段階が上がるにつれほとんど(6イメージのうち5)のイメージ得点は高くなる傾向にあるが,東京サンプルではこのような傾向は一部のイメージにあるだけであった。発達の影響が特に大きいのは東京砂漠イメージで対人関係に関するイメージであることが発達的に徐々にこのイメージを作り上げていくのではないかと考えられる。
著者
古沢 照幸 加藤 義明
出版者
東京都立大学都市研究センター
雑誌
総合都市研究 (ISSN:03863506)
巻号頁・発行日
no.37, pp.p55-70, 1989-09

東京,大阪,白河,石垣,稚内の5地域に住んでいる人々を対象に東京イメージと大阪イメージについて質問を行った。なお白河,石垣,稚内についてはこれらを合わせ地方サンプルとして結果を出すこととした。被調査者は小学生,中学生,高校生とその両親であった。調査項目は56のイメージ項目,東京または大阪への居住経験を問う項目に性別,年令などの基本的属性を問う項目が加わっている。初めに東京イメージと大阪イメージの因子構造を決定するため全サンプルを対象に両イメージについてそれぞれ因子分析を行った。その結果5つの因子が抽出され,それらは両イメージに共通のものであった。因子名は「先進性」,「砂漠性(東京砂漠,大阪砂漠)」,「Enjoy(Enjoy東京, Enjoy大阪)」,「きたない」,「便利」であった。以下この5つの因子を基本とし指標尺度を作成し,比較検討を行った。諸結果は以下の通りである。東京イメージ,大阪イメージそれぞれについて各地域サンプルの指標尺度の得点を比較した。「先進性」,「砂漠性」,「きたない」は両イメージとも地方サンプルが東京サンプルや大阪サンプルの得点より高かった。各地域サンプルにおける東京サンプルと大阪サンプルの比較では,東京サンプルはすべての指標尺度が東京イメージの方が大阪イメージよりも高い得点を示していた。地方サンプルは「Enjoy」以外のすべての指標尺度で東京イメージの得点が高かった。大阪サンプルでは「Enjoyj」と「便利」で大阪イメージの得点が高く,他の3指標では東京イメージの得点が高かった。「先進性」,「砂漠性」,「きたない」はこの結果から東京に特徴的なイメージであると考えられた。これらの結果と経験要因の結果を合わせた検討によって3つのルートによるイメージ形成が考えられた。「Enjoy」,「便利」のようにその地に生活し,経験することによって形成されるイメージ(生活経験ルートイメージ), 「砂漠性」,「きたない」のように経験を通して現在住んでいる地域と対象都市を比較することによって形成されるイメージ(経験比較ルートイメージ), 「先進性」のように経験に直接関連せず,住んでいる地域との比較によって形成されるイメージ(非経験または間接経験ルートイメージ)の3ルートイメージである。これは諸結果による総合的な判断によるが,実際に3つのルートによってイメージが形成されているかどうかは,実験的な研究の裏づけも必要となろう。
著者
西尾 誠一郎 林 祐一 加藤 新英 大野 陽哉 和座 雅浩 長尾 洋一郎 向野 晃弘 中根 俊成 下畑 享良
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.522-529, 2021 (Released:2021-08-30)
参考文献数
16

弓道において,弓を放つ際,「早気,もたれ,びく,ゆすり」と呼ばれる4種類の状態が生じ,上達に支障を来す.種々のスポーツで認めるイップスの定義に当てはまるが,これまでほとんど検討されていない.これらの頻度や分類の意義,危険因子について明らかにすることを目的に,大学生を対象とした検討を行った.アンケートを行った65名中41名(63.1%)にいずれかの経験があり,「早気」が最も多かった(のべ35名;85.3%).イップス発症の危険因子として,経験年数が長いことが関与していた.病態は未だ不明なことが多いが,「もたれ」のみ単独で出現し,その特徴からも動作特異性局所ジストニアの関与の可能性が疑われた.
著者
新井 隆太 加藤 竜男 西池 修
出版者
北海道整形外科外傷研究会
雑誌
北海道整形外科外傷研究会会誌 = The Journal of Hokkaido Orthopaedic Traumatology Association (ISSN:09146083)
巻号頁・発行日
no.24, pp.76-80, 2008-03-31
被引用文献数
1

大腿骨頚部骨折に対しHannson pin を用いた骨接合術術後に,大腿骨転子下骨折を生じた2例を経験した.症例1は74歳女性.Hannson pin により大腿骨頚部内側骨折骨接合術を行い術後7日目に転倒し,遠位ピン刺入部で骨折を認め,Hannson pin を抜去しEnder 釘による骨接合術を施行した.症例2は42歳男性.Hannson pin による骨接合術を行い,術後6週にトイレでかがんだ際に大腿部痛を自覚し,遠位ピン刺入部で骨折を認めた.Hannson pin を抜去しEnder 釘による骨接合術を再度施行した.症例1では骨脆弱性が基盤にあり,転倒によりHannson pin 刺入部の大腿骨外側骨皮質欠損部に外力が集中し,転子下骨折が生じたと考えられた.症例2では股関節屈曲時に,腸腰筋収縮による応力がHannson pin 刺入部およびガイドピン打ち直しにより生じた大腿骨外側骨皮質の骨脆弱部に集中し,骨折したと考えられた.Hannson pin による骨接合術では,刺入部の大腿骨外側骨皮質の強度を低下させる原因となるガイドピンの打ち直しを避ける必要があると考えられた.また,骨粗鬆症の程度が強い症例では荷重を遅らせるなどの術後リハビリテーションの工夫が必要であると思われた.
著者
加藤 紘一 井上 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1309, pp.128-131, 2005-09-26

問 今回の総選挙は自由民主党が絶対安定多数(269議席)を大きく上回る296議席を確保しました。公明党と合わせれば与党で327議席と、総定数の3分の2を超える圧勝に終わりました。 答 あまりの勝利でみんな落ち着かない。国民も驚いている。ただ、今週末の日曜日(総選挙1週間後の9月18日)に、もう1回選挙やったら自民が大敗するかもしれないですね。
著者
加藤 大樹 柴田 智行 疋田 裕二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.423-427, 2021

<p>「AI顔認識」技術(映像に映っている人間の顔が誰であるか自動認識する技術)を用いて,被写体確認作業を高精度化かつ高速化することによりテレビ番組の制作支援を行い,2019年の「参議院選挙特番」では,①誤報防止(99%超の認識精度),②迅速な報道(被写体確認時間の短縮によりVTRのOA率が前回の約2倍に向上),③作業省力化(確認役スタッフを一部削減)の成果を実現した.</p>
著者
吉田 由起子 柳瀬 隆史 加藤 孝史 小柳 佑介 浅井 達哉 大堀 耕太郎
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2019年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.70-73, 2019-12-25 (Released:2019-12-23)

選挙候補者の当落を根拠付きで高精度に判定することを目指して、富士通研究所が開発したAI技術「Wide Learning」による選挙当落判定フレームワークを構築した。従来の選挙予測は分析者のスキルや情報源に強く依存する。一方、本研究では AIの入力データとして候補者の公認政党・趣味・主張、選挙区の特性等の公開情報と、有権者からの支持率等の一般的に用いられる調査データを使用することにより、一定の普遍性を有する選挙予測を可能としている。また、高精度の当落予測のみならず当落要因の知識発見も実現している。2016年参院選データで学習したモデルによる 2019年参院選選挙区の候補者の当落判定結果を評価しモデルの有用性について考察する。